二次キャラ聖杯戦争OZ EFFECTIVE EARTH   作:yu sato

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登場キャラクター
遠坂凛&セイバー(ライカ)
レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイ&セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)

場所
C-5(島)
C-4(センターロード街 道路)

時間
未明

作者
yu sato


006 WiLL 遠坂凛&セイバー(ライカ) レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイ&セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)

「先に来てたか……」

 それぞれバイクに乗った凛とそのサーヴァント、ライカは黒塗りの高級車の脇にバイクを置いた。

 次に手首にあるスイッチを凛とライカは押す。すると身につけていたライダースーツとマスクが粒子状になって消え、普段着の恰好――といってもこれが凛の礼装なのだが――になった。

 これはミザリィの店から購入した変身スーツである。流石にこのような物はこの都市でもSFの領域で、バイクで移動するにはこれが一番便利だったのだ。

 その分、料金も高くついた。さらに凛の手の届かない金額だとヒーロースーツというまさに子供向けの、とはいっても身体能力まで強化されるものがあったのだが。

 

 C-5地区にある湖には島がある。丁度戦いの舞台になるように。

 その中、林をかき分けて凛とライカは進んでいた。

 本戦開始前から、戦う約束をしていた相手と会うために。

 

 島の中央部はわずかな草のみでまるで決戦用にあつらえたような場所であった。

 その中心に、凛と決戦の約定をかわした相手、レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイとそのサーヴァントがいた。

 スーツ姿にネクタイ、革靴と男装だがよく見れば美形の女性だとわかる。

 

「遅かったですね、ミス遠坂。またサーヴァントに付き合って所用でも?」

「う、うるさいわね。こいつが勝手しまくりなのはこの一か月半思い知らされたわよ」

 凛は頬を赤く染めていった。

 

 何しろライカは都市内を所かまわずバイクで走りまくり、並行世界から集められた食べ物を買い食いし、人々に元はどんな国に住みどんな政治形態だったのか尋ね……といった具合に殆どじっとしていなかった。

 結果として凛もまたライカに付き合うことになったわけだが、同時にアカデミーでの研究成果の発表として特許を取ったアプリに独自のスパイウェアを仕込み、と最低限は聖杯戦争の準備をしていた。

 その時にはライカは流石におとなしく護衛として付き添っていたのが、誰かが来れば話しかけるのには凛も頭を抱えた。

 その為、結果として並行世界の遠坂凛を知っている衛宮士郎とイリヤスフィール・フォン・アインツベルンと知り合い、色々と言い争いをして最終的に同盟を組むことになったわけだが……。

 

「でも、こうして来た以上、やることは初めから決まっていた。その覚悟はできている」

 凛とレオ。二人のマスターは正面から対峙し、視線をかわしあう。

「僕のサーヴァント・セイバーのアルトリアを紹介します。アルトリア、挨拶を」

 レオの手に従い、一歩歩を進めた男装の少女が名乗った。

「此度の聖杯戦争において、セイバーのクラスにより現界したアルトリア・ペンドラゴンです。

 此方におわすレオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイをマスターとして剣を捧げ、彼を王とするために戦う次第です。マスター、サーヴァント共々良き好敵手であらん事を」

 頭を下げたアルトリアに対し、凛は一瞬気圧された。

「堂々としたものね……。引き当てたサーヴァントがブリテンの“過去にして未来の王”アーサーなら無理ないか」

 無意識に下がった凛の一歩前にライカが進み出た。

「名乗られたならこちらも返すべきだな。オレの真名はライカ、クラスはお前と同じセイバーだ」

 

 ここにある『天の聖杯』でのサーヴァントはあらゆる並行世界、多元宇宙より召喚されている。その為、同じ真名であってもまるで異なる英霊である事例も起こりうる。

 英霊という境界記録帯はあらゆる時代の他の英雄の逸話をある程度知っている。だがそれはその英霊の所属する世界の知識であって、多元宇宙の同真名の英霊の場合、経歴、人格など全く異なるケースもあるのだ。

