ようこそ傭兵がいる教室へ 作:名も無き者
「桜小路君、ちょっといいかしら?」
昼食を食べ終わり、窓から射し込まれる暖かい太陽の光を浴びながら日課の昼寝をしようとしている俺の元へヤツはやって来た。
俺はこのままヤツに反応してしまえば、日課の昼寝ができなくなってしまうと思い、この危機的状況を回避する為に自身の脳内コンピュータをフル回転させ一つの解決策を導き出した。
その解決策とは・・・聞こえないフリをする。つまり「嘘寝」作戦だ。
もしヤツが優しい女の子ならば「寝てるみたいだし、起こすのは可哀想だから今は起こさないであげよう」となるはずだ。
「桜小路君、今から五秒以内に起きなければ私はアナタに制裁を加えることになるわよ」
「・・・・・・何だよ、制裁って」
俺のこの「嘘寝」作戦は三秒も持たずに終わりを告げ、俺は武力という力による脅しに屈することになってしまった。
「やはり、アナタも起きていたのね」
「アナタも・・・?」
「彼もアナタと同様に寝たフリをして私を欺こうとしたから少しだけ制裁を加えてあげたの」
ヤツの視線を辿って行くと、俺の斜め後ろに座っている少年に辿り着いた。
少年をよく見てみると右腕の二の腕辺りを押さえておりそこからは若干の血が流れているようにも見えた。
一体ヤツはこの少年に何をしたのだろうか・・・。
俺はそんなことを思いながらヤツに要件を聞くことにした。
「それで、堀北。俺の昼寝の時間を邪魔してまで何の用だ?」
「単刀直入に言うわ。アナタにも私の作戦を手伝って欲しいの」
「・・・嫌だと言ったら?」
「私の誘いを断ることになるなら、彼同様これをアナタの腕に刺すことになるわ」
「・・・そんなことをしたら、俺はお前の言動を全て学校側に訴えるぞ」
「別にいいわよ。アナタが訴えたとしても私がアナタに何かをしたという証拠は無いのだから」
俺は昼寝の時間を邪魔され若干不機嫌になりながらヤツに聞いた。
俺は結構な威圧オーラを出しているがヤツは特に臆する様子を見せず、澄まし真顔で「自身の作戦を手伝って欲しい」と言ってきた。
俺はヤツに「この誘いを断ったらどうなるのか」と聞いた。
するとヤツは何処からかコンパスを取り出し、それを俺に見せ、そう言ってきた。ヤツが取り出したコンパスの針をよく見てみると針の先に少量の血が付着していた。
どうやら、あの少年はこのコンパスで刺されたようだ。
「・・・・・・俺はお前を手伝わなければならないのか?」
「えぇ、そうよ。桜小路君、アナタに残された選択肢は私の作戦を手伝うか、苦しみながら私の制裁を受けるかの二択よ?アナタはどっちを選ぶの?」
俺はヤツから不条理な二択を突き付けられた。
どうやら俺はこの誘いを断ることはできないらしい。
やはりあの時、コイツと会話を交わしたのが間違えだった。
だが、今更後悔しても何も変わることは無い。今は大人しくコイツに従うしか無い。
それが俺に残された道なのだから。
「・・・・・・分かった、お前の作戦を手伝おう。俺は一体何をすればいい?」
俺は全てを諦め、ヤツに尋ねた。
何故、俺はこんなことになってしまったのだろうか、俺はあの日の出来事を思い返した。
俺がこの少女と少年に出会ったのは今から二ヶ月前。
入学式の日だったはずだ。
今のところヒロイン候補
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堀北鈴音
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松下千秋
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王美雨
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佐藤麻耶
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伊吹澪
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姫野ユキ
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網倉麻子
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神室真澄