吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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お、涼しくなって来た(๑╹ᆺ╹)
おかげで少し生き返れたぞ!
ちなみにタイトルがモブさんの答えです。

ついに考えていたネタをほとんど使い果たしてしまった。
まだまだ出てないホロメン多いのに!!


29 吾輩が考えるにホロライブが誇るアイドルはsr様だ!!

 

 

吾輩はパーフェクトスタッフである。

 

今日はホロライブが誇る『アイドル』の゙コンサートである。出演者はそら様と星街さんで吾輩は裏方スタッフといった所である。

現在そら様が美しい歌声を披露している。あの声を出しながらダンスステップが出来るのは練習してるからとはいえ感嘆の声を漏らしてしまう。

 

「モブさんそろそろ星街さん呼んできて貰えますか?良い流れなので途切れさせないようにしないと」

 

Aちゃんにそう告げられ了解と答える。

確か星街さんは◯◯控室だったか。ステージからは少し遠いので急いだほうが良いだろう。

 

 

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駆け足で控室前に急ぎノックをする。ノックしないで開けてToLOVEるなハプニングなぞしようものなら吾輩は残酷な死を遂げることになるからだ。

 

“星街さーん。そろそろ出番でーす”

 

ガチャ

 

「ねー!!本番前は緊張するけど頑張ってにぇー!!」

 

「うんがんばるー!…ん?」

 

扉を開けるとそこにはどこかの巫女さんに似た色をしたクマの人形に話し掛けてる星街さんがいた。吾輩が見なかったことにしてリテイクしようと思ったが、今目がバッチリあっている。

急激に腹痛に襲われたが吾輩はパーフェクトスタッフである。例え謎の腹痛に足の震えがあったとしても仕事を遂行するのだ!!

 

“星街さん…そろそろ出番です”

 

「………」

 

星街さんは無言でゆっくりとクマの人形を置いたが、そのままクマの人形はくてっと倒れ込んでしまった。

それはまるで「お前の未来の姿にぇ!」と言っているかのようだ。

 

“では、先に行って待ってますね”

 

伝えることは伝えた。吾輩はソっと扉を閉め全速力でステージへ向かう。

ガチャアン!!と後ろから強く扉を開けるような音が聞こえた。それと同時に足音とおどろおどろしい気配が感じられる。

 

「モブさーん!待ってー!」

 

星街さんはとても媚びたような声で語りかけてくる。これで待とうものなら吾輩は人知れず凄惨な死を遂げるだろう。

震える足に活を入れ速度を上げた。

 

「待ってー!なんで逃げるの?どうして!!!」

 

走りながら今までこれ程の恐怖を感じたことは無かったと走馬灯のように過去を思い出していた。後ろから追い掛けてくるハンターは禍々しい殺気?を撒き散らしている。世界に紫色のフィルターが掛かってるかのようだ。

ふと逃げてる間HUN◯ER×H◯NTERで恐怖で髪が真っ白になってしまった人がいたなと思い出した。吾輩の髪は大丈夫だろうか。

 

「まてー!!」

 

「え?モブさん!?」

 

等と考えてるうちにステージ前まで辿り着いた。

Aちゃんには申し訳ないが、今の吾輩は止まらねぇからよ。パーフェクト早着替えで黒子の姿になり、星街さんのマイクを掴みステージへ走り去る。

 

「え、えーと!!次は星街すいせいさんの登場です!!」

 

Aちゃんが気を利かせ、話を進めてくれたお陰でこの星街さんのマイクをステージの中央に突き刺して裏方へ走り去る。勝った!!

 

「チッ…」

 

「ふぅ。あっモブさんお疲れ様です。凄い汗ですね…ステージにいた私より汗かいてそう」

 

ステージから見えない場所まで逃走した吾輩は黒子の帽子を外す。帽子はびっしょりと濡れて重くなっていた。汗と涙が染み込んでるので念入りに洗わねばならぬ。

 

それはそれとして後ろから舌打ちが聞こえたと思えば歓声に呑み込まれていった。どうやらほんの少しの所で生きながらえたようだ。

そしてそら様お疲れ様です。本日も可愛い衣装で良いステー…

「あぶなーい!!」

 

ドグサッと鈍い音と共に吾輩の尻に衝撃が走り吹き飛んだ。

振り向けば吾輩の尻に星街さんの斧が刺さっているではないか。投げ…たのか。ステージから!!ぐふ

 

「うわー!モブさーん!?お尻…お尻に斧刺さってる!!」

 

 

 

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目を覚ますとそこは知らない天井だった。何があったか記憶を掘り返すと尻に斧が刺さるというショッキングな光景を思い出して飛び起きた。

 

「(๑╹ᆺ╹)!? 」

 

どうやら吾輩はソファに寝かされていたようで近くの椅子でそら様がスマホを弄っていたようだ。そら様一人で尻に斧が刺さった男を運ぶのは無理だろう。誰が吾輩をここまで運んでくれたのか。

 

「目が覚めたんだ良かった。私とAちゃんがすいちゃんが歌ってる間に引っ張ってきたんだよ。ちなみにコンサートも無事に完了しました!」

 

そら様の手を煩わせてしまったらしい。スタッフ失格である。

 

「そーだよだから今から語尾はゴメンナサイね」

 

“なんだ居たのか星街さんゴメンナサイ。だがそれは横暴だぞゴメンナサイ!!”

