閃の軌跡Ⅲ ―偽りの仮面―   作:アルカンシェル

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47話 リーヴス帰還

 

 

 

「ようやく終わった!」

 

 トールズ第Ⅱ分校の格納庫でアッシュの歓声が響き渡る。

 それに続いて共に作業していた同級生たちもそれぞれが疲れたと声を上げる。

 

「皆さん、お疲れ様です」

 

「料理部から差し入れを持って来たよ」

 

 サンディとフレディが作業終了を見計らって用意しておいた軽食が配られる。

 

「結局、夕方まで掛かってしまったな」

 

 クルトはそれを受け取りながら一息吐いて、自分が乗っていた《シュピーゲル》を見上げる。

 リーヴスに戻って来た時は泥にまみれていた愛機は、水を煌かせて照明の光を反射させている。

 それが《蒼》を含めて五機。

 

「結局この一週間、ほとんど休みなしだったな」

 

 疲れたと愚痴るシドニーにクルトは肩を竦める。

 

「仕方がないだろ。あんな事件の後だ、どこだって人手不足だったんだから……

 そう人手不足で疲れていたんだ……だから僕はあんな事を……うぐぐぐ……」

 

 クルトは黒歴史を思い出して唸る。

 

「この話はやめよう」

 

「はは、そう言えばキーアはまだクロスベルだったか?」

 

「ああ」

 

 シドニーの言葉にクルトは頷く。

 

「ガレリア山脈に埋まった機甲師団の人達を掘り起こすにはキーアの力が必要だったからな……

 それだけでもなく、錬成が土地に与えた影響の調査。市民への説明とかいろいろと働き詰めだったらしい」

 

 まだ幼いキーアに何をさせているんだと憤ったものの、今のクロスベルを沈静化させ、同時にキーアに根付いた悪印象を払拭させるためだと理路整然とルーファスに説明されてはクルトは黙るしかなかった。

 

 ――その気になればキーアはガレリア山脈を開通できるからな……

 

 クロスベルは帝国と共和国からの貿易によって栄えている街であり、今は帝国領となっている。

 ガレリア山脈によって鉄路が寸断された事はクロスベルにとって死活問題でもある。

 二年前の独立戦争の時は、秘密裏にディーターが籠城の準備を行っていたからできたが今回はその限りではない。

 よって新たな運送路を開拓しなければそう遠くない内にクロスベルは干上がってしまう。

 

「キーアがガレリア山に穴を開けるところは見てみたかったなあ」

 

 クルトの苦悩を知らずにシドニーはそんなことを漏らす。

 

「…………そうだな」

 

 考えた末に出て来た言葉は波風を立てない当たり障りのないものだった。

 

「クルト」

 

 そう一息ついていたところでスタークが声を掛けて来る。

 

「《シュピーゲル》の損傷具合をまとめておいた。チェックを頼む」

 

「ああ、ありがとう」

 

 書類の束を受け取ってクルトはその機体の損傷具合から改めて今回の戦いの激しさを思い出す。

 

「Ⅶ組は専用機が与えられて羨ましいって思っていたけどさ、今回みたいな戦闘を考えるとクルトには悪いけど選ばれなくて良かったって思うぜ」

 

「おい、シドニー」

 

 シドニーのぼやきをスタークが咎める。

 

「いや、シドニーの言う通りだよ。あの戦闘は……いや……」

 

 言いかけた言葉を呑み込んでクルトは唇を噛む。

 果たして自分はあの戦闘でどれだけ役に立っただろうか。

 奇襲は通用せず、鎧袖一触で払われるだけの雑兵。

 正面からでは近付く事さえできず、結局できたのは合体したオルディーネの導力エンジンの制御くらい。

 現に外装の土汚れを除けば、目立つのは合体による内部の損傷ばかり。

 

「役立たずのヴァンダールか……」

 

 クルトは内戦以降に囁かれるようになった陰口を思い出して自嘲する。

 

「それにしても外は良い天気だったんだから清掃は外でやれれば良かったのに――」

 

 シドニーがぼやくと同時に格納庫の外、校庭で凄まじい撃音が鳴り響きオーレリアの声が響き渡る。

 

『どうしたシュバルツァー! まだその程度ではないだろ!?』

 

『くうっ――』

 

 清掃の間、ずっと聞こえていた戦闘音が激しさを増す。

 作業が終わった事もあり、クルトは外へと出るとそこには《黄金のシュピーゲル》と《白のティルフィング》が戦っていた。

 

「いくらオーバーホールをするからって無茶をするなリィンは」

 

「どこにあんな元気があるんだろうな」

 

 スタークとシドニーは、帰って来るなりオーレリアに機甲兵での決闘を申し込んでボコボコにされているリィンに感心して呆れる。

 

「リィン……」

 

