体中が痛くて目が覚めた。
しばらくじっとしていると気配がした。
「.....とどめでもさしに来たか?」
「そんなことはしないわ。貴重な人材だもの。」
痛みに耐えながら首を横にして立っている人間?を見る。俺が全力を出したっていうのにこいつは汗さえもかいてない。腹立つなこいつ。
「.....なぁ。どうしたらあんたみたいに強くなれる?」
もしナザリックと対立した時にこの程度の強さじゃ瞬殺される。プレアデス程度なら殺せるが。
「私の強さは産まれつき。努力して得た物じゃない。」
こいつ産まれた時からこの強さかよ。バケモンめ…
「…なら鍛えてくれよ。」
驚いた顔をして、こちらをむく。
「そうね。......暇つぶしにはなるかしら。」
とりあえずは目標は原作の俺より強くなることだな。
できればレベル90代まで…
「けどね。あなたを鍛えても私には大したメリットがない。」
「....何が欲しい?」
「もしあなたが私より強くなった際には
私を孕ましてもらうわ。 」
「......は!?」
(゜ロ゜)
俺の顔はこんな風になってるだろう。
「私のやりたい事は私より強い者の子を産むこと。」
「頑張ってね。期待してるわ。」
そう言って俺をお姫様抱っこして扉の外まで運んでくれた。
マトモな環境で育ってないからイカれてやがる。
外に出してくれたはいいが自力で歩くのがきつい。
1歩1歩歩くが体がきしむ。
数歩、歩いた所に運んでくれた箱があった。
やっと帰れると思ったが、うんともすんともいわない。
帰りは自力かよ。
廊下にへたりこんで少し意識を手放す。
隊長........隊長.........起きてください。
誰かに揺さぶられて目が覚める。相変わらず体が痛い。目を向けると金髪のイケメンがいた。
クアイエッセ〔一人師団〕だ。
「.....お気づきになられましたか。番外席次にやられたそうですね。」
俺のボロボロの姿を見て言う。
「....悪いけど肩かして欲しい。」
「もちろんです。どうぞ。(隊長が人を頼るとは…)」
助けられながら1歩1歩歩いていく。
番外席次にボコボコにされたことによって、元の人格は完全に壊れてしまったようだ。
おそらく原作でもこんな感じだったんだろう。
あれだけ偉そうにしてたのに、凄く自分が惨めに思える。
歩きながらポツポツ話す。
「........その今まですまなかったな。」
「......?なんの事です?」
「分かるだろ?この程度の強さで偉そうにしてて。努力せず、幼稚で成長してない。おまけに信仰心も無い。こんな男には苛立つだろ?」
「.....随分とご自分を卑下しますね。」
少し考えて遠回しに発言する。
「そもそも私達には隊長と番外席次の強さなど高すぎて優劣など分かりません。確かに少々性格に難があったとは思いますが。」
そこまで話した所で誰かが来た。
軽装備、露出度が高く、金髪美少女、目が赤く、何処か狂気めいている。
皆ご存知クレマンティーヌだ。
「げっ、隊長とクソ兄貴じゃん」