その金髪、サイエンティストの息子につき   作:塩と鍋

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その金髪、レイ・リエッテ

俺の名前はレイ・リエッテ。

私立聖祥大附属小学校に通う3年生だ。

父は科学者、母はその助手と言っているが恐らくほぼ専業主婦だと思う。

それと姉が4人いるがまあ紹介はそのうち…まあ1人はすぐに紹介できそうだけど。

普通の家族!と紹介したい所だけど実際はちと複雑だ。

まあ血の繋がりやらそう言うのもあるけど1番の問題は俺達が魔導士と呼ばれる魔法使いなところだ。

地球には魔法使いがいない上に魔力なんて存在もない、それ故に俺達家族はそれを隠して暮らしている。

 

ぶっちゃけそれ以外は普通の子供だな。

 

「おっすぅ〜」

「「「おっすぅ〜」」」

「「「おはよう」」」

 

俺は挨拶しながら教室に入ると先に来てた連中から挨拶が返ってくる。

俺と同じように挨拶してきた連中は普段一緒にいる連中だ。

 

「なんだよ来て早々マジマジと俺らの顔見て。」

「いつも通りってやっぱ落ち着くなってな。」

「「「じじ臭〜」」」

「喧しい。」

 

そう言って俺は自分の席に座り鞄から本を取り出す。

 

「あ、そうだレイ。」

「ん?」

「今日お前ん家に行くから。」

「なん…そっか、父さんに修理依頼だしてたな。」

 

我が父は科学者というのに機械にも強いときたもんで、ゲームの修理やら家電の修理の依頼がよく来る。

依頼料は取るが俺らの周りでは評判が良い。

なんでもメーカー修理に出すより安いとかでご両親もホクホクらしい。

 

「じゃあ帰りは一緒な。」

「おう!」

「お前ら、席に着けー」

 

担任が入ってきたので俺達は各々の席に戻り点呼を取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日の体育はドッジボールだ。」

 

と体育担当の女教諭は言った。

 

「今日はちと楽かな。」

「何を言ってる、レイ?」

「?」

「ドッジボールは手軽に動体視力を鍛えられるスポーツだ、それをやらない手はないだろう?」

「「「「………」」」」

 

教諭の言葉に生徒は沈黙した。

この前は5分ランニングして5分休憩してをひたすらに繰り返し、さらにその前は鉄棒でギリギリ手の届く位置で腹のとこまで上体を持っていくを繰り返す。

確かに何かにつけてやる理由を明確してくれるから分かりやすくて良いんだけどドッジボールでもかと呆れ返ってしまう。

 

遊びながらと言う言葉ないかと…

 

「レイ、その目は何だ。」

「いえ、なんでも……」

「ふむ…レイにはハンデが必要だな。」

「っんな!?」

 

教諭の言葉に皆が耳を傾ける。

 

「んな身内贔屓が通用するか!!」

「贔屓と言うの良くすること言う、よって身内贔屓ではないな。」

「じゃあ職権濫用だ!!」

 

教諭の横暴な発言に駄々を捏ねる俺。

先の発言どおり、この女教諭は身内であり、2番目の姉である。

名前はトーレ。

 

「今回はポイント制にして他はいつも通り、レイだけは特別処置として球が当たっても内野に存続、また、レイに球を当てた場合のみ3ポイントとする。」

「「「おおぉ」」」

「理不尽だ!!」

 

そうして体育の授業は始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レイ、行こうぜ。」

「ん、おう。」

 

他の連中にまたなと言って教室を出る。

 

「しかしよ、学校に姉が教師としているってどんな気分なんだ?」

「特段変わらないな、公私混同はしたくないって言って家では仕事中の話はあんまりしないからな。」

「そうなのか…なんかお前の姉が見てると家でも熱血系なのかと思ったわ。」

「熱血系なのは変わらないぞ、何かあるたんびに訓練が足りんと気合いが足りんとか言ってくるし。」

「あ、さいですか。」

 

と、雑談をしながら歩く。

 

『助けて下さい!!』

 

突如頭に響いてくる声。

 

“ついに俺にもシックスセンスが!!”

