吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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皆さん今年もよろしくお願いします。
気がつけばこんなにこの小説を見てくれる人がいて感謝感激でございます。
私は全ホロメンを登場させることを目標に頑張っていきたいと思います。
不思議とすいちゃんのネタばっかり湧くのです。うごごご


14 兎年Pk!!

 

 

吾輩はパーフェクトスタッフである。

 

皆の衆あけましておめでとう。そうじゃない人は今年もよろしく。

 

流石に本日は吾輩も事務所から放り出された為オフである。しかし家に居てもゲームするか寝るかしかないのも味気ないので外出をした次第である。

 

しばらく歩くと神社を発見したので御神籤でも引いて帰るかと考えたが思ったよりも規模が大きかった。

このご時世でも屋台があるのは素晴らしい。どれ、何か買って帰るか。リンゴ飴!懐かしいものだ。

 

「“そこのリンゴ飴ください”ぺこ」

 

おや?この聞き覚えのある声は。

 

「んん?あんた…え?モブさんぺこ!?」

 

耳までピーンと伸びて驚くのはぺこらさん。そういえば今年は兎年だったなと思い出した。で、なぜそんなに驚く。

 

「えぇー?いつもくたびれたシャツに地味色のスラックスしか着てないじゃん!着替えたとしてもジャージだし!!」

 

くたびれたは余計である。基本的にずっと時間に追われて作業をしているとそういう時が多いのは仕方ないが…更に言えば今はオフ。私服姿になるのは当然のことだ。

 

「ブラウンのオーバーサイズのステンカラーコートにヘンリーネックニットとシャツの組み合わせ…カジュアルだけど知的な雰囲気…腹立つけど似合ってるぺこ」

 

マネキンコーデをそのまま買っただけではあるが、実に失礼な物言いをする兎の服装を見てみる。

赤基調に白い兎模様があしらわれた振袖か。前に配信で着ていた太もも丸出しの寒そうな着物ではなく、しっかり足首まで隠している。まぁ良いんじゃないかな?(適当)

吾輩にファッション等よく分からぬ。

 

「モブさんも初詣とかすんの?神様とか信じなさそうなのに!」

 

別に信じてはいないが催し物を見つけたら参加したくなるのが人というものではなかろうか。

で、さぞ信心深いであろうぺこら様は一人で初詣ですかな?

 

「ゆびをふる大会が上手くいくように大吉出るまで御籤引きに来たペこ。あと誰がぼっちだ!!マミーと一緒に来たわ!!」

 

大吉出るまで引く。それはご利益があるのだろうか。

 

「というわけで行ってくるぺこ」

 

“いってらっしゃいぺこ”

 

「ぺこやめろ!」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

ぺこらさんと別れ、神社の喧騒を聞きつつコーヒーを飲んでいると喧騒をかき消すほどの咆哮が耳を突き破った。

 

「どうしてぺこだよおおおおおおおおおお!!!!」

 

耳無いなった。兎の鳴き声は随分と大きいな。

そういえば本物の兎はどう鳴くのであろうか。

スマホで調べようとしたら腕を何かに掴まれた。なんだ?

 

「モブさんここの神社の御籤吉すら入ってねぇぺこ!!!」

 

怒兎は凶と書かれた御籤を顔に押し付けてくる。それは神のお示しなのだろう。文章を読めば注意すれば成功すると書いてあるではないか。新年一発目だから気を引き締めよと言っているに違いない。

 

「違う所に連れてけぺこ」

 

なんということでしょう。神様のセカンドオピニオンを選択するとは罰当たりではないのか?近くには…桜神社があったようなそうでもないような。

 

「みこ先輩の神社ぁ!?なんか微妙…でもまぁ良いか。先輩に新年の挨拶しとくか!!」

 

では車をとってくるか。

 

「頼んだぺこ」

 

「娘をよろしくお願いします。ぺこ」

 

