恐れ谷に吹く風   作:がじゅ丸     

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黒霧に包まれる観音堂…忌子の襲撃が始まる。

※宗教、神話、民間信仰など色々ごちゃ混ぜです。


荒魂

この幽鬼 暗き死の影

徘徊し時に待ち伏せ

百戦錬磨の武人たち また若武者に

迫害の手をおよばせる

久遠(くおん)の闇のうちにあり

霧立ち込める荒れ野を支配

この黄泉の世界に通じたるもの

(くびす)を返し

いずれの(かた)に消え失せるのか

知るものはいない

 

(作者未詳『ベーオウルフ』)

 

 

 「はい?いきなり何だって?」

 

 目をぱちくりさせる紫万。

 

 「霊魂を二つに…」

 

 愛生は、今しがた聞いたことを蒼ざめながら繰り返す。

 

 「ちょ…ちょっと待ってよ樹センセー」

 

 立っていた紫万が再び座り込み、頭を抱える。

 

 「嫌だなぁ、俺、こういうの柄じゃねぇのに…やめてくれよ」

 

 さっきまで「腹括れ」だの豪語していたやつが、今は盛大に萎えている。オバケの類が苦手なのだ。そんな紫万をよそに、樹は眼下の奈落のような闇を見やりながら淡々と続ける。黒い雲海は次第に渦を巻き始めていた。

 

 「やつはそもそも、鬼の集合体なんだ。謂わば屍人()化した『生贄』の寄せ集めさ。その中核にいるのが忌子ーー露深で最初に間引かれた子だ。同じように捨てられた幼子達の霊魂を引き寄せ、谷を呪い、集落を呪い…砂歌の子供を餌食にしてきた。そうして喰らった『生贄』をひたすら自分に連結しながら、肥大化したんだ」

 

 そう言うと、目を少し細める。

 

 「その身体()を完成させるまで、あと少しの時間と人肉が必要だった…動くにはまだ全てが生着し切れていなかったからね。自ずと寄ってくる『生贄』を求めて虚像を作り出していたのは、そのためだ。でもそれを風柱様に妨害されたんだ」

 

 「じ、じゃあ、今結界を破って動き出したんだったらこの後どうなるの。身体を保てずにそのうち自己崩壊するんじゃ…」

 

 「そうさ、数日しかもたない…地上に出るのが早すぎたんだ。でも一度動き出したとなれば、後はどうなる。命が続く限り暴れ回り、できるだけ多くを道連れにしようとするだろう。その狙いがまず砂歌の町人だ。露深の集落を下りた大半が、あの町に住み着いたからね」

 

 乾いた視線を、本堂脇で座り込んでいる町人たちに移す樹。愛生と紫万もじっと彼らを見つめる。

 

 「やつは間引かれた子の霊魂を大勢引き連れて、ここに来るだろう。魂を取られないように気をつけろ」

 

 「さーせん。俺、やっぱ帰るわ」

 

 回れ右をしてそそくさと立ち去ろうとする紫万。樹は襟首をワシっと掴んで離さない。

 

 「逃げるなコラ」

 

 「日輪刀じゃ直接闘えないんでしょ。僕らはどうすれば…」

 

 焦る愛生に樹は静かに答える。

 

 「…俺たちは守りに徹する。風柱様が鬼の首を斬るまで耐えるんだ。風の防壁を作れたね?あれを頼むよ。立ち位置は本鬼門の北東。俺は本堂からそこに念を放つ。何があっても無念無想を保て」

 

 「『念』!?何それギャグ!?」

 

 わけが分からず今にも泣きそうな紫万と、不安に身を縮める愛生の肩に、樹はバシンと手を乗せ語気を強める。

 

 「ここが最後の砦だ。俺たちだけで守る。いいな?」

 

 「お…おおよ…」

 

 今まで見たこともない樹の凄んだ表情に圧倒され、紫万はやっとのことで返事をし、愛生もこくりと頷くのみ。何だか口調までいつもと違う気がする。樹は静かに目を閉じ、そのまま本堂へ。彼が中に入っていくのを見届け、紫万がぽつんと愛生に問うた。

 

 「あいつ、またババア降臨した?」

 

 

 

 

 

 

 砂歌町では、すでに住職の代が途絶えていた。しばらくは行事ごとに余所から住職を呼んでいたが、水源が涸れて町から活気がなくなると、そのうち行事さえやらなくなった。それ以後、誰も久しくこの観音堂を訪れていない。古びた木造の本堂はどこも寂れ、歩くたびに床から白い埃が舞う。奥にはひっそりと本尊の十一面観音菩薩が佇む。七尺二寸ほどあるだろうか。気品のある美しい顔立ちだ。蓮花座の上に凛として立ち、左手には首長の水瓶、右手は差し伸べようとするかのように掌を見せている。その手に天衣が優雅に纏いつく。瞑想する下向きの眼差しは、控えめながら慈悲深さに溢れている。気高さを湛えるこの菩薩を見ていると、心が洗われるようだ。樹はその前に正座し、落ち着いた所作で線香をあげ、愓恵の形見である黒曜石の数珠を懐から取り出した。熊や鹿の爪がついており、通常見られる数珠とはかなり違う…。それを手に静かに合掌し、心の内で愓恵に呼びかけた。

