閃の軌跡Ⅲ ―偽りの仮面―   作:アルカンシェル

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51話 機甲兵実験

 

 

「みししっ! やあ! みんな元気にしていたかナ? 今日から通常授業の再開だヨ☆」

 

 クロスベルでの特別演習から一週間。

 ようやく通常通りの授業を再開したトールズ第Ⅱ分校は朝からいつも通りのホームルームが始まった。

 

「…………」

 

「…………」

 

「おや? みんな元気がないネ☆ そんな時はエンジョイ――」

 

「あの……アリオスさん」

 

 ハイテンションなみっしぃの言葉を遮ってユウナが中の人に呼び掛ける。

 

「ユウナちゃん、アリオスって誰の事かな~? ボクはみっしぃだヨ~」

 

「いや……そんな誤魔化さなくてももう正体明かして、クロスベルからも狙われる事はなくなったんですよね!?」

 

「帝国政府からみっしぃの刑を受けたと聞かされていますが、公の場ではないならその着ぐるみを脱いでも良いんじゃないでしょうか?」

 

 ユウナに続いてクルトが尋ねる。

 みっしぃの刑は聞いている。

 一日のほとんどをみっしぃの着ぐるみで過ごせというものだが、それを監視する者はおらず、分校の教官達にも彼が着ぐるみを脱いだ場合に報告する義務も課せられたわけではない。

 監視する者はおらず、咎める者もいない。

 

「学院内でも外の住人に気付かれなければ帝国政府も細かい事は言わないでしょう……

 現に人目を遮れる小要塞では分校長やリィンと遅くまでお楽しみだったそうですし」

 

「お、お楽しみ!?」

 

「あらあら……」

 

 アルティナの言葉にユウナとミュゼが過剰に反応する。

 

「アルティナちゃん、人聞きの悪い事を言わないでヨ」

 

「でもリィンさんが寝不足みたいですから……」

 

 ミュゼは会話に入ってこようとしないリィンに目を向ける。

 そこには朝だと言うのに瞼を重そうにしているリィンの珍しい姿があった。

 

「リィンが夜更かしをするなんて珍しいな。クロウならともかく」

 

「そうですね。クロウさんならともかくリィンさんはそこら辺は真面目なのに」

 

「おいおいお前ら、俺ならともかくって何だよ」

 

 引き合いに出されたクロウは不満とばかりに口を尖らせ抗議する。

 

「そう言う事は授業中に寝ないようにしてから言おうネ☆」

 

「…………はい」

 

 みっしぃに言い返されてクロウは素直に頷く。

 もっとも懲りずに居眠りするだろうと言うⅦ組の誰もがクロウの言葉を信じていなかった。

 

「大丈夫ですかリィン?」

 

「ああ……少しきついけど、今は試してみたいことがいくつもあって……」

 

 アルティナの気遣いに眠そうにしながらもリィンはしっかりと返事をする。

 

「うーん……とりあえずホームルームの連絡を済ませちゃおうかナ」

 

 このままでは埒が明かないとみっしぃは話を強引に変える。

 

「今日の予定だけど、午前中は座学。午後はラインフォルトから戻ってくる《機甲兵》の点検をしてもらうことになるヨ☆」

 

 これには予想していた一同は口を挟まずに頷く。

 

「それから午後の機甲兵教練の時に分校長が伝えることになるけど、七月の特別演習地が決まったよ」

 

「え……?」

 

「六月の特別演習がまだあるのに、七月の特別演習ですか?」

 

「みしし、七月の特別演習はちょっと特別な催し物に参加する事になったんだ」

 

 反応したユウナとクルトに頷きみっしぃは続ける。

 

「七月の帝都夏至祭。セドリック皇子主催の機甲兵を用いた各地の士官学生たちを対象にしたレース大会……

 これにトールズ第Ⅱ分校も参加する事になったんだよ~」

 

「機甲兵のレース大会だあ?」

 

「それはまた、思い切った催しを考えられましたね」

 

「つまりその大会に参加する事が、七月の特別演習の主な活動になるということですね?」

 

「うーん、その事なんだけど……」

 

 アルティナの結論にみっしぃは考える素振りをして答える。

 

「今の段階で決まっている事はレースに使う機体は通常の《機甲兵》のみ……

 クロウ君の《オルディーネ》やリィン君の《ティルフィング》はもちろん、専用機として改造されているⅦ組の機体はレースに参加できないんだ」

 

「別に関係なくないか?

 確かにⅦ組の専用機は使えねえが、それは通常の機体に乗り換えれば済むはずだろ?