 クルトはその姿にシドニー達と同じように困惑する。

 彼は《零》と戦えていたはずだった。

 なのにリィンはあの戦闘で何かを感じ取って上を目指してオーレリアに挑んでいる。

 

「それに比べて僕は……」

 

 あの戦いで得たものは無力感だけだった事にクルトは悔しさを感じる。

 

「せめて僕にも戦術殻の武器があれば……」

 

 そう思わずにはいられない。

 クルトの機体は普通の《機甲兵》と比べて特別性ではあっても武装デバイスは一般のそれと大差ない。

 《零》に通用し、消滅の力にも耐えた戦術殻の剣があればもっとマシな活躍ができたのではないか。

 

「何を馬鹿な事を」

 

 クルトはそこまで考えて否定するように頭を振った。

 

『ふむ……どうやら洗浄作業は終わったようだな……』

 

 格納庫から見物に出て来る生徒達を見てオーレリアは膝を着く《白》に告げる。

 

『次で最後だ。そのつもりで来い!』

 

『――――はいっ!』

 

 リィンは息を整えて覇気に満ちた返事を叫ぶ。

 《黄金》は大剣を構え、《白》は太刀を構える。

 睨み合い――じっくりと時間を掛けて闘気を練ったリィンは――

 

『行きますっ!』

 

 次の瞬間、《白》の姿がブレて二つとなった。

 

「なっ!?」

 

 生徒達が増えた《白》の姿に絶句する中、二体の《白》は大地を激震させ、大気を狂わせて《黄金》に斬りかかる。

 

『双覇十文――』

 

『馬鹿者がっ!』

 

 オーレリアの一喝と共に薙ぎ払われた大剣の一撃が二体の《白》を纏めて薙ぎ払い――《白》は一方が消滅して大きく宙を舞った。

 

『せっかくの分け身を正面から突撃してどうする! 技を使うな! 使いこなせ!』

 

 音を立てて校庭に墜落した《白》にオーレリアは容赦のないダメ出しをぶつける。

 

『…………はい……ご指導……ありがとうございました』

 

 リィンのかすれた返事に《黄金》は頷き、クルト達――を監督していたトワに向き直る。

 

『ハーシェル教官、機甲兵の洗浄作業は終了したか?』

 

「はい、《ドラッケン》《シュピーゲル》《ヘクトル》《ケストレル》そして《オルディーネ》……

 洗浄作業並びに損耗チェックのリスト作成も終わっています」

 

 呼ばれたトワは澱みなく、オーレリアの質問に答える。

 

『よろしい……ではトールズ第Ⅱ分校の諸君、これにてクロスベル特別演習の終了を宣言する……

 明日からの四日は休息日として英気を改めて養うと良い』

 

「おおっ!」

 

 生徒達が歓声を上げる一方で、トワは一つの疑問を口にする。

 

「あの分校長、まだリィン君の《ティルフィング》の洗浄作業が残っているんですけど」

 

『それはこれからシュバルツァーが一人ですることになっている』

 

「え……でも……」

 

『……俺なら大丈夫です。元々そういう条件で作業時間を分校長との稽古に使わせてもらったわけですから』

 

 トワの躊躇いにリィンが言葉を返す。

 

『そう言う事だ。以上、解散』

 

 オーレリアの号令により、後ろ髪を引かれながらも生徒達は格納庫を後にするのだった。

 

 

 

 

 工具を使って装甲を外し、詰まった泥を掻き出して水をかけてリィンは酷使した《ティルフィング》を洗っていく。

 本来なら複数の生徒達が同時進行して行う作業を一人で行っているため、本来の作業時間を超え、時刻は日付が変わろうとしていた。

 

「リィン……」

 

「ん……?」

 

 不意に呼ばれた声に振り返るとそこにはアルティナがいた。

 

「どうしたんだアルティナ? 良い子はもう寝ている時間だぞ」

 

「……子供扱いしないでください」

 

 むっとアルティナは顔をしかめて両手に持ったお盆を差し出した。

 

「夕食を摂らずに作業しているようなので夜食を持ってきました」

 

「……え……?」

 

「何ですかその反応は?」

 

「い、いや……何でもない」

 

 さらに機嫌が悪くなるアルティナにリィンは曖昧に笑って誤魔化す。

 

「そこに置いておいてくれ。あとでもらうよ」

 

「あとで、というのはいつですか?」

 

 振り返らなくても分かる。

 今、アルティナはジト目で自分の背中を睨んでいると。

 

「えっと……」

 

「はぁ……何故帰って来るなり分校長に決闘を挑んだんですか?」

 

 アルティナはため息を零して、後片付けを後回しにしてまでオーレリアに挑んだことを尋ねる。

 洗浄の二度手間、オーバーホール前だから激しい模擬戦を行ったのは分かるが、それでも今やる事だったのかとアルティナは疑問を感じる。

 

「アルティナだって見ていただろう?

