二次キャラ聖杯戦争OZ EFFECTIVE EARTH   作:yu sato

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作者 ◆.aVFsM47H6様
この度のご投稿、誠にありがとうございます。


【候補作】コラソン&アルターエゴ

数多もの英霊、つまりは歴史に名を連ねた英雄を現代に呼び出し戦わせる、という催し。最後の一人になるまで戦い、残った一組が願望機たる聖杯を得られる。これが、聖杯戦争における基本も基本、大前提となるルールである。

 

 そんな、聖杯戦争に於いて重要となる要素の一つが、自身のサーヴァントの強さであることを、マスターの男──────『コラソン』は理解している。

単純に、戦闘能力が高ければ正面からの戦闘で敵を制圧、その腕っぷしだけで聖杯まで到達しうる可能性もあった。

四皇、海軍大将、王下七武海……兄の、ドフラミンゴ。コラソン自身、単騎のみで世界すらも揺るがす存在を知っていたことも起因する。

 

 その点で言えば、自身が呼び寄せたサーヴァント……“アルターエゴ”にコラソンは信を置いてはいなかった。エクストラクラス、アルターエゴというクラスが、どのような性能を持つか、その部分が未知である、というのもそうだ。

更に、性能は普通、アルターエゴが言うには宝具こそ少々多様性が聞くが、取れる手が少ないのだ。

先行きが見えない暗澹たる気持ちを切り替える為にも、コラソンは煙草を吹かす事にした。この見慣れない、パラディウム・シティという都市では煙草を一服する時も喫煙所を探さなければならない、という事を知った時は大変驚いたものだ。

道端で煙草に火を付けた時の周囲の目線、そしてアルターエゴの一言でそれを思い知ったコラソンは、うんざりしたように肩を竦め、火をつける。カフェの、喫煙席。

そこに、コラソンとアルターエゴは小休止していた。

 

【おい、マスター】

 

 聖杯戦争が始まって幾ばくも無いというのに、雲行きは暗い。特に、この聖杯を欲する、という方針を取っているコラソンは、それを色濃く感じてしまう。

自身の持つ能力が戦闘ではなく諜報、裏で行動することに長けているのも一因だった。

単純に、サーヴァントの強さがアルターエゴを上回る相手と戦う際、取れる行動がマスターの暗殺しかない、というのが、痛い。

最後の一組、己の力のみを用いて戦わざるを得ない場面に於いて、頼れるものが無いのだ。

 

(最低でも、他の主従と交渉は必須、か……)

【おい、マスター……】

 

 はあ、と煙を吐いた。現状で言えばコラソンとアルターエゴの主従は、他の聖杯戦争参加者と比べても、弱い。間違いなく、下から数えた方が早い二人だ。それでも、この戦いに勝ち残るには、他の主従との協力、言わば同盟が必要だろうな、とコラソンは考えていた。

戦力的で劣るなら、人数差、兵力差で勝ちにいくしかない。この案にはアルターエゴからも支持されている。

「弱くて済まない」とも謝られた。

 

(そこは気にすることじゃねェ、とは言ってるんだが……)

【……気づいていないのか……?】

 

 今でこそ、霊体化で姿は伺えないものの、アルターエゴの気分は、少し落ち込んでいるのが読み取れた。

召喚直後、寡黙な方で、表情からも感情が読み取ずらい、アルターエゴの眉が、ほんの少し寄ったのを、コラソンは見逃さなかった。

何か気に障る事を言ってしまったか、と言えば、そういうわけでもないらしいが。

 

【なあ、アルターエゴ。いや──────『アイカワハジメ』】

 

 何を思ったか、コラソンは念話を始める。アルターエゴ、その真名を呼んだ。

 

【あんたには感謝している。おれの願いの為に、手を貸してくれて】

 

