麺処・ロアナプラ亭~悪党達に愛されたとある料理人の生き方    作:37級建築士

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今回の話で低評価もらっても何も反論できない。

可愛そうなバオさんを労いたかっただけなのに、なぜイレギュラーは起こるのか?


(90) 元気の出るニンニク唐辛子すっぽんスタミナラーメン

 

 

~sideバオ

 

 

 目を疑った。

 

 壊すか殺すかしか能が無いと思っていた連中が、今まさに自分の店の修理に明け暮れている。そんな光景にバオは自分の腕にありもしない注射痕を探してしまった。だが見つからない、見ている光景は純度百パーセントの現実だ。

 

 驚いてしまった。

 

 店の外観は丸焦げ、そんな外装を取っ払い、焼けこげたテーブルに椅子、諸々のゴミを手押し車に乗せて運んでを繰り返す。

 

 柱を補強し、モルタルを敷き、ネジを占めて釘を叩いてペンキを塗って、何処かしこも大忙しだ。

 

 

「お、おお、お前らなにしてんだぁ!?」

 

 

 腑抜けた声でそう呟いた、すると、そんな声にもかかわらず反応してトコトコ軽い足取りで女が寄ってきた。

 

 ちがう、女ではない。女の顔をした女みたいな体付きの男だ。丸みを帯びた尻を振って両手をわきに引き寄せ、ぴょんぴょん跳ねてご機嫌に

 

「バオさんバオさん!……見てくださいよこれ!皆店の修理のために集まって、すごいです!……僕、こんな人情話ロアナプラで体験できるなんて、夢に思っていませんでした!!」

 

「……なあ、変な注射でも入れたか?それとも前の飯に何か粉混ぜたか?」

 

「いやいや~、僕が使うのは上質な小麦粉だけですから~……ん、まああれです。皆、何も思わないわけではないんです。」

 

「は……何言って、どうせまた壊しやがる癖に」

 

「えぇ……壊すかもしれないからこそ、ちゃんと直してるんです。」

 

「矛盾してんじゃねえか……クソ、なんだってこんな……こんな」

 

 納得できない、そんな顔だ。

 

 急に善人なことをされても疑り深く見てしまう物。感情はやるせないばかり、だけど今回に関しては本当に善意だ。

 

 皆、殺し屋の人たちも、それ以外も、イエローフラッグを居心地のいい場所として思っている。酒場は多くあれど、この酒場はやっぱり格別なんだって、荒くれ者たちは思っていた。だからか

 

 

「頼んでみたら、皆嫌な顔はしませんでした……たまにはいいだろって」

 

 

「たまにはかよ」

 

 

「えぇ、たまにはです……たまには無報酬でボランティアに励んで、一日でも早くイエローフラッグが再開することを願っているんです。」

 

 

「……」

 

 

   ×   ×   ×

 

 

 作業は夜に突入した。建築補強もほどほどに、あとは修繕行為だけ、人足はあるけどそれでも作業はまだ続く。

 

 殺し屋たちは皆うちの店の常連客、シェンホアさんから繋げて皆にお願いしたら、思いのほか悪態を吐くこともなく作業に乗り気で取り掛かった。

 

 皆、真面目に店の立て直しに取り組んでいい汗をかいている。

 

 バオさんの目も、次第に苛立ちや困惑を止めた。その頬に赤みが帯びているのは、言及しないでおこう。

 

 

……ずるるる

 

 

「好香(ハイファン)、非常好吃(フェイチャンハオチー)……日本の酒も悪ないね、良い味よ。温まって元気入ったです、高所作業も捗るネ。礼は後でよいないな?お前さんの好きな、背も胸もデカい姐姐(ジェジェ)が、いっぱい頭を撫でてやるネ」

 

「撫でてくれるのは嬉しいです……けど、またお尻を触るのは勘弁してください……皮をはがされそうで怖い」

 

「ケイティ、お前さんはほんと良いお尻してるます、皮売れる間違いなし……良い女は目も良いの、保証するネ」

 