 

 

 

 

 ーー頼んだよ、ひいおばあちゃんーー

 

 

 

 

 

 町人たちはその様子を本堂の入り口でじっと見つめる。一体何をしようとしているのだ?皆目見当もつかない。もはや「苦しい時の神頼み」なのか。そんな不安に身をすくめるが…

 

 「すンませーん、危ないんで下がってくださーい」

 

 不意に外で紫万の間抜けな声がした。びっくりしてそちらを見ると、二人の風隊士が散らばっている町人たちを誘導している。

 

 「これから忌子の襲撃が予想されます…僕たちが防衛に当たるので、できるだけ内側に寄ってください。特に北東は危険なので近づかないで」

 

 人前で目立つのが大嫌いな愛生も、精一杯腹から声を出している。

 

 「お堂ン中入っちゃっててくださーい」

 

 紫万の呼びかけは何ともテキトーだ。

 

 町人はぞろぞろと移動し、本堂の中へ。入り切らない者たちはその周りを囲うようにして広がる。今や村人口に等しい砂歌の町人も、一つところに集まれば大人数になる。内側に寄らなければならない条件下では、どうしたって北東側にも人ははみ出してくる。こればかりは仕方がない…

 

 

 「さて…と。そんじゃま、やるとしますか」

 

 誘導が一通り済むと、ようやく覚悟を決めた紫万が呟く。(そうはいっても、まだ顔は引き攣っているのだが)

 

 力強く頷く愛生。二人は北東に立ち、息を揃え日輪刀を水平に構えた。

 

 シィアアア…

 

 

 呼吸音とともに手首のしなりで刀を回転させ、旋風を巻き起こしていく。やがて巨大な風の防壁が現れ、唸りながら観音堂の敷地全体を包み込んだ。二人の風隊士の目が強烈な碧い光を放っている。

 

 

 それを見計らったように、今度は本堂の樹が観音経を唱え始める。

 

 

 世尊妙相具 

 我今重問彼

 仏子何因縁

 名為観世音…

 

 

 恐ろしく澄んだ、美しい声。本堂内部の町人たちも思わず共に祈祷し出す。

 

 

 

 と、その時。不思議なことが起こった。

 

 

 

 樹の身体が金白に輝き始め、肩まであったその髪が急に伸び出す。髪はたちまち床についてしまった。隊服は白い水干へと変化。さらに彼の坐している場所が、陽炎のように光を屈折させ揺らめき出した。その中で樹が若きイタコの乙女の姿と交互に入れ替わっている。樹の身体に憑依し、彼の若い力に波動を合わせた愓恵が、一時的に若さを取り戻しそこで霊気を放っているのだ。

 やがて樹の声に愓恵の声が重なり始め、彼ら(・・)を包む光源はさらに強烈なものとなった。すると外でも変化が生じる。紫万たちの風の防壁に沿うように、等間隔で十体の樹の分身が出現。これも愓恵の霊魂の為せる業だ。身体が透け、本堂の樹に同調するように愓恵と交互に入れ替わりつつ、観音経を唱える。その声が幾重にも重なり力強さを増して、光輝く音波となり、風の防壁に映し出された。怒濤の如く渦を巻く旋風に、今や彼らの念が乗っている。町人たちは突然のこの超常現象に畏怖の念を抱くしかなく、ある者は固まって口をあんぐり開け、ある者は悲鳴を上げて物陰に隠れ、ある者は必死に祈り続けた。

 

 

 

 千泉観音堂が隊士たちの結界によって守られるなか、その下の黒い雲海でも異変が起こっていた。渦の流れがさらに激しさを増し、その中心で稲妻が紫に閃く。青白いエネルギーが触手のように踊り、ばりばりと音を立てている。やがてその中から一塊の霧が浮かび上がり、人の形を成した。

 

 

 

 小さな少年の人影。

 

 

 俯いているが、不意に目覚めたように大きく息を吸い込み、ゆっくりと頭をもたげる。その呼吸音はおおよそ人間のものとはほど遠く、荒ぶる悪神のそれを思わせる。世界が終末を迎えたかのように、彼の吐息は辺りに響き渡った。すると黒い雲海から次々と霧の塊が浮かび上がり、また人影を成していく…。

 

 

 少年は頭上の観音堂を仰ぐ。その顔は虚な黒い靄に包まれ、どんな表情をしているのかわからない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー樹ーー

