二次キャラ聖杯戦争OZ EFFECTIVE EARTH   作:yu sato

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登場キャラクター
マスター イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
サーヴァント ブレイド ホムラ/ヒカリ

作者
yu sato


【オープニング】【本戦開始前】17 ヒカリを求めて マスター イリヤスフィール・フォン・アインツベルン サーヴァント ブレイド ホムラ/ヒカリ

 そこは宇宙のごとき空間。暗闇に星々が輝いている。

 その中をイリヤスフィール・フォン・アインツベルンは歩いている。

「……どうしてこうなったんだろう……」

 呆然とした面持ちと呟き。イリヤはただ監督役といった男の説明通りに目的地点までゆるゆると進んでいた。

「クロ……美遊……ルビー……」

 イリヤが覚えているのは、黒い巨神となったダリウスに何もかも飲み込まれるまでの情景。

「……わたしは何やってんだろ……なんで何かがあると思っているんだろう……」

 クロが消え、美遊が飲み込まれ、世界は終わった。側にルビーはいない。

 もう諦めてもいいはずだ。所詮並行世界の出来事と割り切ってもいいはずだ。

 だが、胸の内に何かがある。微かに灯る光の粒。

 それが何かわからないが、それだけが今のイリヤを動かしている。

 

 そうして目的地に到達した時、魔法陣より影が出現する。

 シャドウ、予選突破。そんな言葉がイリヤの頭をすり抜けていく。

 その中、シャドウが手にした弓矢で矢をイリヤに放つ。

 

 ……これを受ければ楽になれる? 何もかも忘れられる?

 

『そうよ、あなたの選択は間違いだった。そう受け入れられれば何もかも元通りよ』

 

 ……いやだ。すべてを忘れて元に戻るのも、何かを間違ったのを認めないのも。それだけは絶対に認めない!

 

『諦めが悪いのはずっと変わらないのね』

 

 ……クロ!

 

『未来を向きなさい、イリヤ!』

 

 そうだ。色々間違っても、絶対に後悔も絶望もしない。

 わたしには可能性がなくなることはない。

 だってわたしの中にはクロの言葉が残っている。生きている限り可能性はあるんだから!!

 必ず、あの世界とみんなと取り戻して見せる!!

 

 イリヤの決意と連動して持っていたカードが宙を舞うと光を発し、無地の面に絵が浮かび上がった。

 それは赤髪に赤地と黒を混ぜた服を着た少女、金髪に白と翡翠色を基調とした服の少女。二人が並んで立つ姿の絵。

 そこから現れたのは、金髪の少女の方。

「何ぼうっとしてるのよ」

 イリヤが気づいたとき、少女はイリヤからすればアニメのようなバリアを張って、シャドウの矢を防いでいた。

「ほら、これ持って集中して。君が集中してくれないと、私から力を渡せない」

 そう言って少女は手に持った大剣をイリヤに放り投げた。イリヤは慌てて受け取る。

 持った感触は大きさから予測される重さより意外に軽かった。

 柄を持ち、構えると光の刀身が現れた。同時にイリヤは何かとてつもない力が注がれてきたのを感じた。

「意外に剣を持ちなれてるじゃない。私の力とは関係なしに」

 イリヤは元の世界でセイバーの『夢幻召喚』を使い、剣を持って戦っていた。そのためだった。

「いくわよっ」

 少女が胸に手を当て、広げるとそこから少女を中心に金色の空間が周囲に広がっていった。

 

