平穏な日々は遥か遠く   作:石門 希望

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前回までのあらすじ

清隆不在のDクラス崩壊
⇒清隆編入。平田を暴君に仕立てあげる
⇒無人島は無難に突破
⇒船上試験で裏切り者発生



第13話 体育祭Ⅰ

 夏休み明け最初の日の午後の授業は2時間ホームルームになっている。

 Dクラスの担任である茶柱先生がやってくると淡々と説明を始めた。

 

「今日から改めて授業が始まったわけだが、2学期は9月から10月までの1カ月間、体育祭に向け体育の授業が増えることになる。新たな時間割を配るためしっかり保管しておけ。

 それから時間割とともに体育祭に関する資料も配っていく。先頭の生徒はプリントを後ろに回していくように」

 

 体育祭という言葉を聞いても誰も声をあげずに反応しない。ただただいつも通りの沈黙がクラス内を包む。

 

「また学校のホームページでもプリント同様に詳細が公開されている。必要なら参照するように」

「先生、これも特別試験の1つ何ですか?」

 

 クラスの統率者として平田が挙手して質問する。

 当然そうだと帰ってくる。みんな少なからずそう思っていたのだが……。

 

「どう受け止めるのもおまえたちの自由だ。

 どちらにせよ各クラスに大きな影響を与えることに違いはないがな」

 

 茶柱先生は肯定とも否定とも受け取れない曖昧な答え方をした。

 

「綾小路くん、これ──」

 

 みんながただ黙って先生や周囲を伺っている中、先に資料を読み進めていた堀北が何かに気付きページを指さした。オレもページをめくりその場所を確認する。するとそこに書かれているのは意外な試験方式だった。

 一瞬、茶柱先生がこちらに視線を向けた気がする。

 

「既に目を通して気づいた者もいるだろうが、今回の体育祭は全学年を2組に分けて勝負する方式を採用している。おまえたちDクラスは赤組に配属が決まった。そしてAクラスも同様に赤組として戦うことになっている。この体育祭の間はAクラスが味方ということだ」

 

 BクラスとCクラスは白組となり、体育祭は赤組対白組で行うものとなっていた。

 どうやら体育祭はこれまでの筆記試験や特別試験とは大きく異なるスタンスになるらしい。前回の船上試験とはまた違う協力態勢。学年を超えての協力戦。完全なチーム戦だ。

 それにしても隣の堀北の様子がほんの少しだがおかしいように思える。何とか平静を装っているが、どことなく表情が強張っている気がする。

 

「どうかしたのか?」

「何でもないわ。気にしないで」

 

 そう言われてしまえばこちらとしても踏み込めない。それにそこまで明らかな変化でもないし、いま気にしていても仕方がないだろう。

 

「まずは体育祭がもたらす結果に目を通せ。

 何度も説明する気はないからな、一度でしっかり聞いておくように」

 

 

『体育祭』

 ・体育祭におけるルール及び組分け

 全学年を赤組と白組の2組に分け行われる対戦方式の体育祭。

 内訳は赤組がAクラスとDクラス。白組がBクラスとCクラスで構成される。

 

 ・全員参加競技の点数配分(個人競技)

 結果に応じて1位15点、2位12点、3位10点、4位8点が組に与えられる。5位以下は1点ずつ下がっていく。

 団体戦の場合は勝利した組に500点が与えられる。

 

 ・推薦参加競技の点数配分

 結果に応じて1位50点、2位30点、3位15点、4位10点が組に与えられる。5位以下は2点ずつ下がっていく。(最終競技のリレーは3倍の点数が与えられる)

 

 ・赤組対白組の結果が与える影響

 全学年の総合点で負けた組は全学年等しくクラスポイントが100引かれる。

 

 ・学年別順位が与える影響

 各学年、総合点で1位を取ったクラスにはクラスポイントが50与えられる。

 総合点で2位を取ったクラスのクラスポイントは変動しない。

 総合点で3位を取ったクラスはクラスポイントが50引かれる。

 総合点で4位を取ったクラスはクラスポイントが100引かれる。

 

