吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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ホロライブサマーおかえりなさい。感動をありがとう。

この小説読みやすいですか?見辛かったりこんなストーリーみたいというのあればコメントもらいたいです。


5 クール系秘書knt

 

 

 

吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである。

 

暑い夏。おかえりホロライブサマー、サヨナラYAGOO。

例え社長がどこかに失踪したとしても我々には仕事があるのだ。

しかし暑い。あまりの暑さに三途の川が見えてしまいそうだ。

 

「アッツ〜…」

 

だから仕事場のエアコンの前に水着の天使が降臨なされてるのも見えてしまっている。

 

「モブさんアイス貰っても良い?」

 

“よかろう。ただしお腹は冷やさないようにするのだ”

 

「はーい」

 

カップアイスを持ちながら椅子へフワフワと着地する天音かなたさん。

白ベースのビキニに薄い青のハートが描かれ、下も同じデザインにミニスカートのようなデザインの水着だ。うーん眩しい。白い水着に白いバニラカップアイスは似合います………

 

“クーラーの冷風浴びながらカップアイスで本当にお腹壊さないでくださいよ?”

 

「アイドルはお腹なんて壊さない!」

 

スプーン咥えながら吠える天使。ふーむ。トイレをしないということはお腹も壊さないということなのだろうか?

 

「なんか変な事考えてない?」

 

鋭い。ジト目でこちらを睨んでくる。

 

「例えトイレをしない天使でも暑いときには冷たいアイスを食べたいの。」

 

“さいで。何故水着?”

 

「暑いし。試着ついでに感想を聞こうかなと。似合ってる?」

 

“かわいいと思いますよ?やはり白ベースの水着が似合いますね。”

 

「そうだろ〜やっぱりボクの色気感じちゃうか〜」

 

まぁ、色気はさておきホロライブサマーだ。

クリスタルが無くなったとのことだが、そもそもこれはなんだったか。

あとついでとばかりにピンクコヨーテが作ったとされるサングラス。なんのこっちゃ?

 

「モブさん眉間に凄いシワ寄ってるよ?」

 

“うーむ。今回のホロライブサマーの報告書を読んでいるのだが状況がさっぱりわからん。”

 

「あー、Aちゃんとか他のスタッフさんは忙しそうに外に出てるもんね。何かあったの?」

 

“まぁ、別段大きなことは起きてない。宝が盗まれて社長が行方不明になっただけ。”

 

「いやいやいや起きてる起きてる。大したこと起きまくってるじゃん!」

 

バンバンと机を叩いてくる天使を鼻で笑う。

 

“だからこそパーフェクトな吾輩がここで集まる情報から対策を練る司令塔を担っておるのだ。”

 

「ただのお留守番じゃなくて?」

 

“不敬である。最近の若い小娘は言葉をオブラートに包めんのか。”

 

「ホロライブサマーの準備してた時に浜辺で足を捻ったし腰も痛めたとか聞いたけど大丈夫?」

 

“年寄りを労る気持ちがあって大変よろしい。何が言いたいのかね?”

 

「身体傷めてるから戦力外通告されたんじゃないの?とボクは思いました。」

 

“なるほどなんて鋭い推理だ。時として真実は残酷だと言うことがよくわかる。かなたくん。君を吾輩の軍師に任命してやろう。”

 

「わーお。すっごい苦虫噛み潰した顔しながら言われても嬉しくないなぁ。」

 

だがしかし暑い外を走り回り情報をかき集める役よりはこちらの方が勝ち組のはずだ。そのはずなのだ。エアコンも効いてるし…

 

「まー、ボクは今の所暇だし手伝ってもいいよ?何すればいいの?」

 

空になったカップアイスをゴミ箱に放り捨てる天音さん。雑談しながらもしっかりとアイスは食していたようだ。抜かりないところを見るに正に吾輩の軍師向きといえよう。ふむ…

 

「あとその喋り方やめて?話しにくい。」

 

“はい。一先ずかなたさんにはこの報告書の山をファイルにまとめていただければ”

 

「あいあいさー!」

 

“歳を取ると指がカサカサで紙をめくるのが大変なのだ。”

 

「急に切なくなること言うのはやめてよ!?」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

“さらに言うと一時間モニターを見続けると目がシパシパするんだ。”

ポツリと呟いてみる

 

「いや本当に聞いてて悲しくなる。」

 

目から滝のように涙を流しながらもキッチリ仕事をする天使。天使の涙か…高く売れそうな名前がしなくもない。

すぐに馬鹿なことを考えるくらいには集中力が持たなくなるのもTheオジサンといったところか。

肩を回し大きく背伸びをしてリラックス。

 

「あれ?肩凝った?揉もうか?」

 

“いや、結構です。あなた握力すご”

 

ギュッギュッ☆

 

“オゴォ!?!?!?!?!?”

 

「どう?もう少し続ける?」

 

“肩が…肩がぁもげた!?”

