特殊能力を持った王族がいる世界に大英雄の力を持った転生者が行く!!   作:ふくよかな体型

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のんびりアニメを見ながら書いています。


第2話 登校・王族の証

 

「これで良しっと」ピッ

 

 今朝父さんが、王冠を持って帰ってしまったことを言われて俺はすぐに父さんの参謀でもある楠さんに電話をしたところ城でも王冠がないと全員総出で探したらしい。

 

 楠さんからは『電話していただきありがとうございます』と言われた。 よっぽど慌ててたみたいだな……

 

 食事を終えて後片付けしていると父さんの迎えが来たので、母さんと葵とついてきた栞とその栞をおんぶしている俺が見送りに行った。

 

「「行ってらっしゃい、(お)父さん」」

 

「行ってらっしゃい」

 

 すると頭に王冠を乗せたまま父さんは車の窓を開けて

 

「あっそうだ 今日は晩御飯までには帰りますから」

 

「OK」

 

 母さんがOKのサインをして、俺の背中におんぶされてる栞が、

 

「行ってらっしゃい」

 

 挨拶をして父さんも

 

「行ってきます」

 

 返事をして、城に向かった

 

 俺たちが住んでいるのは一般住宅街なので王様が乗る車はリムジンで護衛車などもあるので騒々しくなる。

 

 なので近隣住民に俺と葵が謝る。

 

「「皆さん、毎朝騒々しくてすみません」」

 

 すると栞も

 

「すいません」

 

 謝ってくれた。 良い子だなぁ

 

 父さんが行ったので家の中に戻り登校の準備をして、葵と奏と茜と修と俺の5人で家を出た。 茜は俺の背中に隠れているが………………

 

 通学路を歩いていると桜を見た奏が

 

「もう桜も終わりね」

 

 茜も桜を見て、

 

「うん、今週末がお花見最後のチャンスかも」

 

 修が2人の言葉を聞いて

 

「花見かぁ」

 

 5人で話ながら歩いていると向こうから男性のご老人が歩いてきて挨拶をしてきた。

 

「おはようございます」

 

「「「おはようございます」」」

 

 俺と葵と奏で挨拶をして、修は会釈したが、茜は俺の背中に隠れながら小さい声で、

 

「オッ、オハヨウゴザイマース」

 

 ご老人が通り過ぎると茜がいつもの声で

 

「だから皆でお弁当でも持って」

 

 すると小さい子どもを連れた母親がきて挨拶された。

 

「皆様、おはようございます」

 

「「おはようございます」」

 

 俺と葵は挨拶をして、奏と修は会釈をした。 

 

 てか茜がまだ俺の背中に隠れている…………すると子どもが

 

「ばいばーい」ふりふり

 

 手を振ってくれた。 微笑ましいと見てると茜がまだ小さい声で、

 

「バイバーイ」フリフリ

 

 と振り替えしてた。 母親ならともかく小さい子まで、

 

「「「はぁー」」」

 

 全く同じタイミングで、三人からため息が出た。

 

 奏が茜に向かって嫌味を言う。

 

「相変わらずだね、あんたの人見知りどうにかなんないの?」

 

 茜が涙目になったので、葵が

 

「奏そのぐらいで、 ねっ」

 

「だって……」

 

 王族である俺達が普通の住宅に住んでいるのも国王である父さんの方針だからだ。

 

 出きる限り普通の暮らしをさせたいと思いでやっているのだがやはり俺達は王族だから色々と大変な事もある。

 

 そう思って歩いていると突然茜が

 

「ひぃっ」

 

 ひきつった声を出してすぐそばの道路に隠れた。

 

 茜が見てた方を見るとそこには電柱の変圧器の所からアームの長い監視カメラが此方を見ていた。

 

 茜が隠れた方の道路に行くと座り込んでいたので、俺と葵がしゃがみ、茜と目を合わす。

 

「週末に監視カメラの位置が変わったんだよね、せっかく全部覚えたのに……」

 

 町内の監視カメラの位置全部覚えたのか!?  凄いな…… 葵も思ったのか

 

「全部って凄いね」

 

「だって映りたくないんだもん」

 

 まぁ監視カメラがあるのは理由はそれは修が言った。

 

「仕方ない、これが俺達を守るためってことはお前も分かっているだろ」

 

 そう俺達は王族だ、何か有ってからは遅いのだ。

 

「分かってる……でも町内だけで2000以上って多すぎぎじゃない!!」

 

 まぁ流石に数は驚いたけどな…………

 

 すると奏は笑みを浮かべて

 

「カメラの位置なんて良く全部覚えたわねぇ、私だったらそれ国民へのアピールに使ったのに…………」

 

「アピール?」

 

 修が奏に聞いているが、忘れたのか? 

