ピンクの悪魔(亡霊)「・・・お腹がすいたわ妖夢」 作:空たん
まずは鶏むね肉を一口サイズに切り分け
塩、砂糖、醤油、おろし生姜と水を混ぜ合わせたタレに
カットした鶏むね肉を数分漬け込んでいく
十分に味がしみ込んだら小麦粉と片栗粉をまぶし
170度の油で3分間揚げる
これでしっとりとした唐揚げの完成
次に玉ねぎ4/1、にんじん、ピーマン2/1を刻み
フライパンに水と料理酒を入れ
先ほど刻んだ玉ねぎとにんじんを入れて煮込んでいく
野菜が柔らかくなったところでピーマンを加える
それと同時に酢、トマトケチャップ、醤油、砂糖、摩り下ろした生姜を混ぜ合わせ
フライパンに加え片栗粉と水を入れてとろみをつける
最後に先ほどの唐揚げと混ぜれば
唐揚げの甘酢餡かけの完成
それを少し硬くあっさりとした触感のご飯によそう
「完成しました『唐揚げ丼』です」
「・・・おう」
幸平殿は何も言わず食べ進めていく
一口二口食べ進めていくうちにだんだんとかきこむスピードが上がっていく
「少し待ってくれ、まだ完全ではないんだ」
このままだと全部食べられてしまいそうだったため静止をかけた
「・・・どういう」
私は調理場から一つの小皿を取り出す
その上にはみじん切りにした玉ねぎを飴色になるまで炒めたもの
それを丼に加える
「さぁ、めしあがってください」
「・・・」ゴクッ
妖夢sideout
ソーマside
妖夢が出してくれた『唐揚げ丼』はハッキリ言って
試作のレベルを超えている
玉ねぎのみじん切りを乗せる前でさえ美味かったのに
乗せた後ではその美味しさはもうわかりきっている
しっとりとした唐揚げと餡かけがご飯と絡み合い
互いに調和し合っている
そして恐ろしく『丼』だった
この唐揚げ丼を出せば恐らく簡単に食戟を勝つことができるだろう
試作の段階で俺より圧倒的なレベルの違いを突き付けてきた
「どうでしたか?」
「・・・あぁ、すげぇ美味い」
「そうですか、よかったです」ふふ
小さく笑う妖夢の底知れぬ実力
まったく・・・恐ろしいぜ
「いい気分転換になったよ」
「それはよかった、お粗末様です」
このレベルの料理人がこの学園にはゴロゴロいんのか
普通こんなレベルの違いを見せつけられたら心が折れるってもんだぜ
だがな、俺がそんなことでくじけるわけねぇよな!
俄然燃えてくるにきまってんだろ
「では幸平殿、そろそろ幽々子様が駄々をこねる時間帯ですので
これで失礼します」
「おう!ありがとうな妖夢!ある程度形を思いついたわ」
妖夢は極星寮から出ていき調理場には俺一人となった
「おや、ソーマくん調理場で何をしているんだい?」
「おぉ、一色先輩ちわっす
ちょっと試作料理の味見をしてたところなんすよ」
「へ~、僕の分もあるかい?」
「多めに作っていたと思うんでありますよ」
俺と一色先輩はそれから意見の交換を日が暮れるまでおこなった
ありがとうございました!
調理の説明はあまり得意ではないため
『衛宮さんちの今日のご飯』を参考に調理過程を書いています