吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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完成して気づく。いつもより文字数なんか多くね?

宴会したいのぅ。浴びるように酒を飲みたいもんじゃ。

感想。評価をつけてくれた方感謝しかない!
ありがたや…ちまちま頑張ります。


6 lmyと宴会用のお酒を買おう!

 

 

 

吾輩はパーフェクトスタッフである。

 

 

本日は非常に大事な役割を仰せつかっている。

そう!宴会用のお酒を購入するという役割である!

お酒と言っても種類は多い。人それぞれによって味の好みもあるし度数の問題もある。

だが運が良いことに予算は非常に多く、なんと付き添いも来てくれるらしい。ショッピングしてるだけで仕事になるとはなんと楽なのか!

さて、付き添いは誰であろうか?

 

ガチャ

 

「こんらみー♪モブさんとはあまり仕事したこと無かったですね!お手伝いしにきましたー」

 

“あ、チェンジで。”

 

「なんでだよ!ラミィにもお酒選ばせてよー!!」

 

“あぁ、やめてください。酒瓶で殴らないで。”

 

「殴らんわ!!」

 

現れたのはアルコールプリンセスこと雪花ラミィ!

ホロライブ5期生ブルー担当、水色の髪にハートみたいなアホ毛。The清楚みたいな白基調の服のエルフ。雪女じゃないらしい。大のお酒好きな方で有名だが怒らせると日本酒の瓶で殴られるとかなんとか。

怖い。あまり仕事で一緒になることも無かったものだから余計にだ。

 

「お酒ならこの雪花ラミィを連れて行ってもらえれば!色んなホロメン達の好みもわかります!」

 

“確かに。色んなお酒は飲んでそうだから詳しそうですが…”

 

「噂でモブさんの知り合いのお酒屋さんがあると聞きましたので是非連れてって頂ければ!!」ペコリ

 

なるほどそれが狙いか。まぁ確かにホロメンと関わりが深い人の方が好みは把握してるだろう。吾輩もスタッフさんから買うように頼まれた品もあるし。

 

「お願いしますよ〜役立ちますって〜」

 

少し返事を渋っていたらお辞儀したまますり寄ってきている妖怪さん。器用というか不気味というか…このまま取り憑かれても困るので連れて行くとしよう。

 

“折角なので一緒に行きましょうか。ホロメンへのお酒選びよろしくおねがいします。”

 

「わーい!」

 

こんなに無邪気に喜ぶような娘だったろうか。

 

“一先ず車で移動するので詳しくは車内でお話しましょう。”

 

「分かりました!お任せあれ!!」

 

知ってる状態より数段テンション高くて怖い。

 

 

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“どのお酒をどのくらいの割合で話そうと思ったのですが”

 

「( ˘ω˘)スヤァ」

 

“寝てやがんのこの娘!助手席に乗った瞬間に燃料切れ起こしたロボ子さんみたいに動かなくなったわ!!”

 

「おいしぃ日本酒だぁえへへへ。」

 

騒いでも幸せそうな夢を見ていて妨害する気も失せてしまった。

そういえば確かラミィさんは今日歌のレッスンでしたか。疲れてるのなら仕方ないだろう。ワザワザ買出しに出張ってくる必要も…いや酒屋を知りたいだけか。

 

赤信号で停止している際にチラと助手席を見てみる。

確かに幸せそうな寝言を言ってはいるが、目の下に薄っすら隈が出来てる。薄いファンデーションで誤魔化しているが吾輩のパーフェクトアイは誤魔化せん。吾輩もよくやるのだ。

 

 

 

 

何故か頬に暖かいものが流れたが気のせいだろう。

ともかくパーフェクトスタッフとしては仕事仲間の寝不足といえど見過ごせぬ。フフフ吾輩のパーフェクト気遣いというものを見せつけてくれるわ。

 

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“ラミィさん着きましたよ。”

 

「んぇ?……あ、あれ?寝てました!?」

 

目が冷めてもぽけーっとしてたがすぐに再起動してキョロキョロするラミィさん。えぇ駐車場に停めてもピクリともしませんでしたとも。

 

「行き方見逃したぁ〜…ここどこら辺ですか?」

 

“○○町ですな。”

 

「あれ?思ったより遠くない。あれ?」

 

スマホで時刻を見るラミィさん。そう。事務所からこの酒屋までゆっくり行っても30分で着く。しかし今は出発した時刻から1時間経っている。

なぁに30分多めに寝かせてあげたのである。

 

「もしかしてラミィが寝てたから起こさないでいてくれた?」

 

“ちょっと道が混んでただけですよ。”

 

フッ…これがパーフェクトスタッフというものだ。

 

「モブさんありがとう!ちゃんと気遣いが出来る人だったんですね!」

 

目をキラつかせながら吾輩の両手を掴んでブンブン振り回してくるラミィさん。そうかそうか。そんなに感激したか。

 

…ん?ちゃんと?