 何だかんだで実働時間は他のクラスの奴よりも長いんだ。勝ちに行くならⅦ組の誰かを出すべきだろ?」

 

 クロウの指摘に一同はみっしぃからの答えを待つ。

 

「確かになりふり構わず勝ちに行くならその方が良いんだけど、今回は戦術科の誰かに出場を譲って欲しいんだヨ」

 

「それはまたどうして?」

 

「確かに優勝した学院は表彰されて賞金やその後のパーティーに招待されるけど、大会の目的は学生同士の競い合いだからネ……

 Ⅶ組は何かと特別扱いされているから、他の組の子達をここでは優先して上げたいと言うのが教官達の判断なんだヨ」

 

「なるほど……それじゃあⅦ組はみんなのサポートに回るんですね」

 

 特に目立ちたいと言う意志はないため、リィンは教官達の思惑に納得する。

 が、みっしぃはそこにもう一つの提案を投げかけた。

 

「そうしてくれると良いんだけど、クロウ君」

 

「あん?」

 

「特別枠で君も出場しないかって話がきているんだ」

 

「俺が……? さっき《オルディーネ》は使えねえって話していたじゃねえか?」

 

「みしし、だから学生レースの方じゃなくて、エキシビションレースの方にだね☆」

 

「エキシビション?」

 

「シュミット博士が調整する特別機が出場するレースをやるみたいなんだヨ……

 そのためにわざわざリベールからラッセル博士、カルバードからハミルトン博士を招いて行うみたい」

 

「おいおい……」

 

「あの名高い三高弟が揃うのかよ」

 

 みっしぃがもたらした新たな情報にクルトとアッシュは絶句する。

 

「はっ……それで俺達は博士たちの接待役ってか? 勘弁してくれよ。俺はもう日陰者の――」

 

「帝国政府から出場しただけで金一封出すって、あと七月後半から夏至祭まで任務は回さないって」

 

「やってやろうじゃねえか!」

 

 報酬に目がくらんだクロウはあっさりと掌を返す。

 

「クロウ……」

 

「みしし……ミラは大事だよね~」

 

 呆れるリィン。

 そしてみっしぃはクロウに共感を示す。

 

「ともかくクロウ君が参加してくれるなら、Ⅶ組は学生レースとクロウのサポート、両方をしてもらうことになるからヨロシクね☆」

 

 

 

 

 

 

 

 その日、トールズ第Ⅱ分校のグラウンドでは汎用機の機甲兵が四機並び、そして《白》と《蒼》が傍に控えていた。

 

「ドラッケンへの装着完了!」

 

「ヘクトルの作業が遅れているので、そちらのフォローに回ってください!」

 

 主計科の生徒達を中心に機甲兵たちに新しいパーツが取り付けられていく。

 

「みんな気合入っているな」

 

 その様子を《白》の中で見下ろすリィンは独り言を呟く。

 オーレリア分校長から発表された七月の夏至祭の“機甲兵レース”に向けて特にティータが熱意を燃やしていた。

 そして今日は新しく開発された機甲兵のパーツのテストが行われていた。

 

「ラインフォルトとZCFが共同開発した新技術か……」

 

 機甲兵達の装着されているのは背中に《翠》のティルフィングに似た翼の大型ブースター。

 

「今までの飛行ユニットは飛空艇に機甲兵用の足場を作って固定して飛ばせるもんだった、今回のは機甲兵そのものを飛ばすらしいな」

 

「ああ、ティルフィングの運用データを基にした飛行ユニットらしい。この《ティルフィング》とは違う仕様になるけど」

 

 クロウの声にリィンは頷く。

 

「ああ、《翠》のか……っていうか、今まで気にしてなかったがその《白》はどういう原理で飛んでいるんだ?」

 

「え……?」

 

「ブースターを吹かしているわけでもねえ……

 かと言ってオルディーネの様に羽があるわけでもねえ。強いて言うなら肩のパーツが光ってるくらいで……

 特に何かを出しているわけじゃないのに何で飛べているんだよ?」

 

「このティルフィングは《空》の力……つまり重力制御で飛んでいるんだ」

 

「重力制御だあ?」

 

「だから正確には浮いていて上下左右に落下方向を設定して落ちていると表現するのが正しいのかな?」

 

「はあ……何つうかトンデモ技術だな」

 

 厳密にはもっと細かい設定があるのだが、クロウの聞き流す態度にリィンはそれ以上の説明を止めた。

 

「《翠》のブースターユニットは風を取り込んで、風を放出する事で飛行能力に変えるものだ……

 通常の飛行艇よりも速度が出るらしいけど、どうなるんだろうな?」

 

 そのためにリィンとクロウは準備に参加せず、事故防止のための救助隊として待機しているのだが不安しかない。

 

「これを《機甲兵レース》に使うつもりなのか? 空を飛ぶのはルールで禁止されるんじゃなかったのか?」

 

「五アージュ以上飛ばなければ良いってルールだから地面すれすれを飛ぶ分には良いんじゃないか?

