結月ゆかりのアウトブレイク   作:宇迦之たま猫

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まずはお試しで書いて見ました。
挑戦してみないとね…



【発生】Prolog

 

 

──1998年9月27日

私、結月ゆかりはアメリカ中西部にある街…【ラクーンシティ】のラクーン大学に留学する事になり、両親の古い友人だと言うラクーンシティ在住の男性、【マーク・ウィルキンス】さんのお宅にホームステイする事になった。

 

マークさんのお宅に着いたのが午後17時頃だったので、マークさんの奥さんとお子さんに挨拶を行い、荷物整理は後にして夕飯をご馳走になった。

イメージ通りと言うか、アメリカの食事は油っこい物と言うかカロリーの暴力と言うか…そんな感じだった。

あ、でも奥さんの手料理はとても美味しかったです。

 

夕飯をご馳走になった後、お部屋に案内してもらい、荷物整理を行った。

その日は移動と荷物整理で潰れてしまった。

 

翌日、朝からマークさんはお仕事へ行き、お子さんは学校へ行ったので街を奥さんに案内して貰った。

道中側を通った家電量販店で、展示されているブラウン管テレビから物騒なニュースが放送されていた。

2ヶ月前にラクーンシティ郊外で起こった、孤立した民家が10人前後のグループに襲われ、住民が食い殺されるという猟奇殺人事件についてだった。

その異常性にも反して犯人は特定されず捜査は難航、その後も犠牲者が続出して未だに未解決なんだとか…

 

その後夕方に家へ戻ると、マークさんとお子さんも戻っていた。

なんでもマークさんが、同僚で親友のボブさんと言う方と行き付けのBARに飲みに行くらしく、ボブさんに私を紹介したいと言う事で着いて行く事になった。

あまりお酒は強くないので弱めのカクテルでも頼もう。

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

レトロチックなネオンの看板がチカチカと着いたり消えたりしている中々良い感じの雰囲気がする木造のお店【J's BAR】

そのお店の前に私とマークさんはいた。

 

「わぁ…ここがそのお店ですか…」

 

「あぁ、店の雰囲気も良く酒もツマミも美味い、良い店だぞ」

 

 

 

マークさんが待ちきれないと言わんばかりに扉を開けて中に入る。

私もそれに続いて中に入ると…これまた風情のある内装だった、BARと言えばこんな感じ…と言ったもの。

カウンター席以外だと、大きなワイン樽を机代わりにした1人用の窓際席や、小さなテーブルを挟む様に椅子を置いてカードゲームを楽しむ人々など。

奥には1台だけスロットが置いてあった。

 

 

私がキョロキョロと中を見渡していると、1人の美人なウェイトレスさんが近付いてきた。

 

「いらっしゃいマーク!ボブならあそこのカウンター席に座ってるわよ。……あら?初めて見る顔ね、あたしはここでウェイトレスをしてる【シンディ・レノックス】よ、よろしくね♪」

 

「あっ、はい!マークさんのお宅にホームステイさせて頂いてる【結月ゆかり】と申します、よろしくお願いします。」

 

 

シンディさんがにっこりと優しく笑いながら軽く手を振って離れていく。

マークさんがこっちだ、と1人のご老人が座っているカウンター席に向かう。

 

 

「待たせたなボブ」

 

「おぉマーク…たいして待っとらんよ…そちらの可愛らしいお嬢さんが例の…?」

 

「あぁ、紹介するよ。日本に住んでる友人の娘さんでな、今回ラクーン大学に留学と言う事で家でホームステイする事になったんだ」

 

「結月ゆかりと申します、よろしくお願いしますね、ボブさん」

 

「おぉ…よろしく頼むよ…」

 

 

朗らかな笑みを浮かべながら話し掛けてくれるボブさん、なんだか体調が悪そうだけども…大丈夫だろうか…?