あまりにも肩への痛みが強く思わず転げ回る。

 

「肩がとれると思う程軽くなったってこと?」

 

ニッコニコで笑っているであろう天使を見上げる…が、全く逆光で見えない。不気味だ。

 

「フッフッフッ。疲れたらボクにいつでも言ってね!すぐ肩揉んであげるからね!」

 

まだ…揉んでくれるらしい。何か恨みでも買ってしまっていたらしい。流石ホロメンで握力といえば真っ先に名が上がる天使なだけある。凄まじい握力であった。立ち上がっても足が震えやがるぜ…

 

「さ、休憩も終わったし仕事頑張ろー!」

 

しかも結構スパルタです。

 

 

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あれから更に2時間ほど経ち無事ホロライブサマーの情報はまとめ終わり、通常の仕事に手を付けることができた。素晴らしい成果だ。

 

「えへへ。ボクはクール系秘書も出来ちゃうぞ!」

 

クール系はさておき非常に助かっているので何も言わない。

人は痛い思いをするとすぐ覚える。先程の握撃で学んだのだ。次は吾輩の体が持たないと。

 

「モブさん肩を抑えてどうしたの?揉む?」

 

“お構いなく。今頃皆さん海を楽しんでるのかなと考えていただけです。”

 

「楽しんでるんじゃない?レジャーグッズいっぱい持ってたし。ボクは後日に行こうかな。流石に今日は暑すぎるし。」

 

“まぁ、今日は本当に暑いみたいですからね。冷房効いた部屋に居るほうが幸せですな。かなたさんは頭に手裏剣プロペラあるから涼しく出来そうですが”

 

「いやこれ手裏剣でもプロペラでもないわ!天使の輪じゃ!!」

怒れるかなたさんの感情に合わせてクルクル回り始めてるが、まさかこれ飛んできて相手を切り刻むなんて機能はないよな?そうなれば近距離の握力に遠距離の手裏剣という完璧な存在になってしまう恐ろしい。

 

「そういえばモブさん足の負傷なかったら外でお仕事?」

 

“海の家で焼きそば作りながら監視員でもやってたと思われる”

確証はないが海での男手の仕事は力仕事か肉体労働だ。ハチマキ巻きながら暑い中焼きそばを焼いている吾輩の姿を想起した。

 

「おぉ〜。やってそー!」

 

やってそうというより事前に組み込まれたスケジュールには海の家と書かれていた。足が治り次第焼きそばオジサンに転職することになるだろう。

 

「監視員もやるってことはモブさん泳げたりするの?ライフセーバーさんみたいな事できる?」

 

“余裕である。その昔多摩川のタマちゃんと同じく〇〇川のモブちゃんと持て囃されたのだ。”

 

「そんな凄そうには聞こえないけど凄いのかな?」

 

うーむと唸りながら考え込むかなたさん。なんだろうか?

 

「よし決めた!モブさんには僕達の夏休み中の保護者役になってもらおー!」

 

こちらを指差しながら満足気な顔をしているかなたさん。保護者とはなにすれば良いのか…あと人に指を指さないで。

 

「折角だからココや星街姉妹を呼んで遊ぼうかなと思ってさ!」

 

なんて恐ろしいメンバーを呼ぼうとするのか。制御出来ずに吾輩がブン回される未来しか見えない。

 

「モブさんも入れてビーチバレーとかするのも良いかもね。余りが審判役でチームも入れ替えれば完璧!」

 

ずっと審判でいい。ビーチバレーしようものなら吾輩が面白半分で狙われテニヌみたいにふっとばされる未来が確定事項である。完璧に肉体が破壊されてしまう。

 

「というわけで早速ココ達に連絡しよー。モブさんネットとかボール確保しといてね!それじゃ!!」

 

ピューンという擬音がつきそうな勢いで飛んでいく天使様。

死刑宣告をするだけして去っていくとは死神みたいなものではないか。いや、ホロメンには死神がいたな。ではあれは一体…少なくともクール系秘書の姿ではなかったことは確かだ。

 

ため息を付きながら立ち上がり足の具合を確認する。

だいぶ問題はなさそうだが、歳をとると傷の治りも遅いものだ。ビーチバレーの道具の他にテーピングや冷却スプレーも用意せねばなるまい。

あの若者達の相手をするとなると怪我の100や200は出来るだろう。どうせ逃げられないのならリスク管理だけでもパーフェクトに行うのが大人というもの。

足に負担を掛けない程度に足早でスポーツ・レジャー商品の店へ吾輩は急ぐのであった。




モブ
メチャクチャスポーツ用のサポーターやバンテージを購入した。後日ビーチバレーをさせられキャプテン翼のキーパーみたいにふっとばされた。

天音かなた
モブの秘書をした。後日ビーチバレーにて桐生ココと凄まじいコンビネーションを見せた。天使より人が飛ぶということを知って感動した。
「すごい!人ってあんなに飛べるんだね!まるで感性を感じない吹き飛び方だったね!HUN〇ER×H〇NTERでもあんなの見ないよ!!」

桐生ココ
後日のビーチバレーでモブを粉砕した。
「思ったよりタフだったナ!やるじゃねぇかー!」

星街すいせい
モブをふっ飛ばした。ご満悦。
「一番負けた人がアイス奢りね〜!後付ルール?知らなーい。」

姉街
人が吹っ飛ぶ様を見てひっそりと楽しんだ。
「モブさん死んだんじゃないの〜?」
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