 ただ消費導力や増えた重量の事を考えれば、どこまで有用かはまだ分からないけどな」

 

「ふーん……そうか……」

 

「そうかって、クロウ。お前だって参加するんだからちゃんとルールの確認は――」

 

「分かってるって。それよりお前、さっきから何してるんだ?」

 

 通信越しに聞こえて来る尋常ではないタイプ音をクロウは話題を誤魔化すために指摘する。

 

「今、機神用の新しい導力魔法を組んでいるんだけど――」

 

『エラー:入力されたプログラムを実行するには本機の演算機能が不足しています――プログラムは強制終了します』

 

「むぅ……」

 

 一度目の失敗から何度も圧縮に削減して簡略化した術式は無情にも拒絶されてしまう。

 

「これでもダメか……」

 

「リィンさん、クロウさん。そろそろテストを始めます!」

 

 嘆くリィンの耳に外からティータが呼び掛ける。

 

「了解」

 

「やっとか」

 

 ティータの指示に《白》と《蒼》は浮き上がり、ドラッケンとシュピーゲルの上に待機する。

 

「よし、行くぞ!」

 

「ふう……よし、ティータ。いつでもいいぞ!」

 

 緊張を孕んだウェインとゼシカは覚悟ができたと告げる。

 

「はい! ドラッケンⅡ弐号機ならびにシュピーゲルⅡ弐号機……飛翔翼展開!」

 

 ティータの声と端末の操作によって二機の背に取り付けられた大型バックパックの翼が開く。

 翼が鳴動し、機甲兵の体が浮き上がる。

 

「おおっ!」

 

「本当に浮いた!」

 

 飛行艇と同じ原理だが、機甲兵に搭載できるほどに小型化された事を半信半疑だった二人は驚く。

 

「カウントダウン開始します。リィンさんはドラッケンをクロウさんはシュピーゲルに随伴してください」

 

「了解」

 

「あいよ」

 

 《白》と《蒼》は指示に従って地表に浮いているだけの機甲兵の背後を取る。

 

「3、2、1,0……ドラッケンⅡ弐号機、シュピーゲルⅡ弐号機、上昇! ――三十秒後に機体操作はパイロットに操縦を移します」

 

 翼の下に取り付けられたブースターから光子を伴った風は吹き出し浮いた機体を上へと持ち上げて行く。

 

「おおっ!」

 

「す、凄い……」

 

 空を上昇していく二つの機甲兵。

 これまで空を飛ぶのは規格外の《ティルフィング》と《オルディーネ》だけだった事もあり、生徒達は興奮する。

 

「と、飛んでる……」

 

「っ……だいぶ揺れるわね」

 

 しかしパイロット二人はそれどころではない。

 カメラ越しに遠くなっていく地面とブースターから直接響く振動。そして地に足が着いていない不安定さは飛行艇に乗っている時よりも不安を大きくさせる。

 

「大丈夫だ二人とも」

 

 そんなウェインとゼシカに安心させるように声を掛ける。

 

「例えバランスを崩したり、ブースターが突然止まっても俺とティルフィングがちゃんと受け止めるから!」

 

 そのための随伴だと《白》はリィンの動きを真似て胸を張る。

 

「不安になるような事を言わないでくれ!」

 

「リィン、あんたはちょっと黙ってなさい!」

 

 しかし返ってきたのは叱責の言葉。

 リィンは顔をしかめた。

 

「……解せない」

 

 ドラッケンⅡ弐号機が上昇する。

 シュピーゲルⅡ弐号機もまた上昇する。

 

「ふう……随分と上昇したな。バルフレイム宮が見えるぞ」

 

「本当だ。それに校舎があんなに小さく……」

 

 飛翔に慣れてきたウェインとゼシカは広大な空の景色を楽しむ余裕が生まれていた。

 

「…………なあティータ。いつまで上昇させるつもりだ?」

 

『あ、リィンさん、クロウさん。そろそろリカバリーの準備に入ってください』

 

「……え……?」

 

「ティータ……今何て?」

 

 通信機から聞こえて来るティータの言葉に二人は嫌な予感を感じる。

 

『ブーストキャリアの最大高度……そして継続ブーストの最大時間は……うん、ちゃんとデータは取れたよ』

 

 そんなティータの言葉が聞こえたところで、機甲兵達の背中から噴出する光子の風は弱まり、消えた。

 

「――っ――」

 

「ひっ――」

 

 一瞬の浮遊感がウェインとゼシカを襲い、そして落下が始まった。

 

「あっ――」

 

「ちょ――」

 

「おっと」

 

「大丈夫だ。安心しろ」

 

 無防備に堕ちて行きそうなドラッケンとシュピーゲルは危なげなく《白》と《蒼》に抱えられてゆっくりと地上へと降下していく。

 

「よーしっ! じゃあリィンさん達が戻ってきたら次はヘクトルとケストレアで同じテストをしますね」

 

「……いや、同じテストをするって」

 

 ヘクトルに乗って待機していたレオノールはティータの楽し気な笑みを見下ろしながら、背筋に冷たいものが流れるのを感じずにはいられなかった。

 

「お、俺達もブースターが止まるまで飛ぶのか?」

 

 ケストレアに乗って待機していたシドニーが恐る恐る尋ねる。

 

「はい! 最大稼働データを取れないとテストする意味がないじゃないですか」

 

 元気よく答えるティータに生徒達は戦慄する。

 程なくしてドラッケンとシュピーゲルを抱えた《白》と《蒼》が危なげなく地上に着地する。

 背中のハッチが開き、ウェインとゼシカは這い出て転がり落ちるように地面を五体投地して大地のありがたみを確かめる。

 

「みなさん、ドラッケンとシュピーゲルには次の実験のために導力をケーブルで供給してください!

