響達は金牛宮の前に来た。
翼「あれが第二の宮、金牛宮か...!」
切歌「いっちょ、やったるデス!」
調「待って、切ちゃん!」
切歌が突撃してしまい、調も慌てて後を追った。
クリス「バカ、迂闊に入ったら」
?「"グレイテストホーン"!」
切歌「あああああっ!!」
調「うっ!」
あっさりと2人は吹っ飛ばされたのであった。
マリア「何があったの!?」
響「行きましょう!」
残りのメンバーが入ると、そこには牡牛座の黄金聖闘士がいた。
翼「誰だ!?」
光牙「この声、ハービンジャーか!」
光牙が叫ぶ。ハービンジャー・・・・この金牛宮を守る黄金聖闘士の名前。
カノン「俺は知らん。光牙、誰だあれは」
光牙「彼奴はハービンジャー。牡牛座の黄金聖闘士で、女神アテナに教皇に任命された男だ」
カノンにそう説明し、光牙は構えた。何にせよ、白羊宮とは違い、彼の実力が解らない。
翼「私達が相手だ!マリア達は体力を温存するんだ」
カノン「シャカが他の牡牛座の聖闘士を呼ぶまで耐えろよ!」
マリア「分かったわ」
カノンの叫びが、戦闘開始の合図になった。
ハービンジャー「やってみやがれ!」
素早く光牙がハービンジャーの懐に潜り込み、アッパーをかました。ハービンジャーは殴られながらも、光牙の腕を折った。
光牙「うわあぁぁぁ!」
響「光牙君!!!!!」
クリス「舐めやがって!」
響とクリスは同時攻撃を仕掛けようとした。
響「はあああっ!」
クリス「喰らいやがれ!」
しかし、攻撃しようとした途端にハービンジャーの攻撃に吹っ飛ばされてしまった。
響「ああああっ!」
クリス「うわあああっ!」
翼「立花、雪音!(今の攻撃は何だ?確かめる必要がある!)」
次は翼が斬りかかったが、近づく前にハービンジャーの攻撃を受け、吹っ飛ばされた。
翼「ぐはっ!」
クリス「くそっ...、何てパワーなんだよ...!」
響「何とかしなきゃ...!」
翼「(攻撃を受ける前、奴は素早く腕を突き出すのが見えた。恐らく...、あの状態は既に攻撃態勢。まるで居合のようだ...!)立花、雪音、何の考えもなしに向かっても返り討ちに遭うだけだ」
クリス「じゃあ、先輩は彼奴を倒す策があるのか?」
翼「ある。今の奴の状態は居合、攻防一体の構えをとっている。奴を倒すには、その構えを崩さなければならない」
クリス「ってなりゃ、その構え自体がファイティングポーズって事になるな」
響「行きましょう!」
光牙「仲間に期待されちゃ、応えなきゃ。......ハービンジャー、あの時は倒せなかったけど、今回は違うぜ!」
光牙は構えた。
ハーピンジャー「やってみろよ。受けて立つからよぉ!」
光牙「"ペガサス閃光拳"!」
目映い光と爆音と煙が金牛宮に立ち込めた。
マリア(やったか...?)
そう考えた途端、何かが吹っ飛んだ。
カノン「まだだ!」
カノンの叫びは、遅かった。
響「ぐ、うっ......」
其処にはハービンジャーに首を捕まれている。呼吸がしにくい響の姿があった。吹っ飛んだのは、響を庇おうとした翔子と天馬、未来だった。
響「(クソ、ここで終わり。嫌、まだ、終わってない。まだ、終わらせない!何とかするしかない.!他の聖闘士達が来るまでは!)私達は、諦めないっ!」
響は拳を握りしめて叫んだ。歯を食い縛った。
ハービンジャー「......普通、心が折れるが...おもしれぇ!」
響「が、はっ......!」
ハーピンジャーの力が強くなる。
響(ダメだ、諦めちゃダメだ。ここで諦めたら、私は......!自分が許せないっ!)
?「よくぞ耐えた!!!シンフォギア装者!!!」
ー瞬だった。響の首が解放され、肺に空気が一気に入った時、黄金の牛が暴れ牛を吹っ飛ばした。
カノン「ようやく来たか!アルデバラン!」
ハービンジャーを吹っ飛ばした人が、アルデバラン...?
ハスガード「その信念、賞賛以上しかあるまい。我が名はハスガード。既に捨てた名だが、混乱されては困るのでな」
オックス「二人の青銅聖闘士は無事だ。ある程度すればすぐ復活するだろう」
ハービンジャー「....先代のアルデバランに、先々代のハスガードとオックスか」
ボロボロになりながら、ハービンジャーは歩いてきた。シンフォギア装者達は武器を構えたが、
ハービンジャー「通れよ」
シンフォギア装者『え?』
彼女達がすっとんきょう染みた声をあげた。響はというと、開いた口が塞がらない。
ハービンジャー「事情は星矢に聞いてんだ。ただ、お前達の心の強さを俺は知りたかった。それだけだ」
響「で、結果は?」
響は殺されかけたが、結果は知りたい様子だった。純粋に。本当に。
ハービンジャー「強すぎんだよ、お前の心」
響「つまりは、合格...?」
カノン「次は油断した瞬間死ぬ双児宮だ。行くぞ」
響「っ!」
カノンに言われて休む間もなく歩こうとしたら、足から力が抜けた。ジュクジュクする痛みが、立つ事を赦さない。
ハスガード「足を出せ」
ハスガードに言われるがまま足を出すと、彼は手を翳して治してくれた。
響「まさか、これがコスモ!?」
ハスガード「間違いないが..?」
あ、困らせちゃった。