昏の皇子<KURA NO MIKO>   作:水奈川葵

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第百二十四話 弓試合(1)

 急遽決まった公爵のサフェナ=レーゲンブルト地域の視察に同行して、ルーカスとその直属部隊であるところの第一隊がアールリンデンから出て行った。

 彼らは小公爵アドリアンとその近侍たちの騎士訓練を指導する役割を担っていたので、不在の間、その任は弓部隊である第五隊に託された。

 

 第五隊隊長のマウヌ・ヘンスラーは、弓上手で知られた遊牧民の血を引くらしく、帝国人にしては背が低かった。また弓騎士という特殊な事情もあってか、長く伸ばした柿色の髪を後ろに撫でつけて一括りにしている。

(弓騎士はいざ弓の弦が切れたときに、自らの髪を代用した…という古い時代の話を信じて、髪を長く伸ばす者が多い。もっとも、実際の戦においてそのようなことが行われたという話は聞かない)

 

 髪色と同じ髭が鼻から下にびっしり生えているのも、弓騎士であれば戦や試合において、兜をあまり必要としないためであろう。一時は男らしさの象徴として髭を蓄える者は多かったが、今では少し流行遅れの感であった。

 

 彼は狡猾な光を浮かべた茶褐色の瞳で、アドリアンをじっくり舐めるように見てから、一転、愛想笑いをつくった。

 

「お越しいただいてなにより。小公爵様にはご機嫌麗しく…」

 

 慇懃な礼をしながらも、その声はどこか空々しかった。立ち並ぶ騎士たちも、多くがどこか白けたような、冷たい顔だ。

 

 オヅマは初めて本館に行って、使用人たちに振り回されたときのことを思い出し、眉を寄せた。同じような侮蔑の視線を感じる。

 アドリアンもそれは感じ取っているのだろうが、表情に出さないのはいつものことで、至って平然と挨拶を返した。

 

「初めて会うね、ヘンスラー卿。ベントソン卿より、弓について指導を仰ぐように言われて来た。よろしく頼む」

「畏れ多きことにございます。しかし、残念でございますな…」

 

 ヘンスラーはかしこまって頭を軽く下げてから、いかにもガッカリしたかのように肩を落とした。

 

「私は小公爵様には何度かお会いしたことがあると思っておりました。やはり、弓部隊程度の隊長であれば、小公爵様の記憶の片隅に置いていただくことは叶わぬようでございますな」

 

 傷ついたふうを装って、ヘンスラーはそれとなくアドリアンを誹謗する。

 卑屈で嫌味な言い回しに、アドリアンは一瞬鼻白んだが、すぐにニコリと笑った。

 

「そうか。それは僕が悪かった。なにせ、先年の闘競会(ダルスタン)での弓術部門の優勝者は確か、レーゲンブルト騎士団のアルベルト・ベントソン卿であったのでね。彼の記憶が強くて」

 

 アドリアンの婉曲ながら痛烈な皮肉に、ヘンスラーの頬がヒクリと歪む。

 

 三年に一度、グレヴィリウスの公爵家内では武術競技大会 ――― 通称闘競会(ダルスタン)が行われる。

 公爵家下にある騎士団の精鋭たちによって、様々な武術 ――― 剣術、格闘術、馬術など ――― を競い合うのだが、騎士団としての評価のほかにも、個々人の評価が行われ、そこで優秀者として名を馳せることは、戦争の行われない時代において、騎士の能力を示す一つの指標であり、最大の栄誉であった。

 

 ヘンスラーは公爵家直属騎士団の弓部隊を率いる身であれば、当然、弓部門において優勝してもいいはずであったが、実際にはレーゲンブルト騎士団一の弓使いと呼ばれるアルベルトが最優秀者として表彰された。

 

 このことはヘンスラーにとって、とてつもない恥辱であったので、アドリアンの皮肉は確実にヘンスラーの矜持をえぐった。だが無論、小公爵様相手に怒鳴りつけるほど、ヘンスラーも子供ではない。

