最近の話題に全くついていってないが、ホロライブ凄いねっていうのは分かる。
次回は大空スバルでも書こうかな。
17 タコの妖怪の前に放り投げられてしまった!
吾輩はパーフェクトスタッフである。
現在吾輩は真っ暗で何も見えない空間にいる。
周囲を見渡しても何も見えない。どこまでもうんざりするような暗闇だ。でも手足は見えるという不思議な状態である。
どうして吾輩がこんな所に居るのか記憶が曖昧である。少し思い出してみよう
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吾輩の直前の記憶はまだ事務所で作業していたときの事。
「ねぇーこの漫画の続きはどこー!!」
ソファでお菓子を食べながらだらけている紫魔法使いがいた。
「ん?このお菓子もう無くなっちゃった。」
いつもよりだらけ具合が3倍増しみたいな状態のシオンさんが確か魔法の話をしていた気がする。
「そういえば…ねー見て見て〜。ゴミを消滅させる魔法作ったの〜」
手元からお菓子のゴミが青白い光を発しながら消えていく魔法を見せられたのだ。そしてその後“便利ですね自堕落の極みみたいな魔法だ”と1つ2つと会話をした。
そしてその後、丁度捨てようと思っていた包装紙を渡そうとしたはずである。
…思い出したその時だ。
「こんばんドドドドー!!モブさん次の案件の相談なんだけどー!!」
「ア゛!!」
ドンと何かが背中にぶつかってきて吾輩はそのままシオンさんの目の前に突き飛ばされたのだ。
「モブさん消えちゃった…わ、わため悪くないよねぇ?」
「ね゛ぇ゛え゛え゛ぇ゛え゛ぇ゛!!ちょっとどうすんの!!?」
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オマエノシワザダタノカ。わためぇ!!!
“ゆ、許さんぞー!!”
『ワ!?』
思わず叫んでしまったが仕方ないことである。
ハッスルわためは偶につのドリルするか体当たりをしてくるがタイミングが悪すぎた。どうやら吾輩はゴミとして消滅してしまったらしい。
『アノー』
突如後ろから声がする。どうやら死神でも迎えに来たのだろうか。少し可愛らしい声だが、カリオペさんみたいに人型とは限らん。覚悟を決め振り向いてみた。
『……』
なんか紫に近い黒髪の小さい少女がこちらを見ている。
こんな摩訶不思議空間に人がいるとは驚きだ。
心なしか少女も驚いたように目をパチクリさせている。
『どうやってここに入ってきたんですか?』
おや英語。つまりここはどこか外国の可能性が高いと見た。しかしどうやって入ってきたと言われても魔法で消し飛ばされたらここに居たのだ。
『魔法で!?』
にゅるん!
驚いて動いたのか背中から尻尾がにゅるりと姿を見せている。なんだこの尻尾。妙ににゅるんにゅるんである。
『魔法でこんな所に来る人がいるなんて…ってどうしました?』
にゅるんにゅるんにゅるんにゅるん。
次から次へと尻尾?が出るではないか。
そしてよ〜く見てみればこの少女見覚えがある…
“あーー!!!!!”
『!?!?』
“その妙な触手にタコっぽい雰囲気はイナニスさんじゃないですか!!”
『タコっぽい雰囲気!?えーと…そうだけど配信で見た?』
“あ、吾輩はこういうものです”
スッと胸ポケットから名刺を差し出す。ドーモイナニス=サン。ホロライブパーフェクトスタッフのモブです。アイサツは大事。
『あぁこれはご丁寧に…まさか噂のスタッフさんだったとは…』
吾輩の顔と名刺をマジマジと見比べてるイナニスさん。動きがどうにも小動物っぽい。流石外国の方…オーバーアクションで反応を見てて楽しい。
『それで噂のモブは何故このなぞのばしょに?』
イナニスさんは一通り見て満足したのか一度頷くと小首をかしげながら聞いてきた。ふむ。聞き覚えのない話だ。
で、噂とはなんぞや?
『ここはなぞのばしょ。謎だらけで真っ暗闇。出口は多々あるけど入り口はない。そんな場所。』
なるほど。謎だらけで実に恐ろしい場所だということが分かった。戻ったらあのクソガキ魔法使いに伝えねばならぬ。
しばらくはジンギスカンパーティになることも社内に通知しよう。
で、噂とはなんぞや?
『そういえばさっき魔法で飛ばされてきたって言ってたっけ?』
天文学的な確率の不運が発生したと言える。ところで噂とはなんぞや?
『あっ。最近この空間に沢山のゴミが流れ着くようになったのは…』
“この度は大変ご迷惑をおかけ致しました”
うちの魔法使いは最近魔法を作ったかのようなことを言ってたような気がする。つまりは非はこちらにあるのだ。吾輩のパーフェクトな土下座を御見舞する。
『わー綺麗な土下座』
まず謝罪の印としてこの謎空間のお掃除をさせていただこう。そしてここを無事に出たら魔法使いに暫くボランティア活動。更に3食ジンギスカンである。
『ゴミ拾いする?ここ危険だしやめた方が良いと思うけど。』
イナニスさんは渋い顔でこちらを見てくる。
まさか掃除すらできないと思われている!?
