吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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おおん。日が落ちるのは早くなったけどまだまだ全然夏。
どうしても夏だからこの話入れたくて入れたくて急造で書いてしまった。
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いつも読んでくれてる皆様に感謝感謝です!
気がつけば45話目となりました。まだまだ出演できてないホロメンは沢山いるぞ!!すんごいんだぁ


45 夏といえば虫捕り!!nnと虫追い祭り開催!!

 

 

吾輩はパーフェクトスタッフである。

まだ吾輩以外に出社していない明朝。今日の仕事のスケジュール帳を眺めながら優雅にコーヒーを啜る。さて、今日もバリバリ働くとするか。

 

ガチャ

 

「こんねねー!!おはようモッピー!!祭りに出掛けるぞ3分で支度しなー!!」

 

太陽のようにニッコニコな笑顔のねねさんを見てのどかさんにメッセージを残す事に決めた。

“今日の仕事はキャンセルだ。祭りが…始まるからな”

メッセージよし。何をするのかわからないので財布持ってジャージに着替えて丁度3分。吾輩はねねさんに着いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のどかSide

 

「おはようございますー!ってアレ?モブさんがいない。あ、私のパソコン電源ついてる。メッセージか。…ふざけろ!何が祭りだバカー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モブSide

 

むむ。何かのどかさんの叫びが聞こえたような。気のせいだろう。吾輩はニュータイプではない。

 

「どしたの?モッピーどこか遠い目をしてたけど」

 

モッピーと呼ぶのやめなさい。

ところでと改めてねねさんの姿をみるが探検家っぽい服を着ている。サファリルックと少し違うのは大きめのカゴを肩にかけ虫網を手に持ってるところか。しっかりと虫除けの網帽子まで被っているところから山に行くようだ。

 

「この格好が気になる?良いだろー!これゴッツいけど軽くて伸縮性もそれなりだから動きやすいよ?山の中もジャンジャンを散策できるってもんだ」

 

ということはやはり虫捕りですか。

 

「ええ。虫追い祭り開催じゃー!!ねねの家族になってくれる子達を見つけに行くのです!!」

 

捕まると今日からお前も家族だとなるらしい。

吾輩としては虫も祭りも好きな方なのでねねさんに付き合う分には問題ない。

では本日はどんな虫を捕まえるのかね?

 

「フフフ良くぞ聞いてくれました!!本日の目標はドスヘラクレス!!」

 

ドスヘラクレス!!その名を聞いた瞬間に脳に電気を流されたかのような衝撃が走った。噂によると世界一強いカブトムシだとか。どんな強大な昆虫よりも強いらしい。

そんなドスヘラクレスは一目見たい。今日の祭りに参加して良かった。

 

「というわけで古代樹の森に行くよ!おかゆんが気球用意してくれてるって!!」

 

興奮気味に語るねねさんに頷いてみたが聞き慣れない単語が聞こえた。古代樹?気球とな?

気球知らない?人が乗る風船みたいなもんだよと両手を使って頭の上で丸を作ったねねさんがいた。

そういうわけではないのだが。

 

「いいから行くよ!!レッツゴー!!」

 

ジャージと財布で行って良いのか不安だと吾輩の腕を掴むねねさんに問うとイケるイケると返された。イケるらしい。

 

 

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「というわけでやってきました古代樹の森!!すげー!!でっけー!!」

 

人生で初めての気球であった。ねねさんが気球から飛び降りたのを確認し吾輩もゆっくりと着地した。

 

「モブさんの初めていただきましたー」

 

「おーおかゆんの言い方エッチだぁ!」

 

やめておくれ。どうにも肩身が狭いので周りを見る。

鬱蒼とした森だ。どうやって来たのか全く分からんが気が付くと気球で降りる瞬間だったという現象に戦慄しつつもなんとか空を飛んでる記憶を探ると南国のような木や植物が所狭しと自生していた。恐竜が出そうな森である。おかゆさんがくれた虫よけスプレーは効くだろうか不安になった。

 

「さあ!!行くよモッピー!!」

 

「ぼくはここで待ってるからねー」

 

おかゆさんが気球から手を振っていたので軽く振り返しねねさんの後ろを追従する。この広い森を散策するといってもアテが無いとしたらかなり骨が折れそうである。

 

「念の為トラップ用のバナナとかハチミツ持ってきた。モッピーハチミツ体に塗る?沢山あるから一度くらいやってもいいよ」

 

塗らん。何故吾輩がそんな銀の魂みたいなことしなければならんのか。こんな得体のしれない森。未知の虫もウヨウヨいそうな場所でそんな無防備な姿を見せたら一瞬でやられるだろう。

