2023/1/15 大幅修正しました!
彗星帝国の残党と遭遇し、乗っていた次元航行艦が遭難し、防衛軍に救助されたフェイトたち。
助かったのはフェイトとティアナを含め四人だった。
しかし、たったの四人と取るか?
それともあれだけの攻撃の中で四人も生きていたと取るかはフェイトたち自身の判断に委ねる事になる。
救助されたフェイトとティアナはそこで、意外な人物たちと再会を果たした。
再会したリニス、ギンガ、そしてフェイトたちを救助した防衛軍の戦艦、アマテラスの艦長である束を交え互いの情報交換を行った後、フェイトたちは束たちの地球が自分たちの知る第97管理外世界の地球とは異なる地球である事を知る。
そして、自分たちの知らないもう一つの地球がどんな歴史を辿り、自分たちよりも先にこの地球へ来たリニスとギンガがどんな体験をしたのかを知りたく、この地球が辿った歴史を映像で見る事を聞かれると、その提案を受け、フェイトとティアナはもう一つの地球で起きた過去の戦争を見せることになった。
「じゃあ。まずはこれを見ようか?」
「むっ!?束、それは‥‥!?」
「うん。ドキュメンタリー『映像で学ぶ22世紀の歴史』」
そうして束は映像を再生した。
[ここからはドキュメンタリーのナレーション風になります]
20世紀末から地球人類はいくつもの危機に見舞われてきた。
疫病・食糧危機・国家間の対立における戦争・経済格差による貧富の格差の拡大・思想と宗教の違いによるテロ行為が激化。
しかし地球人類は犠牲を払いながらもそれを切り抜けていく‥‥
そして地球人類はようやく長年の夢でもあった宇宙開拓を進めていき、2112年にようやく第一次火星移民船団が地球を出発した。
それかれら30年後に地球各地にて第二次大戦終戦200年後を祝って戦争遺物の復元が行われてその三年後の2145年に式典が行われた。
極東管区で選ばれたのは現在も世界最大の戦艦として今現在もギネスブックに載っている『大和型戦艦一番艦大和』だった。
実は当時、慰霊のため引き上げるのは反対派が出たのだが世界的な祭典なので黙殺されたという話があるのだが真偽のほどは定かではない。
そして引き上げられた大和は式典後にもともと沈んでいた北緯30度43分東経128度04分に沈降させられた。
地球人類は二度と大戦争を起こさないと誓いあったがその誓いは早々に破られる結果になった。
式典から9年後の2161年に地球最初の植民星となっていた火星に住んでいた住人たちは、当時の地球連邦政府の圧政に反発して、地球連邦政府に対して独立戦争を仕掛けてきたのだ。
後に歴史学者は当時の地球と火星の関係性についてこう語ったという。
『まさにアメリカ独立戦争時のイギリスとアメリカに当てはめればわかりやすいでしょう。当時の地球は未だに火星より先にある星へ行くことが難しく宇宙資源を月と火星から手にいればならなかった。しかしいつからか、火星は地球連邦の植民惑星であり、受け取って当然という考えが広まったのでしょう』
地球から一方的に搾取され続ける状況を火星生まれの二世たちは変えたかったのだ。
しかし開戦当初、地球側は事態を軽く見ていた。
なにせ戦力差は圧倒的だったからだ。
今でいえばアメリカ相手に日本のお隣のK国が真っ向から立ち向かうような感じと言えよう。
当時の国連所属の宇宙軍の総兵力は以下のとおりである。
マゼラン級戦艦159隻
サラミス巡洋艦755隻
レパント級ミサイルフリゲート1198隻
という大兵力であった。
対して火星側の戦力は、
ニザヴィースィマスチ(独立)級(当時の火星の宇宙艦艇)96隻
元火星駐留艦隊所属の鹵獲サラミス級2隻
元火星駐留艦隊所属の鹵獲レパント級9隻
であったのでまぁ地球側が油断するのも無理はない。
しかしこのニザヴィースィマスチ(独立)級艦というのが火星側のダークホースであり、地球側にとっては曲者の艦であった。
実は火星自治政府が独立戦争を仕掛ける数年前に火星自治政府は火星の荒野である遺物を見つけていた。
それは地球でも火星でも見たこともない外宇宙の戦闘艦であった。
火星自治政府は直ぐにこの墜落した艦を調査した。
