俗世が好きで何が悪い!?   作:みども

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登場人物紹介(優希奪還戦編)

ジョン・ドゥ

人型醜鬼である青羽達に手を貸す、人語を理解できる謎多き特殊な個体の醜鬼。通常の醜鬼達と異なり人間に対する敵愾心を持たず、むしろ醜鬼を束ね人類を害する八雷神を本能的に敵視するという、通常の醜鬼とは明らかに異なる思考を持つ。青羽の弟である優希を魔防隊から奪還するために、醜鬼の軍勢や己の能力を用いて協力する。奪還後は隠れ里の非戦闘員達を別の隠れ里に避難させるとともにその防衛を務めており、優希を取り戻しに来た魔防隊とは直接交戦していないが、これまでに調査した隊員達の能力などの情報を提供し醜鬼やドローンを用いて援護している。外見は長身に色素をほとんど持たない銀髪と色白の肌と赤い目が特徴のアルビノのような外国人の男性だが、青羽達のように醜鬼化した元人間ではなく生まれながらの完全な醜鬼。そのため人間とは価値観が異なり、言動にも無感情で冷徹な印象を受けることがある。

 

和倉(わくら) 青羽(あおば)

陰陽寮から脱出してきた人型醜鬼達を束ねているリーダー的存在。優希の実の姉であり、6年前の魔都災害で行方不明となっていた。他の人型醜鬼と同様に魔都災害に遭遇した際に魔都の桃を食べ、人型醜鬼となってしまった。彼女の場合は特に暴走状態がひどく、理性を止めるために魔都の辺境に身を隠し、魔防隊に発見されることなく過ごしてきたため、日本政府側は存在を認識しておらず死亡者として扱われている。彼女個人は陰陽寮などから危害を加えられていないが、ココたちの話を聞いているため日本政府は一切信用しておらず、自力で元の体に戻る手段を探している。複数の魔都の桃を摂取しており、その影響で他の人型醜鬼たちと比べて桁違いの戦闘能力を持つ。髪を操る能力、口から光線を出す能力、桃を摂取することで一時的に五感や身体能力を強化する能力などを持つ。性格は魔都災害にあった時からほとんど変わらず、自分たちの境遇に悲観することもなく全力で立ち向かい、全力で突き進む自分の道に平気で周囲を巻き込み振り回すガキ大将のような面がある一方で、仲間と認めたものを手厚く保護するなど面倒見のいい面もある。京香の奴隷になっている優希を取り戻すために七番組に襲撃を仕掛け、優希の奪還に来た魔防隊と激突する。一時は天花に追い詰められるが、優希のことを思うあまり肉親の青羽を仕留めきれなかった隙をつき天花に光線を浴びせ重傷に追い込んだ。弟に近づく女はしばき倒すというかなりのブラコン。

 

銭函(ぜにばこ) ココ

青羽の仲間の1人。魔都災害に遭遇した際に魔都で桃を食した結果、人型醜鬼となってしまった。短気で喧嘩っ早い性格なので粗野な印象を受けるが、その実人一倍仲間思いで情に厚い。体液を操り、自分の表面を滑らせることで打撃を無効化することができる能力を持つ。また、人型醜鬼らしく人間をはるかに上回る身体能力と再生能力を持つ。仲間たちが受けた仕打ちが許せず、陰陽寮襲撃に熱意を燃やす。優希の救出時には魔防隊をおびき出す囮役を担い、不意打ちながら日万凛を殴り飛ばした。その後優希を取り返すために隠れ里に攻め込んできた魔防隊に対して入り口に相棒の熊童子とともに出陣し、朱々とサハラを相手に能力を駆使して優勢に立ち回るが、2人の作戦に敗れ重傷を負う。ジョン・ドゥの醜鬼が時間を稼いでいる間に回復中。

 

湯野(ゆの) 波音(なおん)

青羽の仲間の1人。「美しいわ」「美しくないわね」が口癖で、様々なことを美しいか否かという判断基準で評価する、人一倍美に強い関心を持つ女性。現世ではモデルをしていたが、ある日魔都災害に遭い、醜鬼から身を守るために魔都の桃を食した結果人型醜鬼となってしまった。その後陰陽寮に確保され、人権のない実験動物としての日々を過ごすことになる。能力を駆使してココらとともに脱出後、この件を発表するも政府の権力と能力により事実を握りつぶされ、なおかつ庇護されるべき魔防隊から狙われることとなり、魔都に逃げた先で隠れ里と青羽達にであった。能力はどんな物でも透過・潜伏することができる『隠された美(ヒトリシズカ)』。優希の救出時にはココに加勢して朱々と交戦、隠れ里の戦いでは洞窟中腹にてアクラとともに待ち構え両副組長である日万凛と八千穂の姉妹と相対する。ココが朱々達に負けたことを聞き、救援に向かう。

 

和倉(わくら) 優希(ゆうき)

今章における魔防隊と人型醜鬼の抗争の原因となっている主人公。攫われ取り返されでもはやピーチ姫。青羽の実の弟。人型醜鬼達の事情を聞き、なんとか青羽達を止めようと説得を試みるも失敗、魔防隊の仲間達と実の姉たちの戦いというどちらが勝っても彼にとっては辛い戦いが繰り広げられる中、何もできないという状況に陥る。

 