 

「大丈夫じゃない?熊よけ持ってきたしほらチリンチリン!!」

 

ガランガランと鈴がかき鳴らされ軽く踊っているねねさんはご機嫌だ。鳥達が音に驚いて大量に飛んでいった。

壮観ではあるが虫達も逃げていってしまったぞ。

 

「……よし!探しに行くぞー!!」

 

あ、無かったことにした。

 

 

 

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「おや?この虫は!!」

 

たまに見える大きな影に怯えながらねねさんの後ろを着いていくと何か発見したようでしゃがんで何かを捕獲していた。

 

「モッピー見てこれにが虫だよ!!」

 

青い甲虫のような物を見せられた。にが虫。苦虫を噛み潰したようと言われる元になった虫だろうか。捕まえるとまるでアイテムになったかのように大人しくなったのが気になるがとりあえずねねさんが用意した虫かごに入れる。そのうちホロメンに食べさせよう。

 

「お、あっちにはコバルトモルフォじゃ!!?キレーー!!」

 

興奮気味に走り回るねねさんから逸れないように着いていくが、見たこともないような生物がウヨウヨ居て気になる半分恐怖半分で距離が離れそうになってしまう。タレントに怪我をさせるわけにもいかないのでなんとか追いかけていくが体力の差を感じる。

 

「遅いよー見て見て回復ミツムシ!!触れると体力が回復する蜜を抱えて飛んでる虫だ。ちょっと飲んでみようかな」

 

そんな得体の知れないもの飲むんじゃありません!!と叫んで静止したがねねさんは止まらずミツバチのような虫が抱えている緑色の蜜に飛び込んでしまった。もし腹痛になったら病院に連れていけるだろうか。そんな事を考えているとじゅぞぞぞと啜る音が吾輩のところまで響いてくる。ミツムシとやらは驚いて逃げていった。

 

「ほんのり甘い」

 

ほんのり甘いらしい。体に異常も無いとのことだが、何か違和感を感じたらすぐに言うよう告げ散策を再開した。

 

「あ、見てこれ…ウ〇チ。でっけー!!!」

 

そんなもの見てないで先に行きま…え、とんでもなくデカい。どんだけビックなサイズの生物がいるのだろう。

 

 

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「お、見てあそこの木!きらびやかに樹液が輝いているところ!!」

 

しばらく森をアテもなく歩いているとねねさんが急に止まって指を差し始めた。どの木だろうかと目をシパシパと瞬かせていると走っていくねねさん。危険な生物だったらどうするのか!!

 

「いたぞー!!いたぞー!!!見てモッピードスヘラクレス!!」

 

ねねさんの後ろに着いたと思ったら急にこちらに振り向いて成人男性の掌サイズの甲虫を見せてくる。おお!と声上げた瞬間に暴れた甲虫に額を切り裂かれた。おのれムシケラ風情が!!

 

「モッピー!!?あのホロライブのバリケードと言われてるモッピーに傷つけるとはさすがドスヘラクレス!!これ以上暴れられると被害出そうだからしまっちゃおうね」

 

グイグイとドスヘラクレスをカゴに押し込んだねねさん。被害は吾輩の額の傷というものが出ているわけだが。それよりも吾輩の知らないところでまた変な異名がついている。そこはかとなくダサく感じるのだが誰のネーミングセンスだろう。

 

「振り回した手が靭やかなムチのようだったね。でもモッピーの額うっすら赤くなっただけだ。念の為消毒して絆創膏貼っとこ。ぴゅっぴゅっぴゅー」

 

吾輩が不満の声を漏らしているとねねさんが吾輩の額に消毒液を吹きかけた。ほんの少しだけ染みたような痛みが走ったが気になるほどではないことから大した傷はなかったのだろう。丈夫な体に産んでくれた両親に感謝した。はて、ドヤ顔のこよりさんの顔が浮かんだのは何故だ。

 

「さてさて、ドスヘラクレス君は…見れば見るほど立派な角だぁ。そうなるとメスも欲しくなるね。育ててみたい」

 

流石ねねさんである。繁殖させようとするとは素晴らしい向上心だが、日が傾き始めているので今回はここまでにして次回の祭りの際にまた来れば良いだろう。

 

「また来てくれるの!?」

 

気分転換になるので行くことは構わないが出来れば休日にして欲しいものだ。仕事中にサボって虫追い祭りに参加してたとなれば、のどかさんにシメられるだろう。例えば今日のように。

