吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである   作:ジョ力

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朝ミオ見たいけど仕事の準備で見れぬ怒りを小説に。
月曜日には間に合わなんだ。すまぬ。すまぬ。
今回はちょっと癒やし会。モブさんにも急速は必要です。


7 moのママ力

 

 

 

吾輩はホロライブのパーフェクトスタッフである。

 

時はぼちぼち深夜と言える時間。他のスタッフさんは帰った。

夏も終わりが近づく。夜でも少し暑いが少しずつ秋風というものが感じられる良い時期だ。まぁ室内で仕事しているから空調からの空気しか感じられないのだが。

実家は田舎故今頃鈴虫でも鳴いているだろうか。全く帰りたいと思わないぞわはは。

 

ガチャ

 

「こんばんみおーん!あ、モブさん居た。」

 

おや珍しい来客だ。

現れたのは大神ミオさん。黒髪を腰上くらいに伸ばした狼のような癖毛にケモミミ。ちょっとだけ赤いメッシュをいれてるのがよく映える子だ。

ちょくちょく打ち合わせの際に顔を合わせているがこんな時間に何の用だろうか?

 

「モブさんご飯ちゃんと食べてるかなと思ってさ。ちょっと様子を見に来たんだ。」

 

ま、ママァ!!

 

…ハ!?なんと強い母性。流石ホロメン達が「大神ミオは私の母になってくれたかもしれない女性だ!」というだけはある。落ち着いた口調と雰囲気がまさにオカン。

 

「その様子だとちゃんと食べてなさそうだね。折角だからおそうめんとサラダ作ってきたよ。」

 

“ちゅるちゅる企画の残りですか?”

 

確か何回かASMR企画でやっていたことを思い出す。

 

「うぐ…フブキがなぜあんなに綺麗にちゅるちゅる出来てゲフンゲフン。少し余ったからお裾分けかな。」

 

案外ミオさんも負けず嫌いだなと思うことがある。やはり旧知の仲であるフブキさんには負けたくないこともあるのだろうか。ボーッとミオさんを眺めていると持ってきたであろう袋から出るわ出るわ野菜が。

 

“なんか野菜多くないですか?”

 

「健康のためには野菜は多い方が良いんだよ。知ってるでしょ?それにそうめんの付け合せ分も用意してるし。」

 

ママ味が凄い。それしか言えない。とはいえ見てるだけなのも心苦しいのでお手伝いするとしよう。

 

「あれ?手伝ってくれるの?仕事してたんなら別に良いのに。」

 

“流石に心苦しいのでお手伝いしますよ。”

 

「あはは。じゃあそこのきゅうりを切ってくれる?」

 

 

 

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15分程でそうめんと付け合せが完成した。

きゅうり、トマト、万能ネギ、ハム、ゆで卵。あとはレタスに塩ごまを軽くまぶして塩コショウをかけた簡易サラダ。うーむ素晴らしい。

 

「では、いただきます。」

 

どうやらミオさんも夕食はまだだった様子。隣のスタッフさんの席を借りてそうめんを啜っている。

 

「ジュゾゾ………………ん?」

 

ミオさんはそうめん2、3本を口に付けてゆっくりすすっては固まっている。あぁ、今回もだめだったよ。

まぁさておき吾輩は気にせず、そうめんを頂くとしよう。

 

ジュルル。バリボリ

 

“うむ。美味”

 

「じー…」

 

そうめんと付け合せの野菜を食べていると横から熱視線が。

チラと目を向けるとそこにはこちらを観察する肉食獣のような目が…

 

“なんでしょう?”

 

「なんかウチよりちゅるちゅるさせてない?」

 

“もはや負けず嫌いというより神経質になってないですか!?”