 

 ・個人競技報酬(次回中間試験にて使用可能)

 各個人競技で1位を取った生徒には5000プライベートポイントの贈与もしくは筆記試験で2点に相当する点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与はできない)

 

 各個人競技で2位を取った生徒には3000プライベートポイントの贈与もしくは筆記試験で2点に相当する点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与はできない)

 

 各個人競技で3位を取った生徒には1000プライベートポイントの贈与もしくは筆記試験で2点に相当する点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与はできない)

 

 各個人競技で最下位を取った生徒にはマイナス1000プライベートポイント(所持するポイントが1000未満になった場合には筆記試験でマイナス1点を受ける)

 

 ・反則事項について

 各競技のルールを熟読の上遵守すること。違反した者は失格同様の扱いを受ける。

 悪質な者については退学処分にする場合有。それまでの獲得点数の剝奪も検討される。

 

 ・最優秀生徒報酬

 全競技でもっとも高得点を取った生徒には10万プライベートポイントを贈与。

 

 ・学年別最優秀生徒報酬

 全競技でもっとも高得点を取った学年別生徒3名には各1万プライベートポイントを贈与。

 

 ・全競技終了後、学年内で点数の集計をして下位10名にペナルティを科す。

 ペナルティの詳細は学年毎に異なる場合があるため担任教師に確認すること。

 第1学年におけるペナルティ

 次回筆記試験において総合成績下位10名の生徒に各10点の減点。

 

 ・全員参加種目

 ① 100メートル走

 ② ハードル競争

 ③ 棒倒し(男子限定)

 ④ 玉入れ(女子限定)

 ⑤ 男女別綱引き

 ⑥ 障害物競争

 ⑦ 二人三脚

 ⑧ 騎馬戦

 ⑨ 200メートル走

 

 ・推薦参加種目

 ⑩ 借り物競争

 ⑪ 四方綱引き

 ⑫ 男女混合二人三脚

 ⑬ 3学年合同1200メートルリレー

 

「非常に重要なことだが、ここに参加表と呼ばれるものがある。参加表には全種目の詳細が記載されている。おまえたちはこの参加表に自分たちで各種目にどの順番で参加するかを決めて記入し、担任である私に提出してもらう。

 このような形は中学でも取っていないと思われるので、間違わないように注意してほしい」

「自分たちで参加する順番を決めるって、いったいどこまでですか……?」

 

 平田の当たり前のような疑問に茶柱先生の回答は早かった。

 

「全てだ。体育祭当日に行われる競技の全て。何組目に誰が走るかまで全部おまえたちが話し合って決める。締め切り時間以降はいかなる理由があったとしても入れ替えることは許されない。それが体育祭の重要なルールだ。

 提出期間は体育祭の1週間前から前日の午後5時までの間。もしも提出期限を過ぎた場合はランダムで割り振られるので好きにするように」

「私からも質問よろしいでしょうか。茶柱先生」

「好きにしろ。今の内だしな」

「決められた参加表は受理された時点で変更できなくなるとのことですが、当日欠席者が出た場合にはどうなるのでしょうか? 

 個人競技であれば記載通り欠席扱いで済むと思いますが、団体戦……特に数名で行う騎馬戦や二人三脚といった競技では1人欠けると競技そのものが成立しません」

「『全員参加』の競技で必要最低限の人数を下回る形で欠員が出た場合は続行不能とみなし失格となる。おまえの言った騎馬戦であれば1つ騎馬を作ることができなくなる。よって一騎少ない状態で対決することになるだろう。二人三脚も同様だ。

 パートナーは健康で丈夫な生徒を選ぶのが賢いだろうな

 だが救済措置として特例もある。体育祭の花形でもある『推薦競技』に関しては代役を立てることが許される。しかし好き勝手代役を立てられるようであれば参加表の意味がなくなり、極端な話嘘をついて替え玉を用意することもできてしまう。よって代償としてポイントを支払うことで代役を決める決まりになっている」