 レンが乗った《ドラッケン》やアリオスさんが使っていた重装甲型の《ティルフィング》が分け身を使っていたのを?」

 

「ええ、まあ……機甲兵って分身できるんですね」

 

 アルティナは遠い目をしてリィンの言葉に頷く。

 理論上、機甲兵は人間ができる動きを再現できるのだがそれでも実際にできる人間がいる事にアルティナは驚いた。

 

「それで……? まさか実例を見たから自分にもできるかもしれないと考えたんですか?」

 

「まあ……鉄は早い内に打てと言うだろ?」

 

 むしろユミルを経由した事を考えれば遅いくらいだったとリィンは考える。

 

「ですがやはり疑問を感じます……

 最大の脅威である《零の魔神》は撃破されました。結社もあれ以上の戦力をすぐには用意することはできないでしょう……

 昼間のような無茶な訓練が早期に必要とは思えませんが?」

 

「そうだな《零の騎神》の脅威はなくなった……でも《黒のティルフィング》は……」

 

 リィンがもらした名前にアルティナは首を傾げた。

 

「《黒のティルフィング》は鉄血宰相直轄の機甲兵部隊と紹介されたはずです。彼らと敵対する理由はないのでは?

 

「…………ああ、そうだな。アルティナにとってはそうなんだろうな」

 

 その言葉にリィンは改めてアルティナの立場を認識する。

 帝国情報部から所属は外れたと公言しているが、それは建前でしかない事くらいリィンも察している。

 

「む……それはどういう意味なのでしょうか?」

 

「いや他意はない」

 

 リィンは言葉を短くして誤魔化す。

 アルティナにとって帝国政府はギリアス・オズボーンは上司であり味方と言える存在。

 黒のティルフィングに乗っていた三人と違ってあり得ない心変わりをする事なく、いつか敵対するかもしれない相手だからこそ、リィンはそれ以上の説明を拒絶する。

 

「…………話してくれないと言うのなら……」

 

 アルティナは夜食が乗ったトレイを片隅の作業台の上に乗せて、おもむろに《ARCUS》を取り出して告げた。

 

「エリゼさんに今日の事を詳細に報告させてもらいます」

 

「それは卑怯だろ!」

 

 淡々と告げたアルティナの脅迫にリィンは思わず声を上げた。

 

「アルティナ、それは脅迫って言うんだぞ!」

 

「ええ、そうですね。それが何か?」

 

 《ARCUS》を印籠のように掲げて悪びれる事なくアルティナは無表情に開き直る。

 

「くっ……」

 

 さあ、どうしますかと無表情で訴えるアルティナにリィンは逡巡して――屈した。

 

「《黒のティルフィング》に乗っていたのはおそらくサザーランドで会った旧Ⅶ組の三人だ」

 

「でしょうね」

 

「気付いていたのか?」

 

「これでも元情報局ですから」

 

 心なしか胸を張って誇るアルティナは探る様にリィンに問いを重ねる。

 

「やはりショックでしたか?」

 

「いや……確かに彼女たちがオズボーン派に回ったのは予想外だった……でも予想通りでもあった」

 

「予想通りなんですか?」

 

 アルティナの言葉にリィンは頷く。

 

「ああ……帝国人だからな」

 

「帝国人だから?」

 

 リィンの言葉の意味が分からずアルティナは首を傾げる。

 しかしリィンはそれ以上の説明をする気はなく、話題を変えるようにアルティナに向き直る。

 

「アルティナ。この際だから聞いておくけど……」

 

 ただならぬ雰囲気にアルティナも身構えて、続く言葉を待つ。

 

「もし俺がエレボニア帝国と戦うと言ったら君はどうする?」

 

「…………え……?」

 

「アルティナは帝国政府の人間だ。もし俺が帝国の反逆者になった時、その時は……」

 

 そこから先の言葉をリィンは濁す。

 しかし意図は伝わっただろうアルティナは想定外の状況を考えろと言われてその場に呆然と立ち尽くしてしまう。

 

「わたしは……」

 

 帝国政府の《黒兎》として命令されるがままにリィンと戦うか、それともリィンのパートナーを貫いて帝国を裏切るのか。

 

「わたしは……」

 

 考えた事もなかった二択に答えを即答できずにアルティナは葛藤して答えを絞り出そうと口を開き――

 

「わ、わたしは――」

 

「変な事を言った。忘れてくれ」

 

 アルティナの言葉を遮りリィンが謝罪して背中を向けて、《ティルフィング》の洗浄作業を再開する。

 

「あ……」

 

 答えずに済んだことにアルティナは安堵する。

 しかし、リィンが提示した二択は決してあり得ない事ではないと気付いてしまう。

 