「ハハ……ハ…」と渇いた声で笑ったあとで、奇妙なほどニンマリと口の端を吊り上げた。

 

「なるほど、確かに闘競会(ダルスタン)で優勝もできぬような情けない男を、小公爵様がご存知の訳もございませぬ。ハヴェル公子様におかれては、私のような非才の身にも優しくお声がけ頂き、臣下としては誠にありがたく、その慈悲深い心根に涙を流したものにございます」

 

 今度こそアドリアンはしばらく硬直した。

 横で聞いていたオヅマは、ヘンスラーのあからさまな嫌味に、一歩足を踏み出しかけたものの、すぐにエーリクに止められる。

 

 アドリアンはゴクリと唾を呑み込んでから、冷たい眼差しで投げやりに言った。

 

「どうやらヘンスラー卿は、僕らに稽古をつけたくはないようだ」

「まさか。そのようなことは毛頭ございません。団長代理より頼むと任された以上、小公爵様を始めとする近侍の方々に、弓の技を学んでいただきたいと考えております」

 

 ヘンスラーは自分の言葉によってアドリアンが動揺したとみるや、不敵な笑みを頬に漂わせる。

 

「じゃあ、ご指導をたまわろうか」

 

 ずい、とオヅマがアドリアンの前に出ていくと、ヘンスラーは顔を顰めて、わかりやすいほどはっきりとした軽蔑の眼差しで見つめた。

 

「お前は確か、クランツ男爵の息子…に()()()()()()の小僧であったかな? 母親の出世で成り上がって、今や小公爵様の近侍とは……親子ともども、よほどに神の恩恵があったものよ。いや、母親の方は、妖魔女(アルミエッタ)の祝福でも受けたのかな?」

 

 妖魔女(アルミエッタ)は、男を惑わす精霊の類で、娼婦たちが信奉することから、娼婦の別称でもあった。明らかな挑発行為にオヅマはギロリと睨みつけたが、この前のように手を出すことはなかった。

 深呼吸をすると、急にヘラっと笑みを浮かべる。

 

「隊長殿のつまらない嫌味をいつまで聞く必要があるんでしょうかね? 僕らは今日、ここで弓の稽古をするように言われて来たってのに…なんです? ここは弓術訓練場じゃなくて、討論場なんですか? いや、こんなくだらないやり取りを討論と呼ぶのも失礼か。せいぜい場末の賭場で、酔っぱらいが絡んできたと言った方がいいんでしょうかね?」

「なんだと!?」

 

 おどけたオヅマの口調に、ヘンスラーは怒気もあらわにする。「無礼な小僧め! 口を慎め!」

 

「どっちが」

 

 あきれたように言うと、オヅマはまた一歩、ヘンスラーに迫った。

 近頃になってまた急激に伸びてきていたオヅマの背は、成人男子としては背の低いヘンスラーとそう変わりない。

 自分よりもはるかに年下であるはずなのに、その上、ついこの間まで平民であったというのに、目の前に立つ少年の傲然とした視線に、ヘンスラーは妙に威圧された。

 半歩後退り、我知らずオヅマを見上げる。

 

 スッとオヅマは薄紫の瞳を細めると、腕を組んで言った。

 

(にわか)に貴族のお坊ちゃんに()()()()()の、生意気な小僧の口を閉ざしたいなら、騎士らしく勝負したらどうだ?」

「な…なに…?」

 

 急な申し出にヘンスラーは困惑した顔になる。

 しかしオヅマは既に返事を聞くつもりもない。

 

「エーリクさん、あんた弓は?」

 

 くるりと振り返って、エーリクに問いかける。

 

「一応」

 

 簡潔なエーリクの返事にオヅマは頷き、マティアスに視線をやる。

 

『ム・リ・だ!』

 