 それじゃあ次はヘクトルとケストレルの実験を――」

 

「ティータ!」

 

 ゼシカが走る。

 

「ふえ……? ふやああああ!? れひかひゃん、にゃにを――」

 

 ティータは数分間、ゼシカから頬を引っ張られるのだった。

 

 

 

 

 

 いろいろあったが《機甲兵》の実験は数多の犠牲の下でつつがなく消化され、教練は終わった。

 

「うう、みんなひどいよ~」

 

 頬を抓られたり、アイアンクローをされたりと散々な目にあったティータはため息を吐いてアインヘル小要塞への道のりを歩いていた。

 

「いや、だいぶ自業自得だと思うけど」

 

 同級生たちから見事に《マッド》の称号を得たティータにリィンは半眼のジト目を向ける。

 

「そんなことないですよ」

 

 そう言いながらティータは今日取れた様々なデータのおかげで足取りは軽かった。

 

「ところでリィンさん。シュミット博士に相談って何の事ですか?」

 

 しかし彼女の興味はリィンが抱える紙束にも向いていた。

 

「大したことじゃないよ。ティルフィングに新しくつけたいパーツの事で相談が……

 カタログになかったからどうすれば良いのかなって」

 

「カタログにない……ダブルインパルスカノンですか?」

 

「いや、違う」

 

「じゃあじゃあトリプルインパルスカノンですか?」

 

「とりあえずガトリング砲じゃない」

 

「じゃあじゃあじゃあサテライトレーザーですか? ダメですよ。あれはリベールの――」

 

「……リベールの?」

 

「えへへ」

 

 言葉の途中で口を噤んだティータは笑って誤魔化した。

 

「…………別に良いけど」

 

 リィンは追及しないことにした。

 

「博士、ただいま戻りました」

 

 シュミット博士の研究室。

 そこにノックもなしに入るティータだが、それを咎める部屋の主ではなかった。

 

「そうか……」

 

『おお! ティータか、元気にしとるか?』

 

 短い言葉でティータを迎えたシュミットに対して、大型導力モニターに映った一つの画面から禿頭の老人がティータを歓迎する。

 

「お、おじいちゃん!?」

 

「おじいちゃん? ティータの?」

 

 リィンが首を傾げて大型導力モニターを見上げれば、ティータの祖父ことアルバート・ラッセルと髪の長い老婆とセドリックが映っていた。

 

『やあティータ君。それにリィンさん、お久しぶりです』

 

「セドリック殿下……ええ、お久しぶりです。しかしこれはいったい?」

 

 導力ネット越しにとは言え、どういう会合なのかリィンは尋ねる。

 

『オーレリア分校長から聞いていると思いますが、八月の夏至祭で行われる《機甲兵レース》……

 その細かいルールの設定やコースレイアウトの設計、それから博士たちが調整する《機甲兵》のベースを決めていたんですよ』

 

 やや疲れ気味のセドリックはそれでも笑顔を顔に貼り付けて無事に会議が終わった事に安堵する。

 

『そういうリィンさんはどうしてシュミット博士の研究室に?』

 

 そして、それを聞いてしまった。

 

「ティルフィングに搭載したいパーツの事で相談が、カタログには載ってなかったから直接シュミット博士に頼もうかと思ったんですが……会議中なら出直してきます」

 

 そう言って踵を返して退出しようとしたリィンをシュミットが呼び止める。

 

「いい」

 

「ですが――」

 

「会議はほぼ終了している」

 

『シュミットの言う通りじゃ。君がリィン・シュバルツァー君か』

 

 画面の向こうから興味深そうにリィンをラッセルはジロジロと導力モニター越しに観察する。

 

「お、おじいちゃん」

 

 不躾な視線を咎めるようにティータは肩を竦める。

 

「ティータのお祖父さんと言う事は……アルバート・ラッセル博士ですか?」

 

『ああ、ティータはわしの孫でな。どうじゃティータは帝国の学院でうまくやれておるか? シュミットにいじめられておらんかな?』

 

「おじいちゃん!」

 

 世間話を振って来るラッセルにティータは怒ってみせる。

 随分気さくな方だと感じる一方でリィンはもう一人画面に映っている女性に視線を向けた。

 

「その顔は確か……L・ハミルトン博士ですか?」

 

