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前
ヤバい。
本当にヤバい。
フォームの改善が進まない。
ある程度までは来た。
しかしそこからどうしても進まない。
映像と睨めっこする日々がかなり続いている。
状況再現のためにマックイーンと併走もしたのだが、それでもダメだった。
何か、何か手は無いのか。
一旦、トレーニングから離れることすら視野に入れている。
音ゲーは離れたら改善することがあるけれど、スポーツにおいてそれが起きうるかはわからない。
今度のオールカマーがダメだったら、本気で考えてみよう。
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ライスシャワー @rice_shower 昨日
次走はオールカマーです
復帰初戦ですが、頑張っていこうと思います
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「ターボさん、次走が決まりましたよ」
「え!? どこ!? テイオーと一緒のとこ!?」
「いえ、残念ながら。オールカマーです」
「え? でもさ、トレーナー?」
「何でしょうか、ネイチャさん」
「確かライスシャワー出てくるんだよね? こんなこと言っちゃあアレだけどさ……その……勝算とか、あるの?」
「……そうですね。以前であれば出しませんよ」
「……つまり?」
「ええ、今の彼女であれば、おそらく。良い作戦を思いつきました。
━━ターボさん、早速トレーニングに行きますよ」
「うん! わかった!」
「……トレーナー、いつの間にライスシャワーの状態なんか手に入れたんだろう…………」
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時は少し遡って7月。
「私、見に行こうと思います」
「……何を?」
「ナリタブライアンのデビュー戦です」
オフサイドトラップが、そう切り出した。
……今のオフトラが見ても、恐らく良くない気がする。
「……多分絶望しかないよ?」
「分かってます。それでも」
彼女は、こちらを力強い目で見て、
「諦めないために」
そう、口にした。
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「━━ナリタブライアン、大差をつけて今ゴールイン!」
圧倒的なまでの力の差。
恐らく大半がタイムオーバーを食らっただろう。
「ははは、凄いなぁ……」
「……コレが今のブライアン。壁は高いよ?」
「ええ、そりゃあもう実感しましたよ。━━でも」
「絶対に追い続けます」
「……引退するまでに追いつけなかったら?」
「追いつけるまで引退しませんよ」
「ブライアンが先に引退したら?」
「影だろうが追い続けます」
「無いものを追うのは怖くないのか?」
「影を恐れはしませんよ」
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トレセンにて。
マックイーンやテイオー、サンデーサイレンスと会話していた時。*1
「イージーゴアさんって、どんな方だったのですか?」
「…………」
「もしもし?」
「……あー、いや、その、あまり苦手なタイプというか……本人は善意100%でくるから余計タチ悪いんだが………………」
「……例えば?」
「どんな場所であろうが、私を見つけたらすぐに『あっ、サンディ〜〜!!!』ってクソデケェ声で呼びやがる。パーティ会場ですらやりやがったんだぞ?
あと何かあったらすぐに私の所に伝えやがる。どんなにクソどうでもいいことであってもな。しかも直接。
せめて電話なりWhatsAppなり使えって電話番号渡したら、一日中スマホがピロンピロンブーブーブーブー鳴りやがる。
2日でブロックしたぞ、クソッタレ。
そしたら『なんでなんで』と泣きつくから余計うるさくなる。
しかもどっから手に入れたのか私の予定を把握してやがる。
数百マイル離れた場所まで付いて来やがったこともあるんだぞ?」
「あなたのことが大好きなんですね」
「マジで対応に疲れるんだよ……」
「ああ、それと、良い日本語を教えて差し上げましょう」
「……なんだ?」
「日本語には、『噂をすれば』という言葉があります」
「……意味は?」
「あちらをご覧ください」
サンデーサイレンスが、ゆっくりと首を向けた。
「サンディ〜〜!!!!!!!!」
「げえぇぇぇぇぇぇぇっ!!?!?」
即座に逃走を図るサンデーサイレンス。
しかし、既に加速してこちらに向かって来ていたイージーゴアから逃れられるはずもなく。
「久しぶり会いたかった寂しかった声聞きたかったどう元気してる? ちゃんと食べてる? みんなと仲良くしてる? ちょっと痩せてない大丈夫食べさせたげよっか?」
「……! …………!」
完全に正面からホールドされている。
体格差のせいで窒息してしまっている。
「……ぶっはぁ! 窒息死するかと思った! お前無駄にチチでけぇんだよ!」
「あ、ゴメン」
「つーか、何でお前が日本にいるんだよ!?」
「会いたかったから」
「ハァ!?」
ゴアを睨みつけるサンデー。
この間もガッチリとホールドされている。
「サンディ、ちょっと吸わせて?」
「何を……むっぐう!?」
「……ぷはぁ、ありがと!」
「は、いや、ちょ、おま━━!?」
「もっかいする?」
「いらねぇ!!」
ようやく拘束から抜け出し、一気に距離を取る。
テイオーが「ミチャッタ……ミチャッタ……」と顔を赤くして悶えている。
「仲が良いんですのね」
「でしょ!? そう見えるよね!? ねっサンディ?」
「ど! こ! が! 仲良く見えるんだよ!? 目ん玉ショットガンで穴開けたのか!?」
「しないよそんな事。 サンディを見れなくなっちゃう」
「こいつ……!」
高火力フルバーストで攻めるな。サンデーが死にかけてる。
「お前仕事は!? あっちじゃ忙しいはずだろ!?」
「うん。あと2時間後にはジェット機乗らなくちゃ」
「何でそんなにスケジュールキッツイのに日本に来てんだよ!? 金と時間をクソの山に投げ捨ててる自覚あんのか!?」
「そんな事ない! サンディがこの世で一番なんだよ!? 最も有効な使い方だよ!」
「イカれてるよお前……」
サンデーは全てを諦めたような目で空を仰いだ。
アメリカじゃずっとあんな感じだったのか……
「もう行かないと。 じゃぁまたね!」
「二度と来んな!」
中指を立てて吐き捨てた。
「良い友人ですね」
「勘弁してくれ……」
「テイオー? おーい?」
「アワワワワワ……」
「ダメみたいですわね……」
後
サンxゴアを書きたいがために登場させました(自白)
正直書いてて1番楽しかったです
サンxゴア流行れ……