ただ、推しを愛でたいだけ。   作:maybear

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 不良系漫画は、怖くて、あまりハマらない派デス。血とか…怖い


今日から私は!! え…?これ、テンプレのやつですか?

 あのちょっとした不良事件から一週間。特に何もなく過ごせてます。ある噂が流れ始めるまでは。

 

 「ねぇ知ってる?あの噂。例の不良がある女の子を探してるんだって〜」

 

 それを聞いた瞬間、私は・・・来るまで待とう。ホトトギスになりました。だって、怯えても無駄。前世でしっかり学んでいます。そして、毎回噂を話している陽キャの君。貴様は、何者なんだ・・・!

 

 ーーーーーーーーーー

 また、帰り道。

 

 ねぇ。マリー。今日さ、また例の不良に会いそうだよね。

 

 〰そうですね。前回同様、噂を聞けば、現れるって感じぽいです。あれですか?噂をすれば・・・〰

 

 「はぁはぁはぁ!ようやく見つけたぞ!お前!!!」

 

 〰的な?・・・あ。〰

 

 マリー上空待機。

 

 〰了解。〰

 

 「ものすごい息が上がってますね。どうかされましたか?」

 

 「ひゅーひゅー。おばえに・・・ひゅーひゅー。復讐するために・・・ひゅーひゅー。」

 「何故そんな息が上がってるかめちゃ気になるのですが、呼吸を整えましょうか。はい、すってー」

 「す~」

 「吐いて〜」

 「は〜」

 

 「・・・もう大丈夫ですか?」

 「おう。・・・お前に復讐するために仲間を集め「行きましょう!」」

 「は?」

 「だから、一対大勢のとても卑劣な戦いを私に挑ませようとしてきたのでしょう?テンプレじゃないですか。わかりやすいですね。それに、それをするには、下っ端の貴方は、上司の許可がいるはずです。流石に上に立つ人は馬鹿ではないでしょう?何か貴方も知らない策を練ってきているはず。ちょこまかと噂をされると面倒ですし、私、今ウルトラマンみたいに5時の時間制限があるので、ちゃちゃっと終わらせたいんですよ。ほら。さっさと案内してください。」

 「・・・・?」

 「要は、早く連れて行け言うことですよ。ほら早く。時間は有限ですよ。」

 「・・・・」

 

 ーーーーーーーーーー

 

 「ここだ。」

 「さも、アジトっぽい場所ですね!!気分が高揚してきました!それに、複数人いるみたいですね!ざっと、20人程度でしょうか!まあ!小学生相手に卑怯極まりないですね!!」

 「・・・恐れたりしないのか?」

 「来るまで待とう、ホトトギスが当たったので、怖いものなしですね。今の所。恐ろしかった母も半年前に亡くなりましたし。」

 「嫌なこと、言わせちまったな。」

 「あ。気遣いなら不要です。母は、尊敬できる人だったので、なくなった後もちゃんと道標を示してくれたので〜」

 

 

 「遅かったじゃないか〜スタリヴァ〜!!!」

 

 

 「頭座!!」

 「あれ?もうラスボス出るんです?巻過ぎでは?・・・はっ!!!噂の!!」

 「あ〜。君がスタリヴァボコった子かな?凄いね〜強いね〜でさ〜君に・・・・・借り作っちゃったわけ。返させてくんない?」

 「あ。借りなんて、作ってないんで。返さなくていいです。わ−イケメン〜王子様みたい〜」

 「ははは。面白いね!スタリヴァと会ったときから見てたけど、本当に小学生かな〜?それに…僕がこんなに威圧感出してるのになんでそんな怯えないのかなぁ?」

 「・・・・」

 

 遠い目をして、明日の方向を向く。

 

 「とある、シスコンのせいですね。それに、見てたんですか?」

 「うん。見てた。スタリヴァの息を整えてあげてたの。あれは、傑作だね。面白すぎて腹筋が痛い…!」

 「まあ。来ることは予想通りだったので。まぁ。あんなに息が上がってくるとは思いませんでしたけど。」

 「そこが、スタリヴァの面白いところだろう?・・・本当に不思議だな〜会話が小学生ではないね!もっかい聞くよ。本当に小学生?」

 「はい。小学生です。今は亡きスパルタな母親のせいで、高校の勉強内容は、もうほとんど終わってますが、小学生です。」

 「ん〜。返しが斜め上だった。だからか。だいぶ思考も行動も大人びている。・・・でもさ、体格差とかは、補えないよね!」

 「それは、そうですね!なので・・・チェスをしませんか?頭座?である、貴方はだいぶ頭が回るような方なので。喧嘩で、本職の方に勝とうなんて烏滸がましいものですので。」

 「烏滸がましいなんて。スタリヴァに勝っておいて?謙遜もよしてくれ。・・・でも、僕チェスは好きなんだ。いいよ。やろうじゃないか!」

 「望むところです。では、私の名は、神風みらい。三門第三小学校6年。よろしくお願いいたします。」

 「では、こちらも。僕は、王子一彰。三門第四中学校3年だよ。いいゲームにしよう。」

 「はい。よろしくおねがいします。(わ〜やっぱ、推しだった〜!!!尖ってる頃の王子先輩だ〜)」

 

 礼儀正しく握手を交わし、いざ尋常に勝負!!心の中は、大荒れです!!