『あら帝国の人なのに良く知っているわね』

 

「初めまして、自分はトールズ第Ⅱ分校所属、ノルティア州ユミル領領主の息子リィン・シュバルツァーと言います」

 

『ご丁寧にどうも、ラトーヤ・ハミルトンです』

 

 丁寧な挨拶が返って来た事にリィンは驚きながらもどうするべきか迷う。

 

「本当に別に大したものじゃないんですけど……セドリック殿下の会議の方が重要ではないですか?」

 

 

『そんなにかしこまらなくて良いですよ。この会議は内輪のもので公式の会合ではありませんから……

 それよりもどうやら博士たちは貴方が持ち込んだティルフィングの改造案に興味津々のようですよ』

 

「興味津々って……」

 

 セドリックの言葉にリィンは改めて三人の視線に向き合う。

 

「そんな有名な博士たちに見せられるようなものではありませんよ。自分は作るものではなく剣士ですから」

 

『いやいや、そんな事は気にせんで良いぞ……

 そもそも君が使っている《白のティルフィング》の開発にはワシも携わっていたのでな……

 君の意見は大変興味深い』

 

『クロスベル災厄での立役者の一人……《零の魔神》と直接戦った者が何を思ったのか、私も興味があります』

 

「と言うわけだ、さっさとしろ」

 

 ラッセルとハミルトンの丁寧な言葉に対して、シュミットは言葉短くリィンを促す。

 

「本当に大したことじゃないんですけど……」

 

 そう前置きをしてリィンは話を始める。

 

「ハイロゥ・クォーツはないんですか?」

 

『え……? ハイロゥ・クォーツってレールハイロゥを作る装置の事ですよね?』

 

 直前の会議でも話題の一つになっていた《レールハイロゥ》を作り出すクォーツを求めるリィンにセドリックは首を傾げた。

 

『空を飛べるティルフィングに必要なパーツですかね? 《レールハイロゥ》の足場を空中に作りたいと言う事ですか?』

 

「何を言っているんですか?」

 

 セドリックの疑問に今度はリィンの方が首を傾げた。

 

「ハイロゥ技術は“トロイメライ”にも使われている技術で《レールハイロゥ》は使い方の一つに過ぎないですよ?」

 

「…………」

 

『…………』

 

『…………』

 

 当たり前のように説明するリィンに三高弟は揃って黙り込む。

 

「えっと……それでハイロゥ・クォーツは――」

 

「今帝国で使われている《レールハイロゥ》はオーブメントとして利用されている……クォーツ化まで小型はされておらん」

 

 微妙になった空気に恐る恐る尋ねたリィンにシュミットは目を伏せて答えた。

 

「…………そうですか」

 

 無いと言われ、リィンは少しの落胆をしながら持ち込んだ設計図にバツをつけた。

 

「っ――」

 

 その姿にシュミットは不快そうに眉を顰め――

 

「あわわ! リィンさん! 他には!? 他に欲しいパーツはないんですか?」

 

 慌てた様子でティータがその場を取り繕う様に詰め寄る。

 

「他……えっと……カレイジャスに搭載されている演算導力器《カペル》がありますよね?」

 

『お! それに目をつけるとは流石――』

 

「あれの三倍……いや演算速度で三倍、処理領域では十倍の高性能演算器を作って欲しいんですけど……

 今のティルフィングの演算器じゃ新しい導力魔法一つも駆動してくれなくて……」

 

 聞こえないように小声で呟かれた愚痴をしっかりと聞いたティータは複雑な気持ちで顔を引きつらせる。

 それは奇しくも画面に映されているラッセルの顔とそっくりなものだった。

 しかしそんな彼女たちの反応に気付かず、リィンはシュミットに話を振る。

 

「シュミット博士はカペル以上の演算器を作れますよね?」

 

「…………カペルを作ったのはそこのラッセルだ」

 

 淡々とシュミットは感情が抜け落ちた言葉で自分以上の専門家を紹介する。

 

「そうでしたか、それでカレイジャスに使われている以上の演算器ってどれくらいの性能でしょうか?」

 

 丁寧にリィンはラッセルに質問する。

 なお導力演算器《カペル》はアルバート・ラッセルが造り出した最高傑作シリーズであり、《カレイジャス》に搭載されている“カペル”は二年前のものだがそれでも最高品質のものだという自負が彼にはあった。

 

「…………《カレイジャス》に搭載されているものが現状のほぼ最高スペックじゃ」

 

 屈辱を噛み殺し、ラッセルは吐き捨てるように正直に答えたのは技術者としてのプライド故。

 

「え…………そうでしたか……それじゃあこれもダメか」

 

 演算器はないと言われ、リィンは手元の書類に再びバツを書き込んだ。

 その姿にラッセルはむっと顔をしかめた。

 ため息を吐き、悩むリィンの姿にハミルトンが見兼ねて口を挟んだ。

 

