地球さんはLevel Upしました~ありふれてない天職で世界最強~ 作:大筒木朱菜
リアルが忙しかったり、Vtuberに嵌まったり、ガンプラ製作に逃避したり、執筆済の話を大改訂したりしてたら、いつの間にか2年近く放置してしまってました。
誠に申し訳ないです。取り合えず、改訂済の話までを一気に再投稿します。
※注意事項
・原作設定と異なる点が多々ございますが、原作の平行世界と割り切って読んで頂けると幸いです。
・本作主人公の錬成魔法は地球さんがレベルアップすると同時に合成強化
・本作では原作と異なり、侵入者の可否に関係なく基本的には最初から転移渦の色でダンジョン難易度が固定されています。
なので、主人公が最初に入ったダンジョンは原作風見ダンジョンとほぼ同じとなっているので、その点をご了承ください。
・本作では原作と異なり、無限鳥居ダンジョンの難易度が若干上昇。1つ目の山から魔物が5体以上の編隊で出現することがあります。
・本作で登場するダンジョン宝箱のレア度判別は、普通の木箱=
・無限鳥居ダンジョンの妖精の宿の滞在時間を24時間から48時間に変更。
・本作オリジナルのダンジョン地図が妖精の宿で販売。
・無限鳥居ダンジョン2つ目の山の難易度上昇。(魔物の出現数的な意味で)
【視点:命子】
ささら、ルル、紫蓮ちゃんにとって人生初のジョブ選択。3人は互いのジョブが被らないようにする為か、相談しながらジョブを選んでいた。
私もアドバイスを求められて、それぞれのジョブで得られる可能性のあるジョブ
そして、3人のジョブ選択開始から30分後。3人はジョブ選択を完了して、ジョブ変更後の初戦闘に突入した。
私達の前に現れたのはバネ風船1体と杵ウサギ2体で、紫蓮ちゃんがバネ風船を、ささらとルルが杵ウサギの相手をすることになった。
「新たなる我が力、受けてみよ。――――〝強撃〟!」
紫蓮ちゃんがバネ風船に滅竜棍影打を叩き付けると、ジョブ変更前とは比べ物にならない勢いでバネ風船が吹き飛び、鳥居の柱に叩き付けられた。
「〝スラッシュソード〟」
杵ウサギAと戦っているささらも、戦闘系ジョブで得られるジョブ攻撃技を放っていた。〝スラッシュソード〟は
で、杵ウサギBと戦ってるルルはというと―――――
「ニンニーン」
見習い忍法ならぬ見習いNINPOの水芸で杵ウサギBの洗顔を行っていた。
……うん。地面から噴き出す水が杵ウサギの顔面に当たっている光景は、顔面ウォシュレットもしくは洗顔としか言い表しようがない。
バネ風船と杵ウサギAを倒し終えた紫蓮ちゃんとささらは、顔面ウォシュレット中の杵ウサギBを挟撃し、倒す。
物理戦闘系ジョブに就くと、ジョブ攻撃技を得られるだけでなく、筋力強化などで攻撃力そのものが上昇するみたいだね。通常攻撃でも魔物を斃すまでの攻撃回数が確実に減っている。
ちなみにジョブに就いてからの3人のステータスは――――
※ウインドウステータス
有鴨紫蓮(14歳)
ジョブ
見習い棍術士
レベル
3
カルマ
+1422(就職したよ+30)
魔力量
4/14
スキル
【生産魔法】【&集@%#吸(?/?)】
ジョブスキル
【棍技】【打撃速度上昇(小)】【棍装備時 物攻上昇(小)】【与ノックバック(微)】
称号
【地球さんを祝福した者】
※ウインドウステータス
笹笠ささら(15歳)
ジョブ
見習い騎士
レベル
3
カルマ
+1622(就職したよ+30)
魔力量
5/13
スキル
【防具性能上昇(小)】【?¥中*呼$(?/?)】
ジョブスキル
【騎士剣技】【斬撃速度上昇(小)】【刺突速度上昇(小)】【抜刀速度上昇(小)】【刀剣装備時 物攻上昇(小)】【
称号
【地球さんを祝福した者】
※ウインドウステータス
流ルル(15歳)
ジョブ
見習いNINJA
レベル
3
カルマ
+1785(就職したよ+30)
魔力量
11/14
スキル
【見習いNINPO】【全+&の%#(?/?)】
ジョブスキル
【斬撃速度上昇(小)】【刺突速度上昇(小)】【抜刀速度上昇(小)】【連撃時 物攻上昇(小)】【二刀小太刀(脇差、短剣可)装備時 物攻減少無効】【毒耐性(微)】【麻痺耐性(微)】
称号
【地球さんを祝福した者】
ジョブ
あと、ジョブに就く前は無かった筈の文字化け
文字数から考えるに、追加された
「(○/○)」の部分は全集中の呼吸の適性呼吸と練度を現してるんだろうな。
例えば、
初歩で小、常中と止血ができて中、修羅と羅刹を使いこなせて大、痣覚醒と〝透き通る世界〟に至って極って所かな?
