週末の夜、夕食、入浴、そして学校から出た宿題も終えた箒、昴、星奈の三人。
今回は星奈のまだ残っている乳歯がグラつくことはなく、機嫌も普通だ。
そんな中、
「ねぇ、箒姉、星姉」
「ん?なんだ?昴」
「どうかしたの?」
「ゲームをやろう!!」
昴は箒と星奈にゲームを一緒にやろうと提案してきた。
「えっ?ゲーム?」
「どんなゲームをやるの?」
「ホラーゲーム!!」
「えっ?」
「ホラーゲーム?」
「うん!!」
ホラーゲームと聞いて箒はやや顔を青くする。
昴は人見知りする性格なのだが、意外とホラーゲームや心霊は平気な性格で、むしろ動画サイトなどで心霊写真や心霊動画、ホラーゲームの実況動画等も見ている。
「な、なんで?ホラーゲームなんだ?ゲームをするにしても他のゲームでもいいんじゃないか?ボードゲームやトランプとか?」
昴から突然ホラーゲームをやろうと言う提案に箒はこのリアクション‥‥
どうやら昴とは反対に箒はホラーや心霊などが苦手みたいだ。
「大丈夫だって箒姉。今日やるホラーゲームはそこまで怖くないから」
「怖くないホラーゲームなんてあるわけないだろう!!大体なんでホラーゲームなんて今ここでやらなければならない!?」
意地でもホラーゲームはやりたくない様子の箒。
「大丈夫だよ、ホラーって何かに追いかけられたり、急なドッキリがあるけど、忍さんが言うにはこのゲームはただ左に進むだけのゲームらしいから」
「左に進むだけですか‥‥となると、クリアーも簡単ですし、指一本で寝ながらでも出来るゲームですね」
「そんなリラックスした状態でやるゲームではないだろう!?」
「ですが、左に進むだけならば、ゲームオーバーになるようなこともないんですよね?」
「うん。忍さんが言うにはゲームオーバーは無いって言ってた」
「それなら良いんじゃないんですか?箒の怖がりな所を直すには軽めなホラーを徐々にやって慣れていけば」
「せ、星奈!!お前まで!!」
「昴の姉としての威厳を保ちたいのであるならば、そうした弱点は克服するべきだと思うのですが?」
「うぅ~‥‥」
妹の昴は平気なのに姉の箒が、ホラーが苦手なビビりと言う所を指摘されてシュンとする箒。
そして、彼女の脳内でこんなビジョンが浮かぶ。
「月村さんってホラーが苦手らしいよ」
「ええー!!妹さんは平気なのに?」
クラスメイトたちは自分が、ホラーが苦手な件についてひそひそ話をしている。
そんな中、
「あらあら、箒姉ったら、ホラーが苦手だなんて‥‥お可愛いこと」
昴がドヤ顔で項垂れている自分を見下しながら挑発してくる。
「わ、分かった‥‥やる‥‥」
星奈からの援護もなく、姉としての威厳を保つために結局夜中にホラーゲームをする羽目になった箒。
「それじゃあ、やろうか?日常浸食ホラーゲーム、『つぐ〇ひ』を‥‥」
「つぐ〇ひ?」
「それはどんなゲームなんですか?」
「忍さんのコレクションの一つで、昔のフリーゲームみたい。内容は同じシーンをある程度繰り返していく内に色々と周りの様子が変化していくゲームみたい」
昴が『つぐ〇ひ』についての大まかな内容を二人に説明する。
「間違い探しみたいなゲームってことですね」
「間違い探しか‥‥そ、それならあまり怖くはなさそうだな」
こうして三人は忍がコレクションしていたホラーゲームをプレイする。
忍は元々ゲーマーであり、昔から色んなゲームを集めてプレイしてきた。
ガミラスが地球へと侵略の間の手を伸ばして地下都市への避難を余儀なくされる時も忍はコレクションのゲーム全てを地下都市へと持っていくほど、ゲームを愛していた。
今回三人がプレイするのは『つぐ〇ひ 昭和からの呼び声』と呼ばれるゲームだ。
「昭和?随分と昔の年号ですね」
星奈がタイトルを見ながら呟く。