 

 

私とマークさんもカウンター席に座ると、中でグラスを磨いていたウェイターさんが注文を聞きに来た。

 

「いらっしゃいマーク、今日は何にするんだい?」

 

「スコッチをロックで頼むよウィル」

 

「OK、スコッチのロックだね。そちらの初めて見るお嬢さんは何にする?」

 

「あっえと、マークさんのお宅にホームステイさせて頂いてる結月ゆかりと申します。えーと…ではモヒートを1杯お願いします」

 

「僕はウィル、よろしく。モヒートだね、これからはうちの店をご贔屓に」

 

「あはは…たまにで良ければ」

 

 

そう言うとウィルさんは軽くウインクすると用意に移った。

シンディさんからおつまみのナッツ類を載せた小皿を受け取り、ポリポリと摘む。

塩味が丁度いい。

 

ナッツを楽しんでいると、少し離れたカウンター席に座っている無精髭のナイスガイな男性がマークさんに話し掛けていた。

なんだか警察官みたいな服装をしている人だ。

 

「ようマーク!ここらじゃ見ねぇ顔のお嬢ちゃん連れてんな?」

 

「おうケビン、家にホームステイしてる子だ。友人の娘さんでな」

 

「初めまして、結月ゆかりと申します。よろしくお願いします」

 

「硬っ苦しいのはナシだぜ?俺は【ケビン・ライマン】、よろしくな!」

 

挨拶を交わすと、ケビンさんは自身の席に戻ってお酒を飲んでいた。

マークさんが話してくれたけど、ケビンさんはR.P.D.と言うラクーン市警察の署員らしい。

優れた射撃の腕を持っているが、楽天家で細かいことは気にしない性格らしく、そのせいで遅刻の常連だったりこのBARでもツケで払ってたりと、何かと話題に事欠かない人物らしい。

ポジティブに言えばムードメーカーって事なのかな?

 

 

 

 

ウィルさんが持ってきてくれたお酒をちびちびと飲んでいると、角の天井付近に設置された小さなテレビからニュース速報が流れる。

 

『本日のラクーン・シャークスの試合で暴動が発生しました。ファンの1人が試合中に乱闘を初め、スタジアム中に拡大した模様です。現在、負傷者の数は不明ですが、50人以上の警察官が自体の収拾に……』

 

 

随分と白熱した試合で興奮したのかなぁ等と思っていると

 

「きゃあっ!?」

 

シンディさんが悲鳴をあげて運んでいたグラスを落として割った様だった。

大きいネズミがいたらしい、飲食店にネズミ…?

 

ふと横を見るとボブさんがぐったりとした様子でカウンターに寝そべっていた。

 

 

「食べないのか?おいボブ 大丈夫か?」

 

「……あ?」

 

 

心配そうに声を掛けるマークさんと、それに今にも死にそうな顔色と声で反応するボブさん。

大丈夫なのだろうか…心配になる…。

 

 

ギィィィ……

 

 

軋む様な扉の開く音が聞こえたのでそちらを見ると、ヨレヨレの白い服装の男性がふらふらとした足取りで入って来て、開いたままの扉の前で俯いて立っていた。

 

 

「……? 客にしちゃあ妙だな…」

 

 

怪訝に思ったのだろうウィルさんが近付いて行く。

 

 

「…なんだアイツは」

 

 

マークさんから見ても怪しかったのだろう、そんな言葉がマークさんの口から溢れると…

 

ドスンッ…と音を立ててボブさんが椅子から落ちた、慌ててマークさんが駆け寄って安否を確認する。

 

「おい!どうしたボブ!しっかりしろ!」

 

ボブさんを抱き上げて安否を確認していると、ウィルさんの悲鳴が聞こえてきた。

 

 

「何するんだ!ぐぅっ…あ”ぁ”っ…」

 

 

先程の怪しい男がウィルさんの首筋に噛みつき、夥しい量の血液が溢れていた。

ウィルさんは力を振り絞ってなんとか怪しい男を引き剥がして店の外へと突き飛ばして扉に鍵を掛けた。

 

夥しい量の出血をして顔面蒼白のウィルさんがその場にへたり込む。

店の中が騒然とする。

余りにも突然の出来事に呆然としていると

 

「うわッ!?」

 

ケビンさんが驚いた様な悲鳴を上げた。

釣られてケビンさんの向いている方へ目を向けると、そこには窓にへばりついている先程の男にそっくりな状態のあきらかに正気を失った人間がたくさんいた。

 

軽く見えただけでもかなりの量がいた、扉をドンドンと叩く音がする。

余りここも長く持たないだろう。

現実味が無さ過ぎて、逆に冷静に物事を考えている自分がいる。

 

さっきニュースで流れていた暴動…もしかしたらこれの事なのかもしれない…つまり、ケビンさんの同僚の警察官達もウィルさんの様に噛み付かれて…食い殺されたのかもしれない。

 

私達は…これからどうなるのだろうか…

 

 





実はアウトブレイクは1も2もめちゃくちゃやり込んだ勢です。
本当にアウトブレイクは発売が10年早かった神ゲー…‐
リメイクとかHDリマスターで復活しないかな…
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