「…………わたしは……リィンの敵……?」

 

 政府に命令されたのなら撃たなければいけない。

 

 ――誰を? リィンを? わたしが?――

 

 《黒兎》は当然だと頷いている。

 だがアルティナはそれを考えるだけで胸の奥が痛くなるのを感じていた。

 

「アルティナ……?」

 

「っ――!?」

 

 振り返ったリィンにアルティナはびくりと体を震わせ後退る。

 

「えっと……本当に余計な事を言ったみたいだな。気にしないでくれ」

 

「それは…………」

 

 気遣うリィンにアルティナは言葉を迷い、尋ねた。

 

「リィンはわたしが敵ならば、斬るんですか?」

 

 その質問をしたアルティナの脳裏に――月を背に鬼の形相をしたリィンが太刀を躊躇なく振り下ろす姿を幻視した。

 

「あっ……」

 

 胸を踏みつけられ、何度も何度も太刀を乱暴に叩きつけられ――右腕が飛ぶ。

 

「っ――」

 

 咄嗟に右腕を確かめる。

 それはあくまでも幻。アルティナの右腕はそこに確かにある。だが、体はその時の恐怖を思い出して竦む。

 

「アルティナ? どうした……?」

 

 様子がおかしいアルティナを訝しみ、リィンは手を伸ばし――

 

「いやっ!」

 

 咄嗟にアルティナはリィンの手を払って距離を取った。

 

「っ――」

 

「――あっ」

 

 二人は何が起きたのか理解できずに固まる。

 深夜の格納庫。

 二人の間に重い空気が流れる。

 

「俺は――」

 

「失礼しました」

 

 アルティナはリィンの答えを遮る様に端的な言葉を言って後退る。

 

「あ……」

 

 そして止める間もなく格納庫から出て行ったアルティナに向けて、払われた手を伸ばし――力なく落としてリィンはため息を吐いた。

 

「…………はあ……何をやっているんだ俺は……」

 

 自分の迂闊ぶりにリィンは苛立ち、邪念を振り払うように作業に没頭するのだった。

 

 

 

 

 

 

「おいおい、これはどういう修羅場なんだ?」

 

 それを覗き見ていたパブロは唸る。

 

「ちょっと一発シュバルツァーを殴って来る」

 

「待て、落ち着けレオノーラ」

 

 憤りを露わにするレオノーラをウェインが必死に押し留める。

 

「リィンが反逆者になるというのはどういうことでしょう? 政府に報告した方が良いのでは?」

 

「いや、それならアルティナが紐付きなんだろ? 俺達がわざわざ密告するような真似をしなくても良いんじゃないか?」

 

 寮に戻って来ないリィンを案じて手伝いに来た一同は声を潜めて先程のリィンとアルティナの会話について議論する。

 

「ねえ……僕達って、命令されたらリィンと戦わなくちゃいけないのかな?」

 

 カイリの呟きに一同は押し黙る。

 

「私達は士官学生であっても、まだ正式な軍人ではありません。だから理不尽な命令は拒否できると思うけど……」

 

 カイリの言葉にヴァレリーは自信なさげに答える。

 

「俺さ……正直に言うけどさ」

 

 重い空気の中、シドニーはそれまで感じていた思いを言葉にする。

 

「俺が機甲兵に乗って出撃していたとしても、リィン達の戦いに何もできなかった自信がある」

 

「それは……」

 

「うん……私も……」

 

 胸を張って言い切るシドニーを誰も笑う事はできなかった。

 記録された戦闘映像は見ても理解が及ばない。

 何で戦闘で一面の溶岩の海ができるのか、何で空高くそびえる山が生まれるのか。

 先程のオーレリアとの稽古にしても、何故《機神》が分け身を使えているのか分からない。

 

「次のカリキュラムでリィンと同じように分身しろって言われたら……その……困るね……」

 

 グスタフの言葉に戦術科一同はうんうんと頷いた。

 

「そりゃあ俺達は“捨石”かもしれないけどさ……」

 

 自分達なら何度死んでいたかも分からない戦場にクロウと同等の扱いで放り込まれるリィンの扱いに疑問を感じてしまう。

 何だったら元テロリストのクロウやクロスベルの魔女と蔑まされたキーアよりも矢面に立たされている。

 そこに何か事情があるのではないかと勘繰ってしまう。

 

「みんなはさ……リィンを討てって帝国に命令をされたら……どうする?」

 

 リィンがアルティナにした質問に答えを返す者は誰もいなかった。

 

 

 

 

 

 

 







クロスベルの食糧自給率ってどんなもんなんだろう?
都市部に結界で籠城した時にまずそこが気になりましたね。
ディーターは籠城の準備をしていただろうから一ヶ月以上できたのは説明がつくんですけど。

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