後ろからぺこらマミーがニュッと現れ挨拶してきたので軽く会釈で返す。随分と声も若く優しい雰囲気の方である。

何故かギャーギャー叫んでるぺこらさんの声をBGMにしながら吾輩は車を取りに行くのであった。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「よく来たにぇ!みこの神社に!!あけましておめでとうございます〜」

 

「あけおめぺこ。御籤くれぺこ」

 

「早いよ!!う~ペ〜土産とかなんかないの!!」

 

「うるさいさっさと出すもの出すぺこ!!」

 

桜神社に着いて早速お賽銭と御籤代を叩きつけていく兎に何故か組み付く巫女。不思議なてぇてぇ光景である。

吾輩は桜神社に来たことがなかった為少し見て回るとしよう。

 

ふらふらと彷徨っているとなんか看板が見える。

百神神社出張所?占いしますと手書きの看板のようだ。

世の中には出張してくる神社もあるらしい。ニコニコ笑ってる巫女さんが…随分と見覚えがある顔と黒髪である。

実に大神ミオさんに似ている気がする。

 

「あー…えーと、オミです。」

 

オミさん…なら違うかぁ。よく見ればケモミミもないし髪に赤いメッシュもなかった。他人の空似というものだ。

 

「占いしますか?」

 

折角なので占いしてもらおう。五百円を渡す。

 

「では…あやめ様〜」

 

巫女さんがチリンチリンとベル?を鳴らすと煙が集まってくるではないか。なかなか面白い演出である。

 

少しずつ煙が人の形になっていくと見覚えのある姿になった。おや…あやめさん?何をしているので?

 

「んーと…あやめだけど。ひゃくおに あやめ だヨ」

 

…なら人違いか。よく見たら百鬼あやめさんの鬼の象徴の角がなかった。他人の空似というものだ。

 

「えーと、オミ?ちゃん。この人を占えば良いんだね?」

 

「そうですそうです。お願いします」

 

「はい〜」

 

むむむ。と声に出しながら唸り始めるあやめさん。

吾輩は今年の運気はどのような感じなのだろうか?

 

「出ました。あなたは…このお正月中にゆっくり休まないと…とんでもない事になる!あと定期的に休暇を取ることだ!!」

 

ビシィ!と人差し指をこちらに向けてくるあやめさん。

とんでもないことになる!?ど、どんな事が起きるというのだ!?

 

「え?あぇ?えーと…ね。」

 

あやめさんは懐から紙を取り出して見始める。なんだろうか?

 

「あーっとあやめ様!!とんでもない事はとんでもない事ですよね!!」

 

「んん!そうそうもう死ぬかもしんない。」

 

「“死ぬほど!?”なの!?」 

 

なんてことだ。ゆっくり休まないと仕事中に志半ばで果てるということなのか?これは早く家に戻り身体を休ませねばなるまい。

パーフェクトスタッフにミスは許されないのだ。オミさんとあやめさんにお礼を言い立ち去る。

 

「「はーい。どういたしまして〜」」

 

 

 

 

その後ぺこらさんを回収しようと戻ってきたわけだが…

 

「なんだよこのシケ吉って!!意味わかんねーぺこ!!!」

 

「おーぅシケてんにぇ」

 

ぺこらさんはまだ御神籤ガチャをやっていたらしくジャラジャラ御籤箱を振り続けている。その横でケタケタ笑ってるみこさんがいる。てぇてぇ?

 

「おらあー!!よーやく大吉出たぺこ!!」

 

「おぉーおめでとう。出るまで回してくれたからみこの財布が温かくなったよ。」

 

そろそろ帰ろうと声を掛けようとしたらようやく出たらしい大吉。ほらほらぺこらさん帰りますよ。満足したでしょう?

