「ほほほほほ♪ どう、似合うぅうう~ん♡新作下着よぉ~♡こういうの好きでしょぉ??」
らんまが第17層あたりで宝箱から手にいれた『エッチな下着』を身に着けている。この世界に来ても下着は絶対に断固、女モノは着用しなかったらんまが、ついに……!
黒を基調としたセクシーブラとショーツとガーターベルトをバッチリ着用している。それも、めちゃくちゃ似合っている。サイズもピッタリだ。
「怒りの闘気も、燃えるスケベ心も熱くなるのは同じ! オロチ、オレのエッチな下着姿で熱くなりやがれ」
下着姿のまま、飛び上がり、円形フィールドに戻ってきたらんまに、オロチが欲情するのかといえば、もう、8つの頭がすべて、らんまに見惚れている。
ヤマタノオロチは早乙女らんまのエッチな下着姿に見惚れている。ってやつだ。
「よし、もう一度、螺旋のステップだ」
オレも加わり。といっても、オロチには完全に無視されたまま、外側から螺旋のステップを描いていく。らんまに欲情するヤマタノオロチのせいでフィールドが熱い気もしたが、正直、オレもすごく興奮している。だって、あのらんまが着てくれたんだもん。エッチな下着を。カメラがあったら今すぐ撮影したいくらいだ。
「さぁ、きやがれ、このドスケベドラゴン!」
「らんま、めちゃくちゃ似合ってるぞ、最高だ」
「へっ、まさかここで役に立つとは思わなかったぜ♪」
いや、どこでも役に立つかも。
むしろそうであって欲しい。切実に。
グギャォオオッ♡グギャォッ♡ギャォオオッ♡グギャオオ♡グギャォオオッ♡
赤い眼がハートマークになったヤマタノオロチに追いかけ回されながら、螺旋のステップを描いていく。その描かれた渦は中央へと向かっていく。
「らんま……! そろそろ、螺旋の中央だ」
「いくぜ、二人で決めるぞ。達也!」
「よし、わかった」
オレもらんまと動きをシンクロさせ、身体を屈み、拳を腰の位置へと降ろした。
そして、ヤマタノオロチが作り出した熱い闘気の渦に冷たい闘気を纏わせたスクリューアッパーを撃ちこむ。
『らんま&達也、異世界ファンタジー愛の究極奥義ぃ!双竜昇天波ぁああああああああああ!!』
同時にスクリューアッパーを放ち飛び込むと、さっきの数倍の威力をオロチの胴体にぶちこんだ。
ドッガアァアアアアアアンッ!!
竜巻と共に空中へ高く飛ばされるヤマタノオロチ。数十メートル高く飛ばされ、円形フィールド中央に落ちてきた。すごく激しい衝撃音が起こり、地面に亀裂が入った。
「やった!倒したぜえ、ないすぅう!」
らんまとハイタッチを交わした。
「起死回生、オレたちに敵うもんか。おとといきやがれ」
さすがに、これでダンジョンクリアだろ。
油断した隙に、ヤマタノオロチが起き上がり、らんまに向けて、尻尾を上空から振り下ろした。
グギャアアアオオオッ!!
「うわ!らんま、まずい、避けろ!」
「な、なんだよ!?生きてやがったのかよ、しぶといな」
らんまが防御するも、尻尾アタックの直撃を回避する事は不可能だった。かと思ったその瞬間……
ドガーーンッ!
一瞬の出来事だった。放たれた雷鳴が巨体に避雷し、再び、ヤマタノオロチが倒れた。
崩れた巨体の影から、別の冒険者2人組が現れた。