2200年代に生きている三人にとって昭和時代は大昔な年代であり、当時の時代背景なんて写真や歴史の動画ぐらいしか触れる機会がない。
「このゲーム自体が古いゲームだからね」
タイトル画面から『はじめる』を選択すると、いきなり警告文が表示される。
その警告文にはこう書かれていた。
いないはずの“何か”に気をつけろ
“それ”は家の中で貴方を見ている
「ちょっ、いきなり変な警告文が出ているのだが、大丈夫なのか!?しかも家の中って書いてあるぞ!!」
今自分たちがいるのは月村邸‥つまり、家の中なのでこの警告文は箒にドストライクだった。
「大丈夫だよ、箒姉」
そしてゲームが始まると、舞台は昭和の次の世代である平成と呼ばれる時代。
この平成の時代も三人にとっては大昔の時代だ。
バス停から一人の少女がとある田舎の町に降り立つ。
「この子が主人公ですか?」
「その様だな。背景の街並みもかなり古い街並みだ‥‥歴史本の写真でしか見られないような街並みだな」
星奈と箒が主人公と背景に広がる街並みについて口にする。
やがて、左のキーを押すと、主人公は左に向かって歩き出す。
「本当に左に進むだけですね」
「この子はどこに向かっているんだ?」
「お婆ちゃんの家みたい」
「両親は居ないのか?」
「お母さんは出張で、お父さんは元々いない設定だって」
主人公は閉店した駄菓子屋の前を通り、ポストの前を通り、祠の前を通り、井戸の前を通った時、
「ん?今、何か横切らなかったか?」
箒は祠の後ろに何かが通りすぎたと言うが、
「えっ?気付かなかった」
「私も‥‥」
昴も星奈も気付かなかった様子。
「そ、そうか‥‥」
「なるべく箒姉のSAN値を残しておかないとな‥‥」
すると、主人公の目の前に一人の老婆が姿を現す。
「おわっ!?急に目の前に人が居てびっくりしたぞ!!驚かせるんじゃねぇBBA」
「えっ?」
「箒?」
箒の突然のBBA発言に驚く昴と星奈。
「私は箒姉がそこまで口が悪くなる方にびっくりだよ」
「普段は普通なのにこういう時だけ荒々しくなる‥‥やっぱり、それが人の本性なのでしょうか?」
「つまり、箒姉は根っからの腹黒ってこと?」
「ち、違うぞ!!今のはつい、びっくりして出てしまっただけだ!!」
「「ふぅ~ん‥‥」」
「うぅ~‥‥」
二人の訝しむ視線に縮こまる箒。
お婆ちゃんの家に入る主人公。
背景も古いが、家の中も古い作りだった。
「あっ、見て、見て、箒姉。玄関に日本人形が飾ってある」
「趣味が悪いな」
「えっ?そこまで言う?」
廊下を歩いているとお婆ちゃんが愚痴る。
主人公とお婆ちゃんはかなり疎遠になっていたみたいで、最後に会ったのは主人公が小さい頃に行われたお爺ちゃんの葬式以来らしい。
歩いていると仏間の障子がしまる。
「今、勝手に障子がしまったぞ!!」
「いや、お婆さんが閉めたのでは?」
「そ、それに仏間うっすらと人影が‥‥誰かいるぞ!!」
「身内の人ではないですか?」
箒のツッコミに対して冷静に還す星奈。
仏間の隣にあるお婆ちゃんの部屋らしき障子も閉まる。
「こっちの障子も閉まったぞ!!」
「だから、お婆ちゃんが閉めたんだって」
すると、閉められた筈の障子が少し開く。
「今度は勝手に開いたぞ!?」
「きっとこっちの部屋の中にも誰かが居たのでしょう?」
すると、今度は洗面所の鏡の前を何かが横切る。
「い、今、鏡!!鏡に何か横切ったぞ!!」
「一応、ホラーゲームなんだし何か出るよ」
やがて、台所につくと食卓には既に先客が居た。
「こ、このセーラー服を着ているのは‥‥此奴だ!!此奴がさっきから横切っていた奴だ!!」
箒は食卓に座っているセーラー服のキャラを指さす。
「主人公の従姉でしょうか?」
何かに対して声を上げる箒と対照的に冷静に分析をする星奈。
翌日‥‥
