ピンクの悪魔(亡霊)「・・・お腹がすいたわ妖夢」   作:空たん

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この物語は私の独自解釈で進めていきます

なので性格が少し違う部分があるかもしれません

それでもいいという方はどうぞ!



#9

 

 

 

今日という日を待ちわびたわ

不味い料理から解放され、やっとましな料理が食べれると

聞いたのだ楽しみじゃないわけがない

 

「ご機嫌ですね幽々子様」

 

「ええ、今日の食戟、審査員として出ることになったの」

 

「そうなんですか?!」

 

「あら、言ってなかったかしら?」

 

「聞いてないですよ」

 

「けれど、妖夢には関係ないでしょ?」

 

「それはそうですが

一応知り合いと呼べる方が食戟をするので見に行こうかと」

 

妖夢の態度に素っ気ないと感じるかもしれないが

私たちは元々人の世から離れた存在であり

本来なら無関心であり知り合いだからといってかかわる必要はないのだ

 

「それじゃあ妖夢とは別行動のなってしまうのね」

 

「そうなりますね」

 

「最近、妖夢と過ごす時間が減ってしまっているようで寂しいわ」

 

「ゆ、幽々子様」(〃▽〃)

 

「けれど、妖夢がちゃんと成長しているようで安心したわ」

 

「はい!これからも精進をしていきます」

 

「それじゃあ、そろそろ時間だから行くわね」

 

「はい、お気をつけて」

 

 

妖夢との雑談をすませ白玉楼から出て学園が用意した黒い送迎車両に乗り込む

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

おそらく大きな催しをする施設であろう会場に大勢の観客が集っているた

少々騒がしいが、食戟とやらがそれだけ人気?であることがわかる

 

ステージ中央で司会らしき女子生徒がさっそく選手の紹介をする

 

『先に現れたのは!!!”ミートマスター”水戸郁魅!!!』

 

ステージ上にあるモニターに大きく名前が表示される

 

あの子あんなに肌を露出して・・・痴女なのかしら?

 

『続いて現れたのは、ただいま絶賛炎上中の噂の編入生!幸平創真くんです・・・』

 

 

彼の名前が呼ばれた瞬間、会場中にブーイングの嵐が起きる

そろそろ黙らせた方がいいかしら・・・

 

その他説明を聞くのは面倒くさいため聞き流しながら客席にいるであろう妖夢を探す

 

「あら?おかしいわねぇ・・・」

 

見に来ると言っていたのに姿が見えない

私が妖夢を見逃すはずがないのだけれど・・・

 

そうしていると、調理が始まったのか痴女が牛を丸々一匹を解体しだした

 

あれを全部食べられるわけではないのね・・・(´・ω・`)

 

調理について私はずぶの素人だから調理過程とか

ただ肉を焼いているとしかわからないが

しかし今までの授業を見てきた感じそこらの生徒よりは手際が良く見える

 

そうしていると会場に妖夢が現れた

妖夢は手に持っていたビニール袋を幸平に渡すと髪に包帯を巻いている

生徒の場所まで下がった

 

どうやら幸平に頼まれてお使いをしていたらしい

 

『ここで幸平くんが肉を出すみたいです

 さあ、水戸産のA5和牛にどう対抗するのか!』

 

そして出されたのはそこらのスーパーに売ってあるようなものだった

 

「ちょうど特売やっててラッキーだったわ~」あははは

 

そんな発言にまたもブーイングが起こり、さらには物まで投げ込んでいる

 

そんな中でも2人は着々と調理を進めていき

しばらく時間がたったあと、終了のゴングが鳴り響く

 

『そこまで!まずは水戸さんの料理から』

 

痴女が料理を審査員席に置いていく

なんとお肉で薔薇を作っているなんてしゃれてるわね

 

「どうぞ、A5和牛のロティ丼だ」

 

すると審査員の1人が急に叫びだした

 

「いい匂いすぎて腰が抜けそうやわぁぁ!」

 

それに続きもう1人も話し出す

 

「これだ!このズシリとした・・・」

「・・・・・」

 

黙ったまま待っていると私の方へ視線が集中する

これ、私もなにか言った方がいいのかしら?

 

「えーと・・・薔薇ね・・・?」

 

「で、では実食と行きましょう!」

「そ、そうですね」

 

「「「いただきます!」」」

 

まずはお肉を1枚口に入れる

 

すると口に入れた瞬間肉汁があふれ出すと同時に肉が舌の上で溶けていき

旨味が口の中に広がっていく

続いて、ガーリックライスと一緒に口に運ぶ

 

・・・これ別々に食べた方が美味しんじゃないかしら?

それからは肉を”おかず”にし食べ進める

「美味しすぎて腰が抜ける!!!」

「肉の繊維方向に対して直角に火を入れる」

 

審査員2人が感想を述べているため私もコメントを残す

 

「・・・美味しんじゃないかしら?」

『あ、あれ?それだけですか?』

「ええ」

『で、では次に幸平くんの品です』

「シャリアピンステーキ丼っす」

 

幸平が料理名を言うと審査員の1人が見下したように話し出す

 

「シャリアピンステーキねぇ安い肉を玉ねぎで柔らかくしたわけか」

 

それでも幸平は黙々と料理を並べていく

まるで料理を食べれば語ることはないとでもいいたげな顔だった

 

丼の蓋を外し、いざそれを見ると

審査員の2人は一瞬驚く

 

「まぁ、いただきますか」

「そうですね」

「・・・いただきます」

 

うん、普通に美味しいわね

隣の審査員を見るとさっきのロティ丼とは違い

ものすごい勢いで口の中へかき込んでいる

 

「肉の柔らかさもさることながら」

「・・・タレだ!!!」

「焦げおも調味料として深い味に!」

「肉もタレもしかりした味なのに食えば食うほど腹が減る」

「それはご飯に梅を練りこんであるんす」

「やはり、この後を引くさっぱり感は梅か!」

 

 

「「それぞれが互いの旨さを高め合っている!!!」」

 

あっという間に食べ終わってしまう

 

「おかわりは?おかわりはできますの?

ロティ丼も見事やったけど、より箸が進んだのはこっちの丼や」

「そうね、私もおかわりをもらっていいかしら?」

 

私たちのことを無視して痴女と幸平は話し出してしまった

そこへ妖夢がさり気無くおかわりを持ってきてくれた

 

どうやら痴女も幸平の丼を食べることになったらしい

痴女が一口食べるとしばらく放心し、座り込んでしまった

 

『それではどちらの料理が美味しかったかボタンを押してください!』

 

審査員全員幸平に票を入れた

 

『勝者はなんと!幸平創真!!!』

『うおおおおおお!!!!』

 

会場中が歓声を上げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました!

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