そして、3人は全集中の呼吸の初歩に至れてないけど、呼吸を意識して魔物と戦えているから、未開放状態で
ただ、ささらと紫蓮ちゃんに未開放状態の
ささらと紫蓮ちゃんの拙い呼吸や私の全集中の呼吸を見様見真似で真似たとしても、
その他に気になる点は、ルルのジョブが忍者―――元を辿れば暗殺者系になるのかな?兎に角、感知や隠密
忍ぶ存在である暗殺者や忍者とは異なり、忍ぶことを止めて魅せる存在となったNINJAだから、感知や隠密は不要ってこと?
ダンジョン活動を前提としたジョブなら最低限、感知
ルルのジョブ
閑話休題。3人全員が物理系とはいえ戦闘職に就いたことで、一度の戦闘に要する時間が短縮され、ダンジョン探索に費やす時間を増やすことができるようになった。
けど、私達がダンジョンに取り込まれて2時間30分以上経過した現時点でも、ダンジョン離脱用の転移渦は発見できずにいる。
まぁ、私が風見ダンジョンの離脱用転移渦を発見するのにも数時間要したことを考えると、2~3時間で見つからないのは当然なのかもしれないけど、風見ダンジョンの時はドロップアイテムの魔導書と魔石を手に入れる為、魔物狩りを重視していたから、正直な所参考にはできないんだよね。
RPGダンジョンを参考にすると、脱出用の転移渦が存在するのは階層毎の終着点、もしくはボスの間ということになる。
屋外型のこのダンジョンに階層が存在するとも思えないし、ダンジョンボスを斃すことで出現する転移渦が唯一無二の脱出手段と考えるのが妥当かもしれない。
ボス戦が不可避なら、防御面をどうにかしたい。私を含めて着ている服が全員地上産のものだから、防御力は甘く見てブレイブベストと同等。厳しめに評価するブレイブベスト以下。
現時点で保有している全てのバネ風船金属や端材を、錬成魔法の物質融合で各々の服と融合させたとしても、ボーンメイル相当の防御力すら得られない可能性がある。
もし、ジャギィメイル相当まで強化するとしたら、どれだけの数のバネ風船の残骸や杵ウサギの毛皮を集める必要があるのか、私にも想像できない。私がそんなことを考えていると――――
「メーコ、また宝箱デス!」
「えっ?」
ルルが宝箱を発見し、私はルルの指差す方向に視線を向ける。すると、そこには緑色に金縁の豪華な造りをした宝箱が置かれていた。
「………虹色に輝くの宝箱の次は、色付き宝箱?このダンジョンには普通の宝箱って無いの?」
「……………箱の色で中に入ってるアイテムのレア度が決まる可能性がある。例えば、虹色宝箱なら
「一般的なソシャゲのガチャなら、金、銀、銅でレア度が下がっていくデス。この宝箱はレア度がランダム判定デスか?」
「???????」
ささらはRPGゲームやソシャゲをやったことがないのか、私と紫蓮ちゃん、ルルの会話が理解できず、頭の上に疑問符を大量に浮かべている状態になった。
「…………取り敢えず、開けてみよう」
そう言いながら私が代表して宝箱に触れる。すると、不意打ちで頭の中にピシャゴーンと衝撃が走った。
頭の中に叩き込まれたのは、緑の宝箱の説明だ。この緑の宝箱、レア度で手に入るアイテムの数が変動するみたいだけど、開けた人間の望む道具が必ず手に入る特別な宝箱らしい。
武器関係は先の虹色宝箱で手に入れたアダマンタイトで充実しているから、防具関係が欲しい。そんなことを考えながら開けると、中には4着の服―――いや、1着の外套と3着の羽織が入っていた。