 

「いざ行かん!御酒屋さん!!」

 

“待って「ちゃんと」ってどういうことで?あの…おーい!”

 

スキップするかのように店に走っていくハーフエルフを見送り、木枯らしを全身で満喫する。夏は終わったのかと思うほど少し肌寒い風が吹いた気がする。それはまるで背筋が凍るような感覚に似ている。後で吾輩の評価を聞いてみねばならん。

 

 

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カランカランと扉を開けて入る。

するとお酒お酒お酒。一面のお酒たちがお出迎えしてくれる。

 

「ワッ…」

 

あまりの酒の品揃えの多さにちぃかわラミィになってしまった。感想はどうだね?

 

「和!」

 

この店は瓦屋根。入口部はガラス張りに暖簾で日除けをしている。日除けのせいで覗き込まないと内装が見えないから入るのは少し気合がいるかもしれない。パッと見なら和風の店だが中は多種多様なお酒を仕入れている。店主も優しいので吾輩は酒に困ったらここに来るようにしている。

 

「日本酒〜ワイン〜ビールも!!たくさん!!」

 

なんてこった。幼児退行した大きい子供が店の奥に消えていってしまった。ちゃんとお酒を選んでくれるだろうか。

 

「おう。モブじゃねぇか。女連れたぁ良い身分になったなぁ。」

 

“お疲れさまです。おやっさん。彼女は職場仲間ですよ。”

 

カウンターの奥からのそりと出てくるのはこの酒屋の店主だ。高齢だがまだまだ現役で商売をしている。目つきは鋭いという欠点があるが背筋はしっかりしており浴衣も似合っている。白髭を伸ばしておりいずれ吾輩もこのようなお爺さまになりたいものだ。

 

「で、今日はどうするんだ?」

 

一先ずスタッフさんからのお使いメモを渡す。

 

「おーおー。珍しくたくさん買うじゃないか。ありがてぇや。」

 

軽く手を合わせたくらいにしてメモの商品を探しに行くおやっさん。その間に吾輩はあのハーフエルフを探さねばなるまいて。

ちゃんとホロメンのお酒を選んでくれてるだろうか。

 

 

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「あ、モブさん良いお酒が沢山ありました!」

 

さすラミだったか。重そうにカゴを持ちフラフラこちらに歩いてくるラミィさんを発見した。どれどれどんなお酒のチョイスをしたんだい?見せておくれよ。

 

「いやー流石大きいお酒屋さん。ラミィが飲んだことないお酒が沢山あって目移りしちゃうな〜よぃしょっと…」

 

見覚えのないお酒から有名所と幅広く置いてある店だからね。どれどれラミィさんのチョイスしたお酒は…んん?

日本酒日本酒日本酒…はて?日本酒一色だ。

 

「あ、大丈夫です。自腹で払うんで!!」

 

フンスと鼻息荒くしてガッツポーズしているラミィさん。なるほど。これが狙いだったようだ。自分の飲みたい酒を先に選ぶとは大した奴だ!さっさとホロメンのお酒を選んでもらっていいですか?

 

「あ、はい。モブさん目が怖いです。ゴメンって!!今からちゃんと選びますから!!ちょっとしたジョークよ!!ホント!!」

 

早口で語りながら手をあたふたと振り回していて可愛いが、許せないことはある。さぁ仕事のショッピングタイムだ。

 

「ガンバリマス!」

 

 

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“このワインはピュアですっきり爽やかな辛口。青リンゴの様な甘さを感じられるらしい。”

 

「このワインは水みたいなもんよ。ルイ姉とかに良さそう。」

 

“酒飲みの水みたいなもんは信用できん”

 

「なぁんでよー!!ラミィの事をもっと信じて!!」

 

“お、鬼殺しだ。その昔鬼を酒で倒したとかなんとか逸話が多いが…”

 

「あやめ先輩にナニしようとしてる!?許しませんよ!!」

 

“いや、興味本位ですって”

 

「おお!このブランデー高そう…うわー!周りより0が2個も多いが!?」

 

“ブランデーは熟成期間の長さでランクのようなものが違うといいますが、いやほんとに高いな!!?”