 声にせず、マティアスは口だけで怒鳴る。

 キャレはその横でブンブンと首を振り、テリィに至っては俯いて目を合わせようともしなかった。

 

「まぁ、予想どおりか。こちらは三人だ。そちらも三人選んで【的射ち(テル=ディオット)】で勝負すればいいだろう?」

「勝負…?」

 

 ヘンスラーは聞き返しながら、半笑いになった。馬鹿にしたようにオヅマを見つめる。

 

「我ら弓部隊の者と【的射ち(テル=ディオット)】の勝負だと? 本気で言っているのか?」

「その方がお互いにわかりやすいだろ? アンタらが勝ったら、アンタの好きなようにするがいいさ。どれだけしごかれようが、放っておかれようが、文句も言わないさ。その代わり、俺らが勝ったときには、訓練を指導する教官はこちらで選ばせてもらう」

 

 オヅマの要求に、当然ながらヘンスラーは激昂した。

 

「なんだと? 私が指導者不足だと言いたいのかッ」

 

 あからさまな自分への軽侮を感じて、怒鳴り散らすヘンスラーに対し、オヅマはルンビック仕込みの丁重で礼儀正しい言葉遣いで応じた。

 

「教えられる方にも選ぶ権利があるということですよ、隊長殿。一応、曲がりなりにも、こちらは小公爵さまで()()()()()()。本来、お前ごときが気軽に馬鹿にしていいような御方ではない。違いますか?」

 

 最後につけ加えられた静かな恫喝に、またヘンスラーはたじろぎ、後退(あとずさ)った。

 オヅマはフンと笑うと、「ああ」と思い出したように付け加えた。

 

「当然ですが、まさか成人もしていない子供相手に五分五分で勝負しようなんて思わないですよね。まして、本職の弓部隊の隊長が。ハンデはつけてもらいますよ」

「ふん。威勢のいいことを言っておいて……なんだ?」

「こちらは一人につき持ち矢は三本。的に当てた分だけ有効。そちらは一人につき持ち矢は一本。【正中(トル)】と【四色州(サス)】のみ有効。一人でも外したと同時に負け」

 

 的は円状になっており、【正中(トル)】はその中心にある赤子の手の平ほどの大きさの円だった。その枠内は白に塗られている。

 【四色州(サス)】は円を四等分にしたその(へり)に、三日月型の枠が設けられており、それぞれ金色、朱色、藍色、黒色に色分けされていた。

 名人ともなれば【正中(トル)】に的中させるなど当たり前で、四隅にある【四色州(サス)】の方が命中度は下がる。少しでもずれれば、的を外すことになるからだ。偶然に当たることはあるものの、狙って命中させることの難しい的枠だった。

 

「ム…外せば……負け、だと?」

 

 かなり高難度の条件にヘンスラーは渋い顔になったが、オヅマがけしかけるように揶揄する。

 

「さすがに弓部隊の隊長でも、難しいですかねぇ?」

「フン! 馬鹿馬鹿しい。我らがその程度のことできぬと思うてか。三本だと? 五本くれてやってもいいくらいだ!」

「へぇ、そりゃありがたい。じゃあ、僕らは五本で勝負させていただきましょう」

 

 あっさりと、より容易(たやす)い方を選んだオヅマに、ヘンスラーは内心で歯噛みしながら、嘲るように言った。

 

「そのような甘い条件で勝って恥ずかしいとは思わないのか? 貴様の親となったクランツが聞けば、さぞかし嘆くことであろうな」

「『春が来れば勝てる戦を冬にする必要はない』…ってね」

 

 オヅマはいけしゃあしゃあと古人の言葉を引用すると、コインをポケットから取り出して空中に投げた。クルクル回って落ちてくるコインを、ピシャリと手の甲の上で閉じ込める。

 

「裏だ!」

 

 ヘンスラーが叫んだ。

 オヅマは「じゃあ、俺らは表」と言ってから蓋していた手を上げる。

 

 裏だった。

 