羽織は3着中2着が「鬼滅○刃」由来のもので、竈門禰豆子の着物柄である桃色生地に麻の葉紋様が施された羽織と胡蝶カナエと胡蝶しのぶが使っていた蝶の羽柄の羽織。
残り1着の羽織は黒無地の羽織。外套は「鬼滅○刃」の煉獄家が継承している火焔柄のものだった。
「…………これはRPGでいう所の補助防具って認識でいいのかな?」
「多分?」
「
「?????」
「……………取り敢えず、羽織ってみよう。皆、どの柄がいい?」
私は最後に選ぶ予定だったけど、皆も自分が最後でいいと言い出したので、ジャンケンで順番を決め、羽織と外套を選ぶことになった。
ジャンケンに最初に勝ったのはささらで選んだのは蝶の羽模様の羽織。二番目に勝ったのはルルで選んだのは麻の葉紋様の羽織。
三番目に勝ったのは紫蓮ちゃんで迷いに迷った結果、選んだのは黒無地の羽織。最後の私は自動的に火焔柄の外套となった。
ちなみに最後まで私が残ったのは、態とジャンケンに負けていたから。〝透き通る世界〟を使えば、100%勝てるから、負け惜しみじゃないよ。
ジャージ&オーバーオール姿の3人にはミスマッチかもしれないけど、ダンジョン産の防具なら装備しておくべきだと思い、身に着ける様に勧める。
「………運動着に羽織は似合いませんわね」
「同意」
「シレンは全身黒だからまだ似合ってるデスよ。私は柄的にもオーバーオールと合わないデス」
羽織に袖を通した3人は互いの姿を見てションボリとする。そして、3人は同時に私へと視線を向けると――――
「羊谷命子は道着姿だから似合ってる」
「違和感がありませんわ」
「サムライガール、デスね」
羨ましげな顔でそう言ってきた。私的には火焔柄の白地外套を纏うなら、白道着より黒や藍といった外套に使われている色とは真逆の色を使った服を着ていた方が似合うと思うんだけど。
兎に角、性能不明な防具を入手&装備し、ここに留まる理由も無いので私達はダンジョン探索を再開する。
「………………(袴でもある剣道着姿に火焔柄の白地外套。こんな恰好をしたら、あの場面を再現したいなぁ)」
そんなことを考えながらダンジョン探索を続けていると――――
「オ、オソマツ人形デス」
「……それ、なんて六つ子人形?」
「ルルさん、市松人形ですわ」
本日、二度目の市松人形と遭遇した。攻略方法も把握できてるし、相手は1体だから3人に任せてもいいんだけど――――
「ねぇ。あの市松、私が殺ってもいい?」
「め、めーちゃん?」
「命子さん?」
「メーコ?」
私は火焔柄の白地外套姿でどうしてもあの場面を再現したい衝動から、3人の返答を聞く前に市松人形へと突撃した。
「コォォォォ………。全集中、
私は一瞬の内に市松人形との間合いを詰め、その首を滅竜刀真打・炎雷で斬り落とす。炎雷の基礎攻撃力の確認も兼ねている為、今回は魔石の力を未使用だ。
そして、炎雷が纏う幻炎を振り払い、腰に差している鞘を少しだけ引き出し、納刀し終えると深く息は吐く。息を吐き終えると、炎雷の柄を柄頭に向けてゆっくりと撫で、柄頭に手を添える。
そう。私がやってみたかったのは、「アニメ版鬼滅○刃 無限列車編」の第1話で炎柱・煉獄杏寿郎が見せたアクションだ。
煉獄さんの炎柱の羽織なんて身に付けたら、一度はやってみたいアクションだと思わない?