 

「本当に言ってる!?」

 

星街さんも居たようで声をかけてきた。最初から居たのを気づかなかったのが気に食わないのか、吾輩の首に腕をかけて絞め落とそうとしているが、吾輩は貴様の横暴には屈しない!!

そら様が驚いているが気にしなくて大丈夫です。いつものことなのだ。

 

「これいつもなんだ。…ところでなんでモブさんが追われてたの?」

 

そらさんの問に星街さんの首の締め方が強くなったが、吾輩の鍛え抜かれし首はほんの少し圧迫感を感じる程度。さて、何故吾輩が星街さんに追われていたかだったか。

 

「うん」

 

「ちょ!?ちょいちょーい!?」

 

“忘れました”

 

「「え?」」

 

忘れてしまった。尋常ではない化け物と対峙したかのような恐怖体験と胃痛がしたのは確かだが。原因を思い出そうとすると脳内にノイズが走るのだ。

 

「ほー思い出せないかぁ。そうかそうか」

 

「この会場何か出るの?…聞いたことないけど。すいちゃんが追いかけるのと」

 

急にそそくさと離れていく星街さん。そら様は訝しむように顎に指を当て考え込んでしまった。大して思い出せずとも日常に支障はないだろう。そういえばAちゃんは今一人で後片付けしてることになるのか。

 

「多分そうだと思う。でも他のスタッフさん達も合流するからそんなに重労働ではないって言ってたけど」

 

それでも吾輩が倒れてた分の遅れはあったはずだ。ステージの借りられる時間や清掃の事を考えるとそこまで猶予はなかった筈なので吾輩も手伝ってくるとしよう。

 

“ということで片付けに戻ります。お疲れ様でした。”

 

「働き者だねぇ。はーいお疲れ様でしたー」

 

 

 

 

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そら様視点

 

「そういえばアイツ…そらちゃんの事を何でそら様って呼んでるの?」

 

「…あー、その話題聞いちゃうよね。」

 

先程モブさんと遊んでたすいちゃんが戻ってきた。モブさんの呼び方かぁ。確か最初からだった様付けだったなぁ。

 

「最初からぁ?確か他に様付けしてるのAZKiちゃんもだっけ」

 

そう。だから様付けしてるのは先輩として尊敬してくれるのかなと思ってたけど違うみたい。ちなみにモブさんはみこちの少し前に入社してきたんだよ。懐かしい…あの頃から目は死んでたけど。

 

「思ったより古参だった!?じゃあ結局なんで?ロボ子さんはさん付けしてたし」

 

答えを知っている私は思わず目を逸らしてしまった。

時として真実は残酷なのだ。

 

「ん?そらちゃん?」

 

「えーとね。ホントかは分からないよ?冗談交じりに聞いただけだから」

 

「うん?うん…?」

 

「『アイドル』には様付けしちゃうって…言って…」

 

「ブッ◯してくるわ」

 

前にモブさんが話していた内容に私が言い淀んでるとすいちゃんが斧を持って扉を開けようとしてるところだった。

 

「すいちゃん落ち着いて!!冗談かもだから!!」

 

「いーや!!アイツのことだから絶対本当のこと言ってる!!この私をアイドルじゃないって言ってる!!」

 

「待って待ってとりあえず落ち着いて!!」

 

なんとか止めようとしてるけどズカズカと廊下を突き進む青い流星は私には荷が重いかもしれない。このままでは惨劇が起きてしまう!どうにかしないと…何か止める方法は…

 

「ほら私が分からないから適当に言っただけかも!」

 

「いいや…アイツなら言いかねない!一度シメてから話を聞いてからでも遅くないし!」

 

しまった!選択を誤った!!

すいちゃんの斧を握りしめる力が強くなって振り回し始めちゃった。ほ、他の話題にしないと!

 

「あ、そういえばすいちゃんはモブさんと仲良いよね!さっきもモブさんに組み付いてたし仲良し兄弟って感じ」

 

「え゛?」

 

よっぽど驚くことだったのかポロッと斧を落とすすいちゃん。その表情は心の底から驚いてるのか、それとも何か気づいたかのように目を見開いて口は引き攣っていた。

 

「そんなに仲良さそうだった?」

 

「え?うーん…私が知ってる限り生き生きはしてたよ」

 

「…まじか」

 

足を止め、俯むき考え事を始めるすいちゃん。急に機能停止したのは気になるけど惨劇は免れた!よくやったぞ私!!このまま落ち着いてもらえれば無事に乗り切れる!!

