クロスオーバー無し 仮面ライダーOOO/復活のコアメダル  二次創作です。   作:ばべろん4572

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第二十二話 名付けと第一印象となり切れない理由

ゴーダ!!!!この世で最も強欲に生きるであろう君にピッタリの名前だ!!!!!

我ながら素晴らしい!!!!おっと失礼。まずはオーズから説明しよう」

 

声の大きい赤色の男が俺が何も聞いていないのに、まるで空気とでも会話をしているような感じで俺とは目を合わせず、近くを大股で歩きながら一人楽しそうに語り始めた。

 

「オーズとは!!!!!!様々な動物のエネルギーが封じ込められたコアメダルの力を、その身に纏い我がものとするまさに命あるものの王ともいえる存在のことだ!!!!!!!!!そしてグリード!!!自身の核にコアメダルを持ち、身体の構成要素のセルメダルを使って人間の欲望を解放し、ヤミーと呼ばれる僕を作ることができながら、また自身も強大な欲望を持つ者たちだ!!!」

 

『そのオーズとグリードとやらと俺に、何の関係があるんだ?』

 

「君の核もコアメダルで出来ている。そして君の身体はオーズの器である火野映司君の身体だ!!つまり!!!君はオーズとグリードのハイブリッド!!!!そして、我が鴻上ファウンデーションの叡智を結集して作られた新たな生命の可能性だ!!!!!!」

 

第一にふざけているのかと思った。

まるで子供の王様ごっこに付き合わされている気分だった。

特に何かを生み出してはそれを自慢したい性格。ガキ大将そのものだった。

コイツへの第一印象なんてそんな程度に収まるはずだった。

 

だがコイツは子供のような心を持った欲望の化身だった。

俺の誕生をしつこく耳に胼胝ができる程、誕生という概念そのものに取り憑かれているようだった。

 

「これ以上の情報は言わなくてもその身体に聞けばいい。十年ほど前、アンク君というグリードが人間の身体を乗っ取りその後非常に興味深い体験を魅せて貰った!実に素晴らしかった!!!自らオーズと協力し、その過程でグリードには無かった命というものに触れその核心を自ら考え掴んだ!!!!!実に素晴らしい!!!!!!!!!!!!

だから君もその命について触れて自分の考えを持ちたまえ!それが私に対する最上級の親孝行というものだ!」

 

この身体の持ち主は眠っていた。

起こしても起こしても起きなかった。

仕方が無いからこの身体の記憶を一通り漁ってみた。

 

コイツが生活していた十年前までのことについては一通り分かった。

だがどうしても、命、そして死ということについてはどれだけの記憶を漁っても理解することはできなかった。

 

壊れるとは何が違うのか。作るとは何が違うのか。意識があるから命があるんじゃないのか。何故かどれだけの時間を費やして映司そのものになり切れるほど映司の記憶を理解してもこれだけは分からなかった。

 

王にボコボコにされて初めて映司と話した時、映司が「お前はさ、なんで俺になり切れなかったか分かる?」と聞かれた。

 

分かる訳がない。映司曰く繋がりを俺は持っていないからだそうだ。映司にとって繋がりは何よりも大切なものらしい。

それがないまま映司になり切ろうとするとほんの少し映司とズレが生じるせいで、その「ほんの少し」がアンクの違和感に繋がったらしい。

 

コイツの考えていることは言葉を話さない動物の気持ちを読むことよりも難しいと思う。

 

そして最も理解できないものがもう一つある。俺には、無かったからな。

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