『だらしないわね二人とも。こんな子供の要望に応えられないなんて』

 

「っ……」

 

『ぐっ……』

 

 ハミルトンの嫌味にシュミットとラッセルは顔を歪める。

 

『リィン君、君はいったい何を作ろうとしているのかしら? 良ければ私が手伝って上げても良いわよ』

 

 シュミットとラッセルを苦しめるリィンの求めがなんなのか、好奇心に踏み込んだハミルトンは――

 

「……エレボニア帝国とカルバート共和国では導力器の規格が違うから役に立たないんじゃないですか?」

 

『…………』

 

「くくっ……」

 

『ぷっ……』

 

 痛烈なカウンターを喰らって黙り込むハミルトン。その姿にシュミットとラッセルは笑いを堪える。

 

『た、確かにオーブメントの規格の差異はあるけどそれは表面的なものよ……

 だから私がこの二人に劣っているような言い方はよしてちょうだい』

 

「それは失礼しました……でも急に言われても……」

 

 凄むハミルトンの気迫に押されてリィンは考え込み、手を叩いてそれを口にした。

 

「導力爆弾《フェンリル》の下になった《反応兵器》が欲しいです」

 

『…………』

 

 その言葉にハミルトンだけではない一同は絶句した。

 

『リ、リィンさん……何を言っているんですか? そもそも《反応兵器》って?』

 

 博士たちが言葉を失っている意味が分からないセドリックは困惑する。

 

「物質の最小単位の反応融合を利用して莫大なエネルギーとして取り出す技術の事だ……

 《フェンリル》はそれを七耀の力で疑似的に再現したものに過ぎないんだ」

 

『リィン君、君がどこでその知識を手にしたかは問いません……

 ですが、それはあくまで空想上の産物――最新技術であっても実現不可能な実現してはいけない悪魔の仮想兵器です……

 貴方はそれを使って何をするつもりですか?』

 

「兵器として欲しいのではなく、それを利用した動力源《反応炉》として欲しいんです」

 

 厳しいハミルトンの言葉にリィンは即答を返す。

 

「オーブメントの結晶回路に変わるエネルギーとしてどこまで出力できるか興味深いな」

 

『《反応炉》……?

 なるほど莫大なエネルギーを発散させる兵器としてではなく、導力の代わりの動力源として活用できるのなら……』

 

『悪魔の仮想兵器を動力化できる? いえ、そもそもあの演算をこの子ができるというの?』

 

 リィンがもたらした《反応炉》という言葉に三高弟は自分達の思考に没頭する。

 

「……そうですか……《フェンリル》には辿り着いているのに《反応炉》はまだ実現していないんですね」

 

 ため息を吐いているリィンはどうしたものかと考える。

 

「あ、あのリィンさん」

 

「えっと……」

 

「ああ、ないものは仕方がない」

 

 言い淀むティータにリィンは拘らずに諦めた。

 が、そんなリィンの言葉にシュミットは目を鋭くする。

 

「博士たちには作れないみたいだから、自分で何とかするよ」

 

 その言葉にラッセルは禿げた頭に青筋を立てる。

 

「導力技術も……まだヴァリマール達が造られた頃の技術には並んでないって事だから、博士たちが悪いわけじゃないし」

 

 その言葉にハミルトンは怖い笑みを浮かべる。

 

「あわわわあわ……」

 

『りりりりりリィンさん』

 

 ティータとセドリックは三高弟のその顔に恐怖を感じずにはいられなかった。

 しかし自重する事を緩めているリィンは静かな博士たちの内面に気付かない。

 

「それでティータ。自分でパーツを自作する時はどうするんだっけ?」

 

「は、はい!? えっと……その場合は製作用途を規定の書類に書いて予算を申請して……」

 

「予算……?」

 

 その言葉にリィンは引っ掛かりを感じて考え込む。

 その間にティータは山積みされている書類の山から未記入の申請書を見つけてリィンに差し出した。

 

「これを書いて提出してください。一両日中に材料は届くと思いますので……リィンさん?」

 

 差し出した書類を受け取らずにじっと見つめるリィンにティータは首を傾げる。

 

「リィンさん? どうかしましたか?」

 

 ティータは下からリィンの顔を覗き込み、早く書いてくれと、リィンが言う技術の一端を見せてくれと目で訴える。

 

「…………予算申請……開発する技術の概要……そして……」

 

 書類に書かれているその一文に目を止めて、今まで気付いていなかったものに気付いてリィンは顔をしかめた。

 

「やっぱりいい」

 

「え……?」

 

「いろいろ整理したいから、申請はしなくて良い」

 

 そう言ってリィンは踵を返す。

 

「ちょっと待ってくださいリィンさん!」

 

「それでは俺はこれで失礼します」

 

 ティータの制止に振り返らず、リィンはシュミットの研究室から退出した。

 

「ええ~そんなー」

 

 お預けをくらったティータは頬を膨らませて手に持った申請書類に目を落とす。

 