 

「おや?そらにすいせいさん。廊下で立ってどうしました?」

 

一人で世界を救ったかのような気分になっているとAちゃんが戻ってきたみたいだ。

良いタイミングで来てくれた!ここで違う話題にしてモブさんの件を有耶無耶にしてしまえば全部解決する!!

そう思い口を開こうとした瞬間事件が発生。

 

“あ、そら様にすいせいさん差し入れ届いてましたよ。ジュースですが。おや、すいせいさんどうしました俯い…て?”

 

Aちゃんの後ろから最高にバッドタイミングで現れるモブさん。しかもよりによってすいちゃんに近づいて行くんじゃなーい!!

 

「◯ネェー!」

 

“ウボアー!?!?!?”

 

「ええーー!!?モブさーん!!!?」

 

「ワ…ワァ…」

 

すいちゃんはアイドルにあるまじき言葉を発しながら足で蹴り上げた斧でモブさんを飛ばし、Aちゃんはその奇行にドン引きした。

ああ、やっぱり駄目だったよ。なんとか声をかけ止めようとしたけど自ら死地に飛びこむ人を止める事は出来なかった。マモレナカッタ…私にはちいかわみたいな声を出すのが精一杯でした。

 

「フゥー…フゥー…私が態々アンタの事を考えてたってのに!!ふん!!ぬけぬけと現れんな!!」

 

息を荒げながらすいちゃんは倒れているモブさんに斧を振り下ろした。というより本当にモブさんはなんてタイミングで来てしまったのか。いや本来なら一切悪いところは無かったかな。

動かなくなったモブさんを眺めながらふと気になったことが出たので聞いてみる。

 

「すいちゃんモブさんのことを考えてたの?さっきの仲良しの話題のせい?」

 

「ん?あー…まぁ、ね」

 

すいちゃんは頬をかきながら倒れてるモブさんを見ていた。

 

「まー、一緒にいると確かに楽しいし良い奴だとは思うよ?」

 

斧の先端で倒れているモブさん突っつきながら話しをする姿は楽しそうで。おや?まさかすいちゃんモブさんのことを?

 

「まぁ小生意気な奴だけど下僕としては悪くないでしょ」

 

恋愛的な思考だと思った私は所謂ピンク脳だったかもしれない。流石はすいちゃんだった。下僕かぁそっかぁ。

 

「す、すいせいさん流石にいきなり吹っ飛ばすのはどうかと思うんですよ!」

 

「ん?あぁ、ごめんごめん。じゃあコイツの代わりに私が手伝うからさ」

 

「まぁそれなら。多少時間に余裕はあると言ってもそこまでではないので」

 

「はいはい。じゃ早速片付けでもしますか」

 

Aちゃんとすいちゃんはそんな話をしながらそのまま歩いていってしまった。え?モブさん倒れたままなんだけど?

私がモブさんを指差しながら二人の反応を待ってたけど気にしてない様子。そんなバカな。

 

“ハッ…知らない天井だ”

 

私が二人の反応に戦慄しているとモブさんは再起動した。早過ぎる。

モブさんは付近を確認し時計を一目見て立ち上がった。

 

“お、そら様。お疲れ様です。確か仕事をしようとしていたのにすいせいさんに気絶させられたようですね”

 

「えぇ理解も早い。そうだけど大丈夫?大分派手にふきとばされていたけど」

 

“いつものことですので。吾輩も慣れましたとも”

 

では仕事に戻ります!と元気に駆けてくモブさんを見送る私。なんかステージライブより疲れたような気がする。

何事も無かったといえば結果論ではあるんだけど釈然としないようなモヤモヤが残りましたとさ!まる

 

 

 

その後すいちゃんと言い争いをしながら片付けをしてるパーフェクトスタッフを見て人間関係の複雑さを感じ取りながら私は帰路につきました。後ろから断末魔が聞こえたような気がするけど先に帰ります。これが慣れだと信じて。

おつかれさまでした~

 

 

 

 




モブ
今回記憶を失ったりぶっ飛ばされたり散々な目にあった。
でもいつものことかもしれない。
好きなホロメンはと聞かれ「いない」と即答したら吊るされた事があるスタッフ。
最近のお気に入りはドンナモンジャTV

星街すいせい
今回モブさんへの想いを再確認した。
下僕。それは男の召使。
鞭でシバかれながらピラミッドの石を運ぶのがモブへのイメージ。彼の評価が彼女の中でランクアップすることはあるのだろうか。

ときのそら
モブさんの耐久力と自分の胃の弱さを再確認した。
今回の出来事でちょっぴり胃がキリキリした。
責任感は強め面倒見が良いホロライブが誇るアイドルの中のアイドル?
最後はモブさんの断末魔が聞こえた気がするけど見捨てた。帰ってゆっくり休むのもアイドルの仕事なのだ!

Aちゃん
今回圧倒的空気読みを見せつけた。社会人にとって空気読みはとても大事。でもホロライブの中では空気を読んでも大変なことになる時もある。理不尽!!

某みこに似てるクマのぬいぐるみ
お腹を押すとに゛ぇ!って鳴く。いつの間にか控室にあったとのこと。
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