吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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やべぇクリスマスが来たら正月がきちまう!!終わっちまうよ今年が!!
恐ろしいねぇ。
大急ぎで書いてるからちょっと雑です。



48 wtmが天に立つ?

 

 

吾輩はパーフェクトスタッフである。

 

今年は数々の波乱があり。出会いと別れに恵まれた年であった。なにやら新人がデビューしまぁた濃いメンツに胸焼けをする年。そしてついに今年も終わりそうな雰囲気である。

 

「いやー今月も五体満足で乗り切りたいですね!」

 

のどかさんはコチラに向けて頑張るぞーオーラを向けてくる。彼女も大分このホロライブに揉まれ散らかしてタフな生き方を出来るようになった。ただそのフラグ管理はいけない。大抵我らスタッフが割りを食うのだ。

 

ガチャ「こんばんどどどどどどどどおーん!!」

 

ほら来たぁと吾輩が呟くと同時に羊に体当りされ冷えた12月の床を味わった。ズザザーと地面を数mスライド移動して苦悶の声を漏らしているとのどかさんの心配する声が聞こえる。

とりあえず人をボード代わりにして滑る不届きな羊を横に転がしのどかさんに五体満足だと手を振る。

 

「あぁ良かった。凄い横っ飛びでしたけど流石の耐久力ですね!」

 

「モブさん配信休めって言われて暇になりましたどうすればいいかな!!?」

 

休めばいいじゃない。わためさんにそう吐き捨て吾輩はデスクチェアーに座り作業に戻る。今日はスタジオのスケジュールがギッチギチ故にしっかり調整しなければならないのだ。

吾輩がそのように考えていると急に浮遊感を感じた。

 

「ジャーマンスープレックスー!!イヤーー!!!」

 

“グワーー!?”

 

「も、モブさーん!!?」

 

 

 

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唐突に椅子ごとぶっこ抜きジャーマンを叩き込まれて仕事が中断されてしまった。お前が悪いんやぞとわためさんに正座させているわけだが、目をキラキラさせてフンスフンスと鼻息を荒くしている。なんだこのテンションは。

 

「わためこうなると落ち着くまでしばらくかかるから大変だ。なんでこーなるかは知らん」

 

と横からジャージ姿のスバルさんが近づいてくる。なるほど納得。一種の興奮状態だと思っておく。前に巫女さんの所でプロレスもやってた?からな。ところでスバルさんここで何をしている。

 

「え?何って今からスタジオに向かおうかと」

 

“既に集合時刻なのですがこれはどういうことですかな?”

 

「ハァーイ急いで行きマァース!!」

 

吾輩が優雅に歩み寄るとスバルさんはそそくさと逃げていった。これでスタッフさん達もそんなに困らずに仕事に入れるだろう。

 

「スバル先輩ちょくちょく遅刻してるから悪い人だねぇ」

 

確かに遅刻は相手様に迷惑をかけるので悪いことである。そして休まない人も周りが心配するので悪いことなのだ。吾輩はこの迷える羊に教えを説いてみた。

 

「おやおや。それはつまりモブさんも休んでないから悪いってこと!?いやーナカマナカマ」

 

吾輩は適時休んでいる。そして休めなくなったとすればそれは君達が原因なのが9割だ。吾輩は別に責める訳では無いがじっとりとわためさんを見つめた。

 

「……ひゅーひゅー」

 

目を逸らして吹けてない口笛をしているわためさんの姿に一つため息を漏らす。このままガンギマリ興奮状態のわためさんを放置していると他の被害が出る可能性がある。ここで吾輩が相手をしておけば落ち着くだろう。さて何をするべきか。

 

「モブさんも休憩かい?プロレスでもする!?」

 

突然そんなことを話しドドドドー!と突っ込んでくる暴走羊。危険を察知した吾輩の身体は咄嗟に前にテレビで見たプロレスラー赤きサイクロンがしていたダブルラリアットを繰り出していた。

吾輩の腕がわためさんにぶつかりボゴォと凄い炸裂音が響きわためさんを跳ね飛ばした。これがパニッシュカウンターというやつだ。

 

