ヒント(透明文字): 赤い方はまだアメリカにいる
ヒントその2:コイツがニホンに来るきっかけ
前
もうすぐ春天という時。
『……あーわかるわかる。私に絡んでくる奴らほんっと個性的というか話が通じないというか、アイツなんか頭にマリファナ詰まってんじゃねぇかと常々思ってるよ』
『わたくしもゴールドシップとかゴールドシップとか絡んで来ますのよ……この間なんて妙な4本足の生き物をけしかけて来ましたのよ……』
『お互い大変だなぁ、ええ?』
マックイーンともう一人、鹿毛のウマ娘がいた。
会話は英語。
鹿毛の方は私服だから、海外からの見学者だろうか。
「……あら、ライスシャワーさん。おはようございます」
「おはようございます。今は案内中ですか?」
「ええ、この方は……」
「『ああ、私がやるよ』……ハジメマシテ。ワタシはサンデーサイレンス、です」
「……マジかよ…………『こちらこそ初めまして、ライスシャワーです。それと英語で大丈夫ですよ』」
『おお、ありがてぇ。よろしくな』
とりあえず握手を交わす。
というか米国二冠バがなんでここにいるんだ。
活躍をボーガンから聴いている以上すごい緊張する。
『サンデーサイレンスさん、この方が先ほどのゴールドシップをコントロールできる数少ない人です』
『は? マジ? こんな華奢っぽいのに?』
『あなたほどではないですけどね』
『……アッハッハッハ、違いねぇ! よく見りゃぁ案外しっかりしてるじゃねぇか!』
『して、今日はどういった御用件でここに?』
『ああ、日本に来てから教えてきた奴らが入学したからな。様子を見に来たんだよ』
『そういうことですか。いつの日か競うことになるかも知れませんね』
『油断するなよ、アイツらはかなり強えぞ? なんたって私が教えてきたからな』
『ならば楽しみにしていますよ』
『こっちこそ。……ああ、もうこんな時間かよ。アイツが待ってるんだ、そろそろ帰るよ』
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───
春天の日。
私はスピカの先輩方と共に京都に来ている。
メジロマックイーンさんとライスシャワーさんの激突。
さっきお互いが会話していたけど、重圧が凄すぎて周りから人が居なくなっていた。
漫画だったら絶対目と目の間に火花散ってた。
明らかに「お前を潰す」ってオーラが二人から出てたもん。
すっごい怖かったよ本当に。
ゴールドシップさんとか逃げ出したし。
すぐにトレーナーさんが足引っ掛けて捕まえたけど。
パドックの前の時。
「テイオー先輩、どっちが勝つか賭けません?」
「いやダメでしょ」
「じゃあ私はライスシャワーさんに2兆ジンバブエドルで」
「だからダメだって。ていうかそれほぼゼロじゃん」
「だったら花京院の魂も賭けます」
「いやそっちじゃなくて」
待ってる間にスマホを取り出す。
53:イッチ
二人の重圧ヤバすぎて怖い
54:レース好きの名無し
画面越しでもわかるのに直接会ったらそら怖いわ
テレビ越しとかすごいな、あの人たち。
あそこまでは行かなくとも、なんかオーラとか出せるようになりたい。
カッコいいし。
63:イッチ
>>54
新幹線の車内クッソ怖かったぞ
64:レース好きの名無し
他の乗客かわいそう
65:レース好きの名無し
いるだけで営業妨害は芝
営業妨害か。
流石にそこまで行かないでしょ。
──前日のレストランもなんか人少なかったな。
周りの人がとっとと帰ってたな。
やっぱ行ってね?
72:イッチ
お高いレストラン行ったのに味がしなかったぜ
73:レース好きの名無し
芝
74:レース好きの名無し
勿体ねぇwww
アレはお金返して欲しい。
いや学校の経費で落ちてたわ。
じゃあ時間で。
79:イッチ
あー始まって欲しくない
でも結果は知りたい
80:レース好きの名無し
心がふたつある〜
81:レース好きの名無し
ちゃんと見て技術吸収しろ
82:イッチ
私に春天は長すぎるっての
ただ見るだけのはずなのに、緊張がおさまらない。
心臓が早鐘を打つ。
あっそうだ。
「テイオーさんちょっと失礼しますね」スウゥ~
「ピイイイィィィッ!?」
88:イッチ
テイオーさん吸うと落ち着く
いい匂いする
89:レース好きの名無し
ファッ!?
90:レース好きの名無し
イッチ!?
91:レース好きの名無し
何やってんのお前!?
92:レース好きの名無し
※百合の花が咲いています。大切にしましょう
93:レース好きの名無し
ここに塔を建てよう
後
ssは元馬じゃないです