 イリヤが気が付くと、シャドウが矢をつがえ連射する動きや、そこから放たれた矢がイリヤに向かう動きがあらかじめ残像として見える。

「これって?」

「因果律予測。未来に起こる出来事を視覚化してるの。あのシャドウの動き、矢の流れ、その軌跡の先が見えるからそれを読んで倒して」

 その言葉に従い、イリヤはシャドウに向かい突進する。既に見えた軌道通りに来る矢をかわし、シャドウに剣を振るう。

 それであっさりとシャドウは消滅した。

「じゃあ、変わるからあとよろしく」

 そういうと、少女は一瞬光るとともに、赤髪の少女へと変身していた。

「ずるいなあ、ヒカリちゃん……」

 赤髪の少女は小さくつぶやいた。

「ええと……これどうなってんの?」

 イリヤはめまぐるしく変わる事態に額を掌で抑えた。

 改めて話しかけようとしたとき、星々に満たされた空間が、突如としてその光を消し、暗闇となった。

 次にイリヤが目を開いたとき、そこは教会の礼拝堂らしき場所であった。

 中央には以前強烈な印象を与えられた人物が鎮座している。

「ようこそ、見事に試練を乗り越え――」

「麻婆屋さん⁉ いやラーメン屋さん⁉」

 イリヤの驚いた反応と奇妙な台詞に、言峰は目を見開いた。

「……ラーメン屋?」

 

 ◇ ◇ ◇

 

 都市内のカフェテリアを、人が行きかいしている。

 その光景をイリヤは注文した紅茶に砂糖をたっぷり入れて飲みながら、驚きの目を見張り、あたりを見合わす。

 なにしろ人とはとても思えない異形の姿をした者たちが普通に会話し、注文し、変な食べ物を食べたりしているのだ。

 その上、空中ディスプレイや立体映像などイリヤの世界でもまだ実用化には程遠い最先端の科学技術の製品まであるのだ。

『イリヤさん、そんなきょろきょろしてると田舎者扱いされますよ」

 そう言うのは、実は転移したイリヤについてきていた魔術礼装のマジカルルビーである。

 新型のAI会話型ドローンに見られているのか、興味深げに見る者はいるが、それで足を止める者はいない。

「だっていろんな人がいてすごいんだもん。あと、初めからポケットに入ってたなら、あの予選の時なんか言ってよ」

『いや~、唐突な転移でしたからね。情けないことに一時的に機能停止してました』

 ルビーは羽でリングをかいた。

「とにかく、ルビーがここにいるのは心強いよ。あとは、あの地球とみんなを助けないと」

 イリヤは強く、紅茶の入っているカップをつまんだ。

 

 この聖杯戦争で監督役を務めている言峰綺礼は言った。

『君も実感しただろうが、君が来た世界はすでに滅んでいる。君が元居た世界に帰りたいというのならそれは可能だ』

 イリヤは即座に断った。美遊や凛達をあの世界で放っておくわけにはいかない。

 

「それで、イリヤちゃんは本当に戦えるのですか? 他のマスター達はそれぞれ願いを叶えるためにこの場にいます。その人たちを倒せますか?」

 同じく紅茶を飲んでいるイリヤのサーヴァント、ホムラが尋ねた。

 強い調子ではなく、むしろ穏やかな声であったが、そこにははっきりとした決意を求めていた。

 

 戦えるのか、といったホムラの言葉には二つの意味がある。それはマスターの令呪を奪うか殺せるか、という事とサーヴァントと正面から戦えるのかということだ。

 ホムラ、そしてヒカリはエクストラクラス『ブレイド』である。

 ブレイドとはホムラ達のいた世界のブレイド達のように、マスターを強化、支援し、戦わせるクラスだ。

 特殊な『天の聖杯』であるホムラ達は自ら戦うことも可能なのだが、やはりマスターを前線に出す必要がある。

 

「うん、戦うよ。わたしは前からクラスカードを使って戦ってきたし、私の願いはあの地球とみんなを助け出すことだもん」

 イリヤははっきりと断言した。

「そして、ここに来たマスターの願いも、サーヴァントの願いも叶える!」

 続いたイリヤの言葉に、ホムラははっと息をのんだ。

「だって聖杯って人の願い、希望を託すものでしょう? だったら私は全ての人の幸せを願う! みんなで聖杯のある場所へ向かう!」

 イリヤは立ち上がり、拳を握り締め、はっきりとした口調で言った。

 

