麺処・ロアナプラ亭~悪党達に愛されたとある料理人の生き方 作:37級建築士
今回のお話ですけど、ちょっと下品です。苦手な人はごめんなさい、でもケイティを泣かせる展開を考えていたらこうなってしまいました。
開けられてしまう、二人が争っている姿を見てしまえば余計こじれてしまう
たいそう危惧しているけども中身はただの痴話喧嘩なのに、誤解ねじれて銃撃シネマパラダイスなんて起こってしまえばどうだ。yes地獄だ。なんとかしないと
「……ッ」
開ける、そう言い放つも迷いが振り切れずタイミングを見計らっているのか、ボリスさんは沈黙の待機をしているが次何か音が立てば突入、そういう状況にある
「………………くっ」
……どうもできないよ、ぼくただの一般人だし、非力だしなよなよだし
格好良くシリアスに振る舞おうとするがそれも持たず、二人に引っ張られてグワングワン揺れるケイティは色々辛くて涙がほろり
「……泣いているの?貴方って子はそうやって人を惑わすのだから。いいわ、惑わされてあげる……ケイティ、ハグしましょう……フェイストゥバストで」
「むぐッ!!」
しかし、そんなうかつに涙を落とせばママライカも即時即決の過保護を発動。引き寄せられたケイティが沈み込む、顔が半分消えたトリックの種はいったいどうして、奇怪なり
「ぁ、たく……面倒がかかるねぇ。ほら、バストを貸してやんよ。姉貴は弟の傍にいてやるもんだからな、フェイストゥバストだろ、もちろん……異論はファックだぜ、なぁ、マイスウィーティ」
「ふぶッ……ふぬ、んむむッ」
埋まった顔が掘り起こされ、そしてまた別の谷間で顔が半分飲み込まれる。バラライカに抱きしめられたケイティをさらにエダが抱きしめる、二人に抱きしめられたケイティは身もだえするも捉える力は万力の様に強固でほどけない
頭部をがっちりとホールドされて、その上で腹部も抱きしめられる。
そのような体勢に陥ったことで、この状況でさらに新たな危機が生じてしまう
「ぬが……ふほぉ、ぉ……あ、まずいッ……ちょっと、二人とも、エダさんバラライカさんッ!!」
伏線はすでに張られていた。お腹が冷えつく薄いドレス一枚をまとい、そして激しく動き続ければ、その上で圧迫されて刺激されれば
……さっき、お水飲んじゃったから
コップに3杯、高級なミネラルウォーターの味に感動してついつい飲み干してしまったケイティの体は水分が飽和していた
少々下品な話、飲めば当然出るものは出る
>>緊急ミッション・トイレに行け<<
「お、花を摘み……いや、ちがう。雉を撃たないと……ひゃ、だめだめ!バラライカさん締め付けないでッ!!」
「……すぅ、良い匂いね……ケイティ、ぬいぐるみみたい」
「くぅんンッ!? み、みたいに……ぬいぐるみみたいに抱きしめないで……で、出ちゃうッ」
決壊寸前のダム、雄大な自然にそびえたつダムにヒビが入る。そんな脳内イメージで危険を認識する
……せめて、体を起こしてまっすぐにしないと。うつむくと余計に圧迫される
「……ぁ、駄目だよぉ」
「むッ!?」
『ビキッ!(ダムにひびが入る音)』
「大丈夫さ、あたしがついてやる……ほら、力抜いて甘えておけっての。姉ちゃんのおっぱいでリラックスしな」
「————ッ!!」
力を抜け、それをしてしまえばもうダムは瞬時に爆発四散だ。そんなことできないと脳内で突っ込むケイティであった
……だめ、これだめ……もう、ほんとうに
前傾姿勢のまま腹を圧迫されて、身動きできないまま体温が上がっていく。
腰から下はガクガクふるえっぱなし、足先から電流が脳天まで登る感覚で全身がもはや形を保てない心地だ
「……た、助けてッ」
悲痛な叫び、その声に酩酊した二人の顔に一瞬の覚醒が見える
本気で辛いケイティの声に、二人はとっさに力を解いた
「!」
前傾姿勢のまま、拘束が解かれたケイティは数歩進んでそこで停止した。
……まだ、希望はあるッ
1から100で言えばすでに99、のこる1が足される前に慎重に歩を進める。