「「「…………」」」
「(ヤバッ!いきなり私の戦闘狂みたいに市松人形に斬り掛かったから、3人を怖がらせちゃったかも)」
折角築き上げた関係が崩壊の危機!?と思って内心でビクビクしながら、3人にどうやって声を掛け様かと悩んでいると――――
「羊谷命子」
「紫蓮ちゃん」
「次、また市松人形が現れたら、さっきの一連のアクションをもう一度やって欲しい。そして、その動画を撮らせてほしい」
「へ?」
「私も撮りたいデス!そして、
「え?」
「命子さんが良ければ私も撮らせて頂きたいですわ!」
「は?」
………どうやら私が煉獄さんのアクションに心奪われた様に、3人も私の煉獄さんムーブに心奪われていただけみたい。
というか、若干戦闘狂染みている私なら兎も角、一般人なのにダンジョン内で女学生らしい会話をする余裕がある3人には本当に驚かされる。
この状態ならダンジョン脱出に数日の時間が掛かったとしても、取り乱したりすることもないかもしれない。
そんなことを考えながら、私は好きに動画撮影していいと告げ、ダンジョン探索を再開した。
私達が
地上の日本時間で17:30までダンジョン探索を行ったけど、ダンジョン脱出用の転移渦を見つけることは出来ずにいた。
転移渦の代わりに見つけることができたのは、
SR宝箱宝箱(仮)には液体の入った瓶が4本入ってて、RorN宝箱宝箱(仮)には合計で50枚の金貨(?)が入っていた。
宝箱以外にも休憩所という、ダンジョン探索者に休息を与える魔物にとって絶対不可侵領域と呼べる場所も発見した。
ただ、休憩所の説明文が記載されている高札には、休憩所毎によって時間は異なるものの滞在時間というものが存在し、滞在時間を超過すると休憩所から放り出される旨が書かれていた。
休憩所には居間だけでなく、台所やトイレまで完備されていて、更に調理道具一式も最低限揃っていたから、1泊OKなデイリーマンションのようにも思えた。
デイリーマンションと違う点は調理器具だけでなく調味料も最低限揃っていることと、庭付き一戸建ての純和風建築で庭も魔物不可侵領域となっている点だろうか?
というか、この高札の説明文、明らかに複数の休憩所がこのダンジョン内に点在していることを示唆してるよね?
このダンジョン、出現する魔物はそんなに強くないし、探索に時間が掛かるタイプなのかな?
もし、探索を終えるのに1週間以上かかる場合、ダンジョンを攻略し終えるまで地上では私達が行方不明になっていることになるから、地上に戻った時は大騒ぎになっている可能性が高い。
ニュースに取り上げられる様なことは避けたいから、日が暮れてもダンジョン探索を続けて、脱出手段を見つけたい所だけど、流石に実戦を経験したばかりのささらとルル、紫蓮ちゃんに夜戦を強制したくもない。
私は悩みに悩んだ結果、3人の身の安全を最優先とし、休憩所で一泊することにした。
ちなみに、この第1休憩所(仮名)の滞在時間は12時間。私達は発見してから1時間後の17:40にチェックイン(?)したので、翌日の5:40まで滞在できる。
食事はドロップアイテムで手に入れた杵ウサギの肉を使った塩焼き鳥ならぬ塩焼き兎となり、意外と美味しかった。
夕食後は自由時間とし、3人は休憩所の庭でそれぞれの得物で素振りを行い、私は今日手に入れたドロップアイテムを使って新しい武器を造る。
杵ウサギのドロップアイテムである杵柄と、宝物庫に死蔵してある大刀型の滅竜刀影打を使って、「家庭教師ヒットマンREB●RN!」に登場する可変式竹刀・時雨金時の木刀verを造ろうと思う。