 周囲に視線が集まったことに気づいたイリヤはバツが悪そうに座り。

「イリヤちゃん、あなたは強欲ですね」

 ホムラの返答で、さらに縮こまった。

「ですが、その願いは綺麗なものだと思います」

 イリヤはホムラの顔を見上げた。

「それじゃあ……」

「わかりました。私達もあなたの……マスターのために戦います」

 ホムラはイリヤに手を差し出し、イリヤは「ありがとうございます」と喜びを隠さずに言い、ホムラの手を握った。

「ところでホムラさんは何か願いはあるの?」

「私達の願いはすでに叶っています。ですから私達がこうして存在していること自体、本来あり得ないことなんです」

 ホムラはイリヤの目を見て言い、胸を押さえた。

「聖杯の核が私の予想通りなら、私は聖杯のある場所にたどり着かなければなりません。

 そして、辿り着く事ができたのなら……監督役が言った理論とは別に、全ての願いを叶えることも可能でしょう」

 

 ……それは恐らくホムラ達自身の消滅と引き換えに。

 そのことはイリヤに伝えるべきことではなく、またイリヤが背負うべきことでもない。

 所詮、サーヴァントであるホムラはこの世の影法師。それで全員の願いを叶えられるのならそれで構わない。自分の願いがない身ならなおさらだ。

 

『方針は決まりましたね。それでは戦闘の準備を整えましょうか』

「準備って戦い方とか、スキルが何があって何が使えるかとかだよね。 あ! クスリはやめてよね!」

 ルビーとイリヤのやり取りを見て、ホムラは微笑み、かつて共に戦ってきた一人の契約者、ドライバーに思いをはせた。

 

 レックス。あなたは私たちを救ってくれました。

 だから、私たちはあなたのようにこの少女の純粋な心のために、あなたのように戦おうと思います。

 どうか、元の世界から見守っていてください。

 

 

【サーヴァント】

【CLASS】

ブレイド

【真名】

ホムラ/ヒカリ

【出典】

ゼノブレイド2

【性別】

女性/女性

【ステータス】

(ホムラ)筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具B

(ヒカリ)筋力B 耐久B 敏捷B 魔力EX 幸運B 宝具A

【属性】

秩序・善/秩序・善

【クラス別能力】

ブレイド同調:EX/EX

マスターとリンクし、ステータス、スキルをマスターに写して戦わせるスキル。

ランクが高いほど契約時に危険が伴うが、その分強大な力を得る。

本来ブレイドはそばに契約者がいないと共に全力を出せないが、ホムラ/ヒカリは傍にいなくても100%能力を行使することが可能。

バリアフィールド:A/A++

マスターや自分を守るために、ハニカム状の光のバリアを張ることができる。

強度はランクに準ずる。

【保有スキル】

(ホムラ)

聖杯の片鱗:A

 マスターに戦闘時、最適な動きをさせることができる。

魔力放出(炎):B

 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。

 直接炎を放出することも可能。

浄化の炎:A

 ホムラ自ら剣を振るう時、低HPの敵を低確率で戦闘不能にする。

(ヒカリ)

天の聖杯:A+

 マスターに戦闘時、最適な動きをさせることができる。

 また、マスターの魔力とは別に召喚されている間、無限の魔力供給がなされる。

因果律予測:A+

 未来視の一種。使用時は時がのろく感じ、相手の動きの軌跡があらかじめ残像として見えるようになる。

魔力放出(光):A+

 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。

 直接光線として放出することも可能。

【宝具】

(ホムラ)

『バーニング・ソード』

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~10 最大捕捉:1人

 炎の刀身を巨大化させ、上空から敵を斬り大爆発を起こす。

 対人規模だが爆発の余波は周囲に及ぶ。

(ヒカリ)

『セイグリッド・アロー』

ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~30 最大補足:50人

 天空に放った光が、光の矢となって降り注ぎ敵を破滅させる。

『破滅の歌を唄う聖霊(セイレーン)』

ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ:4~99 最大補足:500人

 白を基調に羽を生やした巨大人型ロボット。

 巨大な双剣を手に持ち、バリア発生機構や大気圏外から地表へのピンポイント射撃を可能とし、国一つを瞬く間に滅ぼす荷電粒子砲を装備している。

 

(ホムラ/ヒカリ)