「ぐへぇー!!?」

 

そしてそのまま空中で3回転を決めヤムチ〇のように倒れたわためさん。吾輩がやってしまったことだが生きてるだろうか。

 

「ふ、ふふやるじゃない」

 

動かないわためさんに近づくと起き上がる素振りも見せずそのまま横たわりながら強がっていた。思ったより元気そうである。証拠隠滅のためにしばらく食事をジンギスカンにしなくて済みそうだ。

 

「う、イタタ。今度モブさんも覆面かぶってみこ先輩のプロレス興行出ようよ」

 

嫌だが。唯でさえ体力使う仕事しているのに更にプロレスなぞさすがの吾輩でも苦しい。そんなに闘争に飢えているならぼたんさんと戦ってればいいじゃないか。

 

「前にぼたんちゃんとプロレスしたはずなんだけど記憶がなくて。たぶん手酷くやられたのかなー?」

 

起き上がり頭を擦るわためさん。そういえば前にぼたんさんに美味しいジンギスカンが手に入ったと貰った記憶がある。吾輩は考えるのをやめた。

 

「まぁ良いや。動いてお腹すいたからグミ食べよ」

 

突然空腹を訴える自由な羊。グミをポケットから取り出してもぐもぐ食べ始めにへらと笑っていた。幸せそうで何よりである。そのまま家に帰ってゆっくり休んだら良い。

吾輩は別れを告げ立ち去ろうとするがバッと目の前に影が現れた。

 

「モブさんこんなに悩める羊がいるのに…無視していくのかい?」

 

両腕を大きく広げ吾輩の前に立ちふさがるわためさん。何を悩むのかね?とっとと家に帰りそして温かい布団で羊を数えて眠ると良い。

 

「後で休むよ。でも今はやりたいことがある!!いや、やらなければないことが!!」

 

突然決意に満ちた表情で吾輩を見てくる姿に思わず気圧されて戻るタイミングを失ってしまった。わためさんがこうも強く出てくるということは重要なことなのだろう。仕方ないので話を聞くことにした。

 

「わためが生態系ピラミッドの頂点に立つ!!捕食され続ける日から脱却しなければゆっくり休めないとは思わないかい!?」

 

確かによくジンギスカンになっているわためさんからするとヒエラルキーは下の方だろう。では(面倒なので)片っ端からストリートファイト仕掛けていくことにしよう。

少しずつランクアップしていくことを考えればキツネのフブキさん、オオカミのミオさん、王者ぼたんさんの順でいいだろう。では早速連絡をば。

 

「待たれーい!」

 

吾輩がパーフェクトな案を考えているとわためさんが止めてきた。何か問題でもあったろうか。

 

「問題しかないよ!それだといつも通りわためが食べられて終わりじゃん!」

 

尤もな訴えであるがひたすら経験を積みつよつよ羊になるのが無難な方法だと思われる。強くなるのに近道等ないのだ。

 

「なんていう脳筋的思考なんだ!?それで生態系の頂点に立てるのかなー?もっとこう…食べられない為の方法とかなんかそういうのがあれば」

 

食べられない為の方法。ぱっと思いつかないのでそれは捕食者の立場になり考えねばなるまい。この事務所にいるであろう捕食者的な人物か。

 

「誰かいたっけ?」

 

 

 

 

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「というわけでいました。海の捕食者といえばシャチ!」

 

「zzz」

 

吾輩たちはholoxのアジトのソファでお腹を出しながら寝こけている沙花叉さんの下までやってきた。とりあえず彼女に食べられないためのアドバイスを聞くことにしよう。

 

「クロヱちゃんおきてー」

 

「んんー…」

 

羊が寝ているシャチをゆさゆさと肩を揺するも僅かな反応を見せるだけで起こすには至らなかった。やはりパワーが足りないのか。

 

「クロヱちゃんおきてー!!!」

 

「うるさーい!!」

 

ボコォ!!