 よって、サーヴァントは相手の真名が自ら口頭で述べられた時点で、対象の大まかな履歴がダウンロードされるように『天の聖杯』によってプログラムされている。

 アルトリアもライカが『アルトリア・ペンドラゴン』と名乗られた時、アルトリアの経歴を知ったように、同じく『ライカ』という真名を告げられた事でライカの経歴を知った。

 ライカ。狗奴国王ヒメキコソの皇子にして、初代倭国の大王。後に一つの島国を『倭』から『日本』へと統一する『大和朝廷』に繋がる始祖の王。

 

「レオ。彼は日本という国の祖王にあたる英霊です」

 アルトリアがレオにライカという英霊の履歴を簡略に説明する。

「日本ですが。僕が物心ついた頃にはすでに国家として崩壊しているのですが、そこの祖王となると、まだ神秘とやらが残っていた時代、超常現象が当たり前にあった頃の英霊ですね」

 だとすれば彼もまた神秘を宿し、超常現象を当たり前のように引き起こせる、ということだ。

 無論、自身のサーヴァントのアーサー王が負けるはずがないが、油断をしていい相手でもない。そうレオは判断した。

 

「さてと、レオ。あんたに聞きたかったことがあるのよ。あんたから見てこの都市はどう思った? 

 私たちマスターの価値基準を計り、叶える願いの犠牲の重さを知るためにこんな大掛かりな都市を造ったってルーラーは言っていたけど」

 そうですね、とレオは腰に手を当てた。

「爛熟。その一言に尽きるでしょう。ですがそれは別の宇宙から奪い続けることでしか成り立たない世界。

 そして多様性と言えば聞こえがいいが、純人類種による亜人への差別。その亜人たちでさえ差別が起こり、街に住まうことが叶わない人たち。そしてガラクシアと名乗るテロリスト達。

 このような満たされた世界、欠乏がない世界でも無慈悲な出来事が起こるのなら、やはり全ての人を導ける『理想の王』が必要なのだと再確認しました」

 ふう、と凛が息をついた。

「わかったわ。あんたが全然変わってないってことがね! 生き方も寿命も生き死にも全て管理されて、ただ生きているだけで未来がない停滞した世界のどこが理想的なのよ!」

「いいえ、西欧財閥が支配を始める前から停滞は始まっていました。世界を管理したのはそれがあの世界の寿命を長引かせる一番の方法だったからです。

 ですが、この聖杯があればその必要もなくなる。誰もが正しく、平等で、無慈悲な死を迎えない理想社会を造れるでしょう」

「それはあんたの価値基準においてでしょ? あんたの価値で正しく、平等に管理される。そんなの箱の中の蟻とどこが違うのよ」

「随分酷いことを言いますね。人を蟻呼ばわりとは」

「ひどいとは思うけど、希望も幸せもなくただ生きているだけの世界になるなんて私には耐えられない。

 あんたが『天の聖杯』に必要な『理』がどんなものか、考えただけでぞっとするわ」

「ですが、貴女は自分の身勝手さも傲慢を知っていて、それでいて他人にそれを共有しろとは言えない。そう、貴女には人類を導けるだけの『理』が無い」

 ここで凛は押し黙った。

「貴方が救えるのは貴方の見える世界だけ。だから貴方は僕に勝てない。人間すべてを救うには人間ではいけないのです。もちろん僕も自身の『エゴ』というものがある。

 それを捨て去り聖杯を使えば新たな『理』の元、『理想の王』、星を照らす光になれる。

 現在西欧財閥の支配下は地球の3割ですが、そこからは不満の声は出てこない。聖杯を使えば残り7割を救うことも可能でしょう。

 それも嫌なら……羊になれないなら死んでください」

 二人は会話を止め、にらみ合った。 

 

