聖域そのものが特異点であり、別次元の記憶併せ持ったり、年代と次元関係なく存在している聖闘士達。何がなんだか解らないが、とにかく、教皇に会うのが先決であり、会う為には十二宮の突破しかない。
カノン「という訳で、第一の宮、白羊宮に来たが.....」
マリア「まさかギャラルホルンゲートが教皇の間でないと設立できないなんて......」
カノンに続き、マリアが呟く。そう、なぜか教皇の間でないとギャラルホルンゲートが設立できないと風鳴弦十郎が言ったのだ。エルフナインちゃん曰く、聖域そのものが巨大な特異点で座標が安定していないかららしい。唯一安定している場所は、教皇のいる教皇宮だけ。何故か多大なエネルギーを消費する聖域。これも座標が安定していないから。
?「やかましいぞ、小娘共」
黄金の聖衣を纏ったその男は、静かにそう言った。彼こそ、この十二宮、白羊宮の主であるシオンだ。
藤尭朔也『黄金聖闘士(ゴールドセイント)...!?そりゃあ三人共負けるよ!』
カノン「成程。教皇としての部分か。はたまた罪悪感の集合体か」
シオン「カノンか。確かに私は黄金聖闘士、アリエスのシオンだ。そしてこの私は、後者だ」
翼(罪悪感の集合体......!?一体、この者は、シオンは何をしたと....!?)
シオン「聖遺物は教皇の間にいる者が所持している。私に自我があれど、体は言う事をきかん。私を倒して先に進め」
響「待って!貴方は、何をしたの!?罪悪感の集合体って言っているけど、一体、何を!?」
シオン「我が罪を知りたければまずは拳で語れ!小娘!」
翔子「役に立たないけど、私達も戦うよ!」
翔子が叫ぶ。まずは、黙らせる事が先決....
翼「マリア、雪音、カノンを主体に、翔子と天馬と光牙、暁、月読、は支援に!近接攻撃はカノンとマリアに任せる!雪音は遠距離攻撃を‼︎」
マリア「行くわよ!!!」
マリアとカノンが走る。シオンは拳を振り上げたが、マリアは尽かさずガードする。
シオン「聖闘士同士ならば文句でも言っていたが、今の我等は何も言えんな」
クリス「食いやがれ!!!!!」
クリスがガトリングを連射するが、
シオン「小賢しい!」
クリスの攻撃を跳ね返した...!
?1「頭を冷やしなさい!我が恩師シオンよ!」
冷静な声が宮内で響いた。シオンと同じ聖衣を纏っている聖闘士が、二人。
?2「星矢から事情は聞いた。聖遺物の力は、同じ守護星座を持つ黄金聖闘士達が同じ宮にいれば弱まると」
オレンジのような茶髪の青年がそう言った。彼も牡羊座の聖闘士なのだろうか。
?1→ムウ「私はムウ。シオンの弟子です。シンフォギア装者よ」
?2→貴鬼「私は貴鬼。ムウ様の弟子だ。光牙の代の牡羊座の聖闘士でもある」
自己紹介をしてくれたが、シオンは固まったままだった。
ムウ「白羊宮は教皇宮から一番遠い....。聖遺物の力は微弱です。そして第六の宮、処女宮にいる黄金聖闘士、シャカが何とかしてそれぞれの宮に他の黄金聖闘士達をテレポートさせようとしています」
ムウの話によると、そのシャカという人は味方らしい。
ムウ「さて、シオン。彼女達に話してください。私にも、貴鬼にも、カノン、天馬、光牙、翔子にも聞く"義務"があります」
シオンは、重々しく口を開いた。それは、彼が背負った罪だった。
響達は"聞かなきゃよかった。"とは思わなかった。ただ、響は、彼に真っ直ぐな瞳を向けた。
彼(シオン)がした事。それは双子座の聖闘士は双子。特に双子の弟妹は凶星と呼ばれ、忌み嫌われる。その事を知りながら、サガだけでなくカノンも聖域に連れてきた事。また、サガの中にある悪の心を知りつつ過ちを犯した事。策とはいえ女神アテナを裏切り、冥界軍の証、冥衣を纏った事。そして、来るべき戦いに向けてとはいえ、死者を甦らせるような最も愚かな事をした事。彼は、守る為に捨てれる人なのだ。
シオン「非難するならしろ、」
クリス「しねぇよ。私は、アンタを非難しないしできない。だって私は、アンタみたいな事をしでかした。ちっぽけな人間だから」
選択できる勇気がある人間を、どうして非難できる。嘗てクリスも自分の罪滅ぼしの為に仲間を一度は裏切ったのだから、
未来「シオンさん。貴方は、いつだって己を犠牲に守ってきたのですね。」
マリア「だから、次代に紡がれた」
未来とマリアの言うとおりだ。ムウに紡がれ、貴鬼に紡がれた。それは彼が、守ったからだ。
天馬「シオン、俺がいなくなってからも大変だったんだな.......」
シオン「天馬.... ....」
天馬とシオンは、同じ時代の聖闘士だったらしい。だからか天馬は、シオンを気をかけた。
シオン「ところで天馬よ。お前は"どちら"の天馬だ?」
天馬「"両方"だ。童虎が師匠だった記憶もあるし、水鏡先生の事も覚えている」
シオン「私と一緒か......」
どういう事か、響は解らなかった。
カノン「説明しなかったか?この世界で俺達は他の世界の己の記憶も混合されているんだ」
響(そういえば、カノンは"ある次元では教皇だった"って言ってような..)
光牙「で、貴鬼達は今までどこにいたんだ?」
貴鬼「隠れていた。というのも、着いた時、私一人で、ムウ様はつい先程、ここに来たばかりだからだ」
ああ、察しがついた。
カノン「とにかく、次の宮へ行くぞ」
またもやカノンが取り仕切った。
ムウ「しかし、油断は禁物です。黄金聖闘士の中には、直接戦う者もいます。なので、貴方達が纏う、シンフォギアという鎧について見せてもらっていいですか?」
ムウは響達の纏うシンフォギアについて観察した。
クリス「あまりジロジロ見るんじゃねえよ...!」
ムウ「そのシンフォギアという鎧、聖衣に比べると強度や性能では劣りますね」
マリア「否定はしないわ」
ムウ「しかし、聖衣にはない可能性を色々と秘めているのも事実です。どうですか?私の聖衣の修復術で貴方達のシンフォギアの強度を上げてみませんか?」
翼「聖衣の修復ができるのか!?」
ムウ「はい。私は聖衣の修復師ですから」
響「その強度を上げるのにどれくらいかかりますか?」
ムウ「目安としては1人5分といった所です」
クリス「ってなりゃ、全員で合計35分といった所だな」
ムウ「では、始めますよ」
そして、全員のギアの強度を上げ終わった。
切歌「これは凄いのデス...!」
調「いつもと違って生命のようなものを感じる...!」
マリア「ギアの命の息吹が聞こえてくるみたいよ」
買「これで備えは万全だ」
カノン「さっさと行くぞ!」
響「ムウさん、ありがとうございます!」
響達は次の宮、金牛宮へと向かった。
貴鬼「ムウ様、星矢達の時と違ってセブンセンシズの説明をしてないんだけど..」
ムウ「話によれば、立花響と雪音クリスの2人は以前、セブンセンシズでもない未知の強大な小宇宙に目覚めた事があるそうです」
貴鬼「それって...」
ムウ「私にも解りません。ですが、セブンセンシズとは違う、異質の小宇宙である事は間違いないでしょう。また、目覚めるかどうかは解りませんが...」