 

「いーや!ウチの耳がモブさんのそうめん食べるときの方がちゅるちゅるさせてたもん!!」

 

ムキー!と言わんばかりに手をグーにしながら地団駄をするミオさん。心なしかいつもより毛並みも逆立っているような気がしなくもない。

 

「裏切りだぁー!!」

 

叫ぶちゅるちゅる警察を無視してジュゾゾゾとそうめんを啜りきゅうりを齧る。めんつゆの塩気を食感と瑞々しさが洗い流してくれる。隣でちゅるちゅるだなんだのと煩い狼の遠吠えをBGMにしながら吾輩はそうめんとサラダを楽しむのであった。

 

 

 

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「誠に失礼いたしました。」

 

あれからしばらく発狂したミオさんは正気に戻った。

戻ったと同時に恥ずかしかったのか顔を真っ赤にして蹲ってしまいその後は謝り人形になってしまった。

 

“お構いなく。誰にでも神経質になってしまうことはあります。”

 

「いやいやいや、折角モブさんのお手伝いにでもと思ってきたのに逆にご迷惑を…」

 

別に気にするほどではないのだが、迷惑千万邪智暴虐の化身のような者達に比べると可愛い過ぎて暖かい目で見れるレベルである。

 

「(´・ω・`)」

 

その旨を伝えると顔文字のような顔をしてしまったミオさん。耳も垂れて明らかに気落ちしてしまっている。どうしたものか。まずは軽い話題転換をして忘れてもらうとしよう。

 

“そういえば最近ミオさんはなんのゲーム配信してましたっけ?何か必要な動画の素材等はありますか?”

 

「え?ウチ…?えーと地球守るかインクを塗る仕事してるよ。」

 

“今話題の名作達でしたか。最近ホロメンがインクっぽい画像素材とかイカとかタコ等のイラスト用意してくれと言ってましたね。”

 

「その節はありがとうございました。非常に使いやすい素材を作ってもらっちゃって。」

 

パーフェクトなスタッフである吾輩からするとEASYな仕事である。凝った素材を作れと言われると発狂してしまうが…

 

「そう言えばモブさんはゲームやらないの?」

 

“時間があればやりたいんのですがね。買ってはいますよ。地球守るやつとか。”

 

「お、じゃあ折角だしやろうよ!偶には息抜きしないと。」

 

いそいそと配信用ゲームを保管してるダンボールを漁り始めるミオさん。仕事はあるが急ぎではないし良いかと自分を納得させる。…それにあんな楽しそうに尻尾を振られてしまっては断ることもできない。

 

「よーしデータも連携できたかな。さぁ!モブさん一緒に地球を守ろう!!」

 

耳と尻尾もこれでもかというレベルでパタパタとさせながらこちらにコントローラーを渡してくる。はてさて、プレイする側なのは久方振りである。せめて迷惑かけない程度に生存するとしよう。

 

「まずは簡単なのからやろうか。兵科は4種類あるから好きなのを選んでね!」

 

“確かミオさん達がコラボしてるんでしたね。その装備が使える兵科にしましょうか。”

 

「お、良いね。じゃあ操作に慣れる為に簡単なミッションからやろうか。」

 

 

 

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「モブさんやどうしてデコイをあやめにしたんだ。」

 

“不思議とイメージなかったので…何喋ってくれるのかなと”

 

「あやめが脱げちゃうだろ!やめろぉ!!」

 

過保護がすぎる気もしなくもないが、今作のデコイは踊るし喋るし脱げるらしい。ここにもホロライブサマーがあるのか。

 

 

 

 

「おおぉ。すごい処理落ちがぁ!!」

 

“これオンラインでも処理重くなることもあるんですよね。何故こんなになってもゲーム落ちないんだ。”

 

「確かに他のゲームだとこんなにカクついたら落ちるよね。不思議だね。」 

 

 

 

 

“ぬわー!!ロケット撃ったら敵が目の前に降ってきたー!!”

