「うぅん…ここは、どこだ?」
目を覚ますと誰も使わなくなった倉庫のような場所に手と足を縛られた状態でいた。たしか…姉の応援に無理矢理ドイツまで来させられてそこでホテルに泊まって会場に行こうと思ったら、
「お前織斑一夏か?」
男がそう聞いてきた。
「…ああ、織斑一夏だ…」
「そうか、予定通りだ」
「なんでこんなことをしたんだ?」
「織斑千冬を不戦敗にするためだとよ」
誘拐目的を聞くと男はテレビをつけ、モンド・グロッソの生中継を見はじめた。そこには決勝戦にでる姉の姿があった。期待はしていなかったからやっぱりかと思っただけだった。
「おい、織斑千冬が決勝に出てるぞ⁉︎」
「クソ!予定と違うじゃねえか⁉︎仕方ない、証拠隠滅のためにお前はここで死んでもらうぞ」
俺は姉が好きじゃない、出来ると勝手な理想を押し付けてくる姉。姉は俺のことを全く理解してくれなかった。男は銃を俺の頭に向けて構えてくる。
「なんだこい…」
もう死ぬのかと諦めた瞬間突如謎の穴が出現し、そこから、見た事のない化け物がが出てきて、誘拐犯の男を叩き潰し、その場から血が溢れていた。
「ヒィッ!な、なんだこの化けも」
もう一人の誘拐犯も銃を乱射するも、そのまま捕食してしまった。そして化け物は一夏に標的を変えゆっくりと迫る。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!⁉︎」
一夏の目の前に来ると、一夏を掴み、胸のあたりに押し付けると、腕がめり込んでしまい。めり込んだ腕に激痛が走ったので見てみると、左腕が押しつぶされた。意識が朦朧とする中、一夏の左腕が異形の腕のようなものになっていた。
一夏は「ごめん弾、数馬、蘭」 と友人の名を呟き、激痛で気を失ってしまった。
◇〜???
「おいサクヤ!大至急こっちに合流してくれ!」
とある場所で大きな武器を担いだ男が一人の子供が倒れているのを発見し、無線らしきもので同行していた仲間を呼ぶ
「おい坊主!だいじょっ⁉︎な、なんだ…こりぁ」
大きなチェーンソーのような武器を持った男性は少年の安否を確認するが…左腕に目が行った。
「リンドウ、何があったの?」
「サクヤ、こいつの左腕…」
「左腕?…っ⁉︎こ、これは一体」
「ああ、アラガミ化してやがる。一体どうなってんだ?この状態だとアラガミ化が進行してるようには見えねぇが」
少年の左腕は人の腕とは異質な腕をしており二人は動揺を隠せなかった。
「とにかく、この子を一旦アナグラに運びましょう。ひどい怪我よ」
少年は血まみれで傷もあちらこちらにできていた。サクヤと呼ばれた女性はそう言い、周囲にあった布で少年の左腕を包み。周りに敵が居ないか警戒するようにあたりを見回した。
「怪我はひどいが、左腕のアラガミ化以外問題は無いみたいだね」
メガネをかけた目の細い男がそう言った。
「そうか…なぜ、あの場所にいたのか…色々疑問があるが…」
白い服を着た男がそう呟き、興味深そうに眠っている少年を見ていた。
「まぁ、目を覚ました時に聞けばいいさ」
メガネをかけた男性は答えた。
「うぅん……」
重い瞼をゆっくり開け意識を戻す一夏、視線だけを動かすとどうやらベットに寝かされていることに気づき、状況を整理する。一夏の体には手当てされたのか包帯が巻かれており点滴もうたれていた。一夏は激痛に耐えながらゆっくり身体を起こす。
「(ここは、病院か?おれ、生きてる?確か…誘拐されて…誘拐犯に殺されそうになって…)っ⁉︎な、なんだ…この左腕⁉︎」
左腕を動かしたらそれは自分の腕ではなく異形の腕に変わっていた。不思議と違和感はなく前の腕と同じ感覚で動かせた。
「(あの化け物のせいか?でも…あれは一体)」
「おっ?目を覚ましたみたいだな」
化け物について考えていると声がした方へ視線を向けると、ダークブラウンの服を着た男がいた。
「…えっと、あな、たは?」
「俺は雨宮リンドウ、倒れてるお前さんを見つけたもんだ。お前さんは?」
「えっと、織斑一夏って言います」
「イチカか、いい名前じゃねぇか」
自己紹介するとリンドウは一夏の頭を撫でてきてた。一夏は突然とのことにただ撫でられるだけだったが、悪い気はしなかった。
「あら?リンドウ、例の子の目が覚めたの?」
黒髪で短髪の女性が入ってきた。
「私の名前は橘サクヤよよろしくね」
「こいつの名前はイチカって言うらしいぞ」
一夏が名乗る前にリンドウがサクヤと呼ばれた女性に教えた。
「よろしくね、イチカ君」
言ってサクヤも一夏の頭を撫で始める。
「よろしく、お願いします」
