寄生生命体X、終末世界に降り立つ   作:プリズ魔X

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恐ろしき寄生生命体、X

私は今、ある程度のDNAを吸収したので常に擬態、DNAを合成してキメラとなっている。

背中には猿のような生物から生えている空気砲二門、大型の狗のような生物のマント、その下に空飛ぶ目玉が持っていた毒性のガスを貯蔵するタンクを構成。

尻尾は4本それぞれ違うものを生やし、四肢は戻ってきた緑Xから回収した戦車のような生物のキャタピラを採用。外殻は全てその生物の頑強な物に置き換えている。

つまり全身が硬く、ほとんどの攻撃を受け付けない。

 

そして今、Xの集合体である我々コアXは寒冷地にいる。緑Xから話は聞いていたが、この星には人類が存在しており、我々が擬態している生物と似たような生物を一体化させて武器としているようだ。

 

この周辺で襲いかかる生物は全て蹂躙した。既にDNAを回収してある死体には興味が無い。放っておけば霧散するのだし放置している。

 

私達が闊歩していると、2人の人間が現れた。話からして緑Xが遭遇した個体とは別のようだ。

 

勿論逃げの一手。司令塔である私は人間と関わるとロクな事がない事をSA-Xの時に経験している。

 

2人の人間が何やら叫んでいるが知ったこっちゃない。……少し鈍重だな。そこら辺は機動力のある生物のDNAを抜き取るべきか。

 

 

 

 

 

 

 

「クソっ!逃げられた……」

 

「なんだよあれ……クアドリガにヴァジュラのマント、コンゴウの空気砲、オウガテイルやヴァジュラテイルの堕天種も含めた尻尾……こんなアラガミ見た事ねぇ」

 

「……局長達に報告だ。多分、例のクアドリガが進化したな。だが鎮魂の廃寺に居るはずのない個体の部位もあったような……?」

 

「……今まで出会った中で最悪のアラガミかもな。撤退するぞ!」

 

リンドウとソーマは異形のアラガミの事を報告する為にヘリを要請。アナグラに帰還した……

 

 

 

 

 

局長室、ペイラー・榊とヨハネス・フォン・シックザールはリンドウ達が出した異形のアラガミの報告書を読んでいた。

 

「奇妙なクアドリガの次は様々なアラガミの部位を纏ったクアドリガ、か……しかも行動が一致している。同一個体と考えるべきだろう。……もしや、奴は特異点?」

 

「同時に贖罪の街での変死体の報告が無くなった。時系列が被っているから同一個体とは考えられない。……もしや、アラガミ同士で合体している?」

 

「それか片方が一方的に乗っ取っている。そう考えるべきだろうね。よし、引き続き彼らとの接触を試みよう。特異点に関してはどちらも必要だろう?ここは協力だ」

 

「……いいだろう」

 

常識が全てを狂わせる。彼等は異形のアラガミの真の正体を知らない。Xの存在が知られていない今、どうやって彼等を捕獲するのだろうか。それは、誰にも分からない……

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