 

とは言わん。

これは魔法の1つで念話だ。

だがここは地球で念話なんて使える奴いねーだろと思い、気にせず帰路に着く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レイ。」

「どったの母さん。」

「ちょっと頼みがあるの。」

 

夜、ご飯を食べた後に母さんが神妙な顔でそう言ってきた。

しかし、母さんが頼み事とは珍しい。

これは聞いておいて後でなんかおねだり出来るぞ。

 

「不可能なこと以外だったら大丈夫よ。」

「心を読まんといて下さい。」

 

俺がそう言ったらクスクスっと母さんが笑った。

なんかズボラな父さんと違ってすっごく上品なんだよなぁ。

何でこの2人くっついたんだろ……

 

「取り敢えず話はお父さんの作業部屋でね。」

「ほいほい。」

 

父さんの作業部屋は地下にある。

どうも企業とかの案件があると漏洩厳禁な事が多々あるらしく、作業部屋には厳重にセキュリティが掛けてある。らしい。

でも家ってセ◯ムにもアル◯ッ◯にも入ってないよね?

 

「よく来た、我が息子よ!!」

 

椅子からガバッと立ち上がり、腕をガバッと開き、こちらを見ているのが我が父である。

いちいちテンションの高い父である。

どっからどう見ても不釣り合いなんよ。

取り敢えず……

 

「来てやったぞ、我が父よ!!」

 

俺も真似してやった。

 

“パコ”

 

そして何故か母さんにハリセンで叩かれた。

 

「んで頼みってなに?」

「うむ、それなのだが…」

 

父さんはそう言うとキーボードを操作し始め、モニターに何かがマッピングされたマップを映す。

 

「昨夜の出来事なのだが、異常値の魔力を検出した。」

「は?」

「言いたい事はよく分かる、が事実としてここに映し出している地図がそうだ。」

「マッピングされてるところが検出した場所ってことか…」

「その通り!!」

 

“パコ”

 

急に立ち上がり声を上げた父さんの頭に母さんがハリセンで叩いた。

 

「……ウーノよ、私はモグラ叩きのモグラではないのだが…」

「ハリセンで叩いているのでモグラ扱いはしていません、それに教育上の問題があると思い叩いただけです。」

「……そうか。」

 

父さんと母さんがイチャイチャ(?)し始めたので俺は俺で思考する。

 

まず、帰り際に聞こえた念話は気のせいでは無かったということになる。

“助けて下さい”と言う言葉により念話を送ってきた人物は被害者、又はこれを発生させた当事者という事。

前に父さんと母さんに聞いた事がある“ロストロギア”なる超危険物が次元世界にはあるという事。

 

「これってもしかしなくてもロストロギアってやつが絡んでる?」

 

俺がそう言うと2人はこちらに向き直し頷く。

 

「その可能性が高いと思ってあなたを呼んだのよ。」

「うむ、ロストロギアが絡んでいる期待値は99%だろう。」

「それを調べろって事か……でもそれだったら経験の無い俺よりもトーレ姉とかのがいいんじゃない?」

「……あの子は暴走させる可能性があるから…」

「「………」」

 

なんか気合いでなんとかなるとか言って暴走させてそうなトーレ姉が思い浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあそんな訳で夜の街を徘徊してます。

なんか念話を送ってきた人物の宛はあるっぽい、てか魔力自体を持ってる人が少ないから魔力反応で即分かりしたらしい。

と言う訳で向かっているの動物病院。

 

いや、なんで?

 

獣医さんが魔法使いなん?

いや、ワンチャン男の人が30歳までにエッ◯なこと出来なかったら魔法使いになれるとかこの間、健太が言ってたから獣医がおっさんならありえるな。

 

ちなみ健太とは今日一緒帰った奴のことである。

 

“ドガン!!”

 

そして爆発である。

てかあそこが動物病院やん。

なんか黒い物体がめっちゃ物壊しながら動いとるやん。

なんか当たったら痛そうだし帰っていいかな?

取り敢えずそれっぽいの見つけたけど無理そうだから撤退してきたで通じそうだな。

 

「きゃぁーーーー!!」

 

親方!黒い物体から女の子が逃げてまっせ!!