『あ……あの…………博士たち?』

 

 セドリックは導力ネット越しに感じる重い空気を感じながらも呼び掛ける。

 リィンは――“嵐”は去った。

 しかし、それはゼムリア大陸の最高の頭脳たるエプスタインの三高弟のプライドと好奇心を大いに刺激して逆撫でして踏みにじった天災だった。

 

「さて……」

 

 シュミットは徐に席を立つ。

 

「何をしている四番弟子。今すぐシュバルツァーを追うぞ」

 

「え……あ……はいっ!」

 

 シュミットの言葉にティータは一瞬呆けて強く頷いた。

 

『ま、待てシュミット! 貴様リィン君を独占するつもりか!?』

 

『そうよ! あの子は《反応兵器》について何か知っているのよ。その知識は共有すべきよ!』

 

 画面の向こうでラッセルとハミルトンが猛抗議をする。

 そんな二人をシュミットは綺麗な微笑みを浮かべた。

 

「人聞きの悪い事を言わないでもらおう。私はトールズ第Ⅱ分校の技術顧問として生徒の悩みに応えようとしているだけだ」

 

『似合わないことを言うでない! ええい! こうなったらワシも帝国に――』

 

『やめてください博士っ!』

 

 一つのスピーカーから別の男の声が聞こえる。

 

「あ……マードック工房長の声だ……」

 

『カトル! 今すぐ帝国行の手配を!』

 

『いきなり何を言っているんですか!? 誰か! 来てください!』

 

 ハミルトンの方もまた無茶な事を言い出して画面の外にいた誰かに止められている。

 

「ふっ……」

 

 ラッセルとハミルトンの狼狽える姿にシュミットは優越感を含んだ笑みを浮かべる。

 

『ぐぬぬ……』

 

『覚えておきなさいシュミット』

 

 恨み言を背に、シュミットの興味は元同僚たちからリィンへと戻しティータと共に研究室を後にするのだった。

 

 

 

 

 

 一方、元凶のリィンは早足でまずは《ティルフィング》の格納庫へと向かう。

 

「シュバルツァーは何処に行った!?」

 

「さっきの様子だと……寮の部屋に戻ったんじゃないでしょうか?」

 

「よし! 行くぞ四番弟子」

 

「はい! シュミット博士!」

 

 背後でそんなやり取りがあったが、リィンは気付かず、すれ違う。

 

「こんな簡単な事に気付かなかったなんて……」

 

 思い出すのはティータに差し出された書類の中にあった一文。

 

 『トールズ第Ⅱ分校で開発した技術の権利は全て帝国政府のものとする』

 

 要約すればそんな感じの文章。

 開発予算は巡り巡って分校ではなく帝国政府が持ってくれる。

 当然開発した技術の権利は帝国政府に譲らなければならないのは出資してくれることを考えれば当然なのだが、それは同時に開発したものが全て帝国政府に筒抜けになる事を意味している。

 

「アルティナがいるから意味はないかもしれないけど……」

 

 帝国政府は《黒》と繋がっている。

 《ティルフィング》の情報も《黒騎士》というコピーの存在を考えれば、既に《黒》の手の中にある。

 そして仮に自分が《ティルフィング》を改造したとしても、全ての情報は《黒》の勢力に流れてしまう。

 

「何より……《黒》のミラで《黒》を打倒するための武装デバイスを作るって言うのは……」

 

 なりふり構っていられない状況だとは分かっている。

 必要ならば敵さえも利用しなければいけないのは分かっているが、それでも簡単に呑み込める事情ではなかった。

 

「それにしても――」

 

 リィンは《ティルフィング》に乗り込み、システムを立ち上げる。

 

「まさか最終的に《相克》に介入するために必要なものがミラだったなんて……」

 

 そんな嘆きを呟きながら、教練中に《ティルフィング》の中で組んでいた術式を削除していく。

 

「さて、改めてどうするか考えないとな」

 

 バックアップと履歴も念入りにチェックして痕跡を消す作業をしながらリィンは考える。

 《騎神》と戦うためにはティルフィングは絶対に必要になる。

 《第Ⅱ》にいる限りある程度の情報が漏洩するのは必要コストと割り切るが、どこまで許容するか。

 

「…………ダメだ……俺だけじゃ判断できない」

 

 早々に諦めてリィンは相談できそうな相手を考える。

 

「帝国政府の紐付きじゃなくて、ミラを調達……あとは……」

 

 ダメもとでリィンは《ARCUS》を開いて決して広くないリストを開く。

 

「技術関係だとアリサさんだけど……あの人はなんか“土”くさいんだよな……」

 

 本人に言ったら、言い方と怒られる事を呟きながらリィンはリストの中の一人を見つめる。

 

「やっぱり……相談するならこの人か……」

 

 気が進まないがリィンは諦めてメールをしたためる。

 

「急いで相談したい事があります。時間がある時を教えてください』

 