 

「だって私達皆、次の国王選挙の立候補者なんだから」

 

「もう、何で選挙で決めるのよ~」

 

 茜が泣きながら言った。

 

「仕方ないでしょ、お父さんが決めたことなんだから」

 

 そうあれは今年の正月、玄関に立派な門松が置いてある元旦の日に、

 

「えっ! 本当にやるの?」

 

 茜が驚いた声で言うと父さんは、

 

「何だお前ら、冗談だと思ってたのか?」

 

 父さんが言うと皆は唖然としてたが、

 

「前から言っておいただろう、守と葵が高校を卒業したら次期国王を決める選挙するって、4月に発表で来年3月に投票だ。 あんまり時間はないが頑張れよ」

 

 アッハッハッハッハッハッハ

 

 父さん豪快に笑ってたなぁ、思い出していると奏がスマホを見てて慌てていた。

 

「あぁ! もうこんな時間じゃない生徒会に遅れるわ」

 

 奏が走っていくと修も

 

「んじゃ俺も学校でな」

 

 行ってしまった。 俺は葵達と一緒に居たかったが用事があるために先に行く。

 

「葵、茜すまないが俺は弓道部の用事があるから行かないと、すまん」

 

 俺は2人に謝ると葵から

 

「ううんいいよ、でもその代わり今度の休みに買い物に付き合ってね」

 

「わかった、茜ごめんな」

 

 俺は茜の頭を撫でてから学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 はじめまして、第三王女の茜といいます。 さっきまで皆と通学路を歩いてたのに監視カメラがあるから動けないしかなちゃんと修ちゃんと守お兄ちゃんも先に行っちゃったよぉ

 

「私達も行こ、茜」 

 

 お姉ちゃんに言われたけど…………

 

「だって、カメラが…………」

 

「じゃあ 私が先に行って引き付けようか? カメラの動きノロマだし」

 

「お願いします」

 

 お姉ちゃんからそんな提案されてつい土下座をしてお願いした。

 

 お姉ちゃんが先に行ったので、カメラがお姉ちゃんの方を見てるのを確認してから直ぐに出たんだけと何故かすぐにカメラがこっちを見た。 

 

「ぎゃ────なんでもう向いてるの─!!」

 

 私は走っていくとお姉ちゃんが何か言ってた。けど何も聞こえなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「位置が変わっただけじゃなくて性能も良くなったみたいね」

 

 茜が走り去った後に監視カメラの性能が変わったんだと思っていたけど、すぐ茜の後を追うと、公園の茂みの影に隠れていた。

 

「せっかくカメラの無いルート見つけたばっかりだったのにぃ」

 

 茜が涙目でそう言ってたけど腕時計を見たら少しヤバイことになっていた。

 

「でもこのままじゃ、本当に遅刻よ」

 

 茜にそう言うと何か決心したような顔をして、立ち上がった。

 

「もうこうなったら」

 

「いいの? 茜ズルしてるみたいだからなるべく使いたくないって……」

 

 茜に聞くと

 

「だってお姉ちゃんまで遅刻させる訳にはいかないもん」

 

 茜はそう言うと目を閉じると体が赤い色に光った。

 

 茜の優しさに嬉しくなる。

 

「ありがとう」

 

「手貸して」

 

「お願いね」

 

 茜の手を繋ぐと私の体も赤く光ると地面から足が離れて空へと飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 お姉ちゃんを遅刻をさせないように私は能力を使った。

 

 私達王家の一族は、それぞれ特殊能力を持っていてそれが王族の証ともなっています、

 

 私の能力は自分と自分が触れた物にかかる重力を操れること 

 

 するとお姉ちゃんが後ろから恥ずかしそうに声をかけてきた。

 

「茜、もうちょっとゆっくり飛べない?」

 

「えっ なんで?」

 

 私が聞くとお姉ちゃんは目を閉じて顔を少し赤くしながら

 

「だって……見えてるけどパンツ……」

 

「うえっ!!!!」

 

 嘘、本当に!! あっヤバイコントロールが…………

 

「「うわ──────────────」」

 

 落ちてしまったけど、すぐに戻ったけど、私とお姉ちゃんは顔を真っ赤にしてスカートを押さえてた。 恥ずかしい………… ゆっくり飛ぼう

 

「特殊能力の使い所は要注意」

 

 トラブルもあったけど無事に間に合いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんにちわ 私はこの国の国王であり大家族の父でもある総一郎という者だ。 

 

 今私は家から車に乗って、海の上に建つ城に着いた所だ。

 

 着いてすぐに、護衛兼世話係の曽和(そわ)さんと私の右腕でもあり参謀の(くすのき)と3人で着替え室に入り曽和さんに仕事着を持って貰いながら着替えていると楠から、小言を貰った。

 

「陛下何度も申し上げておりますが、王冠を城外に持ち出さないでください」

 

「すまん、すまん」

 

「紛失したかと思い守様から連絡あるまでは、異がいたくなりました」

 

「心配性だなぁ 楠は」

 

「陛下!」

 

 楠が少し怒り気味に言ったので、上着に袖を通しながら子ども達がどうしてるか聞いた。

 

「子ども達の様子はどうだ?」

 

 楠はすぐに手元のタブレットで調べてくれた。

 

「はい、栞さまは既に幼稚園にご到着なさっております。 岬様、遥様、光様、輝様は5分以内に、修様、奏様も10分以内に、守様は走っているためかもう間もなく着きます」

 

「そうか」

 

 着替え終わり3人で、廊下を歩いているが報告に出ていない2人の名前を出した。

 

「葵と茜はどうした?」

 

「それが能力を使われているのか、カメラで捉えることができません」

 

「仕方ないなぁ 迷惑をかけるが今後とも見守ってやってくれ」

 

「分かっております。 陛下」

 

 曽和さんから、両端に宝石が着いた杖を取り玉座に座ると楠と曽和さんが両端に立ち私の目の前の通路の両端に我が国を支えてくれる重臣達が整列していた。

 

「さて、そろそろ始めるか」

 

「これより王の執務を開始する。 謁見希望者を此方へ」

 

『はっ!!!』

 

 さてこれから父親ではなく国王の時間だ。

 

 

 




ゆう様、誤字報告ありがとうございます。
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