 

「モブさーん!!?」

 

“タスケテ…タスケテ”

 

「今そっち行くから待ってろー!」

 

 

 

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久し振りにダラダラとゲームをプレイして2時間。楽しい時間はあっという間とはよく言ったものである。

 

「大分武器も集まってきたかな。おっともうこんな時間かぁ。」

 

ちょうど区切りの良い所まで進んだため我に返った我輩達。ちょっとの気分転換がガッツリ休憩時間になってしまった。

そろそろ夜も遅い。ミオさんを家まで送った方が良いだろうか。

 

「ん?明日〜というか今日になっちゃったけど、フブキが来るでしょ?その時に借りてた本を返そうと思ってたんだよね。だから仮眠室も借りようかなって。」

 

“なるほどどうぞどうぞ。お好きに使ってくださいな。”

 

「あれ?モブさんは寝ないの?」

 

“えぇ。気分転換したのでまた少し作業しようかと。大丈夫です。どこかのピンクコヨーテさんが作ってくれた栄養ドリンクがありますので。”

 

「え?………大丈夫なやつそれ?」

 

“前に飲んだら気分良く仕事できましたしなんなら7日は寝なくても活動可能でしたよ!”

 

しかも副作用はなかったと思われる。ピンクコヨーテさんも「あれそんなに凄い効果あった?うーん。まぁこよりの作ったものだからね!でも念の為一日一本までにしてね!」と効果の報告をしたらご満悦であった代物だ。では早速グビッといこうかな。

 

「絶対ヤバいやつじゃんそれ!!当て身…セイヤ!!!!」

 

話を聞いていたミオさんの毛がブワッと逆立ったと思ったら一瞬で間合いを詰めてくる。え、なんだウッ…

 

 

 

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ミオside

 

話を聞いていたらなんか不穏な話になってきていたので思わず気絶させてしまった。やっちまった~

 

「たまには休んでもらわないといけないからね。うん。この攻撃は許せ。」

 

そうウチの中で納得させることにした。

 

今回、ウチが事務所に来たのはある噂を確かめる為に来たのだ。

その噂とは「モブさんいつも事務所にいて実は妖精説」

社畜の妖精とシオンは言ってたけど要は休んでないだけの人だ。噂は本当だったようで…

 

事の発端はある時フブキが「聞きたいことあるけど流石に夜遅いから返事は明日かな〜。とりあえずメッセージ送るだけ送ってみよ。」とメッセージを送ったら2分程で返事が帰ってきたのが始まり。

ある時はあやめが、またあるときは他のホロメンが質問や依頼をするとすぐに返事が帰ってくる。

 

最初は実は二人いる等笑い話もあったけど数年続くと流石に洒落にならない。

こよりの薬も怪しい物だがそれより前からこの現象は起きている。つまり根本的からモブさんは休んでないというわけで…

 

うん。このまま仮眠室に放り込んでおこう。

 

「Aちゃんもモブさんが居ないと回らない場所もあると言っていたし。後でフブキが来たら定期的にモブさんが倒れないように見回り班を作らせた方が良いかなぁ。ついでにフブキにモブさんと一緒に遊んだって自慢してやろ〜」

 




モブ
なんか目が覚めたら仮眠室にいてびっくり。夢で大量のアリに襲われる夢を見てゲンナリした。ちなみに最後は「うおぉ許さんぞー!!ムシケラ共がー!!吾輩に傷をつけやがってー!!!」と叫びながら海に放り投げられた。

ミオ
あの後モブと同じ仮眠室に居た。たまに魘されてるのを見て起こすか迷った。
「魘されてる…やっぱり気絶させたのは不味かったかな?」

フブキ
ミオがモブとゲームしたと聞いて羨ましがった。
「あの人ゲームするんだ!上手いの?ミオ羨ましいー!!」

あやめ
モブのことをリアルタイム対応AIか何かだと思い込み始めた。
「モブさん?人間様と同じ種族とは思ってないよ。だっていつ質問してもすぐ返事来るし。話題のエーアイなんじゃ?」

どこかのピンクコヨーテ
栄養ドリンク作成要員
「モブさんは〜うん。とてもコヨエナを愛飲してくれてるけど、あれは栄養ドリンクであって完璧じゃないからね?食事と睡眠を忘れちゃったの?性欲は…枯れてそうなイメージある。」

こよりん印のコヨエナドリンク!
体力が30%回復するらしい。一日一回まで。過度な接種は止めましょうと書いてある。
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