 綺麗なお顔で色香もたっぷり、だけど並べる言葉は物騒で痛々しい。この人と対面していて僕は不用意にお尻を見せられない。

 

 料理を褒めてくれるし、頭も撫でてくれるし、基本的に優しいお姉さんだけど、落ち着かない。

 お尻を狙われることに僕は異様に警戒してしまうのだ。理由は聞いてほしくない

 

 

「……ケイティ、腹減って皆、腕が鈍ってきたヨ。他の皆の飯焚きするよろしいね」

 

「はい、了解です」

 

 

 イエローフラッグの正面、キッチンカーを置いた周辺にはベンチを並べている。

 

 先に食事をとって座っているシェンホアさんを除き、他はまだ作業中だ。

 

 今振る舞ったのは先日の日本酒を使った塩ラーメンだ。シェンホアさんだけ別メニューなのは仕方ない。

 

 女性であれば、これを食するのは気が引けるのも無理のない。

 

 

……グツグツグツ

 

 

 煮込むスープにはすさまじい匂いが漂っている。悪臭一歩手前、強烈な匂いは危険信号を嗅ぐ者に与える。

 

 そして、同時に湧きおこる食欲によって悪臭を求めてしまう。

 

 

「おい、お前さん何煮込んでんだ?」

 

 

 キッチンカーの窓からバオさんが覗き込んでいる。

 

 車内では、今もなおスープをグツグツ煮立たせている最中だ。

 

 

「精力が付く味ですよ。まずは食べてごらんくださいな」

 

 鍋から漂うスープは濃密な肉の香が立ち昇る。

 

 具材は鳥でもトンコツでもない。中に入っているのはぶつ切りにして、血の滴るまま放り込んだ特別なモノ。

 ニンニクと唐辛子、酒を入れて高火力で煮込んだ。納屋から引っ張り出したクロードさん特性の高火力バーナーで徹底的に煮立たせてうま味も風味も強烈。

 

 

「お前さん、もしかしてそれスッポンじゃないか?」

 

「は、スッポンてあれだな……確か亀の仲間の」

 

「高級食材ね、炊き出しなのに奮発したならおバカさんね」

 

 

 呆れるシェンホアさん、奇妙なものを食わされると思ってるのか顔をしかめるバオさん。

 

 なんとでも言えばいい。この味を食べてしまえば何も言えないだろう。まあ、シェンホアさんは食べないだろうけど

 

 

「ニンニク、ちょっと多すぎないか?」

 

 

「おま……これ、流石に」

 

 

「はいは~い、皆さん夕食出来ましたよ!配膳するから並んで並んで!」

 

 

 

   ×   ×   ×

 

 

 すっぽん鍋を食べたことがある。昔、師匠が作ってくれたけど、はっきり言って食えたものじゃなかった。

 本来スッポンは泥臭さ獣臭さがあるから丁寧に調理しないといけないし、薬味で臭みを抑える必要がある。つまり品のある調理をしないといけないわけで、でも師匠はどこで見つけたか泥の付いたスッポンをさっと水洗い、ぶつ切りにしてそのまま水炊きにして食べた。その後僕はお腹を壊して師匠はケロッとしていた。

 

 恨んで今も忘れない思いで、けど思い返してみると僕はそこかあアイデアを得たのだった。

 師匠のぶつ切りスッポン水炊きはまずかったけど、方向性は悪くないと思った。スッポンは日本だけで扱う物じゃない。お隣の大国、中華料理で扱うスッポンは品のある味には仕上げていないけどとても美味しい。

 元々の野趣ある味を消し去るんじゃなく、個性として扱うのもまた美味しく出来る調理法。トンコツラーメンから得た学びを得た僕は新しいスッポン調理を思いつくのだった。 

 

 臭いものには別の臭いものをぶつければいい。その考えで出来上がったのは、店で出すのは気が引けるほどに尖った刺激的なラーメン。でも、こういうなラーメンを作るのは楽しいものだ。

 

 自分で食べたいとは思わないけど。

 

 

「なるほど、火鍋と似てる所、あるね」

 