「ところでアルトリアとか言ったか。お前、聖杯にどんな願いをかける気だ? オレは受肉して新しく国造りを始める気だ。お前は?」

 マスター達の話が中断したため、ライカはサーヴァント同士で話をしようと思い、アルトリアに問いかけた。

「私が願うのは王になるための『選定の剣のやり直し』です。私よりも王にふさわしい人物がいるのではないかと思い、彼ならば国の崩壊も防げると思い、サーヴァントとなることを受け入れました」

「つまらねえな、どんな国だって必ず亡ぶもんだ。見た感じ、お前は放蕩に明け暮れていたっていたわけでもなさそうだし、懸命に統治していたなら別にお前の代で滅んで悪い道理なんてないだろ。

 自分の責任として受け止めきれないから、他人に委ねようってだけじゃねえのか?」

 ここで初めてアルトリアが怒りの表情を見せた。

「ライカ、2000年以上続いた国の祖王である貴方には分からない。飢えた者同士が一片の糧食を奪い合い、一部の富める者が権力を奪い合い、海からはさらに飢えた者が攻めてくるあの世界を。

 私とていつかは滅ぶと分かっていた。分かった上で剣を取ったのだ。それが人でなくなることであっても。みんなが笑っている穏やかな国を造り、その最後を迎えるために『理想の王』になることを受け入れたのだ」

 アルトリアは両手を見つめる。かつて選定の剣を抜いた時のように。死の寸前、敵も味方も殺しあった末の屍の山の上のように。

「それでもなおあの終わりは承諾できなかった。だから私じゃない誰かならもっと理想の統治ができたのではないかと信じ、私はサーヴァントとして召喚された」

 アルトリアは両手を握り締めた。

「貴方こそ、なぜ国を改めて造る必要がある。王侯としてふるまうためか」

「勘違いするな。オレは国を造るといったが別にそこで王になるわけじゃねえ。そこを拠点に別の星に向かい、そこで国をまた造るんだ。

 そうして星々をつないでいけばいつかは地球にだって富を分け合えるだろう。オレがやりたいのはいろんな人々や物や文化が出たり入ったりする国造りだ。

 もしオレが王になるとすれば、それは宇宙の星々の果てまで行きついた時、名乗るのは『宇宙の大王』だ!」

 レオ、アルトリア、そしてマスターであるはずの凛まで全員あっけにとられ、言葉が出てこなかった。

 一筋の風が凪いで、ようやくレオが口を開いた。

「大言造語もここまでくれば笑えませんね」

「そりゃよかった。本気だからな」

「貴方はその夢のために、全ての人間に自身と同じ強さを求められますか?」

「全ての人間じゃなくていい。オレと同じ向こう見ずな人間だけで十分だ。

 それにきっと、お前が思っているより人間ってのはずっと強かなもんだぜ」

「それが本当にできるとでも?」

「できるさ、オレと凛が組めばな」

 唐突に話を振られた凛は驚いた。

「ミス遠坂、本当に彼の夢に乗れるのですか? 途方もない鉱物資源、人的資源の浪費となりますが」

 さらにレオも凛に尋ねた。

「……本音を言うと私はライカの夢に憧れていても、そのための犠牲を許容することができそうにない。

 だけど……停滞した世界を動かすためなら、こいつの夢に私の夢を乗せたい。子供たちが笑っている、そんな希望ある未来を」

 その言葉にレオは頭を振った。

「半端ですね。だから貴方達は世界を覆せないのですよ」

「それを可能にするのが聖杯よ! 私は聖杯を手に入れる。あんたみたいな選民主義の権化に渡されるより遥かにましだわ!」

「……これ以上のやり取りは無用と判断しました。アルトリア」

 その言葉でアルトリアは魔力を解き放ち、白銀と紺碧に輝く甲冑に身を包んでいた。

「上等! ライカ! 全力でやっちゃって!」

 ライカもまた魔力を解き放ち、蒼い上着に木製の肩当、胸当、籠手。腰には草摺を装備する。それぞれには鉄の装飾が施されている。

 

