ガシッ!!
「え?」
「ライ!ちょっと来てくれ!!」
「え?あっ!あ♡ああああ!!」
*同時刻、ボーダーのラウンジで。
「はっ!今、みらいのエロい声が聞こえた気がする!」
「なんだと!?みらいは何処だ!」
ちゃんと男の子のかなたと秀次がちゃんと男の子をしていた。
しかたない。好きな子のあれこれは、気になっちゃう。
ーーーーーーーーー
引きずられて目を覚ますと・・・目の前に可憐な美女がいた。
「ここは??」
「あら。起きたのね。ここは、中央オペレーター室よ。はじめまして。私は、月見蓮。よろしくね。」
「あよろしくお願いします。月見さん。僕は、神風ライです。ライって呼んでください。」
「わかったわ。ライくん。よろしくね。」
わ〜。綺麗。ワールドトリガーの高嶺の花!!
いや。高嶺の花と言われる理由がわかるわ。
仕草からわかるお上品さ。知的そうな、言葉選び。雰囲気から、わかる、優しそうなこと。教養があると、わかる身のこなし。
本当にあの太刀川さんの幼馴染みだろうか?いや、ちがう。そう思いたい!と思わせるほどの気品があるのだ。
本当に何故、太刀川さんにこの気品が移らなかったのだろうか。あの人の駄目っぷりは、謎を増やすばかりである。
「ええっと…。今日は、何故僕は、ここに??」
「あら?忍田本部長から聞いてなかったかしら?」
可憐に小首をかしげる月見さん。わあ。にじみ出る高嶺の花感…。そして、後ろに出てくるきなこもちを食べて、にやけている太刀川さん。やめろ!!!高嶺の花を汚すんじゃない!!貴方は、戦闘シーンは、めちゃかっこいいのに!!
「そうなのね。ごめんなさい。一からちゃんと説明するわ。最近ようやくボーダーにも隊が組めるくらい隊員が集まっているのは、知っているかしら?」
「ああ。そういえば。ランク戦も入った頃より盛んな気がします。」
「そうなの。それでね、もうそろそろ、隊を組ませてみないか。って話が上層部で出ていて。」
「あ〜。なるほど。でもあれですよね?オペレーターってまだ、他に比べてあんまり居ないって聞きました。」
「よくご存知なのね。そう。だから、オペレーターになる人を探してたの。で、そのときに、忍田本部長が、ライくんがパーフェクトオールラウンダーになりたいって、言ってた。というお話を聞いてね。」
「はあ。」
「一応、オペレーターは、女性の方が並列処理に優れてるって言われてるから、女性が主流なんだけど、今後、もしかしたら、男性でも得意って人が出てくるかもじゃない?だから、ライくんに、初男性オペレーターになって欲しいのよ。」
「そういうことですか。でも、僕下手かもしれませんよ?」
「大丈夫よ。忍田本部長が、ライはなんでもこなせる器用な子だからっていうお墨付きがあるから。」
「真史叔父さん…!!」
「ふふ。頑張って。さっそく、今日から、やってもらうことになるから。よろしくね。」
「あ。今日からなんすね。はい。」
「じゃあ。オペレーターの訓練をする前に、オペレーターのことを学びましょうか。まずは・・・位置情報解析処理ね。これは・・・」
そうして、言われたオペレーターの主な役割がこちら。
・位置情報解析処理:狙撃ポイントや、敵の位置、逃走経路、敵隊員の移動予想、戦術展開図など、必要な位置情報を瞬時に判断して表示。
EX:狙撃手の狙撃ポイントのあらいだし。弾道解析等。
・感覚共有支援:視覚や聴覚など五感に纏わる様々な情報を処理し、攻防両面をサポートする。一部のサイドエフェクトの特異能力をも共有可能。
EX:隊員が実力を発揮できる様に、濁流や暗闇等で遮られた視界をクリアにする。
・戦闘データ交信:戦いの一部始終を記録した映像をフィードバック。強力な未知のトリガーを持つ敵と戦う戦闘員にとって、貴重な情報になる。
EX:直前に行われた戦闘記録を瞬時に視界に映す。
ふむむむ。案外大変やぞ。これ。瞬時にが2つもある…。慣れなきゃいかんやつや。
「あら。凄い顔してるわね。大丈夫よできるわ。」
「何処から来るんですかその自信…。」
「いろんな子を最近指導してるからかしら?なんか、勘でわかる気がするの。この子は、すぐ手が離せそうって。」
「まあ。オペに近いようなことをするゲームは、よくやってるので…。まだ、やってないけど聞いた感じ、そこの勘を使うしか無いって思ってます。」
「なら、早速やってみましょう。」
目覚めた部屋から、訓練用の部屋へ移動する。
女性が多いだろうか。ネカフェとか、ゲーム屋みたいにパソコンバーン!椅子!はいそれ、みっちり!!って感じではなく、小綺麗なカフェのようなオフィスのような…。まあとにかく、綺麗な感じである。ゆとりがちゃんと机と机の間にあるし。
僕は、月見さんに指定された机の椅子に座り、コールセンターのお姉さんが付けているようなヘッドホンを装着し、いざ訓練開始。
主な訓練内容は、情報処理シュミレーションをしてみたり、筆記で位置情報処理のテキストを解いてみたり、自分の目に戦闘データを映してみたり、実際に防衛任務のオペを本職の人の隣でやってみたり。中々、色んな種類がある。
一通りやってみて、慣れが必要だと感じた情報処理シュミレーションと視覚支援をいかに早く行うかのランダム訓練を2〜3時間くらい永遠にやっていた。
え?長いって?いやいや。これ結構慣れれば楽しいんよ。FPSのゲーム感覚で出来る。やる主人公ポジではなくて、サポートに徹するポジ?って感じ。そういうポジが結構戦場をコントロールしやすいんだよね!ヒーラーって、見方を変えれば、アタッカーの生殺与奪の権握ってるんだし。回復するもしないもヒーラー次第…ふふふ。あ。やばい。PSYCHO−PASSだ。これ。
そんなこんなをしていると、大分時間が経っていたようだ。隣の初見で鼻で笑ってきた強気なお姉さんがランチから帰ってきたようだ。一ミリも動いていなさそうな僕を見て、びっくりしてた。
ぐるるるるるる。
・・・。
あ!わっ忘れていた。ずっと、お腹すいてたんだ…。いや〜空腹のその向こうのゾーンへいったと思ったんだけど…。
クスッと、さっきの強気なお姉さんの隣の優しそうなお姉さんが笑った。
はっ恥ずかしい…!