いやあ、流石に母さんに女の子襲われてたのに逃げ出しましたわ怒られそーだわ。

それにあの子と多分抱えてる小動物から魔力反応あるしどちらかが当事者確定だな。

 

「アルファ、セットアップ。」

 

魔法触媒装置、通称“デバイス”、固有名称“アルファ”

デバイスとは魔法を発動しやくする為の装置だ。

デバイスの種類は主に3つ、“アームドデバイス”、“ストレージデバイス”、“インテリジェントデバイス”

アームドデバイスは物理攻撃特化、ストレージデバイスは補助寄りの汎用型、インテリジェントデバイスはなんとAI機能がついてる補助特化のデバイスらしい。

 

まあ俺はAIが乗ってない父さん特製の大剣型のアームドデバイスなんですけどね。

母さんが、基礎も出来てないのにAIに頼るのはお門違いだと言って攻撃特化のアームドデバイスになった所存でございます。

 

セットアップと言う呪文で防護服を着用できるのだが俺のは機動力重視の黒い騎士甲冑だ。

インナーは黒を基礎に黄色のラインが入っていて銀色の胸当て、肘当て、腰当て、膝当てを付けただけ。

イメージとしてはマスクのカ◯ザーだな。

 

と、こんなことしてる場合じゃあないな。

今にも女の子襲われそうだし、いっちょ……

 

「加速」

 

俺は魔力弾とかの生成が遅い為、身体系魔法を使い加速して黒い物体と女の子の間に割って入った。

 

「よっこいしょぉぉぉぉぉお!!」

 

そして大剣を振り切った。

結構飛んで行ったなぁ〜

 

「あ、あの…」

「お、無事だったみたいだ、よかった、よかった。」

「それはあなたが助けてくれたからで、って違います!!あれは何ですか!?」

「ん〜」

 

あれは俺も知らんのよね。

そう思ってなんて言えば良いかなって考えてたら女の子が大事そうに抱えているイタチがこっちを見ていた。

なるほど、こっちが当事者か。

 

「そのイタチなら知ってるんじゃねーの?」

「ふぇ?」

「はい、それなら僕が説明します。」

「ふぇ〜〜!?」

 

ふぇ〜botかな?

 

「僕はユーノと言います。」

「わ、わたしは“高町 なのは”です。」

「俺はレイ・リエッテ。」

「あなた方に大変ごめい……」

「謝罪はいい、早くしないと奴さんが来ちまうぞ。」

「そ、そうですね、取り敢えずアレの正体はロストロギア“ジュエルシード”とても危険な古代遺産です。」

 

イタチは慌てて言葉発する。

 

「封印魔法は使えねーから……高町さん?にやってもらうしか方法はないか……ユーノ?デバイスは?」

「ここに一機だけ。」

「仕方ないか……俺が時間を稼ぐからその間に使用者変更しておけよ。」

「はい!!」

 

俺はポケ〜っとしている高町を置いて黒い物体に向かって走る。

封印魔法……覚えるかぁ〜。

絶対デバイスにインプットしてって言ったら母さん良い顔しないだろうしなぁ〜。

トーレ姉も賛成は絶対しないだろうしなぁ〜。

 

そんな事を考えながら適度にジュエルシードを相手にする。

攻撃自体は単調だし距離を離してくれば触手みたいなの伸ばしてくるだけだから捌けるっちゃ捌けるんだけどどんな感じに暴走するか分からないからある程度抑制しなくちゃなんだよな。

 

と思っていたらピンク色の砲撃が後ろからすっ飛んできてジュエルシードを押し返した。

 

俺はあまりの火力の砲撃に後ろを向くと防護服に身を包んだ高町が杖を構えていた。

 

「封印砲行きます!!」

「「えっ?」」

「リリカルマジカル、ジェットシード封印!!」

 

その言葉をトリガーに封印砲が発射され、逃げ惑うジュエルシードに直撃した。

いや、マジか、遠距離封印できる子か。

 

「と、取り敢えずの青いのがジュエルシードだからレイジングハートで触って。」

「は、はい。」

 

高町はそう言とジュエルシードをつえでチョンっと触った。

 

『Number21』

 

レイジングハートからそう発せられジュエルシードは収納された。

 

あれ?

あのデバイスってワンチャンインテリジェントデバイスなのでは?

魔法を初めて使うのにちゃんと使えたのはなんか納得できるけど基礎だ基礎だと教えてこられた身としたらめっちゃ羨ましいな……

 

拝啓 お母様

今日、初めて会った女の子はインテリジェントデバイスを使っています。

僕ももうそろそろインテリジェントデバイスが欲しいかもです。

ご検討よろしくお願いします。

 




次回未定です。
多分来週までには上げます。
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