「はい、と言ってもあれほど激辛ではないです。フレッシュな辛みと風味が欲しいから多めに入れてますけど、乾燥唐辛子を山ほど入れてないですし、ちゃんと種も取ってもます」

 

 辛さは感じる。けど、それは旨辛な部類に収まっているだろう。

 

 辛さもあるがそれに負けないぐらいスープの旨味は力強い。

 

 ぶつ切りにしたことでスッポンの旨味を全て感じさせてくれる。

 

 肉も脂も血も骨も、スープに溶け出て大量の唐辛子とニンニクの刺激を帯びて、舌にガツンと響く旨味を与える。これは、日本のすっぽん鍋では味わえないものだ。

 

 食欲を煽る刺激、風味、麺をすする箸は止まらない。具のスッポン肉もプルプルでうまい。

 

 そして、最後に乗せた大量のそれも、甘くてホクホクでちょうどいい箸休めとなる。

 

 

「なあ、薬味にしてはよぉ、いくらなんでも載せ過ぎじゃないか?」

 

「いいんです、今日のラーメンは元気が出るラーメンですから。これぐらい乗せちゃっていいんです」

 

 

 仕込み時間、僕が行ったのは大量のニンニクの皮むきだった。終わった後の自分の手の匂いのひどさは、何度手を洗ったことか

 

 

「……おかわりの分、用意しないと。」

 

 

 中華鍋のコンロを再点火。

 

 鍋に油を投入。そこへ

 

 

……ドボドボドボドボ

 

 

 大量のニンニクをこれでもかと放り込む。

 

 大きな中華鍋をはみ出さんほどに入った生ニンニクの欠片達、これらを常温からじっくり揚げていかないといけないから大変だ。

 

 

……ジリリリリ

 

 

…………コポ、コポコポ

 

 

 温度が上がると油から気泡が浮き上がる。

 

 次第に音は大きく、鍋から漂う香りで熱した油にニンニクの風味が溶け込んでいるのがよくわかる。

 

 しっかり火が通り、ニンニクの表面が香ばしく揚げ色が付くまでじっくり火入れしたニンニクは中がホクホク甘味も際立つ。

 

 刺激的なニンニクも火を通せば胃腸に優しい品に仕上がっていく。

 

 

……シャァァァァァ

 

 

 穴つきのお玉ですくう大量の揚げニンニク、それを出来上がったラーメンに載せる。

 

 これが今回のラーメンの決め手だ。

 

 一人当たりニンニク百個は摂取してるも同然。でもしっかり火を通しているから消化にも優しく吸収も早い。元気しか出るモノはないだろう。

 

 

「はい、味噌っ歯ジョニーさん……熱いから気を付けてくださいね」

 

 

 ドンブリにニンニクと唐辛子を利かせた醤油ダレ、そして日本酒の甘みとスッポンの旨味がたっぷりに含まれるスープを合わせ、馴染ませる。

 

 甘味も旨味も塩味も程よいスタミナスープ。

 

 そこにぷるぷるの加水率多めなちじれ麺を投入、具材のすっぽんの身を数欠片乗せて、そこへさらに駄目押しのスタミナ。

 

 お玉に取った揚げニンニクとニンニク油をスープにぶっかけて、完成。

 

 

「よし、一気に三人前完成!……どんどん作りますからね!一人当たり百個のニンニク、元気が出るニンニクマシマシラーメンです!!」

 

 

 労働で疲れた体に元気を投入、投入しすぎて若干心配になるけどでもこれがリクエストだから仕方ない。

 

 修繕の見返り、普段店では出さない禁止カード、激辛系のラーメンを食べさせて欲しいとのことだから。

 うん、お店では出してないから、張さんも目をつぶってくれるはず。それにあくまで辛いだけ、ニンニクもいっぱい入っているだけ、スパイスじゃないから問題ないはずだ。

 

 うん、大丈夫大丈夫。

 

 

「ふふふ、自分は食べられないけど……こういうラーメンを作るのは楽しいな♪……なんだろ、飲み放題のジュースをいっぱい混ぜて不味いジュースを作る感覚かな?」

 

 