「その話に付け加えてお聞きしますが、体調を崩したり深いけがを負っても、本人が希望すれば代役を立てず続けることは可能でしょうか? それともドクターストップがかかりますか?」

「基本的には生徒の自主性に任せている。自己管理をすることも社会に出る上で不可欠なことだからな。重要な会議の日に熱を出したからと言って簡単に休めるものでもない。死に物狂いで平静を装うことも必要になる」

 

 言ってはなんだが、茶柱先生を見ていると説得力がすごい。正直茶柱先生に関しては無理をしないで一度ゆっくり休んだ方がいいような気もするが。

 

「とはいえ傍観できない状況になれば、さすがに止めざるを得ないがな」

 

 同僚で誰か茶柱先生を止めてあげる人はいないのだろうか。それとも、茶柱先生は止められているのに無理をして毎日学校に来ているのだろうか。大人として仕事に責任感を持つのは立派だが、それこそ自己管理をしっかりして無理のない範囲で頑張ってほしいものだ。

 

「わかりました。ではその代役に必要なポイントはいくらなのですか?」

「各競技につきプライベートポイントが10万だ。高いとみるか安いとみるかは自由だ」

「……なるほど。ありがとうございます」

 

 堀北はひとまず質問をし終えたようだ。茶柱先生は他に質問したい生徒がいないか確認するが、誰も黙ったままで質問の声をあげようとはしない。これ以上はないことを察して質問タイムはそのまま終了してしまう。

 

「次の時間は第一体育館に移動し、各クラス他学年との顔合わせとなる。以上だ」

 

 茶柱先生は一度時計を確認してからホームルームの時間が残っていることに言及してくれる。

 

「まだ20分ほど時間が残っている。残り時間は話し合うなり好きに使うといい」

 

 自由の許可はでたものの、誰も話し合おうとはし始めない。誰も自分が口火を切ろうとはせずに、黙って様子をうかがっている。みんなの視線が向かう先はそろっている。平田洋介。このクラスを恐怖で支配している男のもとに集まる。

 この状況で平田がとれる選択肢は限られているだろうな。

 平田は立ち上がりクラスに明確な指示を出す。

 

「みんな、体育祭の参加表や方針は僕が決める。だから僕に従ってくれ」

 

 体育祭の説明を聞いたとき、ほとんどの生徒は思い至っただろう。

 この体育祭でDクラスが勝利することは困難だ、と。

 何せDクラスは既に人数が欠けている。オレの編入で補充されたが、それでもまだ2人他クラスより少ない。それはすなわち、他クラスよりもポイントを得る機会そのものが少ないことを意味する。これに関してはいまさらどうしようもない不利である。

 それに加えてDクラス所属の生徒は個人で見れば運動においても優れた生徒はいるが、クラスとして総合的に見れば決して優れているとは言えないさまだ。他クラスの運動能力は詳しく知らないが、クラスシステム的に考えても一番下だと考えるのが自然。

 ただでさえ劣っていることに加えて、5月時点で退学者を出してしまったことで余計な不利まで抱えてしまっている。

 

 もうほとんどの生徒はこの体育祭でクラスとして勝利をおさめることを諦めてしまっている事だろう。

 そうなると必然的に目が向くのは個人競技報酬だ。人より運動に自信がある生徒に限らず、そこまで運動に自信のない生徒でも特別苦手ではない限りは2位3位を目指してできるだけたくさんの競技に出てプライベートポイントを欲しがるだろう。