 息を吞むような、呼吸音。アルターエゴが動揺しているのが、念話越しでも読み取れた。

この英霊は、果たして如何なる道程を以って、サーヴァントに至ったのか、コラソンは知らない。

野暮であるから、と必要以上に聞くこともしなかった。ただ、彼が英霊と至る前は、確かに幸せであった、という事は聞いていた。だから、アルターエゴには願いが無い、と。

 

────おれの兄は……ドンキホーテ・ドフラミンゴは化け物だった────

 

【だから、今一度聞きたい。あんたには、本当は叶えたい願いがあるんじゃねェか】

 

【それは、無い】

 

 即答だった。間髪入れずに、コラソンに返答する、アルターエゴ。

 

────きっと、兄は近い将来、おれの世界を壊すだろう。ようやく兄の手から逃れられたあいつだって、兄が、ドフラミンゴがいる限り真に幸せにはなれねェ。だが、それをおれは止められない……だから、聖杯がいる────

 

【ただ……そうだな。一つ、俺の問いに答えてくれないか、マスター……いや、『ロシナンテ』】

 

 今度は、アルターエゴが問いかける番だった。平素のものよりも、低い声。コラソンは、アルターエゴがこの問いに掛ける真剣さを、感じ取った。この問いには、自身の全霊を以って、彼と共に戦う者として、真摯に答えるべきだと、コラソンは思う。

この答えを濁す事は、アルターエゴの大事な何かを、蔑ろにしてしまうことを直感していた。

 

────そうさ、おれの願いは────

 

【兄を殺す以外に、道はないのか】

 

【それは、無い】

 

 コラソンもまた、即答だった。それだけは、譲れなかった。あの時、引けなかった引き金。死んだはずの己が、この世界に招かれた。ならば今の己の役目は最後のやり残し、きっとそれを引くことだろうと、確信していた。

 

【……そうか】

 

 言うなり、アルターエゴは押し黙った。一度、煙を吐いたコラソンが、再び問いかける。

今のやり取りで、何か、確信めいたものをコラソンは感じていた。

 

【アルターエゴ、あんたは……幸せだった、と言ってたな。だから、願いはいらねェと】

 

 この、アルターエゴも地獄を見たのだろうか、とコラソンは思う。

自身が“下界”に下った時。天竜人に苦しめられた人々の叫ぶ怨嗟、それに負けぬ声量で、子供だけは助けてくれと叫ぶ父、床に伏した母、夜叉へと目覚めた、兄。

コラソンがそれらに苦しめられたのと同じように、アルターエゴも、何かで苦しんでいたのではあるまいか。そして、それを救ったのは。

 

【“家族”に、救われたのか】

 

【……ああ、その通りだ】

 

 アルターエゴが続けた。ほんの少し、念話越しの声が、揺れる。

 

【だから、マスター。もう一度、俺は聞くぞ】

 

 何だ、と惚けることはコラソンには出来なかった。

 

【兄を殺す以外に、道はないのか。例えお前たちが殺し合う事が運命だとしても、俺は─────】

 

「……ないさ」

 

 その時の、コラソンの声が、震えている事に、アルターエゴは気づいていたのだった。

本心では、コラソンが、ロシナンテが兄を殺す以外の道は無いのか、誰よりも、それも無意識のうちに惑っている事の、証左であった。

何をどうやっても、兄に引き金を引けないことは、既に自らの過去が証明しているというのに。

 

【……分かった。俺はお前の想いを尊重する。お前の願いの為に、戦おう。マスター】

 

 アルターエゴは、それを指摘しない事にした。

かつて、『人の想い』に、仲間の自己犠牲により、幸せを得ることができた、正真正銘の化け物、『ジョーカーアンデッド/仮面ライダーカリス』は、いや。

『相川始』は、だからこそコラソンの為に戦う事を決めたのだ。兄を止める、それ以外の理由。

その誰かの為に戦う、その想いまでもを否定することは、出来なかったから。

 

【すまねェな、アルターエゴ】

 

【気にするな、マスター。それよりだ】

 

 今度は、普段の声色に戻って、アルターエゴが呼びかける。

そういえば肩が熱い。この店は冷房が効いていて、熱いと感じる事などない筈だが……?