 

 ・・・・45分経過。

 

 「おやおや。いつの間にか、僕詰んでいるね!」

 「転○ラ見たく、陰謀に陰謀を重ねましたから。」

 「転○ラ?なんだい?それは?」

 「イラストよし。物語よし。後から考えると陰謀にそれまた陰謀を重ねまくっている小説家になろう系の凄い小説です。」

 「へ〜。今度読んでみようかな!・・・・気付いているんだろう?どーせ。」

 「あれ?いきなり自虐ですか?さっきのチェスではとてもスリリングなゲーム展開を見せてくれたのに。」

 「よく言うよ。君の思惑通りだったくせに。それに,君ならば僕の今考えれば浅はかだった思惑も見抜いているんだろう?」

 「なんのことでしょう?」

 「まだ、しらを切る気なのかい?案外頑固なようだ。」

 「ええ。だってまだ、子供の小学6年ですから。」

 「・・・はあ。自ら喋るしかなさそうだね。多分君が考えたのと一緒。僕がチェスを受けたのは、時間時間稼ぎのため。そして、時間稼ぎをしたかったのは、「「君に圧倒的な勝利をするために強力な仲間を呼ぶ」た・・・め・・・。やはり、気付いていたようだ。」

 「まあ。血盛んな尖ってる奴は、大体圧倒的勝利を欲しがるものです。例えば、匕○アカの爆豪○己の様に。それに、組織の上に立つものは、私なんかに負けてしまえば、上には、いられない。だから、超安全策を取りたい。気持ちは分かります。」

 「・・・恥ずかしいくらいに見透かされてるね。これでも、戦略には自信があったほうなのに。え〜じゃあもう、ヤケクソだね。ここに入ら・・・」

 「ないですねWWWふふ。女の子を誘うなら、きちんと誘っていただかないと。それに、兄が許しません。」

 

 

 「だよね〜・・・本当はこんなやり方僕の好みでは、ないけども。皆待ちくたびれたね。さぁ。本領の発揮dぐふっ!!」

 「ナイス!マリー。ちゃんと待てができたね!」

 

 そこには、Yの格好をした、私とよく似たツリメの可愛い可愛い女の子。隠し玉である、マリーが、ドヤ顔でいた。

 

 「はいっ!みらい様!!マリーちゃんと、待てができました!」

 

 !!!

 

 動揺が不良の中で起きる。頭座がワンキックで倒れてしまったのだ。それも、とても可愛らしい少女によってだ。無理もない。チェスを二人がしている45分間。自分たちは、今か今かとマテ状態を耐えていた。それでようやくヨシと言われようとしていたのだ。動揺するのも無理はない。判断材料が多すぎる。それ故の動揺・・・

 

 「頭座!!!テメエ!!とりあえず頭座から降りろや!!」

 

 してない者もいた。その者は、このチーム結成当時からいた、古参組。暁千星。喧嘩っ早いのは、玉に瑕だが、不良としては、もってこいの力である。多分、この回のみのオリキャラであろうことは、言うまでもない。

 

 「あ。すみません。マリー早く降りて〜」

 「は〜い。主〜」

 「なんなんだ!オメーは!!うち舐めてんじゃねーぞ!!」

 「ウルサイですネ!よく吠える犬め!!それに…そっちから、仕掛けたくせに!!やりますかぁ?」

 「はっ!ふざけんな!ただのガキが俺たちに勝てると思ってんのか?あ゛?」

 「そっちのスタリヴァって人にはみらい様勝ちましたよ?」

 「はっ!あいつは、四天王最弱…。じょーとーだ。いいぜ。お前は、俺が相手してやる。」

 「そのセリフ…。なかなかやるようですね!良いでしょう。受けて立つ!」

 「じゃ・・・そっちの女は・・・」

 「俺がやるよ。」

 「東海路!!!・・・そこの女に負けんじゃねえぞ!!」

 「はっ。言わせ。」

 

 東海路快斗。思いつき出できた少年その2である。

 

 「いざ…。勝負!!!」

 

 ボコボコ!!おりゃおりゃ!!なんて、可愛らしい勝負にはならなかった。

 

 ひゅんひゅん飛んでくるみーぎ、ひだーりーフック!!!早いな〜目にトリオン集めなかったら、当たってた〜やべ〜チッと舌打ちが聞こえる。

 

 「「あたんね−ぞ(な)!!」」

 「お前もか!東海路!!」

 「ああ。コイツら回避能力が高えな。」

 「あら。おしゃべりしてる暇があるんですかぁ〜?」

 

