火星と木星の間にあるアステロイドベルト帯でのホワイト隊との合同演習を終えたヤマトとアマテラスは雷王作戦に参加すべくガニメデ基地に向かっていった・・・
ここで時系列を半月前に戻し場所も変わる。
ここは時空管理局本局の次元航行艦用ドック。ここで元機動六課隊長の八神はやては親友のフェイトに謝っていた。
「すまへんなぁ、フェイトちゃん。うちやリンディさん、レティさんも頑張ったんやけど」
「大丈夫だよ。今回私とティアナが参加する訓練航海は近海までしか行かないし」
何故彼女が謝っているのかと言うと、今回フェイトたちが参加する遠洋航海訓練に護衛の艦を付けられなかったからだ。最近時空管理局所属の次元航行艦『ノア』を筆頭にして多数の次元航行艦の行方不明事件が多発していたからである。
実は彼女たちは知りえないが、時空管理局所属の行方不明艦の多くはデスラーの下にはせ参じようと航行していたガミラス残党や地球から敗走してきたガトランティス艦を無理やり臨検しようとして返り討ちに会っていただけなのだが・・・
「そうか。でも気を付けてな?」
「うん。じゃ行ってくるね」
「行ってきます」
そうして彼女たちが乗った次元航行艦『テリオス』は次元の海(宇宙空間?)に乗り出していった。
そして時系列をもとに戻し場所ももとに戻る。
木星圏カリスト軌道
アマテラス艦橋
「木星圏、カリスト軌道に到達。同宙域に防衛軍戦艦を五隻確認」
『識別信号グリーン。<蝦夷><アイル・オブ・スカイ><メリーランド><ユリシーズ><ガングート>の五隻だ』
『ガニメデ基地より通信、『そのまま五艦に合流しフォーメーションを維持してしばらく待機せよ』とのことです』
「分かったよ。ちーちゃん、アインスちゃん了解って伝えておいて。両舷停止!重力アンカー起動!」
「りょ、了解!アンカー起動!減速開始!」
そしてヤマトとアマテラスは新造ドレッドノート級の<蝦夷><アイル・オブ・スカイ><メリーランド>と修理が完了したアナンケ級<ユリシーズ>マゼラン級<ガングート>と合流した。
「しかし、よくこれだけ早い新型艦の建造が間に合ったものですね」
「ああ、これまで地球では宇宙艦の建造に必要だった希少鉱物や宇宙資源が徹底的にかけてたんだ。しかし、今ではガトランティス艦や放棄された双方の艦の残骸を解体して私たちは無数の資源を得ているんだよ。まぁ資源のリサイクルってとこかな?」
こんなにも早く戦艦級が新造されたことに驚いた朝田砲術長に束はからくりを説明した。
「なるほど~。敵の損害のおかげでこれだけ早い艦の新造が間に合ったってことかぁ。敵からすれば皮肉だねぇ、ガトランティス艦船の残骸がこうしてガトランティス残党艦隊殲滅のための作戦に集まってるんだから」
そう、レヴィ戦術長は皮肉っていたところ・・・
「うん?ねえ王様。あれ何かな?」
「む?なんだあれは?むき出しの波動エンジンに見えなくもないが・・・」
「おお!ありゃあHWVED搭載型の波動エンジンじゃねえか!」
「お!さすがに機関長も知ってたのかな?」
「当たぼうよ!」
それを一目で看破した柳原機関長と束であったが、他の者はさっぱりであったため
「あ、あの~そのHWVEDって何ですか?」
たまたま艦橋に訓練時に負傷した者はいなかったと報告に来ていたリニスが質問した
「ああ、『ハイパー・ワープ・ボヤージー・エクスペリメンタル・デバイス』つまり、超ワープ航法を行うために建造された実験デバイスだよ」
「超ワープ航法・・・」
「うん。だけど、その実験は失敗の連続って聞いてる」
「ああ、フォボスとガニメデの間での短距離実験の段階だってぇのに第一次実験の時は完全に暴走しやがって、二回目はワープ自体は成功したそうなんだが、数十Gってぇ圧力がかかったせいで有人艦での使用が見限られたじゃじゃ馬でい!」
「ひぃ~」
「な、なんか怖いですねぇ」
束と柳原の話を聞いた知床とギンガは怖いと感じたが、束はいい笑顔で
