ピンクの悪魔(亡霊)「・・・お腹がすいたわ妖夢」   作:空たん

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この物語は私の独自解釈で進めていきます

なので性格が少し違う部分があるかもしれません

それでもいいという方はどうぞ!


#3

こちらの世界に来てから一週間、未だに紫からの連絡が無い

 

そして、最近の妖夢は楽しそうにしているし

何を聞いても「秘密です」の一点張りなため諦めた

 

とにかく紫からの連絡が来ない限り何も出来ないため

おやつを食べながらのんびり過ごす日々が続いている

 

「幽々子様、お茶のご用意が出来ました」

 

「ありがとう」

 

 

目の前に置かれたお茶を飲む

 

 

「・・・あら?」

 

 

いつもより美味しい?

 

 

「妖夢・・・お茶っ葉を変えたのかしら?」

 

「いえ、いつもと同じものを使用してますが、どうかなさいましたか?」

 

「何も無いわよ?ただいつもより美味しかったから」

 

「そうですか」

 

 

妖夢はどこか嬉しそうに机を挟んで向かい側に座った

 

 

 

 

二人でまったりとした時間を過ごしていると妖夢の横に隙間が出現した

 

 

「久しぶりね幽々子」

 

 

隙間から姿を現し、当たり前のように座る

 

 

「妖夢、お茶を入れてあげて」

 

「はい」

 

「それで、何をしに来たの?」

 

「仕事を持って来てあげたのに態度が大きいわね・・・ありがとう妖夢」

 

「私は何をすればいいの?」

 

 

記憶をなくす前は知らないが今まで仕事なんてした事がない

四季映姫から冥界の管理を任されているがほとんどすることはなく

暇を持て余しながらお茶を飲むぐらいしかしていない

 

 

「ふふっ、貴女にピッタリの仕事よ

幽々子には『遠月学園』という学校で教師をして欲しいの”食べる”専門のね」

 

「食べる専門?それは仕事になるの?」

 

「えぇ、貴女は料理学校で美味しさの評価をするだけでいいの

しかも、それ以外は何もしなくていいわよ」

 

「料理を食べるだけでお金が貰えるなんて、そこは天国かしら」

 

「ちなみにその学校に妖夢を通わせる予定だから」

 

「妖夢が料理の勉強をするなんて、今まで以上に美味しいご飯が食べられるのね!」

 

 

楽しみだわ!

 

 

「お任せください幽々子様!」

 

「じゃあ幽々子、ついて来てちょうだい、遠月学園に連れて行くわ」

 

「えぇ」

 

 

紫は隙間を開き中に入るよう促す

 

 

「お留守番お願いね」

 

「任せてください」

 

 

隙間に入り目を閉じる

 

 

「着いたわよ」

 

 

相変わらず便利な能力だと思いつつ目を開ける

 

 

「ここは?」

 

「遠月学園、総師の部屋よ」

 

「いかにも儂が総師の薙切仙左衛門じゃ」

 

 

仙左衛門に続き私も自己紹介をする

 

 

「西行寺幽々子、料理は出来ないけれど食べるのは大好きよ」

 

「うむ、時に西行寺殿」

 

「何かしら?」

 

「白玉楼に所縁ある者だろうか?」

 

「よくわかったわね、私は白玉楼の主人をしているわ

どうして知っているかお聞きしても?」

 

「知っているも何も我が家の隣に突然現れたではないか」はっはっは

 

「それは初耳だわ」

 

 

紫にジト目を向ける

 

 

「あら?知らなかったわ」

 

「白々しい」

 

「して、お主を教師にするにあたって一つテストをしたいと思う

おーい持ってこい!」

 

 

仙左衛門は扉に向かって叫ぶ

すると扉が開きメイドらしき人たちが料理を運んでくる

 

その量はかなり多い

およそ大きなテーブル五つ分ってところか

 

 

「遠月には多くの生徒が在籍しておってな、1日に大量の料理を食さねばならん

そこで、ここにある料理を全て食べ切ってもらう」

 

「この量を?」

 

「そうじゃ、無理はせんで「ごちそうさま」もいいぞ・・・え?」

 

 

部屋いっぱいにあった料理が一瞬にして消えたことに仙左衛門は冷汗をかいている

 

 

「ご、合格じゃ今年度から教師として迎えよう」震え声

 

「意外と簡単だったわね」

 

こんな量でいいなら楽勝だわ

 

「ゆ、紫殿

よく食べるとは聞いておったが一瞬であの量が消えたぞ」コソコソ

 

「よく食べる子でしょ?」クスクス

 

 

む〜声が小さいからよく聞こえないわ

 




ありがとうございました。
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