二次キャラ聖杯戦争OZ EFFECTIVE EARTH   作:yu sato

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登場キャラクター
エスター・コールマン&キャスター(エヴリン)

場所
B-5(無名寺)

時間
未明

作者
yu sato


008 孤独/蟲毒 エスター・コールマン&キャスター(エヴリン)

 パラディウム・シティには幾多もの宗教が混在している。そのうちの一つに仏教がある。

 都市内には無名の寺がB-5地区に存在している。住職と僧侶とその身内合わせて数十名が生活している。

 ……否、生活『していた』。

 

 現在、寺はキャスター・エヴリンによって全員が特異菌に感染し、支配下に置かれていた。

 

 その寺の中を、エスター・コールマンは歩いていた。かつてない孤独感と共に。

 

「やあ、エスター」

 そう話しかけたのは住職の次男である柳洞一成だ。

「こんばんは、イッセイ」

 疲れた様子を見せず笑顔でエスターは応える。

「いけないな、幼子が深夜に寺内を歩くのは。子供は夜には寝るものだ」

「ごめんなさい。すぐにベッドに戻るわ」

「うむ、厳しかったかもしれんが『家族』として注意すべきことはしなくてはな」

 そう言って一成は去っていった。

 エヴリンによって『家族』にされたNPC。それは普段通りの生活をしていてもエヴリンの指図一つで狂気に侵され、凶暴な化物と化す。

 その化物がエスター以外何十人もいる。それ以外に感染者や増殖させた特異菌から生まれたクリーチャーも寺内、外をうろついている。

 エスター・コールマンはかつてない孤独感の中にいた。

 

『おや、ここに先客がいたとはね』

 学園からほど近い寺を陣地にしようとエスターとエヴリンが訪れた際、マスター達が現れた。

 長髪の日本人女性に、同じく日本出身と思われる和装のサーヴァント。

 出会ったからには戦闘かとエスターたちは身構えたが。

『いいよ、譲ってあげる。ついでに少し改装してあげよう』

 和装のキャスターはあっさりと諦め、さらに寺の境内や内部を改造してのけた。

 どうしてそこまでするのか。エスターが尋ねると。

『ボクもキャスターとして陣地がないと困るしね。相見互いの縁で協力しようと思って……なーんてね!

 本当はより手ごわくなってマスターを一人でも脱落させてもらいたいからさ』

 そう言って突然の出来事に飛び出してきた僧侶たちを前にけらけらと和装のキャスターは笑った。 

 

 そうしてできたのが、この寺である。僧侶たちはその時全員和服のキャスターが眠らせ、その間にエヴリンの特異菌に感染させて支配させた。

 内部は障子で区切られ、それぞれ結界が張られていて並の攻撃を受け付けず、開く事も出来ない。

 エスターとエヴリンはキャスターの陣地作成による特権で、どの障子を開く事ができる。

 感染者たちは迷路のようなこの中をうろついているわけだが、学習したのか大体迷うことなく目的の場所にいっている。

 

 感染し、忠実になった一成にさせたのは月海原学校高等部のマスター候補を調べ上げた後、アカデミーに転入させ、そちらにいるかもしれないマスターを調査する事であった。

 エスター自身も初等部に結果として入学したことで、同様にマスターを探った。

 その結果はおおよそ11人前後と残ったマスターの内約1/3が学生としての生活を送っていることが分かった。

 その内何名かはエスターと同様自身の陣地を作り、聖杯戦争開始時に移行するようだ。

 現在強敵と見込まれるのは強力なサーヴァントを隠しもせず、連れ歩いている朝倉涼子、遠坂凛、チルノ。そして社会的地位を生かせるザキラといったあたりだろうか。エスターはそう考える。

 急に転校した一成の背後にマスター、サーヴァントの影を感じ取る者もいるだろうが、すでに迎え撃てる準備は整っている。

 さらにあのキャスターはおまけと言い、自分の宝具という髪を置いていった。

 それは寺の奥の広間、文字とも絵とも取れなくもない円形の模様の中心に置かれている。

 

 その周囲に、エヴリンと住職の長男の零観がいた。

「レーカン。レーカンは私の兄さんだよね?」

「そうだよ、だから『家族』みんな仲よくしような」

 零観に抱きつきささやくエヴリンと、困ったように微笑む零観。

 その光景を見たエスターはまるで大事な宝物を横からさらわれた気分になり、叫ぼうとしたが我慢した。

 こんなところで癇癪を起こしたら台無しだ。その分の理性はエスターにはまだあった。

「エヴリン、今後の『家族』の話をしましょう」

 その代わりに、強い調子で『家族』といった。

「わかったわ。レーカン、もうエスターとお休みしたい」

「ああ、分かった。夜更かしはしないようにな」

 そう言い残して零観は部屋から去った。

 

「それで、ここがマスターの拠点になっているってことはあのキャスター以外いないと考えていいわね?」

「うん、近くに防衛隊の人も来たけど『家族』にしておいたから大丈夫」

「戦力増強も問題なし。後は誰かと同盟を組みたい。そうね、ケイトやアスコがいいかしら。拒絶されても返り討ちにできそうだし、何よりあなたがうまく近づけるでしょう?」

 本音を言えば年上の男性のマスターがいい。だが今の寂しさを埋められるのならだれでも構わない。それがエスターの同盟を求める理由だった。

 

 孤独感を埋めてくれる人、愛情を注いでくれる人、私の本性を知っても愛してくれる人が欲しい。

 それはエスター、エヴリン共通の願いだった。

 

 

【B-5 無名寺/聖歴111年1月1日 未明】

 

【エスター・コールマン@エスター】

[状態]健康

[令呪]残り3画

[装備]マスターという事で購入できたナイフ

[道具]なし

[所持金]995万QP

[思考・状況]

基本行動方針:聖杯を入手して成長しない体を治し、人生をやり直す。

1.陣地を強化し、誰か都合のいいマスターと同盟を結ぶ。

2.誘い込む準備もする。一成が適任か。

2.寂しい……誰か人のぬくもりが欲しい……。

[備考]

 

【キャスター(エヴリン)@バイオハザード7】

[状態]魔力消費(小)

[装備]なし

[道具]椅子

[所持金]なし

[思考・状況]

基本行動方針:聖杯の入手して家族を作る。

1.他のマスターも家族にしよう!

2.家族がいっぱい、うれしい!

[備考]

 

 

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