突然だが俺は死んだ。
死因は通り魔に刺されたことによる出血死。
その日、俺はたまたま会社の後輩と一緒に飯を食おうと外に出てた時に通り魔に刺されたのだ。
でもまぁ、後輩に被害が無かったのか幸いだったけど。
薄れゆく意識の中で後輩は何度も俺の名前を呼んでいた。
いくら俺を慕っているとは人前で俺の名前を連呼するのは恥ずかしいからやめて欲しい。
そんなことを思いながら俺は死んでいった.................のだが、今現在俺は何故か真っ白な空間にいた。
...................しかも目の前には全身ジャージの青年が目の前にいるというおまけ付き。
俺「俺、死んだんですか?」
「うん、死んだっスよ」
即答かよ!!
てか誰だコイツ?
まさかとは思うけど...................神様?
「みたいな感じっスよ」
俺の心が読めるのか!?
神様「当たり前じゃないっスか!!一応僕は神様っス」
...................この全身ジャージ男が?神様?
嘘だろ。
神様「神様だってジャージは着るっスよ!!神様に対する差別偏見がすごいっス!!」
あ、ごめん。
てかこのパターンってまさか..........................異世界転生?
神様「ピンポーン!!大正解っス!!」
よっしゃ!!
実は転生するなら鬼滅の刃が良かったなって思ってたんだよな〜。
神様「鬼滅の刃?できるっスよ」
マジで!?
神様「では転生する世界は鬼滅の刃でいいっスね?」
もちろん!!
神様「じゃあ次に転生する時の見た目を決めるっス!!」
へぇ、見た目や種族を決めることができるのか。
神様もいいこと考えるなぁ。
神様「えへへ.................」
えっと.................まずは髪型だな、髪は思い切ってロング&オールバックにして.................髪の色は黒で目の色も黒。
服は白のスーツにロングコート、白の中折れ帽と手袋..........................。
そして顔はもうちょっとイケメンで若返らせて.................完成だ!!
神様「おぉ!!中々のイケメンっスね!!」
だろ〜?
神様「じゃあ次は種族を決めてほしいっス!!」
種族か.................うわっ!?いっぱいあるな.................ん?
俺「.................なぁ神様」
神様「はいはい、なんスか?」
俺「何で種族にウイルスって単語があるんだ?」
神様「その名の通り、ウイルスそのものが種族っス」
よし、これにするか。
神様「即答だね」
だってバイオハザード好きなんだもん!!
神様「ちなみにそのウイルスは感染している生物からの攻撃から感染したり、空気を吸うことで感染するタイプのウイルスで感染すると直後に体が蛹に変化、蛹から出るとBOWみたいな怪物になるウイルスっス。ウイルスに感染した生物はみんな忠実なしもべになるっス」
ふぅん..........................でも適合者とかはいるんだろ?
神様「いるにはいると思うっス、ただこのウイルスの感染者は鬼とは違って食人衝動が全くもって無いんス」
そこはバイオと同じだな。
神様「でもこのウイルスには名前が無いんスよ、だから君に名付けをお願いしたいっス!!」
名付けか...................うーん.................。
俺「..........................じゃあ、コクーンっていう名前は?」
神様「コクーン!!いい名前っすね!!」
俺「俺的に蛹=コクーンだからその名前にしたんだ」
神様「ってことはそのウイルスに感染した生物の名前は.................」
俺「虫繋がりでワームにした」
神様「天才っスか!!」
そこまで誉めることか?
神様「てことで、種族はウイルスでいいんスよね?」
俺「あぁ、頼む」
神様「それじゃあ、転生スタートっス〜」
☆☆☆
そんなこんなで俺は人の姿をした世界最悪のウイルスとして鬼滅の刃の世界に転生した。
ここで俺がやりたいことはただ一つ、それは...........................鬼舞辻無惨並みの、いや、それ以上の悪虐非道な悪役になることだ!!
と言うのも、俺はいつか転生できたら悪役になりたいという思いを持っていた。
だからこそ、俺は悪役になりたいのだ。
鬼殺隊サイドでもない、鬼舞辻無惨サイドでもない第三勢力に.................。
俺「ふふふ.................ここからは俺のターンだ!!」
かくして鬼滅の刃の世界に一人の男が転生した。
その男は鬼殺隊や鬼たちから最凶最悪の人物として認知され、こう呼ばれた。
『悪疫王』と..........................。