・小学校入学
・小学生デビュー失敗RTA
・ファンクラブ(宗教)
「僕の名前はキュゥべえ。星風しおり、僕と契約して、魔法少女になってよ!」
そう言えばいたなお前。
というか来るの早すぎじゃない? 私まだ小学生だよ?
まどかとさやかを確認するが、二人には特に見えてはなさそうだ。
「僕は、君の願いごとをなんでも一つ叶えてあげる。なんだって構わない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」
あーはいはい。お決まりのやつね。
というか、一つだけって気前悪いな。私が転生する時の神なんて、文字通りなんでも三つ叶えてくれたぞ?
まぁ取り敢えず無視だな。対応するのが面倒くさい。
「君が望むなら、世界一のマジシャンになることも
ちょっと話を聞こうか?
「予想通り、食いついてきたね」
いや、予想通りって何だよ。表情は変わってないはずなのに、若干ドヤ顔な感じがムカつくんだが? 殺されたいのか?
何でキュゥべえがそんなピンポイントな願いの内容を言えるんだよ。
「最近君の名前は魔法少女界隈でよく耳にするからね。軽く調べさせてもらったよ。星風しおり伝説……実に興味深い」
興味持たなくていいから!
結構史実通りだったりするけど、誇張もそれなりにあるからね?
てかよく耳にするって、広まりすぎだろ!
「今日は君の確認に来ただけだから、僕はこの辺りで失礼するよ。星風しおり、またどこかで会おう」
そう言い残して、キュゥべえは窓から外に去っていった。
何かキュゥべえを見たら、一気にまどマギ感が出てきたな。まどかとさやかはただの友達ぐらいの認識だったわ。
というか、初めてキュゥべえの実物を見たけどなんだよあの耳。耳から耳でも生えてんのか? 引きちぎるぞ?
それにしてもさっきの話の感じだと、私はやはり魔法少女に含まれはしないらしい。
時を操る能力を持っているだけで、キュゥべえ視点では魔法少女になる素質がある普通の女の子と変わらないのだろう。
まぁでも、正直契約する必要性は微塵も感じないんだよな~。
ソウルジェムを持つリスクと、願いを一つ叶えるリターンが今の私にはまるで合ってない。
契約した後に、叶えた願いだけを残して契約前まで巻き戻すとかできそうな気もするけど、何が起こるか分からないしな。
現状困ってるわけでもないし、取り敢えず保留でいいだろう。
……そうだ。キュゥべえが来たってことは、もしかして念話も使えたりするのだろうか?
まだそう遠くに行ってないだろうし、試しに飛ばそうとしてみよう。
あー、テストテスト。
『(何かあったかい? 星風しおり)』
うん、問題なく使えそう。用は特にないから話さなくていいよ。
『(訳が分からないよ)』