「まぁいずれは解決できるよ。人間は常にそうやって壁にぶつかりつつも時間と根気、努力で科学の壁に勝利してきたんだから」
と言った。それを聞いたギンガは、
(時空管理局とはやはり基礎技術の面からもくらべものにならないわね)
と思っていたとか。
そこに
「あ、ガニメデ基地より入電」
「了解。パネルに回して」
「はい」
パネルにはギンガが良く知る人物が映し出された。
(あっ、山南校長‥‥)
『ガニメデ基地の山南だ』
パネルにはかつて第一次メ号作戦時に金剛型戦艦<キリシマ>の艦長を務め、士官学校校長も務めていた山南修が映っていた。
ガトランティス戦役後、士官の不足によりここガニメデ基地の司令に就任しており、次期連合艦隊副総司令官の内定も出ていた。
ちなみに現在の士官学校ではアンドロメダがいまだに修理中であるため土方提督が臨時教師としてガトランティス本星攻略戦に参加した際に勝手な行動をした訓練艦を筆頭にスパルタ教育を行っているとか。
(華の1年マフィアとかできそう)
「アマテラス艦長兼内惑星系艦隊総司令の月村束です」
『ヤマト艦長代理の古代進です。山南司令、作戦の準備状況はどうですか?』
『うむ、では作戦の再確認をしておこう。これが敵の戦力だ』
山南は画面共有している基地のコンピューターを操作し、現在の敵の勢力図を映し出し、説明を始める。
『見ての通りすでに我が駆逐艦隊や巡洋艦艦隊、フリゲート艦隊の展開は完了している。ヤマト、アマテラスを中核にする戦艦部隊はワープアウト直後に一気に中央突破を図り、敵の指揮系統の中核である敵旗艦を一気にたたく。そしてすぐに戦場を離脱し敵の退路を塞ぎ、混乱する敵に対し一気に包囲艦隊がとどめを刺すわけだ』
この包囲作戦に動員されたのは伊吹級防空重巡洋艦や駆逐艦であるが、フリゲート艦はレパント級でも最新鋭の型である汎用型である。
『しかし、この作戦で問題となるのは最初の一手だ。知っての通り白色彗星帝国軍の艦艇は非常に高度な技術の下で建造されておりその戦闘能力は我々防衛軍をもしのぐ。万が一敵旗艦の迅速な撃沈に失敗すれば包囲殲滅を担当している艦隊が全滅の憂き目にあうことも否定ができんのだ』
「はい、承知しています」
『まさに雷神ゼウスの放つ雷光の如く、一撃で旗艦を沈める事‥‥これがこの作戦の要だぞ』
「了解です」
『はい』
『よし、他の三艦の発進準備が整い次第、土星圏へ向け出撃してくれたまえ‥‥では、健闘を祈る』
そういって山南は通信を切った。
『束、アイル・オブ・スカイから通信で各艦の準備が完了したとのことだ』
「よし!全艦出撃!!五分後に第二船速へ加速!!十五分後に土星圏へのワープを開始する!!ちーちゃん」
『ん?』
「敵艦直前へのワープ航路の計算をお願い」
『わかった。アインス手伝え!』
『あ、ああ』
「全艦出撃!!」
そうしてアマテラス、ヤマト、蝦夷、アイル・オブ・スカイ、メリーランド、ユリシーズ、ガングートはガニメデ基地沖を抜錨した。
「木星ジュピターはギリシャ神話においては雷神ゼウス。我らはまさに雷の矢というわけか」
そうディアーチェが言ったまさにその時、
『た、束司令!前方に多数のワープアウト反応が!』
「ええ!?」
そこにガトランティス艦隊が出現してきたのだ。
次回 雷王作戦発動
再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥
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Dr.スカリエッティ
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エルトリア組
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アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様