 

「あらら目が死んでる。なんかごめーんね!」

 

問題ない。何かお土産を持っていけばいいのだ。この見るからに体力が少量回復しそうな薬草とかどうだろう。

 

「ボコボコにされるからやめよう?ねねでも流石にまずいと思うケド」

 

流石にあの温厚なのどかさんも鬼人化してしまうかもしれない。ではもっと別のものをと考えているとズシンと大地が揺れた。

 

「なんか揺れた?」

 

ねねさんとキョロキョロと周りを見ていると木々の隙間に明らかに恐竜みたいな見た目でゴーヤのような質感の化け物がノシノシと歩くのが見えた。

 

「ンォ゛!!?」

 

おおよその女性が出してはならない声を出して後退るねねさん。ここは匍匐前進で虫のように這って逃げるとしよう。大自然において人は脆弱すぎる。

ここで咄嗟に急いで枝を折る音で気づかれるなどというミスはしないのだ。吾輩はパーフェクトスタッフなので危険予測して撤退することは容易いのだ。

 

「モッピー匍匐前進早くない!?しかも衣擦れの音すらしてない怖いよ!!」

 

吾輩程になると面倒なことを押し付けられないように気配を殺して空気になる術を持っている。この程度些細な事だ。

 

「コメントし辛!?」

 

あのような生命体が住む森で生き抜くためにはドラゴン娘や獅子のように強き者に護衛して貰うことをおすすめする。魔法使いのキックでもなんとかなるかもしれない。巫女はおすすめしないかな。

 

「ホロライブのバリケードでも無理?」

 

無理無理。とねねさんとコソコソ会話しながらおかゆさんの気球まで逃げ帰ったのだった。

 

 

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「おかえりーモブさん頭になんか乗ってるよ?」

 

「ホントだ!!ぴよぴよ言ってるカワイイー!!フワフワクイナかな?」

 

無事おかゆさんの気球まで戻ってくるとそんな事を言われた。

匍匐前進している最中になにか頭に当たったと思ったが小鳥が乗っていたらしい。頭に手を伸ばすと逃げる気がないのかぴょんっと手の上に乗ってきた。白いフワフワの小鳥だ。聞いてた話だと真っ白な鳥だというが、この子は何故かお腹に赤い模様がついている。円らな瞳がキュートである。のどかさんにあげよう。

 

「じゃ、帰るよー」

 

「おかゆんありがとー!!っておかゆん気球の中にドスヘラクレスいるじゃん!!すごい幸運猫!!オスだけどこの子も家族です」

 

「幸運猫!!良い響きだねー」

 

その後は無事事務所へ帰り怒り心頭だったのどかさんに小鳥さんを奉納した。

事の成り行きを知った小鳥さんは吾輩の悪行に怒ったのかしばらく頭を突ついてきた。これも付き合いで仕事なのだが、のどかさんに全て任せ電波の通じない森にエスケープしていたのは悪いと思ったので甘んじて受け入れた。

 

しばらくしたらのどかさんにも小鳥さんにも許してもらえました。




モブ
虫は大丈夫派。
森にジャージで行くというなかなかナメた男。
社会の荒波に飲まれても自慢の危機察知能力で生き抜いてきたことからパーフェクトスタッフになったのだ。
でもたまにホロメンの理不尽で散る。
オオクワガタが好き。

ねね
生粋の甲虫ブリーダー。2回目の虫追い祭りはドスヘラクレスのメスを探しに行く。
この小説においていつの日か伝説の金色のドスヘラクレスや虹色のドスヘラクレスを見るのが夢。

のどかさん
最近モブさんの芸風がホロメンに毒されて似てきたなと思っている。自分がしっかりしなければ!!
近々貴女も同じ道を辿るよ

おかゆ
気球の操作も猫の仕事。モブ達が力尽きてもどこからか回収してくれる。ちゃんとお金も報酬金から差っ引くのだ。

何故か頭に思い浮かぶドヤ顔のこより
ナニカサレタヨウダ

戦利品
にが虫
自然治癒能力を促成させる苦味エキスを秘めた虫。色々な薬の調合に使える。皆お世話になるアレ。

ドスヘラクレス
黒光りする角を持つとされる甲虫。
各種の説がある。mhのドスヘラクレス、大辞典で調べてみると面白い。誰がなんと言おうと最強の虫。

フワフワクイナ?
悪い子メッだよ。
お腹に赤い模様がある子鳥。悪い人がいると自慢の嘴でつついてくる。反撃すると?
ホロメンもたまに突いてるとか。
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