彼は過去に誰かに撫でられた経験がないため、どうしたらいいか分からず視線を泳がせていた。
「そうだ、シックザール支部長が呼んでいたわよ」
「そうか、わかった。またなイチカ、終わったらまた顔出すぜ」
また頭を撫でてから退室した。
「やぁ、調子はどうだい?」
リンドウとすれ違いになったのか、目の細いれく茶色い服を着た男性が入ってきた。
「大丈夫です」
「そうかい。どうやら自我もはっきりしているようだ。おっと、僕は名前は、ペイラー・榊って言うんだ」
「よろしくお願いします(胡散臭そうな人だな)」
内心で一夏は呟く、雰囲気からしてそう思わずにはいられなかった。
「うん。そうだ、君が寝ている間に血やDNAのサンプルを採取させてもらったよ。」
「はい⁉︎」
と驚くことしかできなかった。勝手に自分の身体を調べられたら驚くしかなくつい大声を上げた。
「腕のアラガミ化が、腕まででアラガミの進行が止まっているなんて、実に興味深いサンプルだよ」
「アラガミ?」
「っとそうだった。君がなんであの場所にいたか教えてくれないかね?普通ならあの場所に民間人がいるのはおかしいんだ」
知らない言葉が出てきて一夏は首を傾げるが、自身の事情を説明する。
自分の家族のこと、学校でいじめられていたこと、仲のいい友達のこと、誘拐されたこと、誘拐された時に黒い穴から、化け物が現れて襲われたこと、気づいたらこの場所にいたこと、腕が、こんなことになったこと、そしたら、サクヤさんが抱きしめて後頭部を優しく撫でながら
「辛かったでしょう。でも、大丈夫よ。ここにはあなたを虐める人なんていないから、安心して」
「あ……ううっ…っ」
嬉しくなって一夏は泣いてしまった。こんなに優しくしてくれる人は束以外いなかった。
「それにしても異世界からの来訪者か、ISという物も実に興味深いが、アラガミ化の進行が進んでいないのもそれが原因か…」
サカキが何か呟いていたがようだが、今の一夏には聞き取れる余裕はなかった。落ち着き、泣き止んだのを見てサクヤは一夏から離れる。
「イチカ君、あなたはこれからどうするの?」
「正直…よくわからないです。ここがどんな場所かも知らないですし」
「そうね。まずはこの世界について簡単に教えるわ」
この世界は突如出現した怪物、アラガミによって崩壊した。そしてその怪物を倒せる唯一アラガミに対抗しうる力をもった神機使い、通称ゴッドイーター。そしてサクヤと先ほどのリンドウもゴッドイーターとして活動しているとのこと、ゴッドイーターはやたら大きな腕輪をしているのが目印らしい。
「そ、そんな事が…文明は俺といた世界に似てるけど…全然違う…。じゃあ…あの時俺を襲った怪物は…」
「ええ、アラガミで間違い無いわ。あなたの左腕のアラガミ化がいい証拠よ」
一夏はアラガミ化した腕を見つめる。異形と化した左腕はもはや人間の面影は残っていない。唯一幸いなのは自身の腕としてしっかり機能することだろう。
そしてその様子をサカキが悪い笑みで見つめており、何か閃いたのか二人に声をかける。
「そうだ。イチカ君、君の保護者をこのお姉さんにして貰おうか、サクヤ君も構わないだろ?」
と言われたので当然のように一夏は驚く。
「え⁉︎そんな、急に言われても…」
「私は構わないわよ?昔弟か妹が欲しいなんて思っていた頃もあったから…イチカはどうしたい?」
サクヤはサカキの提案に賛成の意思だった。一夏はしばらく迷っていたが…
「えっと…これからよろしくお願いします。サクヤ…姉さん」
ぎこちない返事だが、一夏はそういった。サクヤは姉さんと呼ばれて嬉しかったのか…再び一夏を抱き締めるのだった。
一夏のアラガミ化した左腕の見た目はデビルメイクライ4のネロの腕を白にした感じで光っている箇所は変わりません。
先飛ばしてイチカにバースアーツ、デビルトリガー擬を使わせるか…
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バーストアーツ
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デビルトリガー擬
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両方
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必要ない
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作者に任せる