主人公はバス停の近くで、携帯電話で母親に電話を入れている。
「あれ?背景のアパート‥変わっていないか?」
「えっ?そう?気づきませんでした」
電話をかけている主人公の背景に違和感を覚える箒。
しかし、星奈は気づいていない様子。
そして、主人公と母親との電話内容によると、お婆ちゃんの家のトイレが和式に対することに不満を伝える主人公であるが、母親からは洋式に変えたと言う。
嚙み合わない親子の会話であったが、お婆ちゃんから夕食の時間だと知らせる声がして、主人公は電話を切り、お婆ちゃんの家へと向かう。
駄菓子屋の前を通ると、
「あれ?ちょっと待って、この駄菓子屋って昨日は閉店していた筈じゃあ‥‥」
「お客さんも来ていますね‥‥もうすぐ閉めると言う事で、まだギリギリ営業しているのかもしれませんね」
駄菓子屋を通り抜け、ポストの前を通ると、
「ん?ポストの形‥変わってないか?」
「そうですね。昨日はもっと大きな形でしたね」
やがて主人公がお婆ちゃんの家に到着すると、昨日同様、玄関先でお婆ちゃんが出迎える。
そしてお婆ちゃんが今日の夕食はカレーであることを伝える。
「か、カレー‥‥」
カレーと言う単語を聞いて昴はそこに反応する。
((あっ、これは明日の夕食はカレーね))
昴の反応を見て、箒と星奈は明日の夕食がカレーだと確信した。
主人公が家に入る前、例のセーラー服のキャラが横切る。
「あっ、またアイツだ‥‥」
しかし、気づかないのか主人公は家の中に入る。
すると、ついさっき外に居た筈のセーラー服のキャラが階段に居た。
「こ、こいつ、さっき外に居たのに…いつの間に家の中に!?」
「どうやら、このセーラー服のキャラがお化け役みたいですね」
セーラー服のキャラがお化け役だと確定される中、主人公は家の中を進む。
すると、階段に居たセーラー服のキャラが首を大きく曲げる。
「ひっ!?」
「驚きすぎだって箒姉。もうこのキャラがお化け役だって分かったならそこまで怖がることはないでしょう?」
「あれ?電話が‥‥」
昴と箒が会話している中、星奈が昨日と電話の形が変わっていることに気づいた。
主人公が仏間の前を通ると、そこからお爺ちゃんが出てきた。
「あれ?お爺ちゃん?」
「確か亡くなった筈では?」
昨日お婆ちゃんが『爺様の葬式以来』と言っていたにもかかわらず、その葬式をあげたはずのお爺ちゃんが登場した。
「き、き、きっと、BBAの方がボケてんだ!!うん、きっとそうだ!!」
「また、BBA言った」
「箒のキャラ崩壊が激しいですね」
主人公もお爺ちゃんの姿を見て少し疑問に思うも特に気にせずに台所へと向かう。
台所へ行くと、
「あれ?お婆ちゃん、少し元気がありませんね」
「カレーを焦がしたのか?」
「それは絶対に許さない失敗だ!!」
カレーが失敗したと言う箒の指摘に対して声をあげる昴。
翌日‥‥
主人公はバス停の近くの公衆電話で母親にお爺ちゃんについて電話をしていた。
「あれ?こんな所に公衆電話なんてあったっけ?」
「どんどん間違いが増えていきますね」
昨日のトイレ同様、母親と意見が食い違う。
そして昨日同様、お婆ちゃんの呼び声で家に戻る主人公。
駄菓子屋の前を取ると昨日と販売している物が異なる。
「閉店間際にテレビを売るなんて明らかにおかしいだろう?」
駄菓子屋の隣にあるポストも形が変わっている。
「それにポストも変わっている!?ここまで変わっているのにどうして主人公は気づかない!?」
そして、家の中に入ると玄関で例のセーラー服のキャラが主人公に寄り、耳元で、
『私のこと、見えてるんでしょう?』
と尋ねてきた。
「な、なにを言っているんだ?此奴は?」
「それは、このセーラー服が幽霊で本来は見えないはずなのに主人公が声をかけたことで存在を認識しているのだと確認してきたのでは?」