続けて起こそうとする羊に向かってシャチが大きく身動ぎ(裏拳)したせいで羊が跳ね飛ばされた。吾輩の方に飛んできたので横にずれて避けた。これが自然界の縮図か。まるでデ〇スカバリーチャンネルの動物のパワーの比較動画のようだ。

 

「んぁ?…モッピーじゃんおはよー」

 

目覚めた沙花叉さんは吾輩の横で倒れているわためさんに気付くことなくこちらに手を振っている。所詮羊のパワーではシャチを振り向かせることすら能わないのか。それはともかくソファで腹出して寝るのは風邪を引く可能性があるので寝るのは布団にしなさいと注意をした。

 

「パパンうるさいなーハイハイお布団に入って寝ますよー!ってなんでわため先輩倒れてるの?」

 

パパンと呼ぶのはやめたまえ。そして今さら気づかれるわためさんは不憫だ。気絶してるのか目を回してるので吾輩だけでも沙花叉さんに聞いておこう。

 

「え?羊が食べられない方法??毒を持つとか美味しくないものは食べたくないけど…無理じゃねー?」

 

 

 

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「なるほどー毒か〜」

 

起きたわためさんに先程の沙花叉さんのアドバイスを伝えた。ポワポワと頭から紫色の手を振り回し毒手ー!って叫んでるわためさんの姿が浮かんでいる。弱そうだ。

 

「やってみようかな」

 

あれは高等な技なのでやめておいたほうが良い。わためさんではそこら辺で倒れてるのがオチだ。そもそも毒を生まれたときから持ってない種族では結局自傷ダメージを受けるだけだろう。

 

「そんなー…じゃぁ後は美味しくならない方法?それっt「「あー!!わため先輩。bau bau!!」」…お?おぉー!!フワワちゃんにモココちゃん!!」

 

吾輩達の後ろからトタタタタと駆け寄ってくるのはフワモコさんだ。相変わらず元気で素晴らしい。彼女達に生態系の頂点を目指すわためさんを預けてしまおう。優しい彼女達なら最後まで付き合ってくれるだろう。

 

「「ナルホド!ヨクワカンナイ!!」」

 

「やはりフワモコちゃん達でもわかんないかー」

 

「でもご飯食べる時間が近いことは分かる!」

 

「オナカスイタ!!」

 

「もうそんな時間かぁご飯食べに行こうか。モブさんも来る?」

 

名残惜しくはあるが吾輩はまだ仕事を片付けねばならないのでここでオサラバである。

3人で楽しく食べてくると良い。

 

「そっかぁじゃ、モブさんまたねー」

 

「またねーbau bau!!」

 

「いやーモコちゃん良かったね~ホッカイドウまで行かなくても美味しいお肉食べれるよ!」

 

「ヤッタネ!!」

 

吾輩が立ち去ろうとするとふと後ろからそんな声が聞こえた。はて。そういえば彼女達は魔界乃番犬だったが肉食動物のくくりで良いのだろうかという疑問が浮かんだ。

もし肉食動物の場合、羊は一瞬で狩猟されてしまうなんてことに。いや、フワモコさんに限ってそんな事あるはずがない。吾輩は悪くないのだ。

 

心の底に妙なざわめきを感じつつ吾輩は作業部屋に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後ごはんに行ったと言っていたのどかさんがフワモコさんからジンギスカンを奢ってもらったという話を聞いたが吾輩は関係ないのだ。悪くないったら悪くないのだ。

 

 

 




モブ
今回悪いのはモブだった。
肉食動物相手に油断するとやられるということを再確認した。どんなに優しかろうと一定の危険はつきまとうんだ。

わため
美味しくなっちゃった。
生態系の頂点は長く険しい。
草食動物では肉食動物になかなか勝てないのだ。
頑張ってプロレスで強くなってほしい。天には立てない。
ちなみにライオンの上にはドラゴンもいる。

沙花叉クロエ
「というか、結局わため先輩なんで倒れてたんだろ?」
モブ達が帰ってからまた寝た。ソファで。どこかの鷹に怒られるまで寝た。

フワモコ
遊びに来てたら向こうからご飯が来た。
オイシカッタネー!
ネー!
わための事を最期まで世話してた。はい。
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