ウマチューバーメイショウドトウ   作:ブリンカー

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レースゲーム

 「このゲームで対決するんですかぁ~?」

 

 

 

 「私ゲームをあまりやったことないからすごく楽しみです!」

 

 

 

 お腹いっぱいになった2人にエアシャカールは続いて用意していたゲーム機をテレビモニターに映してゲームをするよう促す。特にナリタトップロードは乗り気のようで、コントローラーを手にして準備万端とでも言いたげな様子で待ち構えている。

 

 メイショウドトウはエアシャカールにいわれるがままにゲームを起動し、まずはとりあえずやってみることになった。レースとしてただ走るだけでなく、道中で拾えるアイテムを使って一発逆転が狙えたりと色々なギミックが用意されているようだ。2人は直感でそれぞれのキャラクターを選ぶ。

 

 

 

 「私はこのオバケちゃんにします。ドトウちゃんみてこの子なんか可愛くない?」

 

 

 

 「なんかいたずらっ子な感じの顔してますねぇ。じゃあ私はこのカメさんに・・ってあぁ~!!なんか間違ってカメさんが骨になっちゃいましたぁ~!!」

 

 

 

 それぞれ無事?キャラクターが決まりのるマシンを選ぶ。初めてなのでオードソックスなマシンを選び、初心者用のコースを選択する。F1さながらのスタートの合図で一斉に走り出したマシーンたち。わーきゃーいいながらゲームを楽しむメイショウドトウとナリタトップロード。そしてその様子を一挙一動余すことなく撮影するアグネスデジタルは興奮を抑えきれないでいた。

 

 

 

 (あぁ~・・!!さっきまで撮影モードの顔をしていたトップロードさんがドトウさんと一緒に時間を過ごしていくにつれてどんどん素の状態に戻っているのがたまらない・・!やはり旧友と過ごすと落ち着いて本当の自分が出てしまうみたいな・!?うへへぇ~っ!ドトウさんのスタッフになって本当によかったぁぁ~っ!!あばばばっ、カーブと一緒に体を傾けるトップロードさんの萌えパワーががががが~~!)

 

 

 

 「これっ!難しいけどっ!楽しっ、いですね!」

 

 

 

 「あわわわわトップロードさんぶつかっちゃいますぅ~!!」

 

 

 

 「ドトウちゃんなんか逆走してるよ!ってなんか雷降ってきた!?」

 

 

 

 「体が小さくなっちゃいましたぁ!」

 

 

 (こいつら下手くそすぎンだろ・・初めてにしてももうちょッと上手くできそうなもンだが・・つかトップロードのやつ体傾けすぎじゃねェか?小学生かよ)

 

 

 慣れてきたのか、さらに盛り上がっている2人。その流れを断ち切るのは少し気が引けたが、エアシャカールは時間を見計らって指示を出す。夢中になっているメイショウドトウは最初気が付かなかったが、エアシャカールの手ぶりをみてようやく気付き、今現在撮影中なのだと思い出す。レースが終わって次のレースにうつる前にメイショウドトウはカンペ通りしゃべりだした。

 

 

 

 「もうそろそろいい時間なのでこれが最後になりますぅ~。」

 

 

 

 「わっ!本当ですね。じゃあこれがラストということですか?」

 

 

 

 「はいぃ。次に負けた方が勝った方のいう事を1つだけ叶えるというルールで勝負しませんかぁ?」

 

 

 

 「いいですね!ドトウちゃん私負けませんよ!」

 

 

 (1つだけ叶える!??つまりそれはなんでry)

 

 

 (アイツ絶対しょうもねェ事考えてるだろ)

 

 

 先にアグネスデジタルに睨みを利かせ牽制するエアシャカール。妄想を始めようとしたアグネスデジタルだったが、鋭い視線を受け、一瞬怯むも、これもまたご褒美とにやにやし始めた。仕事さえしてくれればいいとエアシャカールはため息をつきながら視線を2人に戻し、様子を見守った。いい取れ高になるかはメイショウドトウとナリタトップロード次第だ。今のところノーカットで動画投稿しても再生数は稼げるだろうと思えるぐらい盛り上がっていたので心配ないだろう。エアシャカールはゲームをプレイする2人をよそに次の動画のことを考え始めていた。

 

 

 「なんかロケットスタートできましたよ!すごいです!」

 

 

 

 「なんか車が故障して前にすすめてませぇぇん!!」

 

 

 

 開幕早々明暗が分かれた2人。すいすいと進んでいくナリタトップロードに対して出遅れたメイショウドトウ。しかしアイテムを駆使しながら徐々に順位を詰めていくのはメイショウドトウ。ナリタトップロードも上位をキープしてレースは最終ラップに入った。白熱する2人。

 

 

 

 「これで逆転かもっ?よ~しっ!」

 

 

 

 メイショウドトウは自身が大砲になってライバルを蹴散らせながら加速できるアイテムを使ってぐんぐんと順位を上げていく。そしてあっという間に1位になると、あと少しでゴールというところまできた。

 

 

 

 「後は落ち着いていけば・・!」

 

 

 

 「このままじゃドトウちゃんに負けちゃう!って何かすごい勢いで青いやつが?」

 

 

 

 「なななななんかこっちにきてますぅ!?」

 

 

 ドトウの少し後ろを付けていたナリタトップロード。もうこの先は拾えるアイテムはない。何か逆転はできないかと模索していると自分のマシーンの隣をヒュンヒュンと音を出しながら青い物体が通り過ぎていき、1位のメイショウドトウのマシーンに直撃する。直撃したメイショウドトウのマシーンは派手にクラッシュして一時的にスピードがガクッと落ちてその間に次々と抜かれてしまう。その一撃が決定打となり、1着はナリタトップロード、メイショウドトウはそのまま6着となった。

 

 

 

 「あと少しで勝てたのにそんなぁ~・・」

 

 

 

 「残念だったねドトウちゃん。でも一応勝負だから今回は私の勝ちという結果で終わりですね!」

 

 

 

 残念な顔をしているメイショウドトウと勝ちを拾えてほっとした顔のナリタトップロード。エアシャカールからのカンペをよんでメイショウドトウは〆に入ろうと進行していく。

 

 

 

 「では・・今回勝利したのはトップロードさんですので何か1つ、お願い事をおねがいしまぁす」

 

 

 

 「えっとはい。そうですね・・じゃあこうやってもう1回私と遊んでください。それが私のお願い事でいいですか?」

 

 

 

 「えぇっ、そんなお願い事でいいんですかぁ?」

 

 

 

 「はい!今日とっても楽しかったしまたドトウちゃんと遊びたいなって。時間とれたらまた私の方からも声をかけるからぜひよろしくお願いします」

 

 

 

 「私の方こそよろしくお願いしますぅ~!」 

 

 

 (ハァ~~ッ・・!!この感情を言葉に表すことができない・・むしろ言葉にする必要がない・・)

 

 

 今日何度気絶したかわからないアグネスデジタルをほっときながら無事撮影を終えた4人。それぞれ解散し、家の片付けを行うメイショウドトウ。また機会があれば、ナリタトップロードに会える。メイショウドトウは次回会うまでが楽しみでしょうがない気持ちでいっぱいになりながら眠りについた。

 

 

 

 

 

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