『汝、聖霊を司る者(■■■■)』

ランク:EX 種別:対理宝具 レンジ:ー 最大補足:1人

 ホムラ/ヒカリとのキズナが最大限になったときのみ目覚める。真の天の聖杯としての姿と力。

 全ての事象で過程を無視し、望む結果だけを実現させる。

【ステータス】

筋力A 耐久B 敏捷B+ 魔力EX 幸運EX 宝具EX

【属性】

秩序・善

【クラス別能力】

ブレイド同調:EX

バリアフィールド:EX

【保有スキル】

マスターブレイド:EX

 全属性を使いこなすブレイドの頂点としての力。

 光属性ならば一時的に光速まで加速できる。

天の聖杯:EX

(■■■■)『久遠の果てより来たる虚無(■■■■■)』

ランク:■■ 種別:■■宝具 レンジ:■~■■ 最大補足:1体

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【weapon】

聖杯の剣

 ホムラとヒカリで属性がそれぞれ異なる。

【人物背景】

 天空にそびえたつ「世界樹」を中心に広がる雲の海。そこに島以上に巨大な獣「巨神獣(アルス)」の上に人々が住む世界「アルスト」。

 そこにいるコアクリスタルと呼ばれる青く光る結晶に生物が触れることによって生まれる亜種生命体「ブレイド」。

 ホムラ/ヒカリはその中でも『天の聖杯』と呼ばれる特殊なブレイドである。

 本編より500年前に起こった「聖杯大戦」と呼ばれる戦争で、その力で3つの巨神獣を雲海の底に沈め、その力を恐れた自身を船ごと雲海の底に沈め、眠りについていた。

 そこにサルベージャーとしてやって来たレックスに、夢の中で自身の命を分け与えることを条件に自分を楽園へ連れていくよう依頼することで物語は始まる。

【サーヴァントとしての願い】

 聖杯のあるべき場所へとたどり着く。

【方針】

 なるべくイリヤを戦わせたくないが、相手が殺しにかかるのなら容赦しない。

【把握媒体】

 Switchでゲームが発売されています。プレイ動画及びムービーが動画サイトにUPされています。

 

 

【マスター】

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

【出典】

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

【性別】

女性

【能力・技能】

小聖杯

 魔力を放ちさえすれば、魔術理論を知らなくとも過程を無視して望む結果を得ることができる。

【weapon】

カレイドステッキ・マジカルルビー

 第二魔法・並行世界の運用の一部機能を使える魔術礼装。マジカルルビーはカレイドステッキに宿る人工天然精霊。

 変身時に並行世界への干渉によってマスターへ無限の魔力供給を可能とする他、Aランクの魔術障壁、物理保護、治癒促進、身体能力強化といった恩恵を与えられる。

 ただし、供給量・持続時間は無限でも、一度に引き出せる魔力はマスターの魔術回路の性能に依存する。

 あとなんか怪しげなクスリとか作ったりする。

聖杯の剣

【人物背景】

 Fate/stay nightのイリヤスフィールと並行世界の同一存在。基本的には切嗣とアイリスフィールが聖杯を求めなかった世界ではあるが年齢は小学五年生の11歳と離れている。

 重たい運命とか使命とかとは一切関係ない一般の家庭に育っているため、比較的素直な性格で捩れていない。言ってしまえば単純な性格。

 精神的に追い詰められるととりあえず逃げの一手を打ち、安全圏に脱出してほとぼりが冷めるのを待ちながら打開策を考えようとする悪癖がある。

【マスターとしての願い】

 美遊の世界もみんなもこの場で追い詰められて奇跡にすがるしかなくなったマスターもサーヴァントも全て救う。

【方針】

 聖杯のある場所へとマスター、サーヴァント達でたどり着く。そのためには物理的な説得も辞さない。

【ロール】

 月海原学園の小等生。

【令呪の形・位置】

 全身に令呪。

 また、契約の際につけられた胸の×印のコア・クリスタルがある。

 ホムラたちと命を共有しているため、どちらが死んでももう片方も死ぬ。

【把握媒体】

 漫画「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」まであります。

 ドライ12巻までの読書が必須です。

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