「では、我らが先攻をもらおう!」

 

 順番を決めるだけのことなのに、勝ち誇ったようにヘンスラーは叫ぶ。

 オヅマは肩をすくめて了承した。

 

「へぇへぇ。じゃ、俺らは後攻で」

 

 ヘンスラーはあきれた様子のオヅマをジロリと睨みつけてから、すぐに取り澄ました顔で、ルールの追加を申し出てきた。

 

「これだけ譲ったのだから、せめてそちらは全員、一本くらいは的に当ててもらわねばな。一人でも五本すべての矢を的に当てることができなかった場合は、そちらの負けだ」

「……いいでしょう」

 

 オヅマが頷くと、ヘンスラーはニヤリと笑った。

 

「では、正式な弓試合と同じく、相対(あいたい)する射手は同じ弓で勝負することにする!」

 

 大声で宣言するなり、ヘンスラーはくるりと背を向け、立ち並ぶ弓部隊の方へと歩いていく。

 オヅマはキョトンと、その後姿を見ていた。

 

 【的射ち(テル=ディオット)】は、射手が一斉に的を狙うものではなく、一番手、二番手といったように、一人ずつ立ち代わりながら勝負していく。

 このとき、各番手において先攻となった相手と同じ武器を使うことになっているが、基本的に使用する武器は弓一択なので、問題となるようなことでもない。

 

 しかし、ヘンスラーの笑みにエーリクは厭な予感がした。

 

「……まずいぞ」

 

 ボソリとオヅマに囁く。「長弓(ながゆみ)でやる気かもしれん」

 

「まさか」

 

 オヅマは顔を引き攣らせた。

 

 通常【的射ち(テル=ディオット)】に用いられるのは、いわゆる一般的に呼ばれる弓で、これは三尺(*90センチ)ほどの長さのものだ。

 しかし、長弓となればその倍の六尺(*180センチ)近いものになる。

 複数の木材を使って作られた強弓(こわゆみ)で、射程距離が長く、名人丈夫が弓引けば、遠く一里先の鎧をも貫くほどの威力を持っていた。

 ただし使いこなすのが難しいうえに、正確さよりも飛距離と威力を優先させた武器であるので【的射ち(テル=ディオット)】で使用することは、普通であれば考えられなかった。

 

 チラリと弓部隊の集まっている方を窺うと、どうやらヘンスラーはそうした提案をしたらしいが、選ばれた射手は首肯しなかったようだ。

「冗談じゃない! そんな馬鹿馬鹿しいことできるか!」と、怒鳴りつけるダミ声が聞こえてくる。

 

 騎士団において、普段の訓練や模擬試合等で、騎士間での上下関係はあまりなかった。彼らは個々人が一騎士としての矜持を持っており、あくまでも上役は潤滑な組織運営の為に必要な役職の一つ、という考え方であった。

 無論、戦場においては命令系統の混乱を防ぐために、上意下達が絶対とされたが、普段において騎士たちを従わせるには、彼らを納得させるだけの技倆と人格が求められたのは言うまでもない。

 

 ヘンスラーは残念ながら、弓部隊の隊長としては、まだまだ隊を掌握しているとは言い難いようだ。

 

「常識のわかる人間がいてくれて良かったぜ」

「お前が言うか、お前が」

 

 マティアスはようやく文句が言えるとばかりに、オヅマに噛みついた。

 

「こんな無茶なことを言い出して。この前、灸を据えられたばかりだというのに、どうして反省しないんだ!」

「まぁまぁ」

 

 アドリアンは朗らかにマティアスを制すると、チラリとオヅマを窺った。

 

「元はあちらが仕掛けてきたようなものだし、ああまであからさまな態度をとられて、ただ黙っているというのも、かえって侮らせるだけだろう」

「しかしもし負けて…」

 

 マティアスはゾッとした。

 あの隊長の性格からしても、負けて放っておくようなことはしないだろう。オヅマが宣言した通りに、しごき回されるに違いない。

 オヅマは自分で招いたこととしても、どうして自分までもが同様の扱いを受けねばならない!?

