吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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最近仕事が減らないよ!!ポケモンやりたいぞ。
そういえばホロライブの牧場物語みたいなのもその内発売あるはず 楽しみだぞおい!!


64 本日開店!!rrk店長のカードショップ

 

吾輩はパーフェクトスタッフである。

 

本日の業務はある企画のお手伝いである。しかし、その企画は少し心配というかあまり関わりたくなかったのだが、吾輩がご指名を受けてしまったので参加せざるを得なかったのだ。その企画とは

 

「いやーモブさん今日から頑張りましょー!!かわいい!ポジティブ!ジーニアス!をモットーにこのカードショップを盛り上げてこーー!!」

 

もう駄目かもしれんね。吾輩は天を仰いだ。

 

「ちょっとぉ!!モブさん莉々華がやるカードショップがそんなに不安って言いたいの!?美人社長よ私は!!」

 

語れば語る程に不安になる事がある。今回吾輩はこの美人社長の企画でホロメンのブロマイドやカード、サイン入り色紙を売るショップを短い期間だがお手伝いすることになっている。同時刻で他のホロメンが経営するお店もあるそうな。最後に売り上げが一番高かったところが優勝らしい。大分攻めてるホロライブだ。吐きそう。実際他のスタッフ達は色々吐いていた。

 

「だーいじょうぶ!!莉々華はカードショップの店員経験あるんだから!!さーてまずは仕入れから…と。今日日頼めばすぐ届く。良い時代です」

 

莉々華さんが小さい事務デスクにあるパソコンで注文を終えるとプップーと店の前に段ボールが積まれていた。いくらなんでも早すぎないかと思わなくもないが深くは気にしないことにした。とりあえず段ボールを店の中へ運んでいく。

 

「ショーケースの配置はこうだからー…外から見やすい部分は…んー…レジはここだし」

 

なにやらがに股に指でカメラのようなポーズを作りブツブツ呟いている女社長がいるが、吾輩は吾輩の仕事をするとしよう。段ボールから事務用品と商品を取り出して仕分けをしておく。その内模様替えなり棚卸しなり指令が来るだろう。

 

「モブさん!!この看板取り付けて!!カードりりンダム開店よ!!」

 

ダッs…いや我を出してはならぬ。吾輩は今一店員なので店長にはあまり口出ししないようにせねば。あまり口出しするとホロメンの売り上げバトルに水を差す可能性もある。吾輩は満足げに看板をぺしぺし叩いて催促してくる店長の為に心を無にして看板を取り付けるのであった。

 

「まずパック系はサーチされちゃうから店員の目に入りやすいこの辺に置いて」

 

“ふむふむ”

 

「あとは売り場を少しずつ広げていこう!時間がないので早速OPEN!!そしてモブさんはパックをじゃんじゃん並べてね!!」

 

「あ、値段決めてなかった、とりあえず400でー」

 

「ねー!!今のお客1パックしか買ってってくれなかったよ!?高いかなぁ。モブさん早速だけど値札をこっちにしよう」

 

「わー!!たくさん買ってくれてる!!ありがとー!!」

 

「あれ…あんなに売れてたのに赤字…そんな事ある!?」

 

“このお店の開店費用も勿論本日付で計上してますからね。基本的には赤字になるでしょう”

 

「明日はもっと売らないと!!他の皆はどんな感じなんだろー」

 

“初日はどこも赤字のようです。まぁここからでしょう”

 

という流れで1日目は何とか乗り切った。基本的に吾輩は段ボールから商品を取り出して陳列、ついでに空き時間に棚卸しも行っている。本日の計上はパーフェクトであった。きっと忙しくなってくると合わなくなってくるに違いない。そう思うと憂鬱である。

 

「あれー?モブさん莉々華の開店記念のお酒知らない?カードと一緒に注文してたんだけど」

 

段ボールを開けた時に入っていた瓶の数々の事だろう。何かの間違いかと思い、店の奥に置いていたのだが店長が頼んでいたらしい。明日も仕事なので渡せぬと告げた。

 

「なんで!?ちょっとだけだから!!サキッチョだけ!!」

 

飲酒にサキッチョも何もないのだ。一滴でも飲んだらそれは飲んだ判定。ただでさえ莉々華さんの飲酒は危険性が高いのにみすみす見逃すわけにはいかない。涙目で縋り付く莉々華さんを押し退けつつ店の鍵を閉めた。待望の退勤の時間だ。

 

「モブさんと一緒に飲もうと思ったのにー!!ってなんかモブさん帰るときのほうが元気じゃない?」

 

“この企画の為に大分事務所で缶詰でしたからね。久しぶりの帰宅です”

 

「ワーオ…聞いてて胸が…イタタタ!」

 

“ではお疲れさまでした。帰って飲むのは結構ですが、明日遅刻しないでくださいね”

 

「帰るの早!?もうちょっとトークとかっておーい!?」

 

 

 

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「こーんな美人と一緒に働けるのに少しもトークせずに業務連絡するだけして帰るのってどうなのよ!!」