 自分の中の隠し切れない悪ガキ感を自覚した。

 

 まあでも、みんな美味しそうに食べてるし、作業もはかどっているし、これなら問題は無い。無事、イエローフラッグの再開は近い。

 

 

 

 

 

 

~深夜零時~

 

 

 店の完成を見届けた頃には、もうすっかり夜になってしまった。吸血鬼が夜を楽しく飛び交いそうな、そんな夜。

 

 皆は完成した店を後にして、バオも明日の回転に備えて仮住まいに帰宅した。

 

 張さんの計らいで店にはすでにたくさんの酒も用意されている。明日からイエローフラッグは通常営業に戻るだろう。

 そして、幸い明日は休み。休みということにした。バラライカさんとの約束があるので店は開けない。けど、夕方に少し顔を出すのは良いだろう。

 

 炊き出しもした。内装も手伝った。いつも通りのあの酒場を見るのが楽しみ、だけど

 

「ん~、疲れた……流石に、働きすぎた」

 

 

 車を走らせて、途中立ち寄った夜店でアイスを買って車内で食べる。

 深夜のアイスは良くないけど、今日は良いだろう。口にはしていないけど刺激的な唐辛子とニンニクの味で舌が参ってしまったから。リフレッシュさせたいから、だから仕方なく夜のアイスだ。またお尻と太腿がムチムチしてしまう。どうしてそこばかり肉が付くのだろうか?

 

「……今日は疲れたな。」

 

 

 食べながら運転は出来ない。これだけ完食したら、後は家に帰って、シャワーでも浴びて泥のように熟睡して、それで朝に

 

 

……コンコン

 

 

 

「?」

 

 道の路肩で駐車している。そんな車にノックするのは、警官なんかではない。そんな真面目な仕事をする警官はここにはいない。

 

 だから、ノックするのは犯罪者か、もしくは

 

 

 

「あぁ、お客さんか……あはは、勘違いさせちゃったかな」

 

 

 フードトラックが路肩に止まっていれば、それはそう見えてしまうかも。

 

 店を構えてはいないけど、窓を開けているせいで後部のキッチンスペースから強烈な匂いが漂ってしまうのだろう。

 

 だから、気が付いたら辺りには

 

 

……良い匂い……激辛ラーメンの気配……うま、うまうま、かゆうま……uryyyyy

 

 

 ぞろぞろ集まってきたのは、見覚えのあるロアナプラ亭の常連客だ。うん、無害な人ばかりだ。

 

 

「あー……これは仕方ないなぁ」

 

 

 幸いスープはまだある。周囲に集まった客、5~6人に振舞うだけの分はまだ残っている。

 

 

「ちょっとまってくださいね~」

 

 

 車の明かりをつける。後部に移動して、キッチンから提供口を覗く、最近来てなかった人たちだ。まあ無理もない。なんでも入院していたとか

 

 年齢も性別も違うお客さん達、名前も知らないけど顔は覚えている。街でもすれ違うからお話もする。

 

 皆、僕の作った激辛ラーメンが好きでよく食べてくれた人たちだ。

 

 良い人たちだ。

 

 

「……」

 

 

 でも、少し考える。

 

 今回のラーメンは激辛ラーメンの部類だ。豚の血と唐辛子を使ったつけ麺、匂いの強い濃厚豚骨スープにスパイスと唐辛子ふんだんに使ったラーメン、今回のはスープはスッポンとニンニクと唐辛子、懸念すべきことは

 

 

……前も暴れた人たちだよね、まあでも今回はスパイス使ってないし

 

 

 思案する。立ち止まり、そして

 

 

 

「うん、香辛料が無い分、味が物足りないよね、ニンニクと唐辛子いっぱい足さないと……ん、よし!すぐ作りますから待っててくださいね!」

 

 

……uryyyy×5

 

 

 目の前のお客さんの為に、ケイティはおもてなし精神を発揮。

 真心こめて美味しいニンニクマシマシ唐辛子マシマシのスッポンスタミナラーメンを振舞うのだった。

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

~イエローフラッグ、店前~

 

 

 

……ガシャンッ……ボロボロボロ

 

 

 

 

~訂正、イエローフラッグ跡地~

 

 

 

「ひ、ひどい……だ、誰がこんな!?」

 

 

 

 

 驚きを隠せない光景だ。バラライカさんとの約束で遊びに出かける仕上がりを見たくて朝に店前を通ったら、そこには大惨事が広がっていた。

 

 

……URYYYYYYYYYY!!!

