Need for Speed/IF Street 作:ulo-uno
まぁ、長々と書くのもアレなんで…………。
それでは、「Need for Speed/IF Street」
第2話どうぞ!!!!!!!!!
〈Side 主人公〉
エンジンの回転数を上げる。
ギアを変えさらに加速する。
ただ走り抜けるだけではダメだ……何せ此処は
「だからって、チンタラ走ろうって訳にはならんのだがな!」
クラッチを踏み込みギアを再び変えサイドブレーキを引く。
車体が振られカーブを曲がりきる。
……畜生、もう汗がダラダラ出てきやがる……やっぱり
(今までは、親のやり方を見て学んできた……と、思ってたんだけどな)
やはり、現実は違うか……いろんな意味で。
「フィニッシュ、か……ダメだな」
ゴールした後も走り抜けゆっくりと路肩に車体を止める。
(やはりダメか……タイムが縮まらねぇ)
タイマーを確認しそう確信する。
開催者側から何もないことがそれを俺に突きつけてきた。
◆◆◆◆
「よぉ、オリバー!TAはどうだった……ってその様子じゃダメだったか」
「ご挨拶どうもだな、ルーカス。……ああ、そうさ……ダメだったよ、今回も」
此処はこの街に点在するステーションの一つ。
その店の店主であるルーカスが此方に話し掛けてきた。
俺がこのルーカスと初めて会ったのはまだ俺がガキの頃親に連れてこられた時からだ。
当時はまだ現役のレーサーだったこの男は何かと気さくなものでよく俺の話し相手になってくれていた。
(まあ、エンジンや足回りの話ばっかだったがな)
でも、そのお陰で俺も知識だけならそこら辺の奴よりかは上になった。
「まぁ、仕方ねぇさ。だって、今回のTAの目標は元レーサーだった俺からすれば素人にはかなり無茶苦茶だ。それこそアレをクリアできるのなんて
「なら、余計にクリアしないとダメだな」
「はぁ~、……それはお前の
「そうだ、
頂点……誰もが一度は憧れら玉座。
そこに立つにはこの程度クリアしないとダメだろう?
「……分かった。なら、車を裏に回せ。タイヤのグリップが変に擦りきれてやがる。多分お前の親御さんのせいだな。本来なら自分で気づけ、って言いたいところではあるがな。……次からはタイヤのグリップにも気を付けろよ?」
「なるほど……有り難う、参考になる。次からは気をつける様にするよ」
俺の親が、か……きっと俺に気づいて欲しかったんだろうか?
(そうか、この世界はあくまでも
車を裏に回し降りる。
暫くしてルーカスが道具と共に替えのタイヤを持ってきた。
「コイツは俺がまだ現役の頃に使ってた奴と一緒でな……トラック*1でもなければオフロードでもないが今回のTAにはコイツが一番だ」
そう言って彼は持ってきたタイヤを見せつける。
「オリバー、TAで最も大切なことは何か分かるか?……それは"丁寧さ"だ。……だからもし俺がこのTAを走ろうってんなら俺はコイツを使わせてもらうぜ?……ドリフト用タイヤ……インチはお前のDODGEと同じだ。……ようこそ、走り屋の世界へ。丁寧に走ろうぜ?ルーキー?」
◆◆◆◆
「丁寧に、か。……まぁ、やって見るしかないか」
何処まで走れるだろうか?タイヤは破裂しないか?
不安はある……。
だが、それ以上に
行き詰まりを感じていたこともあるのだろう……だがそれ以上に純粋に楽しみである。
スタートが知らされる。
二台が車体を前に出す。
一台は俺、……もう一台は嘗ての俺だ。
この時点では嘗ての俺は今の俺より前にいる。
(
車体は徐々に離されていく。
それでもまだ仕掛けない、……焦ることそのものが事態を悪化させて行く。
ならば焦りは"禁忌"だ。
カーブを抜ける。
嘗ての俺との距離が縮まる。
(車体が安定してねぇ……焦りすぎだ)
"丁寧に走ろう"、その意味が分かる。
(技術もなく、ただ走り抜ける結果が
再びカーブを抜ける。
無理やり曲がろうとするのではなくただ自然と方向を変えていく。
嘗ての俺は後ろにいた。
バックミラーを確認する。
顔は見えない。
だか、その距離は確実に離されていく。
(じゃァな、……
ゴールを走り抜ける。
後ろには誰もいない。
前にも誰もいない。
タイマーを確認する。
「ようこそ、
タイムは、指定された目標内だった。
〈Side out〉
この度は、この様な小説を読んでくださり誠に有り難うございます。
GW明けを直視できない筆者です。( ノД`)…
皆さんはNeed for Speedシリーズのどれが一番好きですか?
因みに筆者は、Most Wantedです!!(*>∇<)ノ