 

吾輩が朝お店の鍵を開けてショーケースに商品を並べていると、出勤してきた社長から挨拶もなしに飛んできた一言である。ちなみに吾輩はおはようございますと挨拶したのにも関わらずだ。

さておき、莉々華さんとしてどのような会話をしたかったのか参考のために聞いておこう。

 

「え?たとえばー…ホロメンと最近どうですかーはちょっと面談っぽくて違うか。この後何するんですかとか?」

 

“ふむ。ちなみに吾輩はあの後、スーパーで半額シール貼ってあった弁当買い風呂入った後に食べて寝ました。以上”

 

「違うのー!!そんな聞いてて苦しくなるようなリアルな話じゃなくてキャッキャッ出来るような話ししたいのー!!」

 

突然あからさまに狙ってますよ的な会話をする理由がないだろう。我々は所謂ビジネス的な関係なのだ。そう告げようとしたが、店のど真ん中に倒れ込みギャン泣きする女社長が生まれてしまったのでこれ以上は何も言わずに店のclosedの看板をひっくり返しopenにした。開店の時間だ。

 

早速お客様が数名入ってきたが、お目当てのタレントは現在店の真ん中でギャン泣きしてるのでとりあえず欲しいカードやグッズがあれば用意すると伝えた。お客さん達は脳の理解の追いつかないと呆けた顔をしていた。すまないね。

 

「いらっしゃーい!はーい買ってってねーありがとねー!良いの当たると良いねー!!はーいこちらもオススメでーす良ければ一緒にどーぞー」

 

あれから少しすると復活した莉々華さんは何事もなかったかのように接客していた。莉々華さん目当てのお客さんを捌き、たまに自分でパックを剥いてレアカードを皆に見せびらかせたりしている。多少人の出入りが激しいタイミングもあったが、莉々華さんのマネさんも援軍に来てくれた為、概ね問題なく2日目も業務が完了した。

 

「ふうー…ちかれたーりりかもうだめだー」

 

最後のお客が去ったのを確認し店を閉めると、朝と同じように店の真ん中で大の字で倒れている女社長の姿が見られる。疲労からか幼児退行してしまっている。

幼児ならお酒は飲むまいと思い、酒瓶を片付けようと手に持った瞬間横から赤い閃光が吾輩の手から酒瓶を掠め取っていった。

 

「今日は飲むのー!!さっき売上とか見たらこのまま好調なら黒字見込みじゃん!!お祝いしようよー!!」

 

吾輩の視界の端でお酒を抱え込んで丸くなるのがこのカードショップの社長である。これが?

莉々華さんのマネージャーさんもこうなると絶対にお酒を離さないと苦笑いをしていた。別段断酒しろとまで強要する気はなかったので飲酒を許可する。

 

「!!!」

 

絶対防御態勢だった莉々華さんは顔を上げて満面の笑みであった。ここ最近で一番の笑顔であった。いそいそとグラスを用意して一緒に飲むよと準備しているが疲れていたと倒れていたのはウソだったのだろうか。実に不思議である。

 

 

 

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「だからぁー今後はスリーブは消耗品だから売れると思うんだー!」

 

「あとボックス仕入れてプレイテーブルも置きたいなー」

 

「モブさんもマネちゃんも全然飲んでなーいほらもっと飲んで飲んでー!!」

 

「これ美味しー!!マネちゃん寝ちゃった?モブさんはまだ飲む!?やだー!!莉々華が全部飲む!!」

 

「うぁあ…なんかウチの店揺れてない地震?」

 

最初は彼女の今後の方針などを聞いていたのだが、途中から顔を真っ赤にして目が座り始めてからが地獄となった。マネさんは机に突っ伏し、悪酔いした酔っ払いも酒瓶を枕に倒れている。帰りたい気持ちがあるがもう既に日付が変わってしまっているので諦めて段ボールをベッド代わりにして休むことにする。

眠る前に酔い潰れた二人の写真を撮りホロメン達のメッセージチャットに送った。彼女達のありのままを伝えようという気持ちだ。決して酒盛りに付き合わされた腹いせ等ではないのだ。

 

 

 

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酔いが覚めるどころか目すら覚めなかった2名が居たため、次の日の午前中は吾輩だけで店番をする事態になるという事件が発生した。しかし援軍ではじめさんが手伝いに来てくれたので事なきを得た。それから暫くの時が経ち

 

「見て見て皆!!激レアカード出たー!!」

 

「わぁああ!?すっげぇええ!!」

 

莉々華さんの豪運を見せつけたり

 

「怪盗らでん参上!!このカードは太古の昔にあったとされる美術的価値が高いカードなので頂いていくぜーぃ!!」

 

“すぐに捕まえてやる!!”

 

「な、モb…なんとぉ!?」

 

「あ、あれはエリアルロシアンスラム!?」

 

“どりゃあ!!”