時雨金時は時雨蒼燕流の剣技を振るうと、刀身が潰れて真剣へと変化する特殊竹刀。それを私の錬成魔法と神代魔法、ダンジョンで手に入れたドロップアイテムを駆使して、再現しようという訳だ。
――――――――武器製造開始から1時間後。試作可変式滅竜武装・時雨が完成した。
見た目は木刀だけど、素材は宝物庫に保管していた特殊合金に追加のバネ金属と杵柄を物質融合させた特殊素材。
全集中の呼吸を使って振るうと刀身が潰れ、滅竜刀影打へと姿を変える鬼滅流版の時雨金時だ。
素材の大半がダンジョン産ということもあって、木刀形態でも確実に灰王の剣より攻撃力が高い。
木刀形態で刀身の色が変化することは無いけど、完成した試作1号を滅竜刀形態に変化させたら刀身の色が変化したから、呼吸適性を判別する色変わりの刀としての特性もちゃんと残っている。
ちなみに試作1号は私が色変わりさせてしまったから、ルル用の連鎖二刀小太刀型試作2号だけでなく、ささら用に新品の試作3号も作った。紫蓮ちゃんには滅竜棍影打を渡してるから、用意していない。
私が試作可変式滅竜武装を持って休憩所の庭に続く縁側へと向かうと、庭では3人が素振りを続けていた。
3人とも私が来たことに気付かず素振りを続けていたので、暫く様子を見ていると少しずつではあるものの、動きが良くなっているのが目に見えて分かった。
私が自衛隊で行ってる本格的な柱稽古の高速移動訓練や太刀筋矯正を感覚的に身に付けていってる感じかな?
呼吸を意識しながら素振りを行っているからなのか、徐々に呼吸も全集中の呼吸に近い息遣いへと変わりつつある。
これは所謂、決まった動作を繰り返し練習して、「できる」ようになろうとしてるのかもしれない。けど、これは素振りを始めて1ヵ月も経っていない人のものとは思えない成長速度だ。
「(もしかしたら、物理戦闘系ジョブには戦闘技術の習熟を早める補正効果があるのかもしれない)」
物理戦闘系ジョブがジョブ選択者に与える影響を私なりに考察していると、一心不乱に素振りをしていた3人も漸く私の存在に気付いた。
「メーコ?」
「あら?命子さん、いつからそちらに?」
「………全然気付かなかった」
「3人の素振りの邪魔にならないよう、声を掛けなかったからね。気付かなくても仕方がないよ」
私はそう言いながら縁側から庭に居り、3人に近付く。
「メーコ。その手に持ってるのは何デスか?」
「見た目は木刀、ですわね?」
「ささらとルルの為に新しく造った武器だよ」
「………2人とも灰王の剣を持ってる」
「バネ風船や杵ウサギが相手なら灰王の剣でも十分だけど、市松人形が相手だと灰王の剣の攻撃力じゃ心許ないからね。
ダンジョンのドロップアイテムを使って、ダンジョン用初級武器を作ってみたんだよ。ちなみにこの剣―――」
私はそこまで言い終えると、
「全集中の呼吸を使いながら振るうと、形状が木刀から真剣に変化する試作可変式滅竜武装だったりする。
見た目が木刀の通常形態でも、杵柄とバネ金属なんかを物質融合させた特殊素材だから、地上産の鉄パイプより硬い。
滅竜刀形態も地上産の刀剣類より頑丈な造りになってる。銘は時雨だよ。」
私はそう言い終えると試作2号をルル、試作3号をささらに手渡した。試作1号は宝物庫に戻した。
試作1号を渡す相手がいるとしたら、柱稽古に参加している小学生組のモモちゃんか
無論、2人が小学生の間は試作1号を渡す気はない。渡すとしたら、2人が中学生になってからだ。
ちなみに蔵良ちゃんは、柱稽古に最初期で参加した小学生グループのリーダーの女の子のことだよ。