残念ながら艦内には生存者‥つまり外宇宙からの生きている来訪者はおらず、既に全員が白骨化していた。
しかし、骨格の形状が地球人類とほぼ同じ体系をしていたことから、外宇宙には地球人類のような体形の宇宙人が存在する証明となったが、これらの事実は火星の動乱により情報やデータが消失してしまい地球人類は人型の宇宙人の存在を暫しの間、知らないことになった。
墜落艦を調査した火星自治政府は、この艦が持つ機関・兵装・装甲技術等は地球艦艇の性能を圧倒していたのですぐに火星自治政府は解析‥つまりリバースエンジニアリングさせて兵装や装甲の実用化に成功した。
しかし機関部のみは劣化版しか作れず、艦首砲らしきものも解析は間に合わなかったという。
だが、これでも当時の技術ではオーバーテクノロジーにあたるので、この艦の存在があったからこそ、火星自治政府は地球連邦政府に対して独立戦争を挑むことを決意したのだ。
この不明艦を解析して建造された艦‥ここではカ式中型艦と呼称する。
この艦の存在を知らなかったことが地球連合軍不運の始まりであった。
もっとも火星自治政府としても折角手に入れたオーバーテクノロジーの塊を搾取するばかりの地球連邦政府に対して馬鹿正直に教えるつもりはなかった。
第一次内惑星戦争初戦において地球側は中国・アメリカ・ロシアの巡洋艦艦隊が一気に侵攻し、火星の衛星フォボスで火星艦隊と決戦を挑んだ。
これが2162年に行われた第一次フォボス会戦だった。
地球側としてはこの一戦で火星の艦隊を壊滅させ、短期決戦とし、火星の独立運動を鎮静化させるつもりであった。
しかし、機動性と砲性能の差で地球側は一方的に攻撃され壊滅した。
この事態に慌てた地球側はサラミス級よりも機動性能が悪いマゼラン級戦艦を全艦予備役に送り込み、巡洋艦とフリゲート、そして脇役扱いだった宙雷艇を総動員することで対応した。
そしてその一年後に火星との間に休戦協定を何とか締結した。
この締結にいたった理由は火星側の圧倒的な艦艇の差や資源輸送用の電磁加速システムを利用した小惑星爆弾による攻撃が効いたのもあるが火星側もカ式艦艇が宙雷艇による攻撃で結構な損害を受けていたのも理由の一つと言われている。
そしてその一年後の2168年に地球連邦政府は地球各国の兵力を国連で管理することを決定し、地球の宇宙防衛を主とする地球防衛軍を創設した。
同時期に地上軍管区本部の下部に地球防衛陸軍・地球防衛空軍・地球防衛海軍も結成されたが陸海空に関しては、あまり変化はなかった。
そしてカ式艦艇の残骸を調査して得た技術をもって地球側も2170年に村雨型宇宙巡洋艦を2171年に金剛型戦艦と磯風型突撃宇宙駆逐艦を進宙させ、第二次内惑星戦争に挑んだ。
そしてこの時に地球側は万が一を想定して、後にガミラス戦争時に人類を救うことになった地下都市の建設が連邦市民の避難用のシェルターとして行われた。
第二次内惑星戦争は開戦から十年がたった2180年に行われた。
第二次フォボス決戦に数で勝り、カ式艦艇を得た地球側が勝利した。
最後まで火星の独立を叫ぶ火星自治政府は徹底抗戦を貫いたが最終的には滅亡し、火星側地球人は全員地球へ強制移住させられた。
しかし、後年の歴史学者はこういった。
『この戦争を通じて地球は後の悪夢に備えていたのでは?』と‥‥
そして火星との内惑星戦争から十数年後にその悪夢が現実になった。
そう、ガミラスによる地球侵攻だった。
地球と火星との戦争はまさに地球が後の外宇宙からの侵略者であるガミラスとの戦争における予行練習のような出来事だったのかもしれない‥‥
次回 過去の戦争後編
再びリリカル世界のキャラを地球側につかせる予定なのですが誰がいいですか?戦闘機人らは確定しているのですが‥‥
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Dr.スカリエッティ
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エルトリア組
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アインハルト&ヴィヴィオ友御一行様