 凛、レオ共に無言で互いのサーヴァントから離れる。全力のサーヴァント戦に巻き込まれないためだ。

 

 そうして、午前零時。二人のマスターの端末から神父の開始宣言がなされ、遠くのビッグアイ屋上で爆発が起こった時。恐らく最初の本戦でのサーヴァント戦が始まった。

 

 二人は同時に風を、雷を纏わせ突進し、得物を相手に向かい振り下ろす。

 高鳴る金属の衝突音。踏み込みで砕ける地面。そして互いの魔力放出により、組み合った得物の間からライカの背後に雷が、アルトリアの背後に風が巻き起こった。

 鍔迫り合いの状態からアルトリアが剣を捻ってライカのそれを弾き、脇構えからの切り上げ。ライカは弾かれた剣の威力を流して体勢を緩めず、そのまま渾身の逆胴。

 そのまま二人は互いを確かめるように剣を相手の剣に撃ちつけ続ける。

 撃ち合う度に雷が鳴り、大地に幾多もの穴を穿ち、焦がす。

 撃ち合う度に風が弾け、木々を十数本程根子から吹き飛ばす。

 互いが剣を技なく叩きつける行為。それだけでその場は相手へ届かない魔力の放出によって雷を伴う竜巻を引き起こしている。

 凛、レオ共に決闘の場から100m以上離れている。それだけの距離を取り、防壁を張らねば巻き込まれて死ぬほどの危険なフィールドとなっているのだ。

 

 裂帛の気合と共にアルトリアが切り上げ、ライカを上空に弾き飛ばす。当然竜巻に巻き込まれ皮膚を、肉を断たれるとこの場にいる誰もが思った。

「神仙術・返し山彦の術!」

 だがライカは剣を弧月状に回し、相手の発勁――魔力弾を受け止め、自身の気を上乗せして攻撃する返し山彦の術で場に残った竜巻を絡めとり、剣に凝縮して纏った。

「神仙術・無空殺風陣!」

 続いてライカは無数のかまいたちを纏う旋風を竜巻に上乗せし切っ先をアルトリアに向かい気合と共に放つ。

 竜巻は互角の魔力放出故、蓄積された魔力の塊。それが圧縮された大渦は正に大気の咆哮だった。

「レオ! 私の後ろに!」

 アルトリアの言葉で急いで背後に向かうレオ。

「風王鉄槌!」

 真名開放による、風の鉄槌。それによって裂かれた竜巻は風の断層となり、アルトリア達を境に島を鋭角に切り裂いた。

 切り裂かれた断層には水が一気に轟音を立て流れ込む。飛沫がアルトリアとその背後にいるレオに降り注ぐ。

「下風颶風剣!」

 竜巻を放つと同時にライカは、既にアルトリアの頭上にいた。掛け声と共にアルトリアを串刺しにせんと迫る。

 アルトリアは脇構えの剣勢をとり、ライカを両断せんとする。

 それを見たライカは二本の手裏剣をアルトリアの頭部に向け投擲した。咄嗟に剣で弾くアルトリア。

 突き下ろすライカ、突き上げるアルトリア。

 二人の得物が、互いの肩に突き刺さった。

 痛みを介することなく、ライカはアルトリアの剣を蹴り、後方へ飛ぶ。

 全てはライカにとっては予定通りの行動。アルトリアの剣の間合いをつかむため、自分の剣と肩に突き刺さった感覚から刀身の長さを読んだ。

『これで剣の刃渡りを見切られてしまったか』

 アルトリアは臍を嚙んだ。

「アルトリア、ここまでです」

 アルトリアがライカに対し、踏み込もうとしたとき、レオの言葉が止めた。

「これ以上はお互い宝具の展開になるでしょう。ですが、この序盤での決着は望みません。

 ミス遠坂、貴女もそうでしょう?」

「……ムカつくけど、その通りね」

 ライカの宝具はその気になれば5分でこの都市を殲滅できる。だがそれは特段強いというわけではない。確かに並の対人宝具クラスに比べれば威力は桁違いだが、それ以上に範囲が大雑把すぎるのだ。