「これどうぞ。」
笑った優しいお姉さんが、微笑みながらおにぎりを差し出してくれた。
めっ女神ぃ〜!!!
「あ…ありがとうございます!!今度、何かお礼します!」
「良いよそんなの〜ずーっとオペ練してたのは、見てたから〜。」
「そんな事言わないでください!!是非!お礼させてください!ええっと、名前聞いてもいいですか?」
「ああそういえば、名乗ってなかったね。私は、三上歌歩。で、こっちは…」
「真木理佐」
「三上さんと真木さん…あ!えっと、僕は…」
「「風神ライくんでしょう?知ってる。入隊式で0.2秒だした子。」」
「あ。お二人共ご存知でしたか…。」
「うん。オペでも有名なんだよ〜」
「へぇ〜」「早くおにぎり食べなさいよ。」
「あ。はい。」
「ちょっと理佐ちゃん!」
「じゃあ、ありがたくいただきます!あーん。はむっ!!」
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*その頃ブースで・・・
「ラッライがいない!!!」
「今日も一緒に射手練しようと思ったのに!!」←出水(最近のライとの射手練が楽しい)
「はあ?今日は、僕とランク戦すんの!!」←かなた(最近、ライを独占できず、イライラが募りつつも、皆で切磋琢磨することが楽しいので葛藤が凄い)
「一緒に、新しいネイバーの惨い殺し方を…」←三輪(姉が生きていても、神風兄弟によって確実にネイバーぶっ殺マンになってきている)
「チッ。ライのやつ、昨日は居たのになんで、このバカしかいないんだ。」←二宮(トリガーセットを変えてきたので、撃ち合いたいご様子)
「おい。二宮〜やろうぜ〜そしたら、ライも来るだろそしたら乱戦すりゃあ良いじゃん。」←餅川(怒られてもやめられないBerserker)
「おい。阿呆川?課題は、終わったのか?」←しゅう(また、学校から電話がかかってきたことの衝動で探しに来た)
「げっ。しゅうさん!!」←餅川
「俺も居るぞ。」←風間(しゅうと同様。出会い頭に後ろから、ヘッドロックをかます小型高機能)
「わっ!!背後に!!!ぐえええ!!!」←餅
「おや?ライは居ないのか?」←風間 「ぐえええ!!!」←餅
「本当だわ。ライくんは、不在なのね。」←加古(なんか知り合いがわちゃわちゃしてる−楽しそ−でも、ライくんは居ないのね)
「げっ。加古!!何故居る。」←二宮
「あら?居ちゃ悪いかしら?そんなに私が嫌なら、ブラジル辺りに行けばいいじゃない。私を視界にいれなくてすむわよ。」←加古
「は?何故俺が行かなければならない。お前が行け。加古。」←二宮
「いやよ。二宮君が消えれば良いんだわ。解決よ。解決。」←加古
「なんだ、この怖い会話!!」←出水
「気にするな。いつものことだ。」←三輪
「そうそう。六頴館の風物詩らしいからな」←かなた
皆で、わちゃわちゃしてた。
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「はむっ。はむっ。はむっ。」
私は、真木理佐。ちょっと前に、ボーダーへ入隊し、オペレーターになった。
「はむっ。はむっ。はむっ。」
そして、今日も中央オペレーター室というところで、訓練していたのだが…
かわいい!
目の前ではむはむおにぎりを食べる姿は、さっきまでの猫背でずーっとカチカチPCを動かしていた面影は一切無い。かわいいを権化した様な姿になっている。
なっ!なんだ!この姿は…!
なんだ!このギューッと締め付けられる胸は!!!
隣にいる三上とは、明らかに違うなにかがある・・・!
じいいいいいいいいいっと彼を見つめる。可愛い。
時々視線に気付いたのか、ん?っとこちらを見てくる。可愛い。
そして、真木理佐は、心に決めた。この二人は、私が守ると!
aaaaaaaaaaa
世界を虜にしちゃうぜ!ライくん!!!
そして、30話目ありがとうございます!!
引き続きこの駄文に付き合っていただけること感謝しながら書いていきます!