羽前(うぜん) 京香(きょうか)

魔防隊七番組組長であり、優希にとって主人であり上司であり理解者であり命の恩人。故郷を鬼童丸に滅ぼされたことから、魔都や醜鬼の存在を激しく憎んでいる。醜鬼を打ち倒す剣技を駆使する、桃の恩恵なしに醜鬼を倒せる唯一の人類。奪われた優希を取り返すために六番組とともに隠れ里に乗り込み、青羽達と人型醜鬼の存在、陰陽寮の抱える魔都の闇の部分などを知る。魔都の利用に猛反対の立場である京香は魔防隊の組長という立場にありながら陰陽寮を潰すと宣言し青羽の説得をするが、日本政府を一切信用していない青羽との交渉は決裂。優希の身柄と暴動の阻止をかけて、魔防隊に入ってから二度目の遭遇となる一本角こと鬼童丸と戦う。

 

出雲(いずも) 天花(てんか)

魔防隊六番組組長。青羽に対して初対面から義姉呼ばわりし、優希への好意を隠そうともしない優希の交際相手を宣言するほどの、青羽の地雷を無自覚に踏み抜きまくる人。空間を操り、瞬間移動などを駆使する能力『天御鳥命(アメノミトリ)』を有する。瞬間移動は最大連続666回は使用可能であり、持久戦による能力切れを狙うのは非常に困難。隠れ里の戦いに京香の要請に応じて援軍として参加し、隠れ里の奥地で青羽と戦う。当初はその人外じみた身体能力による高速移動に翻弄されるが、京香との連携により青羽の攻撃を鬼童丸に誘いあと一歩まで追い詰めるが、とどめを刺そうとした瞬間に優希のことを思うあまり致命的な隙を晒してしまい、青羽の光線を受けて戦闘不能に追い込まれた。

 

(あずま) 八千穂(やちほ)

魔防隊六番組副組長。元魔防隊総組長で東家当主の祖母の影響を受け、時代錯誤な口調になっている尊大な態度の持ち主。こっちもこっちで妹大好きなシスコン。能力は時間を五秒間停止したり巻き戻したりすることができる『東の辰刻(ゴールデンアワー)』。非常に強力だが、その分すこぶる燃費が悪く、使用にはポージングを取る必要があり、連続使用はできない、使用後には極度の疲労が生まれ使用できる回数の上限の少ない、直接的な攻撃能力ではないため別途攻撃手段が必要など、弱点も多く決して無敵とは言い難い能力。優希奪還のため七番組からの援軍要請に応じて隠れ里の戦いに参加。洞窟の中腹にて妹の日万凛とともに波音らと戦う。

 

(あずま) 日万凛(ひまり)

魔防隊七番組副組長。八千穂の妹。実家では落ちこぼれ扱いされてきた。能力は専用の端末にセットした他者の能力をコピーすることができる『青雲の志(ラーニング)』。一見誰の能力でも使えるという強力な能力だが、能力と使用者である日万凛自身に相性があり、悪ければ悪いほど能力が劣化するというデメリットがある。ほとんどの能力はこのデメリットによりまともに運用できない。魔都災害の遭難者救出に朱々とともに出るが、青羽達の策略にハマり遭難者に化けたココに逆に投げ飛ばされてしまう。優希を取り戻すために隠れ里に乗り込んだ際には、洞窟の中腹で姉である八千穂とともに波音らと対峙する。

 

駿河(するが) 朱々(しゅしゅ)

魔防隊七番組所属の隊員。能力は自分の肉体を巨大化、もしくは縮小化することができる『玉体革命(パラダイムシフト)』。巨大化というシンプルかつ強力な制圧に優れた能力だが、巨大化には制限時間があり大きくなればなるほどその時間は短くなるというデメリットがある。また触れているものも一緒に巨大化できるが、服などの単純なものなら可能だが銃器やスマホなどの複雑な機構のものは巨大化できない。対して縮小は小さくなればなるほど制限時間が伸びる他、スマホなど複雑な機構のものもサイズを変えることができる。日万凛とともに魔都災害の被災者救出に出るが、偽装したココと波音に逆に襲撃を受けてしまう。隠れ里の戦いではサハラとともに洞窟入り口で迎撃に出てきたココ&熊童子と戦い、能力を生かした戦法で見事に熊童子を撃破した。しかしココを捕縛しようとした際に出てきたジョン・ドゥの合体巨大化醜鬼に妨害される。

 

若狭(わかさ) サハラ

魔防隊六番組所属の隊員。ロングスリーパーで、交流戦などにほとんど顔を出したことがない。能力は1分から60分の中で指定した時間、自らを強化する『怒れる羊(クレイジーシープ)』。指定した時間が短ければ短いほどに強化の度合いが上昇するが、能力が解除された際には三分間のインターバルが必要となりその間は能力の使用ができなくなるデメリットがある。七番組の援軍要請に応じて優希奪還のための戦いに参加、隠れ里の入り口にて朱々とともにココ&熊童子と戦う。自慢の肉弾戦が効かないココに苦戦するも、朱々との連携により熊童子を撃破しその牙を武器に利用してココに重傷を与えて戦闘不能に追い込む。そこで強化時間が切れたため、妨害に入った巨大化醜鬼の相手を朱々に任せて能力のチャージ中。

 

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