第六の宮、処女官。漸く半分だよ.....。ここに噂のシャカが.......。
?「あ、やっと来た。兄さんに何もされてない?」
緑髪の綺麗な少年が駆け寄ってきた。ピンク色のような聖衣に、チェーンがついている。
光牙「……瞬さんって、黄金聖闘士だったのか.......」
瞬「ある世界ではね。シャカに次代にと指名されたんだ。.....で、大丈夫だった?」
光牙に少し説明した後、クリスが聞いてきた。
クリス「お前の兄貴、何とかしろよ。カノンや光牙を殴ってきたぞ、彼奴」
瞬「あ、やっぱり?」
彼は苦笑した。そしてにこやかな笑顔をして言った。
瞬「一部の人達は初めまして。乙女座の黄金聖闘士であり、青銅聖闘士、アンドロメダの瞬です。他の乙女座はこちらにいます」
瞬に言われるがまま、着いて行く。重たい扉のその先は花園。サガは悲しそうな顔をした。昔、何かあったのだろうか。....そういえばあの時、一輝に何を言われたのだろうか。
?「久しいな、天馬。」
天馬「アスミタ!」
金髪に白い肌の綺麗な人が、天馬を呼び止めた。瞳は閉じられている。
?「ようやく来たか」
?2「まあ、そう言わずに」
赤い髪の男性と褐色肌の男性がそう言った。彼等も乙女座の聖闘士らしい。
?→アスミタ「天馬時代の乙女座の黄金聖闘士、アスミタです。シンフォギア装者の皆さん。」
閉ざされた瞳は、しっかり私を見ていた。彼は、盲目なのだろうか。
?2→フドウ「成程。仏陀の生まれ変わりだと称されるあの方が興味を持つ筈だ。.....私は、フドウ。光牙時代の黄金聖闘士です。」
?3→シジマ 「私はシジマ。もう一つの次元の黄金聖闘士です。」
響「私、シンフォギア装者の立花響です。.....あの、シャカさんは.....」
彼等は皆、瞳を閉じながらクスリ、と笑った。
フドウ「シャカなら、あそこで瞑想しているよ。......君(立花響)だけで行くんだ」
瞬に示された場所は、沙羅双樹の根元。そこでアスミタにとてもよく似た綺麗な人が、瞑想をしていた。でも、なぜ私だけ……。
翔子「シャカは、響にだけ伝えたい何かがあるんじゃないかな?」
翔子がそう言った。
響(確かにそれなら納得はするけど……。)
どのみち、行かなきゃ進めない。
響(..近付いたのはいいけど、どうしよう......話かければいいのかな.....。あ、そうだ。)
響は正座をして目を瞑った。暫くして何となく目を開けると、そこは暗闇だった。目の前にはシャカ。目を開き、私を見つめている。その蒼眼は、確かに私を捉えている。
シャカ「立花響、第三号聖造物、ガングニール3代目装者、人類の希望、神殺し。…....君は少女だ。だが、重すぎないかね?」
....この人は、何を言っているのだろうか。今更、私に背負っているものの重さを問うの?
響「私は、コレを纏って戦う覚悟をした時から決めたんです。この手で届く範囲まで誰かと手を繋いで、救う事を。」
シャカ「....君は眩しいな。....今から君に全てを見せる。私達が歩んだ道を全てだ。」
彼女は覚悟は決まっていた。パンクするかもしれないが、響は前に進むしかない。それが葬った敵達への礼儀だからだ。全てを見た。女神アテナが死んだ世界。別世界の聖域と戦う世界。神々を打ち倒し、新たなペガサスが誕生した世界。これが、聖闘士の....世界。でも、女神アテナが死んだ世界にはいなかったが、殆ど必ず、ペガサスがいた。
シャカ「全て真実だ。そして、この世界も。この世界の規則に従い、この世界のアテナは聖域から静かに見守っていた。アウンナキの再来もな。」
響「見守る。それが、神が出来る唯一の事だから.....?」
シャカ「この世界ではな。....さて、目を覚ますがいい。ここは本来、来てはいけない場所なのだから」
目を開けると、薄桃の花弁が舞った。目の前のシャカは覚める事なく、静かに瞑想を続けている。
瞬「..…全てを見たんだね?」
瞬に聞かれ、私は頷いた。彼は、ある世界では具王ハーデスの寄り代。ある世界では、と結末は違っていたけど、彼は全てを含めた“彼"なんだろう。