 

【服が燃えているぞ】

 

「な……!?」

 

 アルターエゴの一言に、コラソンはハッとした表情を露にした。最初に付けた煙草が、肩口の傍に位置している。ここで漸くコラソンは、煙草の火がマントに燃え移っている事に気が付いたのだった。

 

 

【CLASS】

アルターエゴ

【真名】

相川始

【出典】

仮面ライダー剣

【性別】

男性

【ステータス】

筋力:C 耐久:B+++ 敏捷:C 魔力:C 幸運:B 宝具:EX (変身時)

【属性】

秩序・中庸

【クラス別能力】

対魔力:B

 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。

 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

神性:E

【保有スキル】

戦闘続行:B+++

最後まで運命と戦い続けた彼の逸話が昇格したスキル。

魔力放出:C

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、その魔力を放つ事によって能力を向上させるスキル。嘗て封印したアンデッドの力を使用することで成立している。それ故に、放出される魔力の属性も複数使用可能。

騎乗:B

騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、

魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

騎乗の才覚。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。魔獣や聖獣は乗りこなせない。

【宝具】

『永遠の切り札(仮面ライダーカリス)』

ランク:C~B種別:対人宝具 レンジ: 1~10  最大捕捉:──

十三体のアンデッドが封印されているラウズカードの行使を可能とする、相川始のライダーとしての姿。

 

『シャドーチェイサー』

ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:10人

宝具『永遠の切り札(仮面ライダーカリス)』使用時、付近にバイクが存在した時のみ発動する。対象となるバイクは、嘗てアルターエゴが使用していたバイク、「シャドーチェイサー」へと姿を変える。

 

『温かい家族との記憶(スイート・ハート)』

ランク:EX 種別:対界、対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人

アルターエゴをアルターエゴたらしめる宝具。ジョーカーアンデッドとしてでなく、守ると誓った一人の少女を守るライダーとして顕現した彼は、もう世界を滅ぼす怪物にはならない。

 

【weapon】

 

醒弓カリスアロー:カリスの姿で使用する弓型の武器であり、弧の部分は剣としても使える。

ラウザーを装着し、カードをラウズする事で必殺技も使える。

 

【人物背景】

嘗ては世界を滅ぼす怪物と定められたもの。けれど、仲間の自己犠牲を以て救われた者。

今この場に立つ、『相川始』はジョーカーアンデッドではなく、ただ一人の少女を守るために戦った仮面ライダーカリスという側面のみが再現された存在である。

言わば、反英霊ジョーカーアンデッドのオルタナティブ、とも言える存在。

 

【サーヴァントとしての願い】

存在しない……けれど、もしも自分を与えられたら。もう一人のジョーカーを救うのかもしれない。

【方針】

現時点では聖杯獲得。できることならコラソンには別の願いを見つけて欲しい。

 

【マスター】

コラソン/ドンキホーテ・ロシナンテ

【出典】

ONE PIECE

【性別】

【能力・技能】

『ナギナギの実』

超人(パラミシア)系の悪魔の実である。音を消したり、周囲の音を聞こえなくさせることが可能。

【weapon】

なし

【人物背景】

“海賊”ドンキホーテ・ドフラミンゴの弟であり、“海軍”本部元帥センゴクの養子であり、ある少年の、たった一人の味方。

【マスターとしての願い】

聖杯を獲得し、ドンキホーテ・ドフラミンゴを殺す。──────本当に?

【方針】

聖杯獲得。

【ロール】

浮浪者。普段は日雇いバイトで生活費を稼いでいる。

【把握媒体】

コラソンは漫画、ONE PIECEの761話~767話、798話を読めば把握可能。ONE PIECE公式アプリを使えば無料で把握可能。

相川始は特撮番組、仮面ライダーブレイドの把握が必須。

 

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