 

 愓恵が呼びかける。

 

 ーー目を覚ませ。鬼の霊魂がそこまで来ておるーー

 

 樹の魂はうっすらと目を開けた。

 

 

 ーーここは私に任せて、お前は自分の肉体から離れてやつと向き合え。同じ霊魂体でなければやつを止めることはできぬーー

 

 樹は静かに立ち上がる。離脱した自分の肉体は、憑依した愓恵の霊魂によってなおも観音経を唱え続けていた。それを背後に歩み出す。まもなく霊験に目覚める彼は、強力な気を放つが故に魂だけの存在になってもなお、人々の目にはっきりと映った。身体は透けているが、柔らかな金白の光を放っている。

 

 ーー鳴海家には代々引き継がれてきた守護神の力があってな、今それはお前のなかに眠っておる。ただ心の赴くままに求めよ。そうすればその霊験()に目覚めるだろうーー

 

 樹の魂は本堂を出て、愛生と紫万のいる北東へ。町人たちが見守る中、風の防壁の前に立ちはだかる。

 

 

 

 本鬼門。

 

 もとより、鬼が集まり災いをもたらすとされてきた不吉な方位。どんなに守りを固めても危ない箇所。谷の鬼を迎え撃つのはここになるーーその読み通り、北東の防壁は他より念が薄く、風の通りも弱かった。すりガラスのように曇る壁の向こうで、黒霧がぼんやりと渦巻いている。やがてひとつ、またひとつと小さな人影が現れ、急激に増えていく。その数、八八。さらに他の箇所も含め、防壁の周りを囲むように人影が犇き合い、闇が深まる。

 

 虚な群勢のその中心に、ひときわ黒い人影が見えた。小柄だが、微動だにしない。鋭く凍えた視線をこちらに向けているーーあれが忌子なのか…。樹は壁越しの敵勢を真っ直ぐに見据える。そして深く息を吸い込み、右の掌を天に向け、己のうちに眠る守護神に呼びかけた。

 

 きぜい東方には 青大青竜王(ひゃくだいひゃくりょう)

 きぜい南方には 赤大赤竜王(そーだいそーりょう)

 きぜい西方には 白大白竜王(びゃくだいびゃくりょう)

 きぜい北方には 黒大黒竜王(こくだいこくりょう)

 きぜい中央には 黄大黄竜王(おんだいおんりょう)

 

 水の上に坐する者よ

 

 来たりて我の中に居り

 我に力を与えよ

 

 (なんじ)に依りて禍を脱るるを得しめよ

 諸の病める魂の囲より我らを(まも)

 

 

 

 そう唱えるや、樹の掌が猛烈な熱を帯び出した。ほどなくして轟音が鳴り響き、樹の背後に縦に渦巻く光が現れる。凄まじい(エネルギー)の流れだ。それはやがて大きな半人半龍ーー鳴海家の守護神の姿となった。

 

 樹に似ている。青みがかった長い髪が空に揺らめき、涼やかな目元には眩いばかりに輝く黄金の瞳…彼はその巨大な手を樹の手に添える。

 

 樹の掌の一点が煌めき、力を求め出した。

 

 守護神は再び光となり、自分の力を最も必要とする者の手に吸い込まれていく。あまりに膨大な力の集中に揺れ動く樹の手。今や彼の掌には霊験の光玉が浮かび、強大なその力をほと走らせている。

 

 対峙する光と闇。病める霊魂の群勢に立ち向かうは、たった三人の隊士。町人は、固唾を飲んでその若き守り人たちの背中を見守る。

 

 

 

 

 「あっ!!!」

 町人達から声が上がった。本鬼門で蠢いていた八八の人影が瞬時に重なり合い、八に編成。霊気が強くなっていく。さっきまでいた一際黒い影もそのいずれかに吸収されてしまった。注意撹乱が目的なのか…見失った!八の人影はそのまま間隔を取りながら壁に近づく。

 

 次の瞬間ーー

 

 どす黒い腕が次々と壁から突き出、頭部が現れた。見ぬ間にずたぼろの野良着を着た子どもたちが上半身を覗かせる。血の気の引いた顔をしており、目は白目まで真っ黒だ。ひん剥いたそれを真っ直ぐ町人達に向け、「見つけた…」と言わんばかりにニヤリと笑っている。

 

 「あれは…」

 

 町長がそこまで言いかけて言葉を失う。目にした幼子達がいずれも、おそらく自分の知っている顔だったからだ。遠い昔、自分はまだ嬰児だったあの子らを、あの崖から…。

 

 

 ーー見えるかーー

 

 忌子が言葉を発した。

 

 ーーこれがお前らの踏み躙った命だーー

 