 

「まぁ、殺されるほどのことはされないさ」

 

 アドリアンはさらりと冗談にもならぬようなことを言う。

 

「そんな…安心できませんよ!」

 

 めずらしくマティアスはアドリアンにすらも異議を唱えたが、これは徐々にオヅマに毒されてきたせいなのか、負けたときのことを考えて戦々恐々となっているせいなのか…おそらく両方だろう。

 

「あの…オヅマさん。三人っていうのは…?」

 

 おずおずと尋ねたのはキャレだった。

 自分もマティアスもテリィも弓はできない。近侍の中で経験があるのはオヅマとエーリクの二人だけだった。

 オヅマは当然のようにアドリアンを指さした。

 

「そりゃ、小公爵さまに出てもらうしかないだろ」

「えっ?!」

 

 来たばかりで、まだ騎士団での稽古を経験していなかったキャレは驚いたが、マティアスもテリィも今更といった感じだった。

 

「まったく。自分の主に勝負させるとは…クランツ男爵はいったい、どういうつもりでお前を寄越したんだ」

 

 マティアスは額を押さえながら、あきれたように首を振る。テリィはキャレにこっそりと教えた。

 

「大丈夫。小公爵さまはあれで、なかなかお強いんだ」

 

 それでもキャレは自分と同じ年で、背格好もまだまだオヅマやエーリクに比べて小さいアドリアンのことが心配だった。

 気遣わしげに窺っていると、ふとアドリアンと目が合う。安心させるように微笑まれ、キャレは赤くなって俯いた。

 

「さて、決まったようだな」

 

 オヅマが不敵な視線を向ける方には、ヘンスラーが二人の騎士を引き連れて立っていた。

 

 一人は長く弓部隊で戦ってきた古参らしき、頬に大きな傷跡のある騎士。極端に盛り上がった左肩からしても、ベテランの射手に違いない。

 レーゲンブルトで長老と呼ばれていたトーケルと同じ、四十歳(しじゅう)を過ぎたくらいであろうか。波打つ豊かな茶髪には白髪が多く混じっていた。灰色の丸い目で、オヅマらを見ていたが、敵意は感じられなかった。

 

 もう一人は弓部隊にしては珍しい、スラリと細身の背の高い青年であった。

 今の今までどうしてその存在に気づかなかったのかと不思議なくらいの美しい顔立ちだったが、表情は冷たく固まっている。

 短く刈った銀髪に、細い切れ長の蒼氷色(フロスティブルー)の双眸は、オヅマらの姿を捉えながら、まるで見ていないようだった。

 

 オヅマはチラとだけアドリアンに目配せする。アドリアンはふっと瞼を微かに閉ざし、頷いた。

 

「こちらからは、私とこの二人だ」

 

 ヘンスラーが胸を反らして後ろの二人を示すと、アドリアンは二人の騎士にニコリと微笑みかけた。

 

「姓名は?」

 

 尋ねると老騎士が一歩、前に進み出て、恭しく騎士礼をした。

 

「はっ! 小公爵様にお目通りが叶い、恐縮至極にございます。私めはヨエルと申す者。以後、お見知りおき……」

 

 ヨエルがすべてを言い終わらぬうちから、銀髪の男が断ち切るように名乗った。

 

「ヤミ・トゥリトゥデスと申します」

 

 自分の言葉を遮られたヨエルはギロリとヤミを睨んだが、そのときにはヤミはアドリアンに深々と頭を下げ、再び上げた顔はやはり無表情に凍り固まっている。

 ヨエルはチッと舌打ちすると、元いた場所に戻った。

 

 アドリアンは満足げに頷いてから、ヘンスラーに呼びかけた。

 

「さぁ、では始めようか」

 

 

 




次回は2023.04.09.更新予定です。
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