 アルトリアの『約束された勝利の剣』も同様。この場所ではどうやっても市民に犠牲が及ぶ。

「ミス遠坂。貴女が自身のセイバーの夢である国造りに答えを出した時『セラフ・スタジアム』にある『決戦場(アリーナ)』で二人きりの決着をつけましょう」

 それ以降、レオは凛を見ることなく乗って北である自動車の方に向かった

 アルトリアは元の男装に戻り、レオについていく。ライカは鎧と剣を虚空に帰した。

 

「人々を安全に管理し、完全な平等を、穏やかなる死を与える理想の王か。オレにはできねーしやりたくもねえ生き方だな。

 そんな事までしてあいつらはどんな未来を見たいってんだ?」

 ライカは腰に下げた袋から、自家製の傷薬を肩に塗り付けながら言った。

「アーサー王は穏やかな亡国。レオは完全な選民による管理社会。どっちに行っても息が詰まりそう。私はこう見えて欲深だから」

「……まあ同じ島国でもオレ達の国は襲われるどころか難民がやってきてたからな。余り事情は汲み取ってやれなさそうだ」

「へえ……変に気を遣うんだ。でも戦闘では……⁉」

 凛は端末の着信音で何かしらの異常があったことに気づいた

 

 アカデミーには詠鳥庵とミラーリンクしているワークステーションとサーバーがある。

 さらに都市の監視カメラにある顔認証システムのアプリは凛独自のスパイウェアが仕込まれている。

 顔認証アプリを使えば自動的にデータが凛のサーバーに送信されるようになっているのだ。

 

 そのアカデミー側のサーバーと連絡が途絶した際、その異常事態の着信音をあらかじめ凛は設定していたのだ。

 

 すぐさま端末を展開し、アカデミー内の監視カメラの映像をチェックする。だが繋がらない。

「間違いなくキャスターがらみね。結界をアカデミー全体に貼られているわ」

「狙いは何だと思う?」

「多分魂の改竄が出来る施設。あれを抑えられたら、自分のサーヴァントを勝手に強化させられる」

 それだけは何としても阻止しなければならない。だがそれと同じくらい、凛は学校に通った経験を思った。

「……アカデミー、結構楽しかったわね。授業や試験はきつかったけど」

 思わず上を見上げる凛。

 顔を元に戻した凛は既に一端の戦士の顔だった。

「行くわよ、ライカ。アカデミーに」

「シロウたちはどうするんだ?」

「衛宮君達は多分放っておいても、あっちの爆発の方に行くだろうからメールだけしておく。

 ライカは宝具の使用準備をしておいて。最悪二人以上のサーヴァントと戦うことになるかもしれない」

 二人はバイクのおいてある場所へと走っていった。

 

 戦いの跡地は、林が無惨に凛達からバイクが見えるほどに破壊され、地面には幾百もの小クレーターがある。鋭角に切り裂かれた島には今も水がなだれ込んでいる。

 一般人には何が起こったのか推測さえ不可能だろう。

 

 

【C-5 島/聖歴111年1月1日 未明】

 

【遠坂凛@Fate/EXTRA】

[状態]健康

[令呪]残り3画

[装備]call_gandor(64);

コードキャスト。ガンドを放ち、対象に小ダメージとスタンを与える。

call_fortune(128);

コードキャスト。対象にダメージを与え、3ターンの間、幸運を低下させる。

call_beam(256);

コードキャスト。ビームで対象にダメージを与える。

[道具]ナイフ、バイク、ライダー変身スーツ

[所持金]100万QP

[思考・状況]

基本行動方針:聖杯をレオには渡さず、明るい未来を造る。

1.明るい未来を造るため、レオに聖杯を渡さないため聖杯が欲しい。

2.やっぱりレオとは相いれない!