 その声は、忌子自身がほかの霊魂と合体しているが故に幾重にも重なって聞こえた。それに呼応するように幼子達が金属の擦れるような叫び声を上げながら、中に入ってこようとする。襲いかからんばかりに町人達の方へ手を伸ばし、狂気に満ちた形相だ。それでも、旋風と念の威力で、束になっていた彼らの霊魂が少しずつブレ出す。もがけばもがく程身体が歪み出し、変容していく。顔をぐにゃりと変形させたかと思うと、その残像を残しながら別の霊魂の顔に…悪夢のような光景だ。

 

 そして、町人達は見たーー幼子達によって捕らわれている『生贄』の霊魂を。砂歌の子供たちやその親兄弟、行方不明になった彼らを探しに行った警察官、興味本位で槍嶽山に入ったきりの探検家が見え隠れしている。

 

 ーー南琵!南琵!ーー

 

 もがく霊魂たちの間に自分を呼ぶ声を聞き、南琵が思わずそちらに目をやると、そこには助けを求める姉の半身があった。

 

 「お姉ちゃん!」

 

 激しく動揺し、助けに行こうとするが、真司に腕を掴まれる。

 

 「ダメだ!目を合わせるんじゃない!」

 

 

 ーーお願い!早くこっちへ来て…助けてーー

 

 姉はなおも自分の方へ手を伸ばしている。懇願し、絶望し泣き叫ぶ声にいたたまれなくなる。ずっと今まで探し続け、あれほど会いたかった姉なのに。どうしても助けに行ってあげられない。その手を握れば、自分も引き込まれてしまうからだ。南琵は耳を塞いでその場に泣き崩れる。

 苦しんでいるのは彼女だけではない。町人の多くが、かつて突然いなくなってしまった自分の近しい人々をそこに見て錯乱していた。

 

 

 樹は掌に念を込める。琥珀の瞳が先ほどの守護神のように黄金に輝き出し、全身が強烈な光に包まれた。光玉も一回り大きくなり、そこから放たれる強い気の波動が樹の長い髪を空に揺らめかせている。これが、今襲い来る敵に太刀打ちできる唯一の手段。やるしかない。霊験の光を手に、そのまま壁の方へ突っ走る。目の前に迫る霊魂達。右手を後ろに引き、体内の気をさらに集中させた。

 

 

 千手羅鏡反(せんじゅらきょうはん)

 

 

 そう叫ぶと同時に、右手を一気に前に押し出し、光玉を放った。すると、光玉からいくつもの巨大な手が出現し、這い出ようとする霊魂達を抑え込む。鏡のように見えるその掌で、壁内に攻め入ろうとする彼らの勢いを反転させ、外へと押し戻していく。

 

 町人たちがほっとしたのも束の間…今度は抑え込まれていた八つの幼子達の姿がどろどろに崩れ、液状化しひとつにまとまった…!目を見張る樹。まもなく形を成し現れたのは、あの一際黒い人影。無心に刀を回していた紫万と愛生もただならぬ気配に気づく。鬼の中核、忌子の霊がそこにいる。もともと本鬼門に八八あった霊魂を、彼は今やひとつに束ねた。その分、先ほどの幼子達とは比べものにならないほど強い霊気を放っている。風隊士の二人は刀をさらに速く回し、旋風の威力を強める。本堂の愓恵もこの事態を察知してさらに念を投じた。

 

 ーーお前たち踏ん張るんじゃ!恐れてはならぬ!ーー

 

 

 忌子の霊の両腕は、無数の幼子の手が組み合わさるようにして成っていた。顔はまだ黒い靄がかかっており、よく見えない。だが首元に幼子の霊魂の顔がひしめき合い、それぞれが自我を持っているように動いている。忌子は地響きのような吐息をすると、自分を抑え込んでいた樹の千手を掴み、いとも簡単に蒸発させてしまった。

 

 樹の顔に焦りが浮かぶ。凄まじい霊力だ…

 

 防壁を囲い込む黒霧が、ますます濃くなっていく。夜明けはまだ遠い。




 [裏解説]
1. 変容する霊魂
 ストロボ、マルチ発光、LEDライトの組み合わせで撮影したかのように、歪んだ残像を残しながら姿形を変えていく。ターミネーター2のラストで溶鉱炉に落ち、のたうち回りながら変身しまくるT-1000がモデル。金属音のような叫びもT-1000の絶叫をイメージ。
 他にHaejin Lee氏のFaceやMemoirs of Image and Emotionsなどの作品のイメージにも近い。

2. 霊魂の合体
 まとまるほどに霊力が凝縮し強くなり、分散するほどに弱まる。それをコントロールしているのは忌子。
 霊魂が風の防壁を通過しようとすると、旋風と念により、人影だった外見から真の姿が顕になり、合わさっていた霊魂体が崩れ始める。

3.鳴海家の守護神
 中国神話の水神、冰夷がモデル。人面竜身。
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