あと数歩、そこまで進めば全てが解放される。勝利の女神はケイティに微笑んだ
……間に合え、あと少し
「あと、すこし……おねがい、それまででいいから耐えて、ぼくのお腹ッ」
『バタンッ!!?』
「助けてと聞こえたぞ、大丈夫かケイティッ!!」
「————ッ」
だが無情に、女神は微笑むも救いの手を差し出すことは無かった
そも、ここは悪徳の地。女神なんて気の良いものはまず存在しない。あるとすれば、ドエスでチクショウのアバズレ女神で上々だ
もしも、そのような女神がいるならさぞ滑稽だと笑い転げていただろう。それだけの光景が、今ここにはある
『……ポタ、ポタ』
「なんだこの散らかりようは、大尉にケイティも……状況を、説明、し」
途切れる言葉、色々と見渡して最後に視線は部屋の中心にいるケイティに
「……ひぐ、ぐすん」
ぺたりと、その場に女の子すわりで着席したケイティ。その足元には、薄暗く黒いバーラウンジの床故に色は不明だが、液体が広がっていることは見受けられた
溢したお酒か、散乱する瓶の破片からお酒だということにしてやって、それで知らぬ振りをしてやる温情も見る皆々には当然ある。だがしかし、その姿、その泣き顔で、いったいどうやってフォローすればいいのか、誰がどう見ても失禁としか言えないこの光景、それを知らぬフリとははなはだ難題で何も言葉をかけられなかった
「ひ、くッ……ぐす、うぅ……うわぁ、あぁぁあああ」
恥ずかしい、その一心で泣きじゃくるケイティ。実年齢に値しない精神年齢と見た目の幼さも相まって、むしろその泣く姿に違和感はない
子供が泣いている。大人たちの心に後ろ暗さを抱かせるには十分すぎるほど純粋であった
「……すまない。その、あれだ……正式な謝罪は後日改めて、では」
ばたり、気まずさに加え想定外が過ぎる状況にボリスは撤退。実際何ができるわけでもないから下がって正解。これ以上、ちゃんとした素面の、それも普段から尊敬している立派な大人相手に恥をさらしたくないケイティにとって大正解。
後日、菓子折り持参でちゃんと謝りに行くボリスであったが、それはまた別の機会に
「ふぇん、なんだよもう……二人とも、ばかぁ、おばかあぁ、ぁあああッあああぁあああッッ」
年甲斐もなく、下着もソックスも全部汚してしまったケイティは泣きじゃくるばかり
そんなケイティに、ようやく正気を取り戻した二人は何も言わず介抱を始める。結局、今宵の騒乱はケイティの手柄で収まったのであった。一応
どんな悪酔いも、子供の本気泣きの前では薄まってしまうのである
次回に続く
……ぐすん、ひく、ひっく、えぇん、うぅう
……汚れてもいい、アタシが背負うよ
…………わかったわ。けど、教会ではなく私の部屋につれていきなさい。業腹だけど風呂と寝床は貸してあげるわ
……うぅ、ぐす……ひぐ、くッ
扉を開くこと数回、汚れた衣類を脱ぎ捨てて、生まれたままの姿で湯あみを始める三人
ランドリーが回る音、シャワーから出るお湯が排水溝に流れる音
騒々しくも沈黙、そんな空気を破る短い一言
「……酔い、覚めちまったな」
何の気なしに、そんな語り掛けをエダは発した。
バラライカもまた、エダの簡潔な言葉に対してシンプルに返す。たった一言、そうねと
最低限の干渉、仲睦ましくかわす言葉を持ち合わせていない。だが、それでいいと二人は言わずとも同意があった
二人の関係、ホテルモスクワの大幹部であるミス・バラライカ。そして、暴力協会のシスターで在り、ほんとうの顔はこの街ロアナプラを牛耳る大国の手先であり監視者であるCIAのエダ。
その二人が交わることは無い。あるとすれば、それはずっとはるか先のこと
今回はここまで、次回で二人とケイティのお話はひと段落。黄金夜会を経て、そしてまたキャラにラーメンを振る舞うお話、の予定
お漏らしネタは完全におにまいの影響です。可愛い娘がお漏らし羞恥を晒す。良くない趣味です、良くない……でもまた書きたい
ソーヤと絡む話とか書ければまたお漏らしさせられそう。ごくりんこ