 

「ちゃんと御籤は結んで帰れよ〜神様とご縁を結ぶっていう意味があるんだにぇ」

 

「へぇー。みこ先輩ちゃんと巫女さんっぽい。」

 

「元から巫女だにぇ!!!」

 

ギャーと叫ぶみこさんを無視して、御神籤を結ぶぺこらさんだったが、急にピシリと固まる。

 

「どしたのう~ペー」

 

「なんか大吉なのに良い事書いてねぇぺこ!!」

 

「ぷーくすくす!不正した奴の結果なんてそんなもんだにぇ!!」

 

実際御籤はそういうものである。必ずしも大吉が良い事書いてるとは限らないのだ。結局油断したらミスが起きる。そういうことである。

 

「ムキィー!!こうなったら絶対に自力で大会を成功させてやるぺこ!!!畜生!!!!」

 

「頑張れう~ペー!」

 

地団駄を踏みながら決意表明をするぺこらさん。うむうむ。こうした気の持ちようが事をうまく進めるのだ。ぜひ頑張ってもらいたい。

 

「はぁ…モブさん帰るぺこよ。これからマミーの手料理食べてマリンと打ち合わせすることにする!」

 

「またにぇー」

 

 

 

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※車内にて

 

「あ、そういえば!これあげるぺこ!!」

 

突然助手席に乗っていたぺこらさんが声を上げたと思ったら太腿に何かを乗せてきた。

チラと置かれたものを見るとお守りだろうか?紫色の良くある形である。

 

「運転してもらったお礼。無病息災のお守りぺこなー!」

 

素敵なお礼である。後で車にでも吊るしておくか。

実にありがたい。間違って安産祈願とかのお守りとかだったらどうしようか「馬鹿にし過ぎぺこだよ!!」

 

太腿をギュ!っと抓られた。ぬわー!!

 

“いや、もしかしたらみこさんが間違えて入れる可能性もありそうだなと思いまして”

 

「ありそー。ちなみにぺこちゃんもお守り買ったぺこ。マミーに無病息災と!自分用に…成功するような…ん?」

 

ピンクの桜マークがついたお守りを見て固まったぺこらさん。ほっほーう先程の無病息災と違い、カワイイお守りではないか。

 

「すっごい手書きでPON防止って書かれてるぺこ。これちょっと返品したいんだけど…」

 

何が問題なのだろうか。

 

「みこ先輩の手作りお守りとか絶対に特級呪物じゃん!早く返品するぺこ!!こんなん作ってみこ先輩の状態なら効果ないじゃん!!はやくはやく!!」

 

一理ある。それを言われるとそのピンクのお守りから禍々しい黒いオーラを感じるようになってしまった。車を反転させ来た道を戻る。

 

「頼むぺこよ。事故はしないで…運転中のPONは本当に勘弁してよ〜」

 

横でお祈りを始めたぺこらさん。その祈りは誰に向かっての祈りなのだろうか分からないが普通にやめてほしい。

まるで吾輩までPONが伝染しそうな雰囲気がある。

 

その後安全運転をした為か問題なく桜神社に着いたが、返品しようとしたぺこらさんとみこさんが取っ組み合いを始めたので結局帰るのが遅くなったのでした。めでたしめでたし。




モブ
今年もパーフェクトなスタッフであるよう努めると決意。
桜神社には一切お金を使わなかったことを後日さくらみこにネチネチ言われる。ジュース奢ってあげた。

兎田ぺこら
神頼みに頼らず努力で大会を成功させようとすることを決意。みこ作お守りは返品した。
大会楽しみにしてます。

さくらみこ
シケ神社だったが後日ホロメンが何人か参拝しに来てくれたのでご満悦。
モブが出張してきた神社が来ていたという意味の分からない事を言っていたので混乱した。なんやかんやでモブからジュースを奢ってもらった。
PON防ぎのお守りの効果は果たして…


巫女 オミ?
どこかの休まないスタッフを休ませるために神社に潜入した。突如決行した為か、あやめ様に渡したカンペの中身はスカスカだったから焦った。ケモミミ等は不思議な力で人に擬態した。

神 あやめ様
どこかのオオカミ娘の策が面白そうだから参加。用意されたセリフ通り喋ったが後のことまで考えてなかった。なんだかんだでモブは死ぬことになった。占いどおりになるかは神のみぞ知る。鬼の角は不思議な力で隠した。
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