 煽る、マリー。

 

 「あ゛ぁ〜???舐めんな!!」

 「ふふふ。一対一じゃなくて良いんですよ?ほら、そこの人もかかってきなさいな。」

 「来んな!テメエら!!こいつの相手は、俺だ!」

 

 

 「あちらは、盛り上がってますね。どうします?早く蹴りつけます?」

 「吐かせ、こっちのセリフだ。がきに舐められて、不良やってられっか。」

 「・・・あの。ちょっと、聞きたいんですけど。」

 「あ?なんだ?」

 「もしかして、東海路って、あの東海路じゃないですか?」

 「もしかしなくても、そうだよ。お前だって、あの神風じゃねえか。」

 「やっぱり!え〜。あれですか?お金持ち御曹司だけど、グレて不良になりました的な?」

 

 ピクっと止まる攻撃。そして、どんどん顔が赤く赤ぁ〜くなる顔。

 

 「それの何が悪い…。」

 「いや、顔真っ赤…。」

 「五月蝿え!!」

 

 また、ひゅんひゅん飛んでくる攻撃。

 

 ピン!!

 

 「あ。100円。」

 

 おや。おっと。的な感じでかがみます。さすれば、後ろから鋭いケリが…。

 

 「はぁ〜ん???」

 「あはは。」

 

 東海路さんが、怒ってます。不意打ちがきかなかったのが、だいぶこたえたようです。蹴った本人…王子先輩はもう苦笑です。

 

 「案外卑怯なことするんですね!」

 「避けたやつが言うなよ・・・!」

 「なんで避けれたのかな???」

 「ワタシ勘がイイので!!ぬ〜・・・いつまでもラチがあきませんね!さっさとおしまいにして逃げてくれればいいのに!!」

 「うるせぇ!!それは、こっちのセリフだっての!!ちょこまかと逃げやがって!!」

 「勘・・・良すぎないかい??」

 

 マイペース。マイペース王子ですね…。

 

 「気のせいですね!・・・はああ。もう!マリー!!トドメ刺しちゃって!!もうめんどい!!」

 「オキードギー!!」

 「せえのっ!」

 

 「「はっ!!!!」」

 

 トリオン圧縮をかけ、お腹あたりをワンパン。彼らは、倒れてしまった。あ。大丈夫。意識はある。あれだよ。ここで、役にも立たない豆知識。殴るなら、腹を。痕が残りにくいからな。それに、お腹だけは、いくら鍛えても駄目な時は駄目な場所らしい。前世の父が…?言ってたような気がする。

 

 倒れた、3人をちょんちょん指差す。あれ〜?意識は〜?

 

 「ホントに強いね〜なんで僕生きてるんだろう〜?」

 「いや。ワタシ殺ししない…。」

 「みらい様の慈悲の心のお陰ですね!」

 「・・・完敗だな〜情けもかけられているし…。で、望みは、なんだい?」

 「では、2つ。三門市の治安が良くなるために君等に、不良狩りをして、治安の回復をしてもらいたい。あれだよ。ウィ○ドーズブレイカーみたいなものですよ。三門の平和を脅かすものこの三門の王子が粛清する!!って。そして、2つ目は、望みというより、提案だね。ねぇ。ボーダーに入らない?」

 

 「・・・」

 

 「今は、即戦力が必要なんだ。まだ、作りたての組織だからね。ボーダーは、ネイバー相手に戦う組織なんだ。君たちの力を対ネイバーに向ければ、それは、悪でなく正義となるし、ちゃんと給料もでるんだ。どう?そっちにも、悪くない提案でしょう?」

 

 「ふ〜ん。面白そうな提案じゃないか!いいよ。受けよう。」

 「頭座!!」

 「考えてご覧よ。これから、ふるう力は、すべて正当なる力になるんだよ?ボコってもこっちは、全く悪くないんだ。メリットしかない。」

 「あ。一応言っておくけど、ボーダーの試験は、ちゃんと受けてね。落っこちたら、街の平和を不良観点から守れ。じゃ。時間なんで。」

 

 今日のご飯は、何にしよ〜かな〜




 今回のみの登場になるでおろう方々の紹介。

 ・暁千星:古参組。王子の事をクソ王子だと思っている。文○トの太宰と中原的な関係です。ええ。腐れ縁的な。

 ・東海路快斗:こっちもまあ、古参。実は、しゅうとライバル関係である。東海路鉄道の御曹司。ボーダーは、トリオンが修以下レベルで、なかったので、資金的に援助しました。
 ※それにより、原作よりも唐沢さんが少し楽になりました。

 ・スタリヴァ(星川くん):本当はめちゃめちゃ強い。だけど、頭が阿呆すぎるので王子に拾われるまで、悪の化身と恐れられていた。

 不良絡まれた編は終わり。これから!!ついに!!入るのか・・・!?ボーダーに!?

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