「そう言えば、この子、昨日この人に声をかけていたよね」
「い、いや、それは違うんじゃあ‥‥元々このセーラー服が変な子なのではないか?」
「でも、箒姉だって、この人がお化けだって思っているんでしょう?」
「そ、それは‥‥」
その後も、階段、洗面器、台所の鍋とセーラー服のキャラは登場し、繰り返し『私のこと見えてるんでしょう?』と連呼してくる。
翌日‥‥
バス停の公衆電話は昨日と形が異なり、バス停の文字も逆になり、背景の建物も変わっている。
「ばりのスバ?なにこれ?」
「どうやら右から読むみたいですね」
右読みなんて知らない昴は首を傾げるが、星奈はすぐに分かった様子。
この日はお婆ちゃんではなく、セーラー服のキャラが呼びに来た。
そして、家に向かって歩く主人公。
駄菓子屋の商品、ポストの形状、町全体が時代を逆行している風景となっている。
「アイスの冷凍庫に首が‥‥」
「あんなアイス食べれないよ」
駄菓子屋の前にあるアイスの冷凍庫にはセーラー服のキャラの首が大量に入っている。
昴はアイスが大好きであるが、人の頭部型のアイスは好みではないと言うが、普通の人であるならば当然だ。
そして、家の隣の祠にはセーラー服のキャラの首が置かれている。
「もはや、お化けであることを隠してもいないな‥‥」
初日は変わった子言う印象があったセーラー服のキャラであるが、すでにこれでもかと言うほどにお化けとして登場しているが、主人公は見えていないのかスルーしている。
周りの景色同様、お婆ちゃんも変になってきており、主人公を自分の娘だと思っている。
玄関にある時計は反時計回りに時間を刻み、家の中にも滅茶苦茶になっている。
蘇生したと思われるお爺ちゃんも変な叫びをあげている。
「お爺ちゃん発狂」
「じいさまもボケているのか?」
台所ではお婆ちゃん、お爺ちゃん、そしてセーラー服のキャラが主人公の顔を覗き込むようなしぐさで晩御飯と言う。
「こっわ!!」
「むしろ、こっちが晩御飯にされそうな勢いですね」
「‥‥」
出演が不気味だったのか箒は無言となる。
そして、迎えた最終日‥‥
主人公はボロボロの公衆電話で母親と電話をしている。
帰りたくてもバスが来ず、帰れない。
しかし、母親は昨日迎えに来たのだが、本来家がある筈の場所に家が無かったと言う。
会話の途中で公衆電話が消えると、主人公は先ほどまで母親と電話をしている事を忘れ、家に戻る。
バス停は朽ち果て、駄菓子屋には『食料配給所』と書かれた看板と『日本国民よ ぜいたくは敵だ』 と、第二次世界大戦中のスローガンが書かれた看板があるが、主人公が通り過ぎるとどちらも朽ち果てる。
「出たなカレーBBA」
「いつも同じ夕食メニューでしたからね」
「ええーでも美味しいじゃんカレー」
「限度と言うモノがあるぞ」
二日目以降夕食がカレーだったので、箒の中でこのお婆ちゃんの名称が『カレーBBA』となった。
だが、日に日に元気がなくなっていくお婆ちゃんのセリフもバス停同様、右読みとなり、町は地獄の様な光景だ。
家に入ると階段ではセーラー服のキャラが自分の首を持ち、仏間ではお婆ちゃんが叫んでいる。
セリフを読むと死んだお爺ちゃんと会えて喜んでいるが、登場したお爺ちゃんはもはや人の形をしていない。
その姿を見て悲鳴をあげるお婆ちゃんであるが、地面から生えてきた手に捕まり、石化すると、地面に引きずりこまれた。
「「「カレーBBA!!」」」
「こ、これで、もう主人公の味方がいなくなってしまった‥‥」
「元の時代に戻れるのかな?」
「こういう場合、術者を倒せばワンチャンありますが‥‥」
「じゃあ、あのセーラー服を倒せば‥‥」
「しかし、主人公が全然気づいていませんからね」