 

「ぐえー!?」

 

「ちょっとぉ莉々華の店の床が壊れたんだけど!?」

 

突如ショーケースを開けてカードを盗む怪盗が飛び上がった瞬間に捕まえて地面に叩きつけ歓声を浴びたり

 

「オジサンこのカードを使いたいんだけど…うまく勝てないんだ」

 

“む?…あーこのカードはロマンのある火力はあるが、倒しきれなかった後が一気に厳しくなるカードですな。ふむ、安いカードだとこちらのカードでケアするとか、あまり華はないがバーンで残りを削り切るこちらのカードもオススメですね”

 

「なるほど!!」

 

「店員さん他にもこのカードの追加効果でゴリ押すのもあるのでは?」

 

“確かに、しかしそのカード少し値段が高いので彼の予算を考えると…なるべく安く抑えてあげたいですね”

 

「あ、じゃあこれとか」

 

“確かにこれなら安く済みますね”

 

「…なんか店長差し置いてモブさんにお客とられてる気がする。なんだかんだあの人、面倒見が良いからか?結構子供達筆頭にあちらに人が流れてる…なんか悔しい!!莉々華も混ぜろー!!」

 

「ウワー!?」

 

「ナニヲスルダー!!」

 

「カードガトッチラカッタ余ー!!!?」

 

子供達や他のお客とデッキ構築で盛り上がっていれば突如莉々華さんがダイナミックエントリーしてきたり

 

「なんだこの店スリーブの方がお店の占める割合多いぞ!?」

 

「スリーブって消耗品だからね。このザラスリオススメでーす!モブさんまたこの後も届くから沢山並べちゃってー」

 

“カードショップ?”

 

利益のためにスリーブショップになりかけたり

 

「モブさん…あの…金額の桁を間違えてデッキ買ったらお金なくなっちゃって…赤字にしちゃった…もうスリーブ買うお金すらなくなっちゃった」

 

“お疲れさまでした”

 

「待ってー!?見捨てないでー!!」

 

どこかの巫女さんの店舗と同じように赤字経営に転落したりしたが、なんだかんだイベント最終日まで店を存続させることができた。

 

「閉!店!!いやーお疲れーモブさーん収支発表は結構黒字!!他の皆の売上順位はー…あれ?思ったより低いというか上の人達は桁が違う」

 

“プレミアカードが1枚とんでもない桁で取引されたみたいですからね。その差でしょう”

 

「つまりそれ売れたってこと!?富豪や!富豪がおる!?」

 

こんな形で豪運の殴り合いという店舗経営をするハメになったがそこそこ充実した日々であった。今思い出せばお客さん達と関わりデッキを考えたり雑談するのは楽しかった。吾輩が思うより自分が人と関わるのが好きだったのかもしれないと認識する良い機会であった。

 

「ほうほう。意外にもモブさん子供達に好かれてたもんね!じゃ、これも人付き合いということでモブさんお店片付けたら飲みに行こうよー」

 

“あ、結構です”

 

「即答!?あ、もしかして莉々華と二人で飲むの恥ずかしい?マネージャーさんも一緒に行こうよ!!」

 

「“あ、結構です”」

 

「おおい!?二人して即答することないじゃん!!」

 

吾輩とマネージャーさんは二人で黙々と片付けを行う。後ろでギャンギャン泣いている女社長がいるがもう同じ過ちを繰り返さないのが出来る社会人というものだ。吾輩達は明日も仕事があるので前回のように酔いどれになるわけにはいかぬのだ。確か莉々華さんは明日休みだったのでゆっくり休んでほしい。そう告げて振り返ったのだが

 

「ヒック…うー…莉々華の酒が飲めないのかー!!」

 

もう既に酒瓶を抱きしめて出来上がっている酔っ払いが飛び掛ってきたではないか。

最悪!!アルハラだー!!と叫ぶマネージャーさんと酔っ払いの鎮圧作業を行う事になったのだった。

余談だが、酔っ払いを鎮圧し終え片付け作業を完了したら日付が変わっていた。人が嫌いになりそうだと呟きながら吾輩は諦めてホロライブ事務所の仮眠室へ向かうのであった。




モブ
カードゲームはディスティニードローはないが出来る。
色んなテーマのデッキを考えるほうが好きらしい。

莉々華
モブを店員に選んだ理由は総合能力と気兼ね無く言い合えそうだから。実はちゃんと経営について考えていた。
最後のだる絡みは本当に記憶にないとのこと。しばらく禁酒を言い渡されたとかなんとか。
「なんでそんな酷い事するの!?莉々華頑張ったじゃん!!」

酔い潰れた莉々華の写真
まぁそうなるなという反応やモブやマネさんを心配する声が散見された。
あさイチでこの写真を見た番長迷わず救援に出動した。
「助けに来たぞモブシャー」

怪盗らでん
たまに現れる怪盗。いったい何者なんだ。
モブに叩きつけられてから大空警察に連行された。叩きつけるタイミングでブレーキが掛けられてたらしく思ったより痛くなかったと語っていたとか。床は粉砕していたのに不思議
「なんか信じられんくらい身体が吸い込まれたよ!?」
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