3.宇宙進出か……。

[備考]

『衛宮士郎』『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』と同盟を組んでいます。

 

【セイバー(ライカ)@雷火】

[状態]魔力消費(小)、肩に刺し傷(治療済み)

[装備]鉄の神体

[道具]手裏剣、苦無、集めた薬草による傷薬。

[所持金]100万QP

[思考・状況]

基本行動方針:聖杯で受肉し、新たな国を造り、宇宙へ進出する。

1.受肉して国を造り、宇宙へと飛び立つ。

2.自分の価値に全てを染め上げる『理想の王』なんて下らねえ。

3.実はアルトリアの方はあまり否定できないんだよな。つまらねえとは思うが。

 

 

 

 

「なぜ見逃したのです」

 自動車を運転するアルトリアは、主に対し詰問した。

「私が勝利したとしても、取り返しのつかない傷を負うと判断したからですか?

 それなら無用な心配だ。私の手に『全て遠き理想郷』がある限り、いかなる傷を負っても即座に回復します」

 助手席のレオは、窓に肘をかけ、頬を乗せていた。

「少し、あのサーヴァントとミス遠坂について考えました。

 停滞から変化に転ずるには穏やかに、誰も傷つける事がないようにしなくてはなりません。

 それについて、あの二人と戦うことは何かのヒントになるのでは……と一瞬迷いましてね」

「宇宙で国造りですか……。僕の世界では夢物語にすぎませんね」

 レオは現実を口にする。恒星間移住などおよそ不可能だろう。

「ですが、後に残る無惨な光景を直視しても、前に進む。あれが国造りを為した英雄というものですか」

 宇宙進出。それは西欧財閥が資源の無駄遣いとムーンセルへと物理的に至る道を封鎖するため禁じた行為。

 ゆえにレオも切って捨てるべきなのだが……あの英霊の言葉が胸に残すこの感覚はいったい何なのだろうか?

「レオ。貴方の理想は正しい。ですがどこかで停滞から変化へと転じるのであれば、あのサーヴァントの言葉をどこか心の片隅にでも置いてください。

 ……疑い無き正しさなど、既に正しさから外れているのですから」

 顔の向き、表情を変えずにアルトリアは言った。

 

 運転の最中、アルトリアは以前の聖杯戦争を思い返していた。

 冬木市第四次聖杯戦争。そこで出会ったイスカンダルを。

 彼もまたサーヴァント達を従え、星の彼方まで征服するぞと言いそうだ。

 最もあのライカというサーヴァントと出会えば笑いながら殺し合いになりそうではあったが。

 だが、ライカもまた正しいだけの統治などつまらないと言いそうな人物だ。

 いつか決着をつける必要がある。アルトリアはハンドルを握り締めた。

 

 

【C-4 センターロード街 道路/聖歴111年1月1日 未明】

 

【レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイ@Fate/EXTRA】

[状態]健康

[令呪]残り3画

[装備]vanish_add(a);

コードキャスト。対象の有利効果を全て解除する。

bomb(32);

コードキャスト。対象にダメージを与え、GUARDを2手スタンさせる。

[道具]なし

[所持金]1000万QP

[思考・状況]

基本行動方針:聖杯の入手して理想の世界を創る。

1.僕たちに敵はない。必ず聖杯を手に入れ理想の世界を創る。

2.だが、あのセイバーの言葉に少しでも聞き入ったのはなぜだ?

[備考]

 

【セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)@Fate/stay night】

[状態]魔力消費(小)

[装備]約束された勝利の剣

[道具]自動車

[所持金]なし

[思考・状況]

基本行動方針:レオを真の王にするために手を貸す。

1.レオを王にする。

2.選定の剣をやり直す。しかし……。

3.ライカとは必ず決着をつける。

[備考]

 

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