 

「お酒苦手な人におすすめリキュール!果物やハーブの原料にした味や香りを移したお酒れ砂糖やシロップなどを加えて作ったやつ!これは買いましょう!ジュースみたいに飲めますからね!」

 

“その代わり一気に体にアルコール溜まりますから注意しないと。”

 

「じゃあ梅酒でさっぱりと…」

 

“アルコールにアルコールは薄まりませんからね?もう酔ってますか?”

 

 

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あれから一通り店内を回って無事ホロメン用のお酒も用意できた。あとは会計をして戻るだけ、というところで問題が発生。

 

「おうモブ。お前のツレだろなんとかせぇ。」

 

そうおやっさんに呆れられる自体になってしまった。

なんてことはない。ラミィさんが非常に珍しいお酒を見つけたらしいのだが、樽売り酒という馬鹿みたいにデカい高い重いという3点を兼ね備えた物をホシガリス。

ディズ○ーのマスコット達に抱きつくかのように樽に引っ付いた子供の扱いに手を焼いているのだ。

 

「ヤダー!!モブさんこれ買おうよー!!このお酒人気だからすぐなくなっちゃうのー!!」

 

「まぁこれは確かに樽売りだがそれでも美味いってんで量があっても買ってく奴が多いんだ。はっきり言って宴会用だけどな。」

 

酒に詳しい駄々っ子に賛同するおやっさんを見て多少興味が湧かないでもないが、どうやって事務所まで運べば良いのやら。

 

「車の上に積めば良いじゃん〜!お金払うから〜!!皆で飲もうよー!!!」

 

もはや滝のように涙を流してるラミィさんを見ながら考えてみる。確かにプロ野球選手がパッカーンて割る樽酒は見てみたい。お金も払うと言っているのでそれは問題ないだろう…しかしこんな超重量な物を持つ方法…

 

「モブさーんおねがいー!!」

 

“ええい引っ付くな!!今持ち帰る方法を模索してるんだから!!”

 

「え!ホント!?」

 

「なんだ。自力で持ち帰る気でいたのか?ウチで軽トラ貸してやる。そもそもどうやってここに運び入れると思ってやがる。機械の力に決まってるだろ。」

 

「科学の力ってすご~い!」

 

マジで買うのかと呟くおやっさんのおかげで樽酒を事務所に運搬してもらえるが決定したのでこれで癇癪娘も落ち着くことであろう。

 

「いやー良いお酒がたくさん買えました!また来ようね!!」

 

花が咲いたような笑顔とはまさにこのこと。

さっきまでの涙はどこへいったのか。涙は女性の武器というがここまで隠密性の高い武器であったか。

 

「さぁ!帰ろう?」

 

“ええ。先程のちゃんと気遣いが出来る人と言われたのが非常に気になるので、ぜひそのへんを詳しく聞かせていただきたいですな。”

 

「あ、あー。それはぁ…」

 

「んじゃぁ。先に事務所に届けてるぜ。」

 

「あー…」

 

思わずといった風におやっさんに手を伸ばすラミィさん。わはは逃がすものか。どうせこのあと車でゆっくり話せるのだ。

 

「もう少し寝たいな〜って。ダメ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと滅茶苦茶車の中で尋問した。

下手人は星街さんとどこかのガキンチョ魔法使い。ラミィさんに「人の心を無くした無法者。」と教えていたらしい。許さねぇ!!いつか絶対わからせなければならないと決意した我輩であった。

 

「いや、そうではない人だとは思ってたけど。なんとなくイメージが固まっちゃてて。エヘヘ…ごめんなさ~い!!」




宴会中の出来事。

星街さん 
好き嫌いしちゃいけませんと野菜を持ってきたモブに「ヤダーー!!」と叫び音圧でふっとばした。

どこかの鷹
美味しいワインが飲めてご満悦。ラミィさんと飲んでると急に大声と共にモブが吹っ飛んでったのを見て吹き出した。

ラミィ
美味しいお酒を飲めてご満悦。突如人が飛んだのを確認したのと同時に正面にいた鷹の人からのワインシャワーを浴びた。

鬼様
一口飲んだら鬼殺しだったから吹いた。
下手人と思われる倒れてたモブをハンガーに吊るして壁にかけた。

ペタンコポッター
吊るされてたモブの顔に悪戯書きした。

酒屋のおやっさん
滅茶苦茶懐が潤った。今後出番はあるか知らぬ。
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