私が試作1号を宝物庫に戻すと、紫蓮ちゃんはスモークチーズの御預けを喰らったちゅるやさんみたいに、にょろーんっとなっていた。
にょろーん紫蓮ちゃんはとても可愛いけど、紫蓮ちゃんには滅竜棍影打があるし、私は硬派な人間だからあんまり甘やかしたりしないよ。
…………ごめんなさい、嘘です。私は硬派な人間じゃないです。けど、紫蓮ちゃんは宝物庫や灰王の剣があるから、絶対に試作1号を渡しません。
「魔物との戦闘中、攻撃を捌いたり、受け流した衝撃で得物を取り落とす可能性もあるから、灰王の剣と時雨のどちらかを主武装にして、もう片方は主武装を取り落とした時に使う副武装にしたらいいと思うよ」
私はそう言いながら、市松人形のドロップアイテムである帯を使って錬成した剣帯――ささらには2つ武器を吊るせる剣帯、ルルには両腰合わせて4つの武器を吊るせる剣帯を渡した。
今回渡した剣帯、吊るして置く武器が基本的に木刀型ということでもあったので、迅速かつ簡単に武器を装備できる様、バネ金属製のスナップボタンを利用した簡易固定方式を採用している。
私は剣帯の着け方をささらとルルに教えて、念の為に灰王の剣と時雨を剣帯に吊るした状態から、すぐに攻撃に転じる練習をして置く様に伝えた。
「ありがとうございます、命子さん」
「
「それじゃあ、私は先に休ませて貰うね。3人も明日は早いから、鍛錬も適当な所で切り上げるんだよ」
「はい」
「ん」
「
3人の返答を聞き終えると、私は先に休憩所の屋内に戻り、今で仮眠をとることにした。
―――――私が仮眠を取り始めて数時間後。地上の日本時間2:00を少し過ぎた辺りで私は目を覚ました。他の3人は穏やかな寝息を立て、目を覚ます素振りは無い。
自宅で深夜帯に目を覚ましたなら二度寝をするところだけど、ここは安地の休憩所とは言えダンジョン内。
昼と夜で現れる魔物の違いも検証したいから、私は隠密術で気配を絶ち、3人に気付かれない様に休憩所の外へと出た。
休憩所を出てすぐに魔物が現れるということは無く、大体40~50mほど歩いていると、明らかに昼間遭遇した魔物とは段違いの魔物と遭遇した。
現れた魔物の数は5体で、「鬼滅○刃」の無限城編で登場する下弦級の力を与えられた異形の
「ゴォォォォ………。全集中、
私は巨大な炎龍を刀身に纏わせ、縦横無尽に動き回りながら5体の魔物に一太刀ずつ斬撃を放ち、その首を刎ね飛ばしていった。
首を刎ね飛ばした
ドロップアイテムは「NAR●TO」に登場したカグヤ一族の君麻呂が生成した骨の剣や骨の弾丸、脊柱の大剣だった。
取り敢えず、
鳥居と共に参道風のダンジョン通路に一定の間隔で配置されている石灯籠が、昼間は灯してい無かった筈の炎を灯していることを考えると、石灯籠に炎が灯ってから出現する魔物が変わる可能性がある。
石灯籠は休憩所の近くにも配置されていたから、明日もダンジョン脱出ができず、第2休憩所を発見して宿泊することになった場合、石灯籠に炎が灯る時間帯を確認して置くようにした方がいいかもしれない。
私は
アンケート内容
①【無限鳥居でのささら達のレベリング手段】
・最後まで地道な魔物との戦闘で得られる経験値
・妖精の店での宿泊3日目の夜に昇華魔法と変成魔法で強制レベルアップ
②無限鳥居ダンジョンボスはどれ?
・八岐大蛇幻影体・弱(戦闘能力値:2250?)←3つ首
・八岐大蛇幻影体・狂(戦闘能力値:4250?)←8つ首
無限鳥居ダンジョンボスはどれ?
-
八岐大蛇幻影体・弱
-
八岐大蛇幻影体・狂