確かにホロメンには汚部屋精製を得意とする者が多いがスタッフまで掃除が苦手ではない!!寧ろ得意なまである。折角だからその極意を見せつけてやるとしよう!!
『いやそういうことじゃ、ここ危険だって…行っちゃった』
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さて、イナニスさんと別れ、付近を彷徨いていると真っ暗闇の中に目立つゴミが落ちているではないか。お菓子の箱、ビニール袋、ペットボトル、極めつけはナマモノまで。
おのれペタンコポッター!毎回魔法に頼り自堕落な生活をしおってからに。
その後体感1時間位は掃除に費やしただろうか。この暗闇でも慣れたのか動き回れるようになってきた。周囲のゴミもほぼ集め終え、吾輩のパーフェクトな仕事働きにより付近もより一層暗闇度が増している。まるで黒色無双のようだ。
むむ!少し遠いところになにやらマネキンのような物が落ちてるではないか。全くこんなものまで…
『それ見ないで!!!』
お、なんだこの…マネキンのようで顔の部分は目が沢山…いやが真っ暗のような…手?タコのような手はこちらに向けて振り回して捻れている。ドロリとした液体が吹き出てとてもそれは美
『ごめんなさい!!』
“おごぇーー!!?”
ズパァン!!という音と共に鋭い一撃が吾輩の脳天に炸裂した。目がチカチカするような感覚がある為、破壊力は凄まじいものだったのだろう。
せめて下手人を拝んでやろうと思うと後ろを振り向くと何かに抱きつかれた。
『大丈夫?』
まだ目がチカチカしているため姿がボヤケているが、声はイナニスさんである。一先ず叩かれた衝撃で目が飛び出たと伝えておく。
『…大丈夫。ちゃんと目が嵌ってる』
じっと吾輩の目を覗き込んで確認してくれるが、何が大丈夫なのだろうか。目が嵌ってなければとんでもない事である。ちょっとしたギャグ漫画みたいなジョークだ。
『そう。……………じゃあさっき何見たか覚えてる?』
何か耳元でボソボソ呟いたと思ったら何を見たか聞いてくる。そんなもの定時退社直前の書類の山である。あれは発狂に値するこの世の悪で…いや待て。おかしいこんな所にそんなものを見るはずがない。
『…待って!!』
バチコーン!!
“たわば!!?”
振り向こうとしたら静止の声と共に脳天がカチ割れるかの様な衝撃が走る。
今ので一撃は吾輩の歯が全部抜けて飛んでいったくらいの衝撃であった。
『………大丈夫。歯は全部ある』
吾輩の口を無理やり開けて中身を確認するイナニスさん。そうかそうか歯は全部残っていたか。良かった。
で、さっきから何をするのか。
『…………………』
無視である。
何かボソボソと呟いている。イナニスさんはドンドン目つきが鋭くなり、後ろのタコ足も心なしか威嚇するように蠢いている。
『…………………』
吾輩の後ろを睨みつけてるあたりきっと良くないのが居るのだろう。しかし振り向こうにも顔面を鷲掴みにされていては動くことはできない。
しばらくするとイナニスさんが離れた。
『さて、掃除ありがとう。そろそろ帰ろうか。』
先程と違ってイナニスさんはいつも通り柔和な笑みをしている。
どうやら先程の事は忘れたことが良いのだろう。思い出そうとすると頭にズキリとする痛みが走る。打撲だ。
『とりあえずここから出よう。後で氷貸してあげる』
“助かります”
叩いたの貴方ですけどね。
その後、無事シャバに出てイナニスさん着いていったが残念ながら日本に戻れなかった。
仕方ないのでイナニスさんに社長に連絡をしてもらったが、すぐには帰れないとのこと。しばらく海外ホロメンのお手伝いをしてくるようにとお達しが出た。
社長が現在なにか伝えておくことがあるかと聞いてきたのでまずペタンコポッターにしばらく魔法禁止令、更にしばらくはジンギスカンパーティにしてほしいと伝えた。
『よーこそ。異国の地へ。とりあえず氷持ってきたよ』
優しさが打撲にしみる。
『そういえばぐらが機材で困ってることあるって言ってたよ。』
なるほど。では早速パーフェクトな仕事をしてくるとしよう。吾輩の海外での業務はこれからだ!!
『最終回かな』
“仕事は生きてる限り続くんですよ。”
『目が死んでる…』
モブ
見てはならない物を見て発狂した。あれは何だったのか。モブの弱い心が見せた定時直前に増えた仕事という概念を見たのかもしれない。
暗闇を抜けると海外だった。持ち物は名刺とポケットティッシュとハンカチのみ。ほぼもたざる者。
ペタンコポッター
モブを海外に飛ばした。モブの生存を聞いておばけの類だと叫び信じなかった。後程YAGOOから連絡で魔法禁止令出た為、絶望した。
ジンギスカン
案件終了後美味しくされた。誰が調理したかは永遠に闇の中。
一伊那尓栖
モブにはメンダコの擬人化と思われてた。ショック。
最近管理していた空間にゴミが流れ着いてきて不思議に思っていたが原因は解決した。
ゴミと一緒に大きい成人男性を拾った。世の中は不思議なことだらけだと再認識した。