鬼滅の刃 悪疫王伝   作:サクラモッチー

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止まらない悪意

俺「やっぱりこうなってたか〜」

 

とある屋敷の中で瀕死の状態の伊之助を見ながらそう言う俺。

結局、伊之助は童磨が教祖をしている万世極楽教の本拠地に乗り込み童磨と対決。

が、結果的にボロ負け。

そして今に至るのだ。

 

伊之助「あ............あ...................」

俺「ものの見事にボロボロですね」

伊之助「うる.................せぇ.................」

俺「まぁ、君を焚き付けた僕も悪いんですけどね」

伊之助「.................」

俺「仕方ない、これを使いますか」

伊之助「何を」

俺「ごめんね」

 

俺はそう言うと、伊之助の顔にコクーンを放った。

 

伊之助「!?」

 

突然自らに放たれた赤いモヤに驚く伊之助。

そして伊之助はしばらく苦しんだ後、美少年から美青年へと姿が変わった。

 

俺「気分はどうだい?」

伊之助「とても気分がいい..........................まるで生まれ変わったみたいだぜ!!」

俺「それはよかったよ」

童磨「..........................」

 

あ、童磨のことを忘れてたわ。

 

童磨「君たち.................僕のことを忘れてない?」

俺「そうですが何か?」

童磨「酷いなぁ。でも、そういう人は.................嫌いじゃないよ」

 

童磨は一気に俺に近づこうとしたが、伊之助が目にも止まらぬ速さで童磨の頭を掴んだ。

 

童磨「!?」

伊之助「邪風様に触れるな」

童磨「君.................何か変わった?」

伊之助「今の俺はワーム、邪風様の忠実なる(しもべ)だ!!」

 

そう言うと伊之助は童磨にそのままアイアンクローをくらわせた。

 

童磨「い、痛い!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い!?」

俺「へぇ、あなたにも痛覚があったんですね、驚きです」

童磨「ギャアアアア!!!!!!」

 

アイアンクローの痛みに耐えかねてジタバタ暴れる童磨。

 

俺「伊之助、そのまま続行でよろしくお願いします」

伊之助「了解!!」

童磨「やめてくれ.................やめてくれ.................やめ」

 

泣きじゃくりながら命乞いをする童磨。

しかし、そんな様子をみた伊之助は笑い出した。

 

伊之助「くくく.................アハハハハハ!!!まさかお前が今まで喰ってきた人間と同じ立場になるなるとはな!!」

俺「これは下手な三文芝居よりかは見応えがありますね」

伊之助「なぁ?今どんな気分だ?絶望しているだろ?なぁ.................なぁ!!」

 

うわぁ.................完全に闇堕ちしてる。

 

神様『アンタが原因っスよ』

 

伊之助「これがお前に殺された人間たちが感じた恐怖だ、どうだ?怖いだろう?」

童磨「あ、あぁ、だから」

伊之助「だから助けるとでも?俺はそんなに優しくねぇよ」

 

そう言うと床に落ちていた刀を拾う伊之助。

すると伊之助の手から赤いモヤが刀を包み、禍々しい刀に変わった。

 

伊之助「死ね」

 

そして伊之助は童磨の首を切った。

すると童磨は苦しみながら

 

童磨「嫌だ!!死にたくない!!死にたくない!!死にたくな............」

 

そう言い終わらないうちに炭化して消滅した。

 

伊之助「は、はは.................はははは!!!!!!!ザマァみろ!!」

俺「上弦の鬼がこうも倒されるとは.................あっけないものですね」

伊之助「邪風様!!俺に復讐のための力を与えていただきありがとうございます!!」

俺「いいんですよ、それより.................ここをどうしましょうか?」

伊之助「とりあえず燃やす」

俺「ではそうしましょうか」

 

☆☆☆

 

俺「と言うわけで、新しく仲間になった嘴平伊之助くんです。みんな仲良くしてくださいね」

ワーム《オォォォォォ!!》

凛「新たな適合者.................これで我らはまた強くなりましたね」

伊之助「それで?これからどうするんだ?」

俺「そうですね.................伊之助くん、あなたにはある宗教団体の教祖になってもらいます」

伊之助「は?」

俺「実はですね、伊之助くんにはこれを広めて欲しいのです」

 

そう言うとスーツの内ポケットからめちゃくちゃ小さな卵のようなものが入った試験管を取り出す俺。

 

伊之助「何だそれ?」

俺「これは寄生(パラサイト)ワーム。この卵を飲むことにより人間に寄生することができるタイプのワームです」

伊之助「てことは見た目は人だけど中身はワームってことか、なるほど」

凛「これなら人間たちにバレずに仲間を増やせますね」

俺「他のワームたちに人を襲わせて仲間を増やしつつ、寄生(パラサイト)ワームを増やす.................中々いい計画でしょう?」

伊之助「そのために俺に教祖になれってか?」

俺「えぇ、無理なら」

伊之助「俺は邪風様の忠実な部下。邪風様の命令ならどんな命令もこなすぜ!!」

俺「ならよかったです、それであなたの新たな名前を考えてきたんですが..........................」

伊之助「新しい名前?」

俺「猪飢渇(ケガチ)、それがあなたの新たな名前です」

伊之助「猪飢渇(ケガチ).................ありがとうございます!!」

 

ふふふ............童磨も倒せたし、新しい仲間も増えたし.................いいことだらけだな。

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