廊下を歩いていると、石化したお爺ちゃんとお婆ちゃんが融合した石像みたいな化け物が通り過ぎる。
「あんなのが横を通り過ぎても一切、動じないぞ!?」
「やはり、主人公にはこれらの異変が見えていないのでしょう」
ここまで周りが異変だらけになっても気にしない主人公。
もはや鈍感レベルを超えていることから、ゲームをプレイしている三人には異様に見える光景でも主人公には変わらない風景に見えるのだろう。
そして、台所でセーラー服のキャラと対峙する主人公。
町にも台所にもお婆ちゃんや人が居ない事から行方を尋ねる主人公。
すると、セーラー服のキャラが近づき、主人公の耳元で、
『のたれまこりずき引に和昭』
と、つぶやいた直後、主人公も石化し地面に引きずりこまれた。
「主人公‥助かりませんでしたね‥‥」
「ゲームオーバーではないか!!」
「うーん‥でも、このセーラー服の人がなんなのか分からなかったね」
ゲームを終え、感想を述べる三人。
ここで視点を三人から、忍へと変わる。
「あっ、懐かしい~まだとってあったんだ‥‥」
忍はクローゼットの奥から学生時代に着ていた制服が出てきた。
「‥‥今でも着れるかな?」
すると、忍は懐かしさのあまり今着ている服を脱ぎ、制服を着始める。
「まだまだ、いけるじゃん!!私!!」
制服に着替え終わると鏡を前に自画自賛。
「あっ、そうだ。箒ちゃんたちにも見せに行こう」
と、制服を箒たちに見せに行く。
三人がゲームを終えた後、
「ちょっとお手洗いに行ってくる」
「うん」
「いってらっしゃい」
箒がトイレに向かう。
すると、突然月村邸の電気が消える。
「あれ?」
「停電?」
彗星帝国との戦いでは地球のライフラインが破壊され、復旧がなされたと思われたがやはり完全な復旧はまだみたいでこうした停電が時折起きていた。
「こんな時に停電だなんて‥‥」
廊下に出た時に運悪く停電してしまい心細くなる箒。
すると、通路の向こうから足音が聞こえてきた。
「あ、足音‥‥し、忍さんかノエルさん、いや、ファリンさんか?」
箒が月村家の誰かだろうと思っていると、先ほどプレイしたホラーゲームの警告文が脳裏を過る。
いないはずの“何か”に気をつけろ
“それ”は家の中で貴方を見ている
(ま、まさかな‥‥)
「あれ?箒ちゃん?」
すると、通路の向こうから忍の声がした。
「し、忍さん?」
「大丈夫?」
「あっ、は、はい」
暗闇に目が段々慣れてくると近づいてくる人物が朧気に映りこんでくる。
「っ!?」
そして、箒は近づいてくる制服姿の人物の姿を見て思わず目を見開く。
声は忍なのにその人物は学生服を着ていた。
忍は社会人であり、学生服なんて着ない。
ならば、今忍の声で自分に近づいてくる制服姿の人物は一体誰だ?
恐怖と混乱から限界を迎えた箒は、
「ぎゃぁぁぁぁぁー!!」
屋敷中に響く悲鳴をあげた。
そして、明かりが復旧した時、廊下で尻餅をついている箒‥‥
ただ、彼女の下にはなぜか水溜りがあった。
昴はこの騒動をきっかけに夜、ホラーゲームをプレイするのは止めようと決めたのだった。
次回は雷王作戦本番です!
再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥
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Dr.スカリエッティ
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エルトリア組
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アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様