 

 

 

「ん……なんだろう、聞き覚えのある声が」

 

 ここに来る道中も町は騒がしかった。誰かまた乱痴気騒ぎでも起こしたのだろうか?

 

 ん、まあそれは置いておいて、目の前のバオさんをどうにかしないと。これは、流石に可哀そうすぎる。

 

 

「————\(^o^)/オワタ」

 

 

 情緒がぶっ壊れたバオさんがいる。建物ごと崩落して、跡形も残っていないイエローフラッグを前にして、言葉が出ないどころじゃない。

 他にも集まってきた昨日の功労者である殺し屋家業の皆さんも、バオさんが壊れている姿に皆見るに堪えかねて

 

 

……せっかく直したのに、やっぱイエローフラッグだな。

 

 

……しゃあねえ、解散解散。ま、ここ以外にも飲める場所はあるしな

 

 

……骨折り損だ、女抱いて寝よ

 

 

 いることもなく、皆さん散り散りに去っていく。

 

 所詮、人情話なんてこの街では流行らないということかも

 

 

「あちゃー、こりゃ駄目ね。丸々立て直し必要よろし……ま、こちらは義理を済ませたネ。後は業者に頭下げまくるしかないヨ」

 

 

 去っていく。

 

 皆去って行き、そして残るのは壊れたバオさんと僕だけ。

 

 流石に憐憫が、こんな壊れたバオさんを前にして何もしないわけには

 

 

「……あ、今日はバラライカさんと遊び約束あったんだ。」

 

 

 当初の予定を思い出した。予定の時間に遅れてしまう、急げ急げ!

 

 

「(´・ω・`)」

 

 

 バオさんのことだ、きっと今は落ち込んでもまた元気に頑張れるはずだ。

 

 イエローフラッグは不滅の旗、何度だって立ち上がる。

 

 

 

「\(^o^)/オワタ」

 

 

「┗(^ω^┏)オワタ(┓^ω^)┛オワタ」

 

 

「————アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヾ(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)ツヒャヒャヒャヒャヒャヒャア」

 

 

……よし、良い話で終わった

 

 

 

 

 

 

 

~後日

 

 

 

 人聞きで、精神病の疑いでバオさんが病院に搬送されたと聞いた。元々ストレスで胃の病気も併発していたからタイミングが悪かったみたいだ。

 

 一週間寝込んだらしく、でも今はもう元通りである。

 

 急ピッチで再建されたイエローフラッグで元気に酒場の店主をしているらしい。

 

 そして、そんな一方で僕は

 

 

 

~バラライカ宅~

 

 

 

 

「ケイティ、貴方……反省文はいらないから懺悔をしなさい」

 

「えっと……その、変なスパイスは使ってません。ちょっと、一杯あたりニンニク百個入ってるラーメンを作っただけで、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

 

「……何も言わずにお尻を出しなさい」

 

「ひぃいいい!?」

 

 

…………ガシッ

 

 

「ギニャァアアアアアアアッ!??」

 

 

 

 

 

……ぬりゅ

 

 

 

 

 

 

「……ぁ、んあぁ、ああッ♡ンンゥウウウッ♡♡」

 

 

 

 

 結論

 

 人情話は流行らないけど、やらかした人はきちんとけじめを付けられるのだった。

 

 

 

Fin

 




以上、なんやかんやあって結局ケイティがめちゃくちゃするお話です。

後腐れ無いようにお仕置きでエンド。後味の良い一杯であることを願う。


今回話はここまで、次回も楽しくラーメン飯テロ時々センシティブ

今回の話が良かったなら感想、評価等いただけましたら幸い。モチベ上がって日々の励みになります。
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