 送信をしたところで、《ティルフィング》内のデータの洗浄が終わりリィンは機体から降りた。

 同時にメールを送信したばかりの《ARCUS》が着信を知らせる音を上げる。

 

「…………まさかな……もしもし?」

 

『ふふふ……随分遅い連絡ねリィン……

 それで? お小遣いはいくら欲しいのかしら? とりあえず《グランシャリネ》十本で良いかしら?』

 

「早いっ! っていうか怖い! 何でこっちの事情を見透かしているんだレン!」

 

『あら、お小遣いの無心じゃないのかしら?』

 

 クスクスと笑うレンの声にリィンは改めて彼女の底知れなさを思い知る。

 

「いや……突き詰めたらそうなんだけど……どうして分かったんだ?」

 

『第Ⅱの機甲兵の運用データは《蒼》も《白》も含めて帝国正規軍に送られているわ……

 その結果、《黒騎士》が造り出されたのだから情報が抜かれてると考えるのは当然ね……

 連絡をしてきたって事は情報管理の大切さに気付いたのでしょう?』

 

「それは……まあ……そうだけど……」

 

『今、山猫便で私がセキュリティを組んだノート端末を送る手配をしたから明後日には届くでしょう……

 以後は学生用の支給された端末は学院の連絡に使うだけに留めておきなさい』

 

「よ、用意が良いんだな……」

 

 こちらの行動を予測して先回りして準備してあるレンにリィンは唸る。

 

『あら、今回は情報管理とお小遣いだけじゃない』

 

「今回は!? だけ!? 他に何を用意しているんだ!?」

 

『そうね……じゃあ今からリィンが寮で使っている支給端末を初期化させておこうかしら?』

 

 いとも簡単にハッキングをすると宣言するレンにリィンは肩を落とす。

 

「ああ、頼む。この間レンにもらったデータは持ち歩いているから大丈夫」

 

『そう……はい、終わったわ』

 

 レンは素っ気ない言葉を返すが、おそらくそれだけでリィンが行おうとしていた支給端末の処理を終わらせてしまったのだろう。

 

『それで何があったのかしら?』

 

「……こちらの事情は把握しているんじゃないのか?」

 

『それでも情報の擦り合わせは重要よ。ちゃんと話さずにすれ違ったら大変でしょ?』

 

 実体験の籠った言葉。

 リィンはすっかり主導権を取られてしまったと嘆き、同時に頼もしさを感じてリィンはレンに相談を始めるのだった。

 

 

 






情報管理は重要です

「シュミット博士! リィンさんは部屋にいません!」

「くっ! どこに行ったと言うのだ……む?」

「どうしたんですか博士……あ、リィンさんの支給端末……いやいやダメですよ博士!」

「ええい! ラッセルの孫のくせに常識人ぶりおって……
 ならばお前はシュバルツァーを探しに行け。私は入れ違いにならないようにここで待機していよう」

「そ、それはダメです。ズルいです!」

「ならばどうする?」

「……ちょっとだけなら……間違って起動スイッチに触っちゃうのは事故ですよね?」

「うむ……事故だな……」

「えっと……リィンさんのIDはわたしの番号と――違いだからこれで……パスワードはたぶん……よしっ!」

「でかした! それでこそラッセルの孫だ!」

「わくわく……えっと……『終極合成魔法《太陽》』『空間投影式七耀回路』『ウイングハイロゥ』『身体操作導力魔法《無仭剣》」

「『絶対障壁内《時空制御》』『導力魔法《ティルフィング》』『空属性終極魔法《ディスラプター》』……他にも……
 おい四番弟子、どれでも良い。早くファイルを開け!」

「はいっ!」

『にゃーん!』

「……あれ?」

「どうした?」

「画面に猫が……ああっ! データが消されてる! まさかトラップ!? リィンさん以外が起動したから!?」

「何だと!? 今すぐバックアップを取れ! 研究室の端末に送信しろ!」

「ダメです! 操作受け付けません! ああああっ!」

「ぐぬぬぬぬぬっ!」

『ごろごろ、うにゃん♪ 端末の初期化が完了したわよ』


 ………………
 …………
 ……


「何をしているんですか二人とも……?」

「リィンさん!?」

「シュバルツァー……これはその……」

「俺の支給端末…………とりあえず二人とも、正座」







原作のクロスベルでの運用されたブーストキャリアですけど、創の機動力があるなら有用だけど、閃Ⅲ時点だと空戦訓練も受けていないのに紫の神機と戦わせても相手にならない印象がありました。
ヴァリマールと共闘していたとはいえ、ブーストキャリア付きドラッケンはメルカバと同等とするのは無理だろと思った。
地上戦なら逃げ回る事で斬るけど、足場が狭い塔での戦いですし

ここでのブーストパックは取り外し可能な飛行艇の浮遊ユニットを併用させて機動力に説得力を持たせてみようと考えています。


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