マッドサイエンティストな祖父が作った農耕用ロボが名前通りな訳ない 作:名無し
鈴美は目を覚ますとそこは白い部屋だった。
鈴美は辺りを見渡すが窓はなく扉が1つだけあるだけだった。
鈴美はとりあえず起き上がりベッドから出てみる。
しばらく部屋の中を散策するとドアがノックされた。
「失礼しますよ〜」
白衣を着た女性が入ってきた。
その男性は鈴美を見るなり笑顔になった。
「おお!目が覚めたんだ?よかった〜!」
「あ、あのここはどこですか?」
鈴美が聞くとその女性は答えてくれた。
「ああ、ここ?ここは医務室だよ」
「でも、よかった〜
もう、あんな無茶しちゃダメだよ〜」
「いや、本当に心配したんだよ?」
鈴美はその言葉を聞いて申し訳なさそうな表情をする。
「ごめんなさい……」
「うん、分かればいいんだ」
「ところで君の名前は?」
「鉄山、鈴美です」
「私はこの医務室にいる蒼山 彩緋(あおやま あやひ)だよ!
よろしくね!鈴美ちゃん?」
鈴美はこの施設に着いてからずっと聞きたかったことを質問した。
「あの、お祖父ちゃんたちはどうなったんですか!?」
そう問い詰める。
「えっと、鈴美ちゃんのお爺さんとお婆さんの件は残念だけどまだ見つところかっていないんだ…だからごめんね…私は知らないんだ…」
その言葉に鈴美は膝から崩れ落ちた。
「そんな……」
「うわっ、大丈夫!? そうだ!飲み物買ってくるけど何が良いかな?」
「…お茶でお願いします」
落ち着いて、まずは状況を整理しようじゃないか。
「おっけい!ちょっと待っててね」
そう言うと彩緋は部屋を出て行った。
(あんな状態で生きているとは思えない…
そっかわたしのせいで…死んだんだ)
鈴美は自分のせいだと自分を責めた。
─── しばらくして彩緋が戻ってきた。
「はい、麦茶だよ。喉乾いたでしょう?」
「ありがとうございます」
鈴美はコップを受け取り一口飲むと少し落ち着いた。
そして彩緋は鈴美の隣に座った。
「ねぇ、鈴美ちゃん。とりあえずお菓子を食べてゆっくり休もう?ね?」
鈴美は小さくコクリとうなずき、出されたクッキーを食べた。
(美味しい……)
鈴美は心が落ち着くのを感じた。
───
鈴美は少しずつ落ち着きを取り戻しつつあった。
そして、部屋へと来客があった。
「失礼する」
そうして入ってきたのは軍服を着こなした若い女性だった。
「君が 鉄山 鈴美だな?
君には私についてきてもらいたい」
「ちょっと待ってください!?
まだ子どもですよ!
落ち着く時間ぐらいないんですか!?」
そう言って彩緋は怒った。
「だが、上層部からの命令だ…」
そう言って苦虫を噛み潰したような顔をしてその人は言った。
その状況で鈴美は
「はい……着いていきます…」
そう言った。
「では行くぞ」
そして鈴美は手を引かれて部屋を出た。
鈴美は不安になりながらも大人しくついていった。
そしてしばらく歩くと別の農業機械化装甲歩兵部隊と書かれた部屋へと到着した。
「入れ」
そう言われて鈴美は中に入った。
そこには様々な人が居た。
そしてその中の一人が話しかけてきた。
「君が鉄山 鈴美だね? 僕はここの副隊長をしている山田 亮二(やまだ りょうじ)という。これからよろしく頼むよ」
「は、はい……」
鈴美はいきなりの状況に困惑していた。
「それで早速本題なんだが君の実力を見込んで頼みがあるんだ」
「はい……なんでしょうか?」
「君には今からFARMER部隊に入ってもらい実戦に出てもらいたい。
君も知っているだろうが、FARMERは元々遠隔操作で操るモノだ、だからどうか頼む君ほどの実力者であるのならどうか部隊に所属してほしい」
そう頭を下げて頼み込んできた。
鈴美は考えた。ここで断ればまた戦闘に巻き込まれることはないのではないかと。しかし、鈴美にとって敵はは祖父達の死の原因でもある。
鈴美は悩んだ末に答えを出した。
こんな状況で事態の何も飲み込めていないけどそれでも足は止めたくない。そう思って、
「わかりました……その話受けます……」
鈴美は覚悟を決めた。
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「…なあ、コレで良かったんだろうか?」
部隊長である輝野 真紀美はそう言った。
「いいも何も上層部が決めたことですよ
従わないわけにはいかないでしょ」
そう、副隊長は答える。
「しかし、まだ子どもで、親類を失ったばかりだぞ!?
そんな子どもを戦いに…」
「そんな子どもだからでしょう!?
しかも、FARMERの産みの親の孫で
全てのセキュリティを無効化して操作できる可能性のある!?
そんな子どもが普通のガキとして生きていけると!?」
「それは……」
「それに、あの子だって戦わなきゃいけない理由ができたんですよ
この先、平穏に暮らせると思ってるんですか!?」
「ぐっ……」
その言葉に真紀美は何も言えなくなった。
「もうそんなことはどうでもいいじゃないですか
さっさと行きましょう 今日中に終わらせないと明日に響くでしょ?」
「…そうだな……」
そう言って二人は部屋を出て行った。
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鈴美は部隊に所属することになった。
次の日、
「紹介する。彼女は鉄山 鈴美」
「先週あったあの事件でスカウトすることになったパイロットだ」
「……よろしくお願いします」
鈴美は軽く会釈をした。
「…よろしく」
そうしてまずは鈴美の実力を見るためにシミュレーターへと向かうことになった。
「よし!それじゃあ、訓練場に行こうか!」
「…はい」
(わたしは何をすれば良いんだろう?)
そして、鈴美はずっと現実を受け止めれずにいた。
主人公
鉄山 鈴美
なぜかプロテクトを無視して騎乗できてしまうらしい
上層部によって無理矢理部隊に所属されるようになったらしい
輝野 真紀美
部隊長
25才
若くして成り上がったエリート
もしくは、こんな状況を押し付けられた新人
山田亮二
36才
割と場慣れしていり
上層部には逆らえない