 さらには1年生の総合成績下位10名に対するペナルティの存在もある。これによって例え運動が苦手でも勉強が苦手な生徒は参加を検討する必要に迫られる。順位が低かったとしても、競技に参加したらそれだけで点数がもらえる可能性があるからだ。ただ、これに関しては不幸中の幸いというべきかDクラスの極端に低いポイントによってリスクは避けられる。全員所持しているプライベートポイントに余裕なんか全くないから下位10名のテストの点数マイナス10点を避けるために参加した競技で最下位をとってプライベートポイントもテストの点数も失うなんていう元の木阿弥になりかねないからだ。

 何にしても、クラスひいては学年を超えての協力が必要だというのにこのクラスは個人個人の利益を求めて協力以前の問題に陥る環境が整いすぎている。

 

 だからこそ平田は個人が利益を考え始める前に自分の指示を絶対にするという明確な方針を示した。当然強引な手法でクラスをまとめられることに対する不満はあるだろう。しかしそれは特有の圧と見せ示した恐怖で抑え込む。不満や怒りは全て自分に向ける。平田らしいやり方だ。

 

 携帯が震えてチャットの着信を知らせてくる。

 どうやら平田から時間を作って話し合いたいとの連絡が来たようだ。それは隣の堀北も同様のようでチャットをオレと同様確認している。

 その後のホームルームは結局話し合いも行えそうな環境でもなかったので今の内から負けた時のことも想定しているのか平田によって自習の時間として過ごすことになった。

 

 

 ******************

 

 

 2時間目のホームルームは全学年の顔合わせができるようになっていた。

 体育館には赤組と白組に分かれた全校生徒が集っている。

 堀北は珍しくどこか落ち着かない様子で周囲を見渡している。誰かを探している様子だが成果はない様子だ。誰を探しているのかは知らないが場が悪い。総勢400を超えるこれだけの人数に溢れる場だと、特定の人物を見つけることは難しい。それにどうにも視線が控えめで、それだと余計に探しにくいだろうと考えてしまう。

 集められた生徒たちが床に座ると数名の生徒が前に出て全員の視線を集める。

 

「俺は3年Aクラスの藤巻だ。今回赤組の総指揮を執ることになった」

 

 どうやらあの人が仕切るらしい。

 

「一年生には一つだけアドバイスをしておく。

 一部の連中は余計なことだというかもしれないが体育祭は非常に重要なものだということは肝に銘じておけ。体育祭での経験は必ず別の機会でも活かされる。これからの試験には一見遊びのようなものもあるだろう。だがそのどれもが学校での生き残りをかけた重要な戦いになる。

 今はまだ実感もなければやる気もないかもしれない。だがやる以上は勝ちに行く、その気持ちを強く持て。それだけは全員が共通の認識として持っておけ

 全学年が関わっての種目は最後の1200メートルリレーのみ。それ以外は全て学年別種目ばかりだ。

 今から各学年で集まり方針について好きに話し合ってくれ」

 

 藤巻の言葉が終わって3年、2年のクラスは集まり話し合いを始める。

 しかし1年生の動きは鈍い。

 Dクラスの生徒は委縮した様子だ。1学期、そして船上試験で圧倒的な成績を収めたエリート集団に気後れしているらしい。その一方でAクラスの生徒の方もこちらを侮蔑交じりに警戒している様子だった。まぁ、5月の荒れ具合はいまさら言うまでもなく知れ渡っている上に、6月中旬からも平田による恐怖政治と明らかにヤバいクラスだから無理もない。その上オレがAクラスと結んだ契約のせいで今月は200クラスポイント分のプライベートポイントをあいつらから徴収している。彼らから見ればDクラスは心証最悪もいいところだ。下手をしなくても龍園より悪いかもしれない。

 

 Dクラス生徒の視線は当然平田に集まる。一方のAクラスは意外なことに坂柳ではなく葛城に視線が集まった。

 葛城は代表して男子生徒一名を連れてオレ達の元へとやってくる。

 

「今度こそ仲間同士で揉め事を起こすことなく力を合わせられればと思っている」

「僕も同じ気持ちだよ。よろしく、葛城くん」

「おまえ! よくもそんなことが言えるな!!!」

 

 突然、葛城のそばまでついてきていた男子生徒が平田に向かって吠える。

 

「黙れ弥彦」

「でも葛城さん!! こいつらのせいで葛城さんが!!!」

「弥彦、黙れと言っている。

 今回の試験は協力が必須。こんなところで揉め事を起こしている場合じゃない。それを先ほど確認したばかりだろう」

「でも!!!」

「もう一度言うぞ。黙れ弥彦」

 

 葛城の説得に応じてようやく弥彦と呼ばれる男子生徒が黙る。だが、納得できるように気持ちの整理がつけられていないためか未だに平田に対する睨みを続けている。

 どうやら彼は他のAクラスの生徒たちより人一倍葛城を慕っているらしく、葛城派の失墜の原因の大きな要因の1つとなっている契約をつくったオレたちを敵視している様子だ。

 

 オレはさりげなく坂柳へと視線を向けると、それに気づいた坂柳は柔らかな微笑みを返してくる。

 坂柳はAクラスにおいても1人だけ異彩を放ってよく目立つ。それに加えて今回の体育祭では葛城が指揮を執るらしいのにもかかわらずAクラスの生徒は自陣で坂柳を中心にまとまっている。そのため非常に目立ち、必然的にオレ以外のDクラスの生徒からも視線を集めることになる。

 

「私に関しては残念ながら戦力としてお役に立てません。すべての競技で不戦敗となります。

 自分のクラスにもDクラスにもご迷惑をおかけするでしょう。そのことについてはまず最初に謝らせてください」

「謝ることはないよ。誰にもその点は追及させない」

「お心遣いありがとうございます」

 

 オレと堀北と平田は既に坂柳とは見知った関係ではあるが、他のDクラスの生徒はそうではない。そのため坂柳は事前に断りを入れたようだ。

 

「ところでおまえたちとの協力関係についてだが、互いに邪魔しあわないというレベルがいいと思っている」

「参加競技の詳細までは詰めないってことだね?」

「そうだ。ただでさえ険悪になっている関係にこれ以上の火種は作りたくない。

 もし公表してCクラスやBクラスに情報が洩れればDクラスへと疑いが向き連携以前の問題に陥ってしまうだろう。今回は味方のDクラスの戦力を分析して加味するのも苦労が増えるだけだしな。

 あくまで俺たちは対等に協力し合い対等に戦う。これが手堅いと判断した」

 

 葛城の判断には少なからず自分自身のDクラスへの多大な不信も影響しているはずだろう。特にDクラスの中心人物の1人であり坂柳と近しい関係にあるオレに対しては坂柳と共謀して再び自分を陥れないかという不安があるはずだ。

 

「……信用関係を構築するには難しい学校だからね。組としては味方だけど、競い合うことには変わりない。その方針を受け入れるよ」

 

 平田はクラスメイトに確認を取ることはない。それにDクラスの生徒が反論の声をあげるようなことになるようなこともなかった。

 

「とはいえ団体競技の中には予め打ち合わせを必要とするものがあるのも事実。それに関しては後日もう一度同じような場を設けさせてほしい」

「うん、それでいいと思う」

「よろしく頼む」

 

 

 ******************

 

 

 一方そのころ。

 

 同じ体育館で1年のAクラスとDクラスがもめる様子を見ていたBクラスとCクラスの話し合いは、表面上は荒れる様子がないものだった。

 

「ククク。あっちは随分と揉めてる様子だなぁ、一之瀬」

「……そうだね。ねえ龍園くん、今回の試験はどうするつもり?」

「ククク。今回も味方同士なんだ。協力しようじゃねぇか」

 

 Bクラスの生徒たちはやや顔を強張らせながらも納得したように頷く。

 こうして赤組、白組両陣営ともに多大な不安を抱えた体育祭が始まろうとしていた。